E.U.、ブリタニアだけでなく…情勢は中華連邦そのものも大きく動いた。百万の日本人と共に脱出したゼロを排除するべく、シュナイゼルがオデュッセウスと天子の結婚を執り行うように大宦官に働きかけた。大宦官達は密約を交わし、婚姻と領土の割譲によってブリタニアの爵位を得ることが内定していた。中華連邦という国家は存続するが、これは事実上の不平等条約。同盟ではなく従属国になるが、エリア制度よりはましだろう。少なくとも、割譲されなかった地域の人民にとっては。
だが、これは外国人のライルから見ても売国。それも狙いが自分達の地位であることが明白。これを阻止するべく、かつてライルも一度だけあった黎 星刻率いる武官達がクーデターを起こした。
これに便乗する形でゼロが介入、天子を拉致した。一度は星刻達が天子奪還という共通目的から大宦官の軍門に降るが、大宦官はブリタニアに支援要請、ゼロと星刻の両方を排除しようとした。
しかし、これだけ有利な状況になっても尚、大宦官はゼロとも取引を行おうとして、それが自らの処刑台を作ってしまった。婚姻で自分達は保身を図ろうとした挙げ句に、『主や民など虫のようにわく』と笑い飛ばしたのだ。
『腐っている!何が貴族か!ノーブル・オブリゲーションも知らぬ官僚が!』
流石のゼロもこれには激怒し、直後に旗艦斑鳩の外へ飛び出した天子を大宦官の軍隊が攻撃、ゼロと星刻が守ったうえにその一部始終が中華連邦全土に流されたことで一気に形勢が逆転。勝てるはずの手札を揃えていた大宦官はその欲によって、自滅してしまった。
その上、ジョーカーとして温存していた援軍のシュナイゼルにも『民衆の敵となった大宦官に中華連邦を代表してブリタニア貴族になる資格なし』と撤退され、ゼロと星刻によって全員処刑。これにより、中華連邦はクーデター派によって大宦官の政権は崩壊、天子を君主と仰ぐ星刻を代表とした武官達がゼロと対ブリタニアの同盟を結ぶこととなった。そして、現在は大宦官派の壊滅に伴う加盟国の離反及び大宦官派の残党鎮圧に乗り出す。
「……せっかくのバストアウトをバッドビートにしてしまうなんて。」
ライルはまず、大宦官の強欲さにあきれてしまった。ブリタニアの爵位を得るなど、植民地政策に協力している官僚や財界人でさえ手に入れることは困難だというのに。あの様子では自分達の手下を他の皇族と結婚させて、皇籍に入ることさえ企てていただろう。
「まさか、ここまで醜悪なことを考えていたなんて。」
流石に中華連邦人民の張 美水は一部始終を見て、うなだれた。幸いなことに父はクーデターに参加していなかった中立派だが、今後の流れではもはやゼロにつく以外の選択肢はない。そうなると、娘の美水の扱いがこちらは難しくなる。
「あの、美水はどうなるんですか?」
優衣の質問は、現在ライルを悩ませている話題の一つだ。
「普通に考えれば、中華連邦へ帰国させるべきなのだろう。だが、帰したところで私に政治的な助言をしていた事実がある。内通を疑われる可能性もある。」
「じゃあ、人質にするんですか?」
本人の前で言うことではないが、事実上の人質外交のような扱いだ。本人も何も言わない。それどころか……
「いえ、いくら父が軍上層部に影響力を持つと言っても、現在は正式に天子様を補佐する星刻様が実権の大半を握っています。私を人質にしたところで、父を軍上層部から外してしまえば意味はありません。」
そう、既に彼女には人質としての価値はない。だからと言って、処刑するのはライルの個人的感情としても避けたいところだった。
「対症療法……と言えるか自信がないが、現状彼女は大宦官が私に紹介した要人の令嬢。ならば、初志貫徹。旧体制時の客人として扱おう。最悪、亡命扱いにする。」
あくまで中華連邦内の親ブリタニア派からの客人として扱う。確かに、それならば筋は通る。まして、中立派とはいえこれだけ大規模な政変があった以上迂闊に帰れないのも事実。最悪、なし崩し的に亡命扱いにするという手もあるし、少なくとも向こうから返せと言われない限りはこちらで身柄を預かる。ただし…
