『朽棺の竜王』は、およそ100年前に、私達が喧嘩売られて返り討ちにしたカスドラゴンだ。
アンデッドでありながら『竜王』でもあるという特殊な存在で、なおかつ『
強さ的には、300年前に戦った『常闇の竜王』よりも強かった。馬力もあったし、ヤバい威力の技も使って来たし。
まあ、その頃にはもう『竜王』や『始原の魔法』に関する研究もある程度進んでて、次に似たようなのと戦う時にはどうすればいいかって対策も立て終わってたから……ほぼほぼ完封に近い形で叩き潰したけどね。
そんでその後改造して、大人の玩具になってもらって、いっぱい子供作ったけどね。
で、そんな感じで滅んだはずの『朽棺の竜王』が、何で復活してカッツェ平野に出現してんのかというと、だ。
当然、私達が用意したからなんだけど……より詳しく正確に言うと、あれは竜王でもなんでもなく、それっぽく作っただけの改造
以前、『エ・ランテル』でヅラ何とかって連中が騒ぎを起こしたことがあったじゃん?
その時、アインズさんの手柄にするために、『
今回もそれと同じ。デミアの技術で作った『朽棺の竜王』のクローン(ダウングレード版)を素体として、外科的、魔法的、スキル的に色々手を加えたサイボーグじみた
なのでこいつは、素材が死体なだけで、本質的にはゴーレムとかガーゴイルに近い……かもしれない。
言うまでもなく、本物の『朽棺の竜王』には及ぶべくもない弱さだし、そもそも自我がほとんどないので、外部から干渉してラジコンのごとく動かさなきゃいけないんだけど……そのへんは私の娘達がスキルで担当するので問題なし。
まさに今言ったように、ラジコンみたいに遠隔操作で『竜王』ムーブかまして戦わせます。
『始原の魔法』を応用すれば、そういうこともできるっていうのは、そしてその大体のやり方については、例の『白金の竜王』製の『鎧』を解析した結果としてわかってるからね。
その『
さて、突如出現した『朽棺の竜王』のカラクリについてはこんな感じとして。
シナリオに戻ろう。いよいよクライマックスだし。
戦場にいる者達全員の視線が集中する中で、『朽棺の竜王』は、戦場全体に響き渡るレベルの咆哮を上げる。
ただの咆哮ではないのは一目瞭然だった。聞いた人達全員の体が底冷えするような、おぞましい響きを持って全体に行き届いていたから。
すると、その咆哮を聞いた者達が……次々と倒れていった。
近くにいた者が慌てて助け起こすも、もう死んでいる。それどころか、その後間もなくしてゆっくりと起き上がり……
『朽棺の竜王』は、広範囲の生物から魂を強奪し、同時に魂を奪われた者を
今の咆哮で、戦場のあちこちに布陣していた、主に兵士達が命を奪われてばたばたと大量に死に……ゾンビにされてしまっていた。
率いていた兵士達が何の前触れもなく殺され、愕然とする各国の指導者達。
全員が死んだわけじゃなく、むしろ全体から見ればごく一部なんだけど……桁が平気で4桁とか行ってるので、『じゃあまだマシだね』とか言ってられる規模じゃないんだよね。
ええと、内訳としては……
王国軍(バルブロが連れて来た分)から約2万人。
王国軍(ザナックが連れて来た分)から約800人。
帝国軍から約1万5千人。
聖王国軍から約2千人。
エルヘヴン共栄圏とヘイムダール王国の軍には、被害はなし。
合計約3万8千人ってところだ。今の咆哮(魔法)1発で、とんでもない数の命が奪われた。
被害規模については、基準は以下の通り。
バルブロへのヘイトを稼ぐために、バルブロが率いてきた王国軍からはだいぶ多めに。
次点で、ナザリックにワーカーを送り込んできた帝国からもだいぶ多めに死んでもらった。
聖王国については、『シナリオ』の途中で今もう十分なくらい痛い目に遭ってるので少な目。
エルヘヴン共栄圏は、アインズさんがとっさに守ったっていう設定にすることにして、0。
ヘイムダール王国については、単純に他の軍より遠くに布陣してたってことで0とした。
あ、また解説入るけどごめんね。
もちろんその『魂の強奪』の魔法を再現できたわけじゃない。つかそんなもん使ったら見渡す限りマジで全員死亡する。
今のは、例によって小細工の結果です。
次に、毎度おなじみ『
そして『時間停止』を解除すると、今の『咆哮』が即死魔法で、抵抗に失敗した兵士達があちこちで大勢死んだような形に。
そしてここでもう1回『時間停止』!
