◇◇◇
が出た場合は場面転換として考えてもらって大丈夫です。
それでは本編へ!
◇◇◇
「……先生、起きてください。」
「先生!」
…んん…ここは?さっきまで電車に乗っていたはず
というか…先生ってことはまさか
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったようですね。なかなか起きないほど熟睡するとは」
なるほど。もうキヴォトスに着いたってことかな?
いつの間に着いたんだろうか…記憶にないな…
「…夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中して下さい。」
「もう一度、改めて今の状況を説明します。」
そう言いながら目の前にいる女の子…改め
どうやらここはもうキヴォトスらしく窓の外を眺めると透き通っている青空が見える
空には巨大なタワーを中心に青いリングのような物が広がっている
…私、本当にキヴォトスに来たんだ…
今まで無かった現実感が少し湧いてくる
ここまで勢いだけで来たからね…お姉ちゃんには悪いことしたなぁ
そんなことを考えながらボーっと窓の外を眺めていたら七神がこっちを見つめている事に気付いた
そんなに見つめないでよ。照れるじゃん
「…すみません。…連邦生徒会長から聞いていたイメージとは少し違うな、と。」
そりゃそうだ
本来ここに居る筈だったのはお姉ちゃんなんだから
でも、少し安心。どうやら連邦生徒会長…おそらく電車で出会ったあの人以外は
情報伝達が驚くほど出来ていないことにはびっくりするけどコッチにとっては好都合だしね
それともう一つ
正直な所"先生"と言っても何をすればいいかとか分からず勉強とか教えれば良いのかな…?とか思っていたんだけどどうやら違うらしく
なにやら学園の命運?を賭けた大事なことをするらしい
本当に何処から何処まで夢と被るんだか…
そんなぼんやりとした説明を受けた後、何処かに行くらしく七神ちゃんに着いていく
エレベーターに乗り込んで下へと降りていく
…学園都市。前居た場所の常識から考えたら絶対にあり得ないけど…実在してるんだもんなぁ
程なくするとエレベーターの音が鳴り扉が開く
扉が開けた瞬間に外からはザワザワとした音が聞こえてくる
扉が完全に開いて見えたのは…4人の女の子
「ちょっと待って!代行!見つけた!待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」
青髪の女の子がなにやら連邦生徒会長を探しているらしい
…あれ?でも連邦生徒会長は確か居ないはず。情報がうまく伝わってない…とか?
あ。青髪の女の子がこっち見た
「…うん?隣のこの子は?」
…ムム…いや大人に見えない事は分かってたけどさぁ…そんな小学生を見るような目で見ないでよ!
というか凄いこっち見るじゃん?もしかしてロリコンさんなのかな?少し後ずさってしまう…
そんな事をしていたら次は他の女の子達も喋り始めた
どうやらこの子達も連邦生徒会長を探しに…というか今の状況を聞きに来ているらしい。
あ、七神すっごい面倒くさそうな顔してる
でも説明しなきゃいけないのは分かっているのか口を開いたんだけど…口悪いね?!本音漏れてますよ!お姉さん!
暇そうな方々って…偉い立場じゃないの??この子達
「そこまで分かっているなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」
「数千もの学園自治区が混乱に陥っているのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
他にも矯正局という場所にいる生徒たちが脱獄したという話だったり。登校中の生徒たちをスケバンのような不良たちが襲うことが増えたり、戦車やヘリコプターなどの出処が分からない武器の流通率が2000%以上も増加したり
とても治安が悪くなっている様だ
個人的には連邦生徒会長1人にここまで背負わせるシステムもどうかと思うんだけれども…
こうやって一人居なくなるだけで場が回らなくなるしね
「………。」
「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと行方不明になりました。」
あ。七神がぶっちゃけた…まぁ隠してもこの子達バレるまで付いてきそうだもんなぁ…
そんな話を七神ぶっちゃけた所どうやら青髪の女の子以外は何となく察して居たようでやはり…!という顔をしていた
…青髪の女の子さぁ…
そうしていると七神が今回の連邦生徒会長が居なくなって何故ここまで治安が悪くなったのかを説明し始めた。
どうやらキヴォトスには『サンクトゥムタワー』と言うものがあるらしく、それで行政管理をしていたようなんだけど最終管理者である連邦生徒会長が居なくなったことによって行政管理権が無くなってしまった事が事の原因らしい。
サンクトゥムタワーって何だ…?って思ってたけどさっき窓から見たあのデカい棟のことらしい。近未来的でカッコいい
「認証を迂回できる方法を探して居ましたが……先程まで、そのような方法は見つかっていませんでした。」
先程まで?つまり今は出来るって事かな?