「殿下、その案には賛同しますが立場が立場です。監視は付けなければなりません。」
ゲイリーに言われるまでもない。送り返そうにも、彼女はこちらの内部情報を知りすぎている。返そうにも返せない。そして、中華連邦にいる父や部下達にこちらの情報を送らせないためにも、それが普通だ。
「……分かっている。言っておくが、私の客人だぞ?狼藉を働けば、即決処刑もあり得ると他の連中に伝えてくれ。」
「………承知いたしました。」
そうした対象…と見なしている節もあるとゲイリーは僅かに感じ取った。
踏ん切りが付いたのを喜ぶべきか、反動で積極的になりすぎたのを嘆くべきか。
上海方面の基地で大宦官の密約を知った雷 斬利は失意に打ちのめされていた。確かに、大宦官の専横は許しがたいが、ブリタニアという国の脅威を考えれば最も被害を被るのは民だ。だから、大宦官に着いたというのに…まさか爵位を得る気でいたとは。
「私は…なんと愚かだったのだ。」
すると、同じ考えの武官が報告する。
「斬利様!星刻のKMF部隊です!!」
星刻が…あの神虎に加えて背後には鋼骸部隊に竜胆から発進した航空部隊もいる。この基地の戦力でも太刀打ち出来るかどうか分からない。ここで将兵を、そして付近の民を巻き込むわけにも行かぬ。
「星刻に繋げ…投降する。」
「斬利様…!」
部下の一人が意見をするが…
「大宦官共は己の利益しか考えなかった!そんな輩に少しでも矜恃や政治に携わるものとしての心構えを期待した私に、更に恥の上塗りをしろというのか!?」
そう言われれば、彼らも大宦官の強欲さに抱いた怒りを思い出す。
張 高山将軍は四川省の全軍を動かせるだけの権力を持つ。中立の彼はどちらにとっても味方に欲しい人材だ。しかし、おり悪く大宦官によって第八皇子ライルの元へ娘を送られてしまった。ライルの方は娘を丁重に扱っているとのことで、すぐに処刑するようなことはない。だが、張自身も動くのが困難になってしまった。
万が一の場合は軍を退くことになるかもしれない。娘の命と国家の命運、天秤にかけられるものではないが、張にとって美水は一人娘。妻を亡くした彼にとっては何物にも代えられない宝物だ。
「美水……もし、私が死ぬことになってもお前だけは。」
『黒の騎士団』が今後、エリア11奪還を目指すであろうことはブリタニアの共通認識となっていた。その中で、ライル軍は戦力増強として親衛隊、『フォーリン・ナイツ』のエース達に新型のKMFを回してもらう話を通していた。
レイと長野のヴィンセントにもカスタマイズが加えられることとなり、その中でほこりをかぶっていたKMFも回されることとなっていた。
涼子は艦に搬入された四機の新型KMFを見上げていた。
「ガウェインに似てるけど、これってもしかして噂のガレスですか?」
「いや、これはガングランといってガウェインのダウンスペック機。ランスロット・トライアルやヴィンセントに相当するKMFだ。」
なるほど、つまり量産化に向けた試作機。それを二機も回してもらえるとは。
「でも、これって火器管制システムが複雑じゃありませんか?ドルイドシステムが外されても…」
「まあ、な。名誉騎士団の川村の予備機とするにはハイスペックすぎる。」
確かに、雛のローレンスはモルドレッドのバリエーション。ガウェインの量産試作機を予備機とするのは贅沢すぎる。
となれば、親衛隊のほかに見どころがありそうなパイロットに乗ってもらった方が良いか?と、そこへもう二機のKMFを見つけた。その二機はあの『ナイトオブワン』専用機ギャラハッドによく似ていた。
「もしかして、ギャラハッドの量産試作機?」
「ああ、ジヴォン家が開発したギャラハッドを指揮官用にしたKMFだ。」
ジヴォン家…『グリンダ騎士団』筆頭騎士の実家で大型KMFの開発に出費しているとは聞いていた。確かに大型のKMFならばパワーがあり、そのパワーを火力へ活かしたのがガウェイン。そのガウェインのパワーを近接戦闘に回すというのはある意味発想の転換だ。機動力と汎用性に比重が置かれるヴィンセントとの区別化もできるだろう。
