藤丸立香が東方ロストワードの主人公だった概念ss 作:ライシャ
リグル「おーい、チルノー、ルーミアー、どこ行ったんだよー」
リグルは今日チルノ、ルーミアと一緒にいたのだが途中で2人が逸れてしまい探していた。
リグル「まったく。2人ともどこに・・・」
ドンッ
リグル「あたっ」
周りを見渡していたせいかリグルは近くの人物に気づかずにぶつかってしまった。
リグル「あたた・・・。ぶつかってごめ・・・」
そこにはカルデアに所属するバーサーカーのサーヴァントがひとり、冬の女王モルガンが立っていた。
モルガン「ふむ。娘、怪我は・・・」
リグル「あ・・・。あぁ・・・!」
────────────────
時は少し遡りもう一つの視点に移動する。
チルノ「リグルを一緒に探してくれてありがとな立香!」
ルーミア「リグルってばどこいったんだろー?」
立香「困ったときはお互い様だよ。モルガンも魔術で探してくれてありがとう。」
モルガン「いえ、マスター自らが手を貸すのですから私が手を貸さないというわけにはいきませんから」
チルノ「頼むぞ立香にモルガン!」
一方でチルノとルーミアはリグルがいないと気づき探していた途中、立香とモルガンに出会いリグルを探すのに協力してもらっていた。
立香「でも大丈夫?リグルは、その・・・」
モルガン「大丈夫です。いくら蟲の妖怪だからといってほとんどが可憐な女の子なのでしょう?それならば恐ることはありません」
実はモルガンは虫の類が大の苦手。
遠目からなら可愛らしい声を漏らしすぐさま離れるのだが、虫が近づくとひどいときは魔術をオーバーキルというほどに連発するくらいだ。
リグルは見た目はボーイッシュながらも可愛い女の子だが、蟲の羽のようなマントをつけており頭には触覚が生えている。
なので立香は虫嫌いなモルガンが心配だったが、リグルの容姿を聞くとモルガンがその程度なら大丈夫と言いリグルの探索に付き合っていた。
ルーミア「ところで見つかりそう?」
モルガン「えぇ。この辺りに反応が・・・」
立香「待ってよモルガン」
ドンッ
モルガン「うっ」
リグル「あたっ」
次の瞬間モルガンは誰かにぶつかるが、その人物こそが彼女たちが探していたリグル・ナイトバグだった。
リグル「あたた・・・。ぶつかってごめ・・・」
モルガン「ふむ。娘、怪我は・・・」
リグル「あ・・・。あぁ・・・!」
────────────────
そして現在にいたる。
チルノ「あっ!リグルみーけっ!」
ルーミア「どこ行ったのー!」
立香「待って、リグルの様子が・・・」
モルガン「大丈夫で・・・」
リグル「こ、」
モルガン「?」
リグル「殺さないでー!?」
ブゥーン・・・!
モルガン「ぴゃっ!」
立香「まずい!」
リグルはモルガンのオーラとそんな人物にぶつかってしまったという事実で死を悟り、無意識のうちに彼女の『蟲を操る程度の能力』で近くにいた蟲たちを集合させてしまった。
それを見て立香はモルガンの魔術にリグルが巻き込まれるのを防ごうとする。
立香「やめてモルガン!」
すぐさま立香はモルガンに追いつき彼女の背中に抱きつき止めようとする。
・・・・・・
だがいつまで経ってもモルガンからは反応がなかった。
立香は恐る恐る彼女の顔を覗き込んで見る。
モルガン「・・・・・・」
立香「た、立ったまま気絶してる・・・!?」
チーン・・・
そこには立ったまま意識を手放し真っ白になったモルガンがいた。
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リグル「いきなり蟲たちを出してごめんなさい!わざわざ探しに来てくれたのに・・・!」
立香「いや、謝るのはこっちもだよ。万が一を考えて行動するべきだった」
モルガン「うぅーん・・・」
あれからモルガンとリグルの両者は気絶したが早く起きたリグルに事情を説明し今の状況にいたる。
リグル「うぅ・・・。モルガンさんにも謝らなきゃ・・・。許してもらえるかな・・・」
立香「俺からも謝るから大丈夫だよ・・・多分」
リグル「ありがとうございます・・・!」
ルーミア「リグルも大変だねー」
チルノ「今度からはあたいらから離れないようにしないとな!」
リグル「あ・・・」
チルノ、ルーミア「「?」」
リグル「あんたたちが逸れたんだろー!!」
チルノ「リグルが怒ったー!」
ルーミア「逃げろー!」
リグル「待てー!!」
立香「あっちも大変そうだね・・・」
モルガン「・・・・・・」
リグルがチルノとルーミアを追いかけているなか、立香は木陰でモルガンに膝枕をしていた。
立香「手伝ってくれてありがとうねモルガン」
モルガン「・・・・・・♪」
立香がモルガンに感謝を伝えながら髪を撫でると、心なしかモルガンの表情が優しくなったようかに見えた。