「それでは、今は方法があるということですか、主席行政官?」
黒髪の色々とデカい女の子が私の疑問をそのまま聞いてくれる
色々とデカい。かわいい
「はい。」
「この先生こそが、フェイクサーになってくれるはずです。」
えっ…私?!
や、ヤバいかもしれない。何も分からないよ…?これでもし出来なかったら「チッ…使えないですね。」とか言われちゃうのかなぁ?!私、泣いちゃうよ!!
うっ…!さっきまで興味無さそうにしてた女の子たちがこっち向いてる…!いや、まぁ青髪の女の子は七神ちゃんが話してる時も割とチラチラこっち見てたけれども!
「ちょっと待って。この子…いやこの先生はいったいどなた?どうしてここに居るの?」
「キヴォトスでは無いところから来た方のようですが…先生だったのですね。」
そんな反応を女の子たちが返すと七神が私の事を説明してくれる。
「はい。こちらの先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり連邦生徒会長が特別に指名した方です。」
そうです!連邦生徒会長が指定した方(の妹)です!
あ。青髪の女の子が混乱してる。確かに意味わからないよね。居なくなった筈の連邦生徒会長が指名した方とかね
まぁ偽物なのだけれども
取り敢えず…挨拶でもしておこう。紹介されたのに何も喋らないのは失礼だしね
「こんにちは。今日から"先生"になる宵星スウだよ。よろしくね!」
そうやって挨拶すると青髪の子改め
早瀬は反応がコロコロ変わって打てば響く感じで面白い
後、私の所属している組織が分かった
どうやら正式名称だと連邦捜査部『シャーレ』と言うらしい
まだここに来て浅いから何もわからないのだけど周りの反応を見るに凄い権限が付けられているらしい
なにやらただの部活ではなく一種の超法規的機関らしい
どうやら今からそのシャーレの部室に行くらしく七神が何処かに連絡を取っている
シャーレの部室には「とあるもの」が置かれているらしいんだけど…なんだろ
あ、連絡が繋がったようで空中にピンク髪のポテチを食べている子のホログラムが映し出される。
こういうところは本当にキヴォトスって進んでるよね…治安は悪いらしいけど
「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど……。」
「シャーレの部室?……あぁ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?」
「大騒ぎ……?」
七神が混乱してる…何かハプニングとかが起こったのかな?
とか考えながら話を聞いているとどうやら連邦生徒会に恨みを抱いている不良たちが連邦生徒会所有のシャーレの部室を占拠しようとしているらしい
あ。ピンク髪のポテチ食べてる子がデリバリーが来たからと通信切った…
え、七神震えてる?!
だ、大丈夫そ?深呼吸しよ?ほらスーっ…あ。大丈夫ですか…はい。
心配で七神の方をみると七神がすっっごい目で早瀬たちを見つめている…てか睨んでる
と思ったらシャーレの部室奪還戦に早瀬たちを巻き込んだ?!
れ、連邦生徒会こえぇ…!
◇◇◇
暫くするとシャーレの部室付近に着く
そこにはすごい量の不良がいる。いや、別にそれだけなら百歩譲っていいのだがキヴォトスの怖いところはその不良全員が銃を持っているということ。怖すぎ…
不良はこちらを見つけた瞬間に銃を撃ってくる
どうやらJHP弾…弾頭が銅などのジャケットで覆われていて先端がへこんだ形状の弾丸で撃つと弾頭が開き、体内で暴れまわるから威力が他より高い銃弾を使っているようで早瀬がキレてる。
痛いですんでんだから凄いと思うよ…
私は一発でも当たったら終わりだからね。早瀬には下がっていろと言われたけど流石に何もしないのもなぁ…
って事で指揮でもしてみる。多分"先生"ならこうするだろう。
驚いてたけど何とか受け入れてくれたので指揮を始める
さっき戦場を見た時に相手の位置と使用武器は把握したのでそこから逆算していこうと思う
コッチは四人で眼鏡をかけている子改め
早瀬を前に出してタゲ取りをしてもらおう。
どうやら早瀬の所属学園で作られたバリアがあるらしいのでそれで銃弾を弾いてもらう。
その間に残りの2人に倒してもらえば…
って強!一瞬で不良生徒倒れましたよ…?私ほぼ何もやってないんだけどなぁ…?
え、戦闘がやりやすくなった?…私、ほぼ何もやってなーーー
ん?次の戦闘も宜しくお願いします?
いや、君達だけで倒せそうな勢いだったよ…?
まぁやりますけど。
そんなこんなで指揮いる…?要らなくない…?とか思いながら私たちはシャーレへ向かっていくのだった。
はい。と言う事で1話です。
主人公ちゃんことスウちゃんの名前が出ましたね。
一応出しましたが基本的に生徒が先生呼びなので出てくることは少ない可能性もあります。