さっきと同じように『遅延』で、今度はアンデッド化の魔法やスキルを使いまくって、死んだ連中全員をアンデッドにして……っていうめっちゃ地道な作業。
そして解除。
こうして、咆哮→死亡→アンデッド化の三段階が起こったように見える状況が出来上がりました。
とどめに、魔法で姿を消したマーレが、『朽棺の竜王』の上に乗って『強欲と無欲』を使う。
すると、今死んだ兵士達を殺した分の経験値が吸い寄せられるように戦場全域から『光』になって集まってきて……まるで、竜王が『魂』を奪い去ったみたいに見えただろう。
ふー……いやあ、大掛かりな演出だったけど、上手くいってよかった。
さて、私達としては『一仕事終えた感』だけど、現場はもちろんそれどころじゃない。
いきなり何千人、何万人もの兵士が殺されてしまったわけなので……今目の前にいる『朽棺の竜王』が、マジでヤバい奴だということが否応なしに頭に叩き込まれたはずだ。
範囲内全滅とはいかないまでも、問答無用で命を奪うなんて、ヤルダバオトですらやってこなかったことだ。
本当に、あの『魔王』よりヤバい、と全員が認識した。
しかし、その事実がかすむくらいの衝撃を、別な理由で受けている人が1人。
人じゃないけど。
「皆、死んで……アンデッドに……や、やっぱり……今のは……っ……!」
そう、イビルアイちゃんです。
ワナワナと震えながら、しかし、怒りや憎しみがこもった目で竜王を見てる。
まあ、無理もないよね……彼女の過去に何があったかを考えれば。
私も、『神隠し』の時に彼女の頭の中をスキャンしなければ、こんなことが起こってたなんて知れなかったけどね……知ってしまった以上は活用しなくちゃね。
『寝起きだからか、調子が出んな……。見渡す限り全員、『魂』を奪うつもりだったのだが……』
「っ……てめェ……いきなり何しやがったんだ!?」
多くの命が奪われてしまったことに憤るガガーランさん。
その事実に加えて、それを何とも思っていない風な『朽棺の竜王』の言葉に、思わず怒号を上げてしまっていた。
それを聞いて、ギロリとその目を王国軍の方に向ける竜王。
ザナック王子、めっちゃ大汗かいてるのが見える。多分全部冷や汗。
『何だ、お前は? 今、我に文句を言ったのか?』
「あぁ? ああ、言ったぜ、聞こえなかったのかよ、『朽棺の竜王』様よぉ?」
ガラ悪いというか、威圧するというか……もっと率直に、怒りを前面に出して言い放つガガーランさん。しかし、『朽棺の竜王』は特に感情を表に出さない。
せいぜい、多少の不快感を漂わせているだけ。
『……貴様、人間か?』
「だったら何だ? 俺がオーガやオークにでも見えるってのかよ?」
「人によっては間違えると思う」
「むしろオークとかオーガに失礼」
「こら、ティア! ティナ! 茶々を入れない!」
女の子達による漫才はともかく、
『ふむ……よほど長い時を我は眠っていたらしいな。まさか、地を這う虫けらに等しい存在だったはずの人間が、我に物言いをつけてくるような時代が来ていようとは』
「何だと……っ!?」
その直後、『朽棺の竜王』は、その長い尾をひゅん、と唸らせていきなりガガーランを襲った。
突然すぎる一撃に、反応する暇もなく。
咄嗟に
転がるのが止まった時には、両手両足全部が変な方向を向いていて……明らかに死んでいた。
「ガ、ガー、ラン……!?」
いきなりすぎる仲間の死に、頭がついていかないのか、絶句しているラキュース。
しかし、すぐにショックと……それを上回る怒りがこみあげてきたのか、キッと竜王をにらみ、
「よくも、ガガーランを……一体、何でいきなり」
「待てラキュース殿!」
