【異世界転移200年目】
この世界に来て、今日でちょうど200年になった。
200年。200年かあ……数字にするとすごいな。
私がまだ人間だった頃の年齢の、8倍くらいもう生きたんだなあ。なんか……いまいちそういう実感わかないや。
よくファンタジー物のマンガとか小説とか見てると、不老不死とか長命種とかで、体は若いまま何百年も生きてるキャラとかって、見た目はロリとかショタでも、中身は老成していてすごく落ち着いた性格だったり、ジジイ口調だったりすることが多いと思う。
けど……私、全然そんな風にならなかったな。
若作りとか全然してるつもり特にないのに、中身、20代の頃のままだよ多分。老化……っていうか成長してない。
まあ私だけじゃなくて、NPC達も含めて全員そうなんだけど。
揃いも揃って全員異形種で、寿命とかない種族だから、見た目も若いままだし、中身も変わらない。そういう仕様なのかな……考えても仕方なさそう。
ここ100年は、最初の方に割とイベントが集中していろいろ騒がしかった記憶がある。
けど、それ以降は割と平穏な日々が続いたと思う。
竜王の襲撃もなかったし、それ以外の誰かに『空中庭園』の存在がバレることもなかった。やっぱり『蓬莱の玉の枝』の隠蔽は完璧なんだなって。
あと、外の森にも常時ある程度の危険度の――この世界の一般的な人類が遭遇した場合、死を覚悟する程度――モンスターを放してあるので、それが人避けにもなってるんだろう。
近くの人里では、ここは『魔の森』とかなんとか呼ばれていて、入った者は生きて出られない、的な魔境として扱われてるらしい。うん、好都合。
たまに度胸試しでわざわざ入ってくるバカいるけど、そういう奴らは大怪我して命からがら帰っていくか……実際に生きて出られないです。悪いな。
そんな森の奥に住んでる私はというと、基本的には『空中庭園』にずっと引きこもっている。
たまに外に遊びに出て、人里で食べ歩きしたり、遊んだり、買い物したり、色々と見物したり……あとは、
それ以外は基本、のんびり引きこもってる。100年と言わず、200年ずっとそうだった。
よくテレビとかで、『何か月も家とかに引きこもっていると気が滅入る、心がおかしくなる』とかいうのを聞く。ずっと昔の時代、新型のウイルスが流行して、世界的に外出自粛ムードが広まった時とかに、そんな風に言われて……実際に、外出できないストレスから心身の不調を訴える人が多く出たっていう話だった。
……あれって本当なのかな?
私全然そういうのないんだけどな……数か月どころか、200年くらいずっとそんな感じなのに。個人差とかあるんだとは思うけど……つまり私、引きこもりに向いた精神構造でもしてるのか。
あるいは……そういう引きこもりが原因で鬱になるパターンって、刺激がない、代わり映えのない日常の繰り返しや、人とのつながりが希薄になることがストレスにつながるっていう見方もあるらしいね。
それを考えると……私の場合、『
……詳しく何とは言わないけど、
それに、暇つぶしのためのおもちゃその他に事欠かないのも大きいだろう。
特にこの100年間……その序盤から中盤くらいの間にかけて、元『常闇の竜王』、現アダルトジョークグッズっていう特級のおもちゃがあって、すごく楽しく遊べてたからな。
50年くらい大事に使ってたんだけど、さすがに限界が来て壊れちゃって……けどその頃には、品種改良の上で量産に成功していた『竜王』の劣化コピーが大量に完成していた。
家畜用や研究用に回しつつ、私にもおもちゃとして何匹か融通してもらった。今でも時々それらを使って遊んでます。楽しいよ。
それに、壊れるまでの50年間で……子供もたくさん、たくさんできた。
『竜王』と『大妖怪』の血を引く子供が。
前に私、50人は作りたいとか何とか言ってた気がするけど……終わってみればそれをはるかに超えて、余裕で100人を超える子供達が生まれていた。
その、生まれてきた子供達がけっこうおもしろいことになっててね。
私が、人間を含む異種族との間に子供を作った場合、その種族とのハーフが主に生まれてくる……っていうのは、前にも話したことがあると思う。
例えば、人間との子供なら『半妖』になる。純粋な妖怪に比べると、能力値的には弱めなんだけど……人間にしかつけない職業と、妖怪にしかつけない職業の両方を習得できるため、育て方のバリエーションがすごく豊富で、将来性が大いにある種族だ。
それと同じように、私と竜王の間にできた子供は、『半妖半竜』とでも言うべき種族で生まれてくる。そんな種族はユグドラシルには当然いなかったので、全くの初見だった。
竜の姿と人間の姿の両方を自在に切り替えることができる上に、『竜王』由来の強靭な肉体と、私由来の魔法方面の才能を併せ持っている。文武両道、物理魔法二刀流余裕で可能なハイスペックな子供達がたくさん生まれた。
その中でも、最初の最初にできて生まれた、双子の兄弟が特に強く育ってて……このままいけば、私達カンスト勢と並び立てるくらいに強く成長する……かもしれない。楽しみだ。
