今この時代には人間と呼ばれる人間と魔族と呼ばれる人間がいる。魔族と人間の差とは筋力の発達の差である。 そこを除けば人間だろうが魔族だろうが、あまり関係ない。 そんな中、人間にも進化を遂げつつある者が現れた。人類はそのような人間を{エンジェルス}と呼んだ。 2200年 とある村の農場で一人の少年{ビギナ アルオ}はつぶやいた
「世界が、地球が、泣いている。」 この地域は人間の領土だ、しかし最近魔族からの攻撃を受けた。そのことから人々は魔族の恐怖におびえ、ここ三日誰も村の門から外に出ていない。 俺を除いては・・・
「なんなんだろうな、この宇宙の いや、まるで宇宙のさらに奥から聞こえてくるこの声は・・」
そう、最近のビギナの悩みは、このどこからか聞こえるなぞの声であった。
「エンジェルス・・・か、みんなはそう言うけど実際はどうなんだろう」
これはビギナが一番疑問に思っていることだった。本当のところはゆっくり考えたかったが、そういうわけにもいかなかった。
「声が聞こえるようになってから一段と魔族の気配、もしくは魔族以上の何かを感じるようになったな。 変な能力も付いちゃったしさ。」
ビギナは大きく息を吸うと
「ハァッ!!」
と、強く息を吐いた。 すると、今までただの洋服姿だったビギナの体は白銀に黄金の模様の付いた鎧というのが一番まともな謎の衣を身に着けた戦士と呼ぶことのできる何かえと変身していった。
「相変わらず慣れないな、この聖衣をまとうのには。なぜ神は人類進化にこのようなシステムを持ち込んだんだろうな。」
ビギナが独り言をつぶやいている中、魔族の軍勢はビギナの元へ
「敵はエンジェルス一人だ勝機は十分にあるぞ!!」
この指揮官の一言が効いたのか兵士たちは
「オーーー!!!」
と、大声を上げてこちらへ向かってきた。
「引く意思は無しか・・・ならばしかたがない。
爆ぜよ!!この世界の影共達よ!!」
ビギナは左手を低い位置のガッツポーズのように腰に腕を当て、左足の踏み出しと同時に魔族のいる方へと右の拳をまっすぐに突き出した。
瞬間、ビギナの拳から白銀の閃光の渦が魔族へ向けて解き放たれた
刹那、小規模だった魔族の軍勢は全滅した。
「やはり慣れないな、この力を使っての魔族の撃退は。まあ、慣れちゃいけないような気もするけど。」
ビギナは魔族撃退の安堵の声と同時に自分の使命感を感じるのだった。
村の門の外にあるため今わ人のくる気配すらないとある農場この能力が目覚めたのも、この農場だった。