その瞬間、尻尾の鞭が、今度はラキュースを襲った。しかも今度は、ラキュースだけでなく、その周囲にいたティア達も含めて、雑に全員巻き込む形で。
しかし、それがかえって功を奏し……モモンがその剣を使って、竜王の尾の一撃を受け止めて防ぎ……ラキュース達を守る。
今、自分が殺されかけたことを遅れて認識し、またしても絶句するラキュース。
『……生意気な。口だけでなく手癖も悪くなったのか、今の時代の人間は?』
「……なるほどな。どうやら、この竜王とやらにとって、俺達人間は……そのあたりにいる虫と同じ、視界に入って不快に思ったから、ぷちっと殺して捨てる、くらいの存在であるらしい。価値観が違いすぎるとなると……話は通じそうにないな」
『何を当たり前のことを言っている……今更そのような―――』
「おい、お前!」
突如、モモンと竜王の話に割り込んできたのは……聖王国の陣地から魔法で飛んできた、イビルアイである。
その顔からは仮面が取り払われており、金髪と赤い目、そして口元の牙が見えていた。
『貴様は、人間……ではないな?
「そんなことはどうでもいい! お前は……お前が、まさか!?」
『……?』
興奮して息を荒げるイビルアイ。上手く言葉が口から出てこないっぽい。
「お前が……お前が、私の国を……『インベリア王国』を滅ぼしたのか……!?」
「え? インベリア、って、確か……」
「イビルアイの故郷の国の名」
「もう滅んでなくなった王国」
以前にその名を聞いたことがあったラキュース達が、思わずと言った様子で呟く。
なお、ガガーランの亡骸は回収済みである。双子忍者が手早く『
竜王はというと、何を言ってるのかわかってない顔。
『何をわけのわからんことを言っている? インベリア? 何だその国は……知らんぞ』
「嘘をつくな! 今の光景……あの時と同じだったぞ!」
ほとんど悲鳴のようなイビルアイの声。
普段の冷静沈着(割とすぐ怒るが)で、傲慢な気があるが取り乱すことはあまりない彼女を知る者達からすれば、それこそ困惑するような光景だった。
「200年以上前! 私の故郷インベリアは……突如、国民全員がアンデッドに変えられ、一夜にして滅ぼされた……生き残ったのは、
……さすがにここで『
「死んだ国民達は皆、すぐにゾンビとなって、何かに呼ばれるように国の外へ、どこかへ歩いて消えていった……あの時と同じだ……今の光景! お前が……お前が私の故郷を滅ぼしたのか!?」
『…………』
それを聞いた竜王の答えは
『知らん』
「…………は?」
『人間共の国の名など我が知るか。そんなものいちいち聞かんし、聞いたとしても覚えていない。いつどこで滅んだなどと言われてもわかるわけがなかろうが』
ぽかんとするイビルアイ。
あまりに温度差が酷い物言いに、言葉が出てこないらしい。
『魂の収奪は、我が起きている間、数十年に一度程度やっていたことだ、その時のいずれかに、貴様の国が収奪の範囲にあったのだろう……わざわざ何か理由があって我がその国を狙ったわけではない。たまたまそこに国があって、大勢人間がいて、ちょうどよかったから獲物にしただけだ』
「な……っ……」
『弱いくせにわらわらと数だけは多く、やかましく図々しく腹立たしい……人間は、劣等な生命体の中でもひと際煩わしい、ただただ迷惑な存在だ。それを、使い道を見つけて上手く使っただけだ……別にそれに感謝しろなどとは言わんが、いちいち文句をつけるな』
イビルアイの、血を吐くような必死さでぶつけた質問に、あんまりな答え(?)を返し……その上で全人類を馬鹿にした発言を当然のようにかぶせる竜王。
それどころか、人類以外の『弱者』全般に対しても、劣等な生命体だの迷惑だのと言って、その傲慢を隠そうともしない。