オルガ、シーナ、お母さん期待してるからね♪
そして、龍王の血を受け継ぐ子供達には……単純な強さ以外にも、もう1つ特筆すべき点がある。
それは……『
ぶっちゃけると、子供達がそれを受け継いでくれるのを期待してたっていう、打算的な面も確かにあった。
そして期待通りに、最初の双子をはじめ、『
皆、ある程度育ってくると……位階魔法以外にも、『何か使えそう』な感覚が体の中に生まれたみたいで……それを手繰り寄せるようして試行錯誤を重ねていくと、無事に、HPを消費して発動する『
それに加えて、修業するにあたって、完全な独学じゃ限界あるし効率も悪いだろうから、当時まだ壊れる前だった『常闇の竜王』に魅了をかけて、知ってる限りの情報を聞き出してあった。
でも、その竜王は竜王で、体系化された使い方や鍛え方を知っているわけじゃなく……むしろ感覚で使えてるみたいな感じだったので、あんまり参考にはならなかったな……
それでも、色々とある程度役に立ちそうな情報は抜きとることができたけど。
聞き出せた内容を、デミアやカリンと一緒に翻訳、ないし解釈しなおして、私達にも理解可能な感じにまとめると……次のようになる。
曰く、『始原の魔法』を使う際に消費するのは、『魂』らしい。
魂って聞くと、霊的ないしアンデッド的な要素を思い浮かべそうになるんだけど、どうもそうではなく……『己の命に直結したエネルギー』ということでそう呼称しているようだ。
だから、使うと減るし、それに伴って体力……つまりはHPも減る。魂の力の増減ないし上下に、HPが連動して動いてしまう、ということのようだ。
さてこの『始原の魔法』だが、『竜王』と戦った時の様子からもわかるように、応用の幅は相当に広い。
高位階の位階魔法と同じような効果を発揮できるうえに、詠唱を特に必要とせず、ほぼノータイムで高火力の技を撃てる。
技によっては多少のチャージが必要になったり、発動に条件があるみたいだけど。
これ以外にも『始原の魔法』については、ここ100年ほどの研究の中で色々と検証が進み、明らかになった事実がいくつかあるんだが……それは、吉報だったり凶報だったり、期待通りだったり期待外れだったりしたんだが……長くなるから書くのは次の機会にしよう。
……ただ1つだけ先に言っておくなら……『うまい話ってないもんだなあ』とだけ。
最後に一応、子供達の仇ではあるものの、素晴らしい宝物をたくさん残して逝ってくれた『常闇の竜王』に、一応感謝して……合掌。
【追記】
『始原の魔法』の研究の過程で、アイテムボックス的な、異空間に道具その他を仕舞っておける魔法があることを知れた。
あの戦いの中で、ユグドラシル由来の召喚用アイテムを『竜王』がいきなり口から出して使ってきた場面があったけど、あれは『始原の魔法』で異空間から取り出して口の中に出現させてた……ってことだったようだ。
で、その、持ち主が死んでしまった……『常闇の竜王』が使っていた異空間にハッキングするようにアクセスできたことがあった。子供達の修行中に、ほとんど偶然に近い形で。
せっかくなので中に入ってたもの根こそぎ頂戴したんだけど……予想以上にヤベーもんたくさん入ってた……。
多分、これを奪って殺したプレイヤーは、カンスト級かそれに近い実力の持ち主だったんだと思う。
おまけに、
もしあの時の戦いで、コレ使われてたらやばかったかもな……。
ありがたくもらっておこう。いつか役に立つかもしれないし。大切に宝物庫にしまっておこう。
【異世界転移200年目 〇日目】
今日は特に書くこともなかったので、こないだ省略した『
『始原の魔法』については、魅了した竜王から抜き出した情報に加えて、子供達の中に使い手が何人も現れていることもあり、彼ら彼女らからリアルタイムの使用感を聞いて情報を集め、研究検証を進めていた。デミアだけじゃなく、私も一緒になって。
ぶっちゃけて言うと、私、すごく興味があって……ぜひとも使えるようになりたかったんだよね、『始原の魔法』。
使い慣れている位階魔法が、『始原の魔法』よりも劣っているとは言わない。
使い方次第で強くも弱くもなるんだろうし……事実、それで私は竜王に勝ったわけだから。
けれど、それはそれ、これはこれとして、未知の魔法っていうのは心躍るものがある。
好奇心以外にも、『常闇の竜王』が使っていた数々の魔法の凶悪極まりない性能を目の当たりにしているからこそ、あれらを私の手札としてほしいと思う。
命中した相手を、耐性相性完全無視で問答無用で消し飛ばすなんて、世界級アイテムでもそんな性能持ってるもんなんてないぞ。
いやまあ、『
けどそれ以上に魅力的なのは……なんといっても、『HPを消費して撃てる』という点だった。
だって、消費するのがHPなら、回復できるじゃん。
ユグドラシルにおいて、魔法を使うために必要な『魔力』は、回復する方法がすごく限られていた。時間経過による自然回復か、他人から譲渡してもらうか、特殊なスキルを使って敵から奪うか……この3つだけだった。