「でも、ヴィンセントみたいにとんでもないじゃじゃ馬になるんじゃありませんか?」
「そこなんだ。既にいくつかの騎士団で搭乗してもらったが、のりこなせていない。」
「じゃあ、なんでウチに?」
「まだ、正式に搬入が決まったわけではない。こちらでもテストしてほしいとのことだ。」
「はあ、鹵獲機や新型KMFのテスト部隊みたいな風潮ですからね、うちは。入隊して一年経ってない私でもそう感じられる。」
「殿下の方針はそうした連中にとって都合がいいんだ。それに、考えてみればナンバーズ出身者に乗りこなせる人間がいるという可能性もある。」
なるほど、人材重視のライルならば貴族の枠に収まった他のブリタニア軍よりデータ収集に向いた人材がいるかもしれないということか。
「私としても、データが取れるのはありがたいわ。まして『ラウンズ』専用機やゼロにとられた機体の系列機ならなおのこと。もし乗りこなせる人がいたら、いじり放題だし。」
「………お前、『キャメロット』のロイド伯爵と違う意味で技術馬鹿だな。」
ロイド伯爵……確か、ランスロットを開発したチームの研究者で枢木スザクの後見人という人物。
「…会えませんか?」
「エリア11に行けば、機会はあるだろう。」
斬莉は旧知の間柄だった星刻と対面していた。既に降伏しており、主だった将官達は拘束されている。
「星刻、私を処刑しに来たのか?」
「事と次第によっては、だがな。私としては、お前には天子様にお仕えしてほしい。」
あくまで天子に、と来たか。星刻のクーデターもあくまで大宦官の専横に苦しむ民達、そして奴らの道具となった天子を救うための物であった。あの政略結婚も大宦官の私欲のためであった以上、国の上でどちらに道理があるのかは明白。
「私に主を裏切れ、というのか?」
「お前ほどの男が、あのような者共を本気で主と敬っているのか?」
それを言われれば、斬莉は黙るしかない。
「主の不正を見抜けなかった愚か者をお前は買っているのか?」
「………お前なりに民を思っていたのは知っている。天子様もそれを理解してくださる。それでもと言うなら、生きて償え。」
星刻が手を差し出し、斬莉は目を閉じた。数秒後……
「分かった、真の主たる天子様の元にはせ参じる。」
ここに上海の反抗勢力は降伏、今後は本来仰ぐべき天子に忠誠を誓うことを条件に反乱を不問に付された。ゼロ自身も優秀な人材を手に入れることに異論はなく、中華連邦の動きは星刻に任せていた。
「しかし、問題は張将軍だぞ。私達だけで、中華連邦をまとめるのは困難だ。」
星刻もそれには頷いた。士官学校時代、世話になった彼の助力は欲しい。しかし、彼は今ブリタニア側に娘が人質としている状態だ。
「ああ…間が悪いことに御息女が第八皇子ライルの元に送られている。連絡のやり取りは認められていたが、今となっては。」
この状況での連絡はもはや不可能。張将軍には是非とも、こちらに着いてもらいたい。しかし、そうなればブリタニア側の娘に害が及ぶ。その娘も、第八皇子ライルに寝返っている可能性もある。
「将軍を軍から退陣させる以外に手はないだろう。」
「だが、そうなれば美水嬢は殺されるかもしれない。最悪、それを理由に張将軍が第三勢力になる可能性も無視できない。」
そう、価値がなくなった人質を活かしておく理由などない。現状、ライルの出方を待つしかない。
秀作は久しぶりにクレヴィング家の屋敷に向かっていた。帝都から離れた地方屋敷で、飛行機を使わなければ行くことはできない。一般の旅客機で、イレヴンの秀作がいることに文句を言われそうになったが、皇族の親衛隊である事実は流石に効いた。ゲイリーもいたが、あえてこちらに合わせてエコノミークラスで乗っていた。
「あんたの財産と権力ならファーストクラス位、缶ビールだろう?」
「お前の歳でファーストクラスは贅沢だ。乗りたければ初のナンバーズ出身貴族になれ。」