そして、イビルアイの故郷を滅ぼしたのがこの竜王かもしれないとして……そうであるか否かに既に興味も何も持っていない。仮にそうだったとしても、『だから何だ? そこにいたお前達が悪い』と言わんばかりの態度。
開き直り、とも違う。最初から何も問題だと思っていない。自分という強者が、そこにいるだけの罪もない弱者から、奪うために殺すことを何とも思っていない……いや、おそらく、奪うためでなくても、ただ目障りだからとか気まぐれでとか、そんな理由であっても、殺すことに何のためらいもないだろう。そう思えるほどの傲慢な態度。
イビルアイだけでなく、聞いている全員が愕然としていた。
「皆、一生懸命、生きていたのに……そんな理由で……こんな奴に……!」
『…………?』
「そんな理由で、全て奪ったのか……全て滅ぼしたのか……!? 抵抗することすら許さず、死すら気づかせないままに……! 皆が、どれだけ……どれだけ無念だったかっ……お前の! ただの気まぐれ一つで……何の罪もない、日々をつつましく、でも幸せに過ごしていただけのみんなを!」
『……おい、我の身にもなれ。虫けら風情の気持ちだの未来だの、いちいち
心底面倒くさそうに言う竜王。
いつの間にか、多分自分でも気づかずに、涙すら流しているイビルアイの必死の言葉を、わずかでも理解しようという気が……欠片もない。
『力もない、頭も弱い、自分達よりも少し強い亜人に襲われた程度で、ぎゃあぎゃあと泣き喚いて死んでいくしかない。そんな、存在自体が鬱陶しいお前達人間が……一丁前に我ら竜王と自分達を同列であるかのように語るな。不愉快極まりない……身の程を知れ』
言うと同時に、『朽棺の竜王』は口に黒い光をチャージし始める。
あの、問答無用消滅ビーム……ではない。さすがに違う。ただの『
……あれ? でもイビルアイってアンデッドだから、アレ当たっても回復するだけじゃ……
……『
瞬間、放たれた黒いビームを……イビルアイに直撃する直前、ノアが切り払って無効化した。
危ない……空気壊れて微妙な感じになる所だった。ナイス、ノア。
「おう、何だ今の黒い水鉄砲は? 宴会芸かよ?」
そんな挑発するセリフと共ににやりと笑うノア。
それを見て、竜王の表情が……初めて、明確に歪んで『不愉快』を現したように見えた。
『何だ貴様……人間の分際で私に、世界の覇者たる『竜王』に抗おうとでもいうのか? 身の程を知らぬ愚か者めが……その傲慢が死を招くということが理解できんか』
「……ねえエオン、何でいきなりアイツ自己紹介したの?」
「多分、得意な武器がブーメランなんですよ。『人の振り見て我が振り直せ』っていう諺も知らないんだと思います」
その後方からさらに、アンティリーネとエオンの煽るやり取りが聞こえてくる。
それに加えてノアも、
「何だよ『竜王』様。せっかくあんたの水鉄砲を防いで、ただの雑魚じゃないってことを見せてやったつもりだったんだがな……褒めてくれないのかよ?」
『調子に乗るな、虫けらめが。多少そこらの連中より戦えたところで、貴様ら人間が我ら『竜王』に遠く及ばぬ劣等種であることに変わりはない。いやむしろ、そうでありながら分不相応な力を持とうとすること自体が、身の程をわきまえない、許しがたき傲慢である。先ほどの黒い鎧の男といい……世界の理に弓を引くに等しいその大罪、命を以て償うがいい……!』
「……結局お前ら、いつまで経ってもそうなんだな。竜ってのはどいつもこいつも……」
呆れたような口調でそう言うノアに、かばわれているイビルアイが、
「いつまでたっても……?」
