ついにゼロが動いた。大方の予想通り、中華連邦を掌握したゼロはE.U.にも呼び掛けて新興の連合国家を立ち上げようとしていた。
既に指揮権がフランスからイタリアに移っていた『ロンスヴォー特別機甲連隊』は加盟を拒否したドイツを始めとしたE.U.残留国の軍も支援という形で指揮権を受け取っており、E.U.方面の最強部隊ということで、特区日本を利用して脱出した『黒の騎士団』に中華連邦が居住区として貸与した合衆国日本の暫定首都、蓬莱島に到着していた。
オランダ軍に復帰した美奈川浅海も合流していた。もっとも、浅海にとっては元の鞘に収まるに等しかった。
「久しぶりの『黒の騎士団』だろう?知り合いがいるのなら、会って来ても良いぞ?」
「え、でも良いんですか?」
「大丈夫だ……」
デルクが背中を押したので、浅海はそれにこたえることにした。旗艦斑鳩に行くと、そこには顔見知りがいた。
「藤堂さん。お久しぶりです、美奈川浅海です。」
「美奈川浅海…ああ、あの。海外に逃れたとは聞いていたが、E.U.にいたのか。」
「ええ、向こうは散々でした。」
「……そうか。」
「あの、カレンは?」
「紅月は、中華連邦でブリタニアの捕虜になった。」
カレンが、捕虜に?
「じゃあ、助けに行く意味でも大事ということ…なんですよね?」
「ああ。」
「……藤堂さん。」
「どうした?」
浅海はE.U.にいてからの疑念を藤堂に聞いてみた。
「日本を独立出来たら、E.U.で隔離されている日本人は解放させてもらえるんでしょうか?」
「…あ、ああ。連合加盟については条件についている。」
良かった。だが、問題はそれではない。
「それで、独立出来たらブリタニア人はどうするんです?まさか、E.U.のように収容所に入れたり、奴隷にして赤ちゃんを見せしめに殺すというわけじゃないんですよね?」
「そんなことが目的ではない。」
「そう、ですよね……でも、ゼロがいくら言っても聞かなかった奴らはどうするんです?」
「え?」
「だって、『正義の味方』の理念を悪用してるんだから。日本人だから勘弁してやるじゃ、ブリタニアと同じでしょう?」
藤堂は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
「それは当然だ……日本軍だって軍規違反は銃殺や除名処分もあるんだ。」
「名誉ブリタニア人も、同じですよね?まさか名誉ブリタニア人だからってことは。」
「当たり前ではないか。」
藤堂はそのつもりだ。多分、扇も同じだろう。しかし……
どうしようもない不安がある。もし、自分の時みたいにブリタニア人の若い女性をゼロや幹部達に売るなんてことをする貴族がいたら。
ブリタニア憎しに任せて、売られたほうも殺すなんてやるんじゃあ。いや、多分イレヴンがされたことを……
もし、それを是とするようなら浅海はとても日本独立を歓迎する気にはなれなかった。あれほど、求めた日本独立なのに。
ラルフは扇と会ったが、どうも心ここにあらず。という様子だ。ディートハルトと何度か会っているが、どうも。
いや、それ以前に中華連邦のクーデターの後…零番隊が何か極秘行動を取っていたようで、藤堂や扇にさえ詳細は明かされなかった。新入りのロロというブリタニア人の少年にあの『オレンジ』ことジェレミア・ゴッドバルトまでが仲間になった。ロロはともかく、ジェレミアなど一時はエリア11で実権を握った『純血派』のトップだ。それが何故、クロヴィスを殺したゼロに?
もしかして、ゼロはブリタニア人…それもジェレミアほどの人が忠誠を誓う高い地位………それこそ、廃嫡された皇族や現皇帝の親戚筋、その生き残り?