「まあ、いいよ。屋敷に帰った土産話にはなる。」
帰った……あの屋敷に帰ると……日本時代は家も学校も嫌だった。帰る場所なんかない。そう思っていたのに……そういえば、ライルの元に戻った時も帰ってきたという感傷が湧いた。
「どうした?」
「…なんでもない。」
雛はウェルナーにパリで買った紅茶とクッキーを用意し、離宮のメイドに入れてもらっていた。
「悪いわね、本当はあたしがやりたいんだけど…あたしじゃせっかくのいい紅茶が駄目になるから。」
「いえ、雛のお土産というだけでも僕は嬉しいですから。」
その言葉に、少しだけ胸が高鳴った。
「…あんた、あんまそういうの見境なく言うとえらい目に遭うわよ?」
「え?」
「…まあ、良いわ。にしても、あんた貢ぎ物の女とは何かあった?」
「え?……その、僕はそういう経験ないし身体も弱いですから。公務、と言っても殆ど母のパイプ役で来たような物ですし。」
なるほど、確かこの子の母トゥーリアはいくつかの病院を経営する貴族。爵位は低いが、医者と看護師の質を重視していると聞く。
「で、今の質問の答えは?」
「え………食事の相席くらいです。」
嘘を言っているようには見えないし不得手なのはここ一年の付き合いでわかる。しかし……
「あんた、絶対に気を付けなさい。ウチの雇い主よりもそっち方面で無防備そうだから。」
そして、出された分を全て胃に入れて立ち上がった。
「じゃ、おたくの皇妃様に釘を刺されてるから。これで失礼するわ。」
「もう帰るんですか?」
「中華連邦とゼロの件はあんたも聞いてるでしょ?備えなきゃいけないから。せいぜい、あたしとライルが死なないように祈っといて。」
シェールはライルが軍務で離宮にいない頃合いを見計らって、今回の計画のターゲットを再確認していた。ターゲットはまず、あの最も目障りなイレヴンのメイド。次点としてエリア11の姉妹、犯罪者の娘、平民に堕ちた『ユーロ・ブリタニア』の娘。中華連邦の成り上がり。傷ものの娘は、あのウェルナー程度の相手しか務まらないなら放っておいても問題にならない。
汚らわしい騎士もターゲットだ。母の実家が侯爵家なのは手強いが、皇太后の権限をもってすればどうとでもなる。
更に、落ち目の男爵家の放蕩兄弟、伯爵家の妾腹の息子、伯爵家と婚約しているもう一人はターゲットから外しておこう。そして、野蛮な軍人家系の当主とそれが保護者になっているイレヴン、植民地政策に協力している軍人と財閥の息子も排除し……そして、あの見窄らしい農場だ。
「しかし、よろしいのですか?これだけの人間を排除しては、殿下は真っ先にあなたを疑うと思われますが?」
「構いません。所詮は気の迷いで選んだ者共です。私が選んだ真の精鋭を見れば、息子の眼は覚めます。」
そう、まぐれで実績を挙げたあのような下賤な者共とは違う、真の選ばれた血統。この私の臣下に相応しい貴族達。いずれも子爵家以上の爵位を持つ貴族の跡取り、もしくは軍の当主。これこそが次期皇帝たる息子の軍隊引いては私の臣下に相応しい。
「では、計画成功の暁には私を殿下の幕僚に…」
「ええ、そちらもご息女を息子と結婚するように計らいましょう。」
「娘には私からよく言い聞かせます。」
所詮はナンバーズに唆された一時の迷い。大きな膿を取り除けば、目が覚める。と思っていた。
しかし、数人迷っている貴族がいた。その代表はあの反乱事件の後に親衛隊に配属された若手貴族の父だ。当初こそ、息子が冷遇されていると考えていた。
が、当の息子は現状を受け入れているどころかあのナンバーズや平民達を格上だと認めていた。経緯はどうあれ、実戦経験でも上だと。
『勝つのなら、実績で勝ちたい。負けるにしても、実績で負けたい。』
いや、ニコラこそが皇族の親衛隊に相応しい。少なくとも、あのナンバーズ共よりは。そのはずなのだが……
これまで、息子は父の期待に応えていた。一人息子という過保護な目線もあるかもしれないが、才能も他の貴族や皇族に認められていると思っている。
これが、果たして息子のためになるのだろうか?
