ピピピッ ピピピッ
暖かい。覚醒した私の意識がはじめに感じたのはそんな感覚。そして私の顔の前には依さんの顔があった。
「なんで...あ、そっか」
昨日押しかけてきたから泊めて...それで逃げ出しちゃって、結局戻ってきたんだ。
「でも...なんで一緒のベッドに?」
問題は、なぜ私と依さんが同じベッドの上で寝ているのか。私はソファで寝ようとしたはずだけど...記憶がない。
「...人間は随分早い時間に起きるんですね」
「お、おはよう」
ベッド座って依さんの顔を眺めていると、ゆっくりと瞼が開き、そんな言葉が発せられた。
「私の場合は朝ごはんとお弁当の準備をしないといけないから...依さんのも作ろうか?」
「いいんですか?突然押し掛けた身分なのに」
「自覚あるんだ...」
自由なひと...
「...」
「心桜はいいお嫁さんになりそうですねっ」
「う、うん...?」
なんのこと言ってるんだろう...
「いい匂いですね〜。朝ごはんはフルーツヨーグルトですか。お弁当は...唐揚げにウインナーと、おにぎりと、卵焼きと...細切れの葉っぱ?」
「...サラダ」
恋白ちゃんも同じこと言ってた気がする。2人はすぐに仲良くなれるかも?
「これは...?」
依さんが白色の巨人の写る写真立てを手に取って問いかけてくる。
「それはエウレカさんだよ。三年前に一回助けられたんだ」
「へぇ...助けられた、ですか」
天照さんの写真立ての隣にそれを置き直して、依さんは意味ありげに笑う。
「どうしたの?」
「私、戦ったことがあるんですよ、この超兵器と」
「え...?」
あの二人と戦ったことがあるって...もしかして依さんは...
「...」
「嫌いになりましたか?」
「いや、少しびっくりしただけだよ。だけど嫌いにはなれないかな」
「殺されないから、ですか?」
不意を突く問いかけ。...私は死にたい。でも、そんなことを言うのは許されない。
「いや、それは…」
だから、そんなことを聞かれると———
(困る...)
「せ、せっかく友達になったんだから、直ぐに嫌いになんてならないよ」
苦し紛れの一言。だけど、そんな言葉は依さんにはプラスに捉えられたみたい。
「...ですよねっ!私たちは友達ですもんね!(グイッ)」
「そ、そうだね...」
朝ごはんを食べ終えた私は自分のお弁当箱を鞄に入れて、水色のお弁当箱を依さんに手渡す。
「ありがとうございます。正直に言うと、昼食はどうすればいいかわからなかったんですよ〜」
「じゃあ早めに購買に行って買うといいよ。あそこなら色々あるから」
流石に毎日作るわけにはいかない。それに依さんが乞食みたいになっちゃうし。
「...乞食でもいいんですけどね」
☆
「あたし...」
ドタドタと走る音。
『そこ!廊下走るな!』
窓から見えた、白い髪。
「☆完、全、復、活☆」
聞こえてきた、元気のある声。
「心桜ぅ~!」
「おはよう、恋白ちゃん」
「あら、おはようございます」
「おは...誰ぇ!?」
飛び跳ねて大声を出して驚く恋白ちゃん。こういう仕草にも恋白ちゃんの性格が出てるなぁと思う。
「心桜の友達です。ですよね、こ さ く♪」
「あ、えっと...依さんは転校生だよ」
「ひどいっ!私の事は遊びだったんですね!」
「え、いや、ちが...」
いや、遊びなんかじゃ...でも言い訳みたいに言っちゃったし...
「おいコラ!心桜が困ってるじゃん!」
「冗談ですよ。でも、友達と言われたのは本当です」
「ふーん...」
恋白ちゃんは少し低めの声で返事をして、急に私の右腕に抱き着いてきた。
「私は心桜の大ぁい親友♡の、
「ええ、よろしくお願いしますね♪(圧)」
「「ふふふふふ」」
(ひ、火花が見える...)
二人とも似たようなこと言ってたから仲良くなれると思ったんだけど...
「二人とも、喧嘩はだめだよ...?」
すると、二人とも笑っていない笑顔と火花は鳴りを潜めた。
「
「...そうだね。
初めからこれは...私がなんとかしないといけないかも。
「ねぇ、二人とも」
「「なに(どうしました)?」
「今度のお休み、三人でお出かけしない?」
「え、する」
「行きましょう」
二人には、仲良くなってもらいたい。
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『Y_!NR9YL5GWDqFy".D1=70』
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今回から暗号が変わりました。頑張って解読してみてくださいね♪界隈なら有名な暗号なので、調べたら変換サイトが出てきます。でも複数サイトハシゴしないと厳しいかも...