パチンコ大好き山伏女がダンジョンの下層階で遭難した美人配信者に注文通りハンバーガーセットを届けたら全世界に激震が走った件 作:羽黒楓
言われて、
「うーん。もう身体はヤッちゃんに返したし、どうしようもないから……どこか、景色のいいところに葬ってあげようかなって。荼毘に付したほうがいいかな?」
それを聞いて、ヒーバーとバーは顔を見合わせた。
「ママ、聞いた? 赤ちゃんを焼いて埋めるつもりだって」
「ああ、うむ。心配することなかったな。
「いやママ、荼毘に付すんだから生きたまま焼いてから埋めるつもりだよ」
「そうか……うん、
ヒーバーの言葉に、バーもうんうんと頷く。
「そうだよそうだよ。よかったよかった。
ん? と
なにか含みのある言い方よね?
「えっと、ヒーバー、バー、なに言っているの? この子は……魂はあるにしても、肉体は石だし……魂を移す身体はもうないし。私たちの手で仏様、じゃないや、この子の場合はエシュ? だかっていう神様の元へ送ってあげるしかないんじゃないの」
するとヒーバーはふところからキセルを取り出してタバコの葉を詰め始めた。
「サ高住だと禁煙での。それが一番つらいんじゃ」
そしてライターでキセルに火をつけると、ふーっと吐き出す。
「ああ、うまい。で、その子はどこに埋める? いったん羽黒山に帰って、山の中に埋めてやるか」
そのとき、どこかからか、ぶつぶつと誰かがしゃべっている声が聞こえた。
光を失った瞳、表情のない顔。
「私の赤ちゃん……かわいそうに……赤ちゃん……ごめんね……ママの頑張りが足りなかったのよお」
それを聞いて、
なにひとつ悪いことをしていない。
でも、ほかに方法なんてなにもないのだ。
「いやあ、
するとトメが食いつくように聞いた。
「あの、今の
ヒーバーがバーを指さして言う。
「儂が名付けてやったんじゃ。素敵な名前じゃろ?」
「はい、羨ましいです……いいなあ」
山田トメは心底羨ましそうな顔をしている。
トメと
「私も自分の名前気に入ってるんだよ。ママはいい名前をくれたよ。かっこいい。いやあでもよかったよ。
「うむ、そうじゃな。あの方法は膨大な霊力を必要とする。あんなことをしたら、
その瞬間、
「そんな方法あるの!? あるなら、私、やるわ!」
ヒーバーとバーはしまった、という表情で顔を見合わせた。