つまり、消費アイテムによって回復する、という方法がないのである。1つも。
体力回復のポーションはあるけど、魔力回復のポーションはない。
装備品でも同じだ。攻撃時にHPを回復する効果がある武器とか、装備すると常にHPの持続回復バフが発動する防具とかはあるけど……同じような効果の魔力版は、ない。
それこそ、課金要素の中にすらそういうのは用意されていなかったという徹底ぶりだ。
そのため、魔力回復アイテムをじゃぶじゃぶ消費しながら、ひたすら高火力の魔法をバカスカ撃ちまくる……みたいな戦い方はできない。
だから、きちんと消費する魔力やペース配分、
そしてそれは、この転移後の世界でもだいたい同じだった。相変わらず、MPを回復する手段が限られている以上、何も考えずに乱発はできない。
しかしこれが、HPを消費して魔法を放てる『始原の魔法』であればどうなるか。
さっきも話した通り、HPであれば回復する手段はあるんだ。魔法にアイテム、装備にスキル……選択肢は豊富に用意されている。
だから例えば、攻撃は『始原の魔法』を使って行い、それでHPが減ってきたら位階魔法やアイテムを使って回復する……そしてまた、回復したHPを使って『始原の魔法』を撃つ。
これを繰り返せば、ユグドラシル時代の限界を易々と飛び越えた、恐ろしいほどの継戦能力が手に入ってしまうことになる。……実に魅力的だ。
一応、ユグドラシルにも
でも、ユグドラシルとか関係ない、正真正銘この世界原産の『始原の魔法』なら……。
そう思って、心を躍らせ胸を弾ませつつ、研究を進めていたんだが……さて、少し前の日記で、私が最後になんて書いていたか覚えてるだろうか?
私はこう書いた。『うまい話ってないもんだなあ』と。
結論から言えば、私が想定していた使い方は、できないことが分かった。それも、結構早い段階で。
当初私は、『減ったHPはアイテムや魔法で回復すればいいじゃない』と思っていた。そうすれば、MPやアイテムが続く限りは、『始原の魔法』を使って戦える、と。
しかし、厳密には『始原の魔法』で減るのは『魂=生命力そのもの』であって、HPではない。HPは、大本の生命力が削れた結果、付随して一緒に減っているだけなのだ。
そしてこっちは、HPと同じように回復させるようなことはできず、むしろMPと同じように時間経過で徐々に回復させるしかないという。
ふわっとはわかったものの、まだちょっといまいち理解しきれていなくて、『???』と頭から煙を出していた私だったのだが、デミアがもっとわかりやすく例えて説明してくれた。
曰く、『
今更言うまでもなく、『血液』は、人間が生命を維持するために必要不可欠なものだ、
人間は、血液の30%を短期間に失うと、生命に危険が及ぶと言われている。
その血液を、発動のたびに消費して失ってしまうのが、『始原の魔法』。
例えば、魔法を発動させて10%の血液を失ったとする。
すると当然、血液を失った分、体そのもののコンディションや、発揮できるパフォーマンスも低下する。きちんと100%の血液があった時に比べれば、体調も悪くなるし、運動能力やら何やらは落ちてしまうだろう。
その下がったコンディションは、ちょっと休憩して体を休めたくらいでは元には戻らない。
『体力』は多少回復するかもしれないが、血が足りていない状態は変わっていないからね。
減った血液が体の中でまた作られて、10%分きちんと補充されるまでは、戻ることはない。
これと同じで、『魂』が足りていなければ、回復魔法でHPを回復させようとしても、上手くいかない。魂が足りていないというのは、単にHPが減っているんじゃなくて、『HPの最大値』の方が削られる凶悪なデバフがかかっているに等しい状態なのだ。
魂が回復してコンディションそのものが元に戻って、初めてHPも全回復させられる。
なら、そのデバフを解除できないのか……つまりは、自然治癒以外の方法で、急速に魂を回復させることはできないのかというと……残念ながらそれも無理。
一応、休息して体を休めていると、多少なり回復は早まるらしいけど、それが限界。
これも血液に例えると……さて、失った血液を回復させるには、どういう方法があるだろうか。
レバー食べるとかほうれん草食べるとかで『鉄分』を摂取するっていうのもあるかもしれないが……まあ、それもやらないよりはましなんだろうけど、結局は体の造血機能をちょっと後押ししているだけで、単に休憩しているだけと比べて誤差程度のものだろうから除外。
血液を回復、ないし補充って言ったら、まず候補として出てくるのは、やはり『輸血』だろう。失った分の血液を、外部から補充する。あるいは、手術中とかに、出血=減るのに合わせてリアルタイムで補充し続ける、という処置。
これがさっきの、『休息していれば多少『魂』の回復が早まる』っていう状態を指す。
けどその『輸血』にしたって、減った10%、一度に、一気に体内に戻せるかって言ったら……無理じゃん?