「俺の故郷の『ラダトーム王国』な、大昔に竜に襲われて滅ぼされかけたことがあるんだと。その時に1人の勇者が竜を倒して、お姫様と結ばれて……っていう逸話があって、まあ、俺がその子孫なわけだが……その時に倒された竜も、人間を虫けら程度にしか思っていなくて、面白半分で村々を焼いたり、人を殺していたって話だ。全く、竜ってのはどいつもこいつもろくでもないな」
「他種族がどこでいくら虐げられても知らん顔する割に、自分達にとって都合が悪いことが起こると、さも『世界の代表者』面してしゃしゃり出てきて、口とか手とか出してくるのよね。まったくどこの程度の低いガキ大将なんだか……恥ずかしくないのかしら」
さらにアンティリーネの追撃。
彼女の場合、同じ『竜王』に一回殺されるところまで行ってるからね……そりゃ、言いたいこといっぱいあるだろうね。
相手は違うし、性格も違うけど(というか今回のこの竜王偽物だけど)……思想はだいたい同じなんだもんね……いやマジで。
『……黙って聞いていれば、人間風情が生意気な口を……』
「黙ってなかっただろ」
「手も口も出して来たわよ、思いっきり」
ド正論。
『劣等種の分をわきまえて、我ら竜の牙にかかる時が来ないことを祈り、震えながら一生を過ごすのが貴様らには似合いなのだ……それを、身の丈に合わぬ夢を持ち、分不相応な力を求め、我らを不快にさせるとは……許しがたき傲慢! 万が一にもそのような時が来るとも思わぬが、世界の理に楯突くというのなら……『竜王』である我がその思い上がりの罪を裁いてくれよう! 貴様らのその、ちっぽけな命を奪ってやることでな!』
言いながら、『
鞭のようにしなやかに、しかし力強くしなる尻尾。鎧など容易く貫いてしまうであろう牙や爪、目の奥に宿る憎悪の光。
そして、臨戦態勢に入った竜王の全身から、
それに呼応して、先の咆哮で不死者となった兵士達が起き上がり、
さらには……この『カッツェ平野』にはびこるアンデッド達までもが、その中心に出現した不死者の竜に呼ばれるように、その戦場を目指しつつあった。
もはや戦いは避けられない、そう悟り、皆、武器を構えていく。
皆、理解していた。この『竜王』を名乗る邪悪は、人の世界の未来のため、なんとしてもここで討ち取らなければならない存在だと。
ザナック王子をかばいながら、『漆黒』のモモン達に、『蒼の薔薇』のラキュース達が立つ。
帝国のフールーダや四騎士も、皇帝を守るために杖を、剣を手にする。
聖王国のレメディオスも聖剣を手に取り、ケラルトも杖を手に、部下達をまとめ始めた。
エルヘヴン共栄圏の戦士達もまた、アインズの元に集って臨戦態勢に移る。
ヘイムダール王国の戦士達も、女王・ユリーシャの号令の下に戦いの準備を整えた。
そして……アインズより、『現代の13英雄』とまで呼ばれた、クライム達もまた……堕天使となったラナーと共に、その巨悪を見据え、逃げずに戦う覚悟を決める。
全ては、『竜王』の邪悪な意思に支配されてしまいかねないこの世界を救うために。人の世の。輝かしい未来のために。
『貴様らが今の世の、虫けら共の英雄だというのなら……貴様らを殺しつくせば、虫けら共も少しは身の程を知って大人しくなろう。その絶望で世界を染め上げることで、この世界に心地よい静寂をもたらすのも悪くない……貴様らは、その為の生贄となれい! その苦しみと絶望を我に捧げ、不遜にもこの
そして轟く咆哮。
アンデッドの『竜王』と、それが率いる無数のアンデッド達を相手取った、正真正銘の最終決戦が……今、ついに始まる!
……途中からナレーション風味になっちゃったよ。自分でもなんか気分が乗って、文体とか色々それっぽくなっちゃった♪ まあいっか。
さあ、『ドラゴンクエスト作戦』……いよいよもってクライマックス! ここでタイトル回収、