土壇場に来て、ジルベール・ド・フィリドールは迷いが生じた。同じように……シェールの提案に乗りながらも他の貴族も…
「果たして、ライル殿下が受容されるのだろうか?」
「今更後戻りはできぬ。」
「いや、やはりシェール様のお考えにはついていけぬ。まして、ご自分でご子息に譲った領地までも標的にするなど。」
そう、あの計画では息子の周囲を掃除するとシェールは主張し、特権意識の強い貴族はそれを信じて疑わなかった。しかし、だからと言って植民地政策に協力している要人やその息子まで排除するのは筋が違う。そんなことをすれば、エリア11の和平路線にも亀裂を入れるのではないか?
「そもそも、ライル殿下とシェール様の不仲を知らぬ貴族がおろうか?」
凡俗で矮小だが、それが最大の不安要素だった。平民の娘を専任騎士にしようとした時、彼女を両親共々家ごと爆殺した首謀者としてライルが母を真っ先に疑ったという噂もあるのだ。もし事実であれば、シェールは皇帝でさえ干渉できない騎士選任の権限を侵害したことになる。しかも、今度の騎士はイレヴンのハーフというマイナスがあるとはいえスレイター侯爵家の当主が内定している。噂の域を出ないが、既に他のイレヴンやウィスティリア家の娘と共にライルと男女の仲にあるという。
息子の軍隊だから、母親が何をしても良いというシェールの主張に疑念以外にもそこが彼らを迷わせていた。
「………手遅れだが、打つべき手は打とう。」
フィリドールの提案に全員がうなずいた。やはり、この計画はリスクが高すぎる。
サラはライルと会う約束を取り付けようとしていたが、所詮は学生の自分では難しい。父を経由して頼もうと父の書斎に向かった。
「お父様?………入りますよ。」
誰もいない。あ、そういえば今日は大事な用事があると言っていた。しかし、本当に色々とある。幼少時に何度か見たが、経営学や会社関係の法律の本が多い。
「ん?」
なんだろう、これは?
不用心に机に広がった資料を何気なく見てみると……
「……え?」
資料は有紗やレイの情報だった。二人の身の上や事務内容について、何故かライルとの関係まで
「どうして、お父様がこんなものを?」
それによく見れば、初めて見る顔もある。そういえば、電話で聞いた。エリア11で出会った姉妹を民間の協力者にして採用していると。同じ苗字を持つ二人の少女はまさにそれだろう。
だが、なんで父が有紗達の資料を?ライルと自分を結婚させたがっているのは知っているし、サラ自身ライルに想いを寄せており、結婚したいと思っている。それと関係でもあるのだろうか?
ライルとは絡まない親衛隊隊員のニコラの父、余り乗り気でないながらも計画に乗りましたが……土壇場に来て一部と共に迷いました。
保身のためでも、ある意味で現実を見て思いとどまった点は評価されて欲しいところ。
尚、本国で留守番していたサラ、ティーナ、グレイブもちょっとだけがんばります。