普通、輸血って、点滴で少しずつ体の中に入れていくじゃん?
注射器とかで、一気に『えいやっ!』って血管内に注入したりしたら……血管が破裂するか、ショックで内臓がぶっ壊れるか……。
それと同じで、燃料として使っている割には割とデリケートな扱いを要求される『魂』は、外的な干渉で一気に回復させることが難しいのである。
厳密には、できないことはないのかもしれないけど、それ以上に深刻な副作用が絶対に起こる。強靭な肉体と膨大な体力を持つ『竜王』であっても、その法則からは逃れられない。
というか、よくよく考えれば……もしそんなことができるなら、それこそ、竜王がそれを使ってこないはずはないんだよ。
『始原の魔法』の応用力の広さは、位階魔法に負けていないレベルだ。あの戦いの中でも、単純な攻撃に加えて、能力強化、転移阻害、耐性貫通の即死級攻撃に、蘇生までやってのけていた。
……そうだよ、『蘇生』だよ。リスキルの時に死者蘇生してたじゃん。どう考えてもそれより難易度が低いはずの『体力回復』ができないはずがないんだよ。
できないんじゃなくて、やらなかったんだ。きっと、実際『体力回復』だけならできるんだろうけど……やったところで意味がないから。体力は回復しても『魂』までは回復しないから。
そういうわけで……研究の結果、『
まあでもそれはそれとして……『
HP回復からの無限砲台的なやり方はできないとしても、位階魔法では真似できない数々の特異性……あの問答無用消滅火炎みたいなのを手札として加えられるのであれば、十分魅力的だし。
私のお腹から生まれたあの子達が使えるんだから、頑張れば私も……使えると思うんだけどなあ。使えるといいなあ。
もしこの先、あの子達が大きくなって、『始原の魔法』をきちんと理解して、使いこなせるようになったら……その時はあの子達の方が『先生』として、お母さんに使い方とか教えてね、って頼むのが一番確実だろうか。
あるいは、見様見真似であの子達と同じように今から修行とかしていってみるのも1つの手か……できることから始めていきたいな。
『先生』については、今一番上達スピードが速い、最初の双子……オルガとシーナが最有力候補かな、やっぱ。
今から『将来お母さんにも教えてね?』って頼んでおいたら、『頑張る!』って張り切ってた。かわいかった。ふふっ、期待してるよ。
【追記】
『最初の双子』ことオルガとシーナを含む、私が産んだ『半妖半竜』の子供達は、血筋のせいなのか、成長が非常にゆっくりである。
双子については、今年で85歳になるけど、まだ十代前半くらいの見た目だし、中身もだいたい見た目通りって感じだ。かわいいから全然かまわないんだけど……長命な異形種とか亜人種って、やっぱデフォルトでそうなのかな?
……そういえばナザリックにも、ぶくぶく茶釜さんが作った、
もしナザリックがこの世界に来てて――今んとこその気配はないけど――あの子達……アウラとマーレが動き出してたら、同じような感じなのかな?
……うちの双子の姉弟と友達になってくれないかな?
アウラ(男装女子)と、マーレ(男の娘)。
オルガ(両性具有女子)とシーナ(オメガバース男子)。
属性の濃さでは同等か、むしろ勝ってる気がするし、いけると思うんだけど(何がだ)。
しかし何でうちの子こんな特殊属性持って生まれたんだろ……全然違う種族のハーフ同士だから遺伝子バグったのかな?
まあ、普通に個性として全然アリだと思うし、私は何も気になんかしてないけど。
【追記2】
魂を外的な干渉で急速回復させる手段はない、って書いたけど……仮にこれが当てはまらない、魂を急速回復させられるような存在がいたとしたら、どんな奴だろう、ってふと考えた。
そんなのがいるなら……『魂が生命活動に直接かかわってこないような存在』であればあるいは、ってところか?
ひょっとしたら、魂を必要としない『アンデッドの竜王』とか『無機物の竜王』みたいなものが存在するとしたら、生命活動とは別に、純粋に燃料として外部から魂を補充して急速に回復する……なんてことも可能なのかもしれない。
……そんなの、竜王とか関係なく、まともな生き物とは言えない存在な気がするけどね。