いずれにせよ、どうも爆弾が多すぎる。それも、今にも導火線に火が付きそうな。いや、既に火がついているのかもしれない。
「こんな、爆弾を抱えたような状態で大丈夫なのかな?」
ふと、以前会ったブリタニア人の少女…ノエル・アーデルハイトのことを思い出した。ブリタニア側の情報を調べると、彼女は第八皇子の親衛隊に編入されたが、つい先日に彼の母の妨害に巻き込まれたという。その被害者にはライルの愛人と目される名誉ブリタニア人もおり、彼女達は度重なる行政の不正と皇室の不徳の謝意を表明する形で名目だけとはいえライルの妃になったという。ノエルは違うが、それでも実績はあったので昇進はしたという。
どういう気分なんだろう……貴族に家族を壊されて……別の貴族の不正を貴族が正すのは。
正式な爵位こそ得ていないが、既に騎士候として認められている。今回の戦いで成果を示せば、正式な貴族だろう。逆に彼女の家族を壊した貴族の跡取り息子は芳しくないらしい。
逆恨みしてきそうだな。
同じように貴族のせいで家庭を壊された身としては、他人ごとではいられなかった。
クラリスはゼロと会っていた。直接会うと分かるが、やはりE.U.の将軍達とは格が違う雰囲気を漂わせている。
「お会いできて光栄ですね、ゼロ。」
「こちらこそ。『ロンスヴォー特別機甲連隊』屈指のエースパイロットと称されるピエルス大佐。」
「……クソ親父の大ボラを真に受けてるの?」
「機体の実働データを拝見した。第八皇子を相手に食い下がれるならば十分エースパイロットだ。『ナイトオブラウンズ』に対抗できるだろう。」
随分と買い被ってくれるのね。
「で、貴方は何者なの?」
「ゼロの真贋は素顔ではないよ。」
「ふーん………それ、貴方の素顔それ自体が爆弾と言っているように聞こえるけど?」
一瞬だが、ゼロの肩が動いた。
「まあ、良いわ。でも、ウチの部隊は一部を除けばただのボンクラ共だから貴方でも苦労するわよ?」
「ご忠告、痛み入る。」
退室し、クラリスは深呼吸した。
「ふぅ……やっぱり、何かありそうね。」
歩いていると、周りの視線を感じる。西洋人がいるのが珍しいのだろう。男の中には、この巨大な胸への邪なものも感じるが。
ゼラートは『黒の騎士団』の団員達に絡まれていた。
「ブリキがなんでここにいるんだよ?」
「スパイだな。」
「…確かに俺はブリタニア人だが、E.U.に亡命したブリタニア人だ。で、それに何の問題がある?」
相手はその態度が気に入らなかったのか、後ろにいるイロナに目を向けた。
「は、元貴族様は随分といい趣味をお持ちのようだな。こんなガキを侍らせてご満悦か?」
「待てよ、そっちの女と合わせてお楽しみなんだろよ。」
下品な笑い声が響き、ゼラートはため息をついた。
「用が済んだのなら、どいてくれないか?中華連邦の黎 星刻に会いたいのだが?」
「お前なんぞが星刻様に会いたいだと?」
「だったら、そこの女共を俺達に貸していでででででで!!!!」
団員達を中華連邦の軍人達が腕をねじ上げていた。
「何をしている?」
「な、何をって…ブリタニアのスパイを…あだだだだだだ!!!」
「ドイツから正式に派遣されたE.U.外人部隊だ。E.U.加盟国の心証を悪くした責任をお前達がとれるのか?」
「いだだだ、し、失礼しました!!」
「全く……団員達の非礼をお詫びする。中華連邦の雷 斬莉だ。」
「ユーロピア共和国連合ドイツ州外人部隊、ゼラート・G・ヴァントレーン中佐だ。」
ゼラートは敬礼の後に握手をした。
「失礼だが、もしや貴官は『血の紋章事件』に加担した貴族の家系では?」
「…昔のことだ。」
「そうか、気を悪くさせて申し訳ない。」
「何、あの手合いの相手には慣れている。実力がない部分まで共通しては、ゼロや星刻もさぞ頭が痛いだろう。」
斬莉が苦笑した。やはり、本職軍人の彼らも素人に毛が生えた程度の団員達の統率には手を焼いているようだ。
正規の訓練を受けたがやる気のないボンクラ共と、やる気だけは一人前の素人共のどちらがマシなのやら。案の定、ゼロのワンマンチームか。
藤堂鏡志朗やラクシャータ・チャウラ―という有能な人材はいても、やはりその本質はゼロのカリスマ性によるところが大きい。そういう意味では星刻やバルディーニはゼロにとってはありがたい人材なのだろう。実際、中華連邦系は星刻やこの斬莉、E.U.系はバルディーニが統率してゼロが総合的に纏め上げる。
その意味では、四川を統括する張 高山将軍を本流から外したのは痛いだろう。彼は大宦官から第八皇子ライルに娘を差し出すように命令された。人質外交なのは明白で、しかも政治に強く、その知見を重宝したライルが私的な政治アドバイザーとして取り立てて、シュナイゼル主導の下でライルの皇妃になったという。
どう考えても時期外れだが、おそらく張将軍だけでも来させないためだろう。彼と彼の指揮する部隊は中華連邦でも屈指、ブリタニアで言えばコーネリアの親衛隊並だという。
相手の使えるカードを減らせるに越したことはない、と言ったところか。中華連邦系との交渉材料にもなるし、今後次第ではライルをモデルケースに皇族や大貴族との国際結婚を進める狙いもあるのだろう。
ライル自身も多少はそのあたりを考えていそうだが、シュナイゼルはそれをよりブリタニアに有利に治めるのが狙い。
全く、腹の探り合いであの宰相様に勝てるのがE.U.にいるのかね?
いや、いないだろう。スマイラスやバルディーニなら食い下がれるかもしれないが、それでも負けの比率を下げる程度だ。四十人委員会は論外だ。大宦官と同じく、あっさりと寝返ることくらいやりかねない。ゼロがそんなのを許すとは思えない。
だが、そのゼロも大概怪しい。
斬莉は目の前の男を見て、その才能を底となく感じ取れた。この男は、間違いなく星刻に匹敵する実力者だ。才能もさることながら、外人部隊で前線を張ってきた経験ゆえだろう。
もし、二人がKMFで勝負をしたらどうなるかは分からない。
いや、おそらく星刻は……
斬莉と彼の側近、そして星刻の直属の部下達は皆知っている。『ナイトオブラウンズ』に匹敵する戦闘能力を誇り、総領事館の代行を務めてブリタニアの追及をかわした星刻。そんな彼の唯一にして、最大。そして避けられない弱点……
星刻、この戦いに区切りがつくまでは持ってくれ。
バルディーニは総司令の黎 星刻に会っていた。
「『ヴェネツィアの鯨』にお会いできるとは、光栄です。」
「こちらこそ、その若さで中華連邦の実質トップとは。『黒の騎士団』のエースやゼロと渡り合ったというその手腕、頼りにしている。」
「ええ、ゼロもあなたのことを高く評価しておられる。スマイラス将軍の一派亡きあと、E.U.で最高峰の将軍はあなたでしょう。私や部下達も多く学びたいものです。」
敬意を損なわない態度、そして騎士然とした振る舞い。二十代の若さでクーデター派のトップに立つだけのことはある。
「後程、ゼロや各国の軍代表も交えて日本奪還の会議を行います。」
やはり、日本奪還は『黒の騎士団』の中枢メンバーにとっては悲願でもあるから当然だ。そして、それがなされればE.U.の権力アピールはもはや意味をなさなくなる。元々既に意味をなしていない物に未だしがみついている政府首脳部もこうなれば、財産凍結の解除と主権回復ないし帰国はさせるしかない。
イタリア、ポーランドなどの政府は既にその段取りを始めている。無論、事が成った暁にはE.U.が正式加盟した時の主導権を握ることくらいは考えているだろう。残留したドイツやフランスの主戦派もそのアドバンテージを少しでも削ごうと、ゼラートやクラリスをよこしているのだ。
とはいえ、戦力面では実際ありがたい。相変わらず、役に立たなそうな連中が多いとはいえこの局面でようやく目が覚めた軍人もいる。それがいるだけ、まだマシだろう。
海棠は『四聖剣』の朝比奈と千葉に会っていた。
「よう、卜部と仙波は聞いた…」
「そうですか。」
「大佐はイタリアの部隊として参加されるのですか?」
千葉の質問に海棠は頷く。
「ああ、イタリア軍とはそれなりの付き合いだし、今俺がいる『ロンスヴォー』の連中の扱いもバルディーニ将軍が一番慣れている。連携や指揮系統を考えれば、一番無難だろう?」
朝比奈も不服そうな態度を見せながらも、それに頷いた。
「それは良いけど、相変わらず日本の内政自治なんて妥協案を考えてるんですか?」
「譲歩案は交渉の案件として大事だろう?例えば、日本を二分割してキョウトやナラの西側を日本として独立を認めて、トウキョウの方は引き続きブリタニアの統治。まずそこに行き着いて、交渉再開もありじゃないの?」
「ブリタニアがそんな条件を飲むとでも?」
「『日本返せ』、よりは吞むと思うけど?それに、戦争で一番割を食うのはいつだって一般人なんだ。巻き込まれた皆さんに『独立できたんだから、文句言うな』ってお前ら言えるの?言い方は悪いが、俺だってウチの子達をお前らの盾にされて、『独立の盾になれたんだから本望だろう』なんて言ったら、迷わずお前らをぶっ殺すよ?」
朝比奈と千葉が戦慄した。本気で言ったのが伝わったようだ。
「あと、ここに来るまでにもウチの部下や子供らが大勢死んだんだ。」
海棠は親指で自分を指さす。
「みんなこのろくでなしのせいでな。俺をほめたたえたり、あの子らの死を美化するようならブリタニア軍より先に、お前らの首が飛ぶぞ?おたくらのボスでも即殺す。」
「しょ、承知。」
背中を向けて、イタリア軍の待機所へ戻る中、橋本とセーラが声をかけた。
「大佐、さっきの本気で言ったんですか?」
「ああ、半分以上はな。草壁なら五分五分で言いそうだが。」
しかし、気になるのはゼロの極秘行動だな。いったい、何をしてたんだ?
それに、中華連邦の総領事館にあっさり入れたらしいがそれも気になる。いったい、どんな手品を使ったんだ?
特区の事件が海棠にとっては最も怪しいが、他にもいくつか怪しい要素はある。しかも、先程会った藤堂もそこについて何かしらの疑念がある。
なんか、悪い予感がするな……
そもそもからして、大元が素人集団。藤堂と『四聖剣』はともかく、他が今の自分達の立場を理解しているかどうか、そして独立の記念だと言ってブリタニア人に無差別報復などをしたら、自分達が裁かれるということを理解しているかどうか。
おそらく、殆どの連中は理解していない。『正義の味方』の看板や自分達がなした偉業に酔っている。
ったく、俺達がその尻拭いやる羽目になるんじゃないだろうな?
鈴維は中華連邦の軍の再編及び日本奪還においてKMF隊の指揮官となることが決定していた。
搭乗するのは暁ではない。以前、インドが開発して現在は星刻が搭乗する神虎。その量産試作機に当たる朱厭。それを彼女専用にカスタマイズした炎鳥(ヤンニァオ)。
頭部は鳳凰や朱雀をイメージした形状で、名前通り真紅に塗られたKMFだ。粒子砲の天愕覇王荷電粒子重砲こそ装備していないが、暁の物をベースにしたライフルを手持ち火器としてマウントできるようにした他にもMVSを参考にした伸縮式の長槍、肩のシールドに短刀を二本装備し、大火力を持たなくなった代わりに総合的な戦闘継続能力を重視した指揮官機だ。
「これなら、『ナイトオブラウンズ』や親衛隊とも渡り合える。ライルと…も……」
どうして…なぜ、ライルのことを考えると?
一度会っただけ。義理立てという形でのデートをしただけ。
それだけだ……なのに。
しかも、聞いたところによればオランダから来た美奈川浅海はエリア11でライルと会っており、フランス軍のクラリス・ドゥ・ピエルスもライルと会っているではないか。
亡命軍人の池田誠治はライルと直接会ったわけではないが、ホッカイドウでライルと一戦交えたという。イタリアのバルディーニやフランスのマスカール将軍もライルに会っている。
「なんで……なんで、女に嫉妬しているの?」
池田は蒼天の調整を行っていた。武器については、一度は藤堂が乗る斬月と同じ制動刀にしようかとも思ったが、こちらは左腕が輻射波動になっており、大振りで両手持ちが必要な制動刀は向いていない。なら、武器はこのままでいい。大元の開発者であるラクシャータに掛け合って、調整をしてもらっていた
「良いパイロットに乗ってもらえたみたいね。母親冥利に尽きるってものだわ。」
「お褒めにあずかり、光栄だ。」
「でも、第八皇子様とやりあったんだってね。よく生きてたもんだわ。」
「この機体でなければ危なかった。今も月下のままなら、間違いなく死んでいた。」
実際、ライルの実力はホッカイドウの時よりさらに上がっている。あの本国の事件がばねになったようだ。
「日本独立もだが、あの男とまた思い切り戦える機会があると思うと、どうしてもそちらに誘惑を感じる。」
「随分とほれ込まれたものね、その皇子様も。」
全く、奇妙な気分だ。日本奪還が近づいたというのに、ライルとの戦いの方が大事とは。これでは、軍人失格だ。
久保カイトは燃えていた。自分が新しい日本の軍隊…しかも更に巨大な連合国家の兵士になった。
「俺達は解放戦争という良い戦争をやる。有紗、今度こそ助けるぞ。」
既に有紗や他の名誉ブリタニア人がライルの皇妃になったのは聞いている。
無理矢理結婚させられたんだ。飽きればすぐに捨てられるのが分かっている。一刻も早く、助けないと。今だって、あの皇子の夜の相手をさせられ、泣いているに違いないんだ。
行村はベッドで息絶え絶えの女達を見ながら、野心に燃えていた。
「遂に、この私が歴史に名を刻むときが来た。世界をブリタニアから解放し、私は世界の頂点に立つ。」
そう、全てはこの日のためだったのだ。愚かな草壁はそれを理解せず、片瀬は藤堂などというまぐれで勝った男に縋る。挙げ句の果てに、ゼロという詐欺師に民衆は縋る。
だが、違う。英雄とは最後に勝ち残った者なのだ。ゼロやバルディーニ、藤堂が倒れれば自ずと指導者は私になる。
「その時は、お前達はこの私の伴侶としてやる。幸せに思え。」
中にはE.U.に亡命したブリタニア貴族の娘もおり、誰もが既に目がうつろになり、溢れさせていた。もう、聞こえているかさえ分からない。
まあ、いい。もう暫く楽しむとしよう。
先日、確保した日本人の娘の足を肩にかけ、行村は再び英気を養い始め、娘は背中をのけぞらせた。
サブタイトル通り、今回は反ブリタニアのみです。
鈴維は新しいKMF…炎鳥を得ました。オズに出てきた朱厭のカスタム機、ブリタニアでいえばヴィンセント・グラムです。