オーバーロード 傾国狐の異世界日記   作:破戒僧

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この話から基本日記形式での投稿になります。
でも一人称や三人称とかもちょくちょく出てきます。

加えて、クロスオーバーキャラが多数出てきますが……苦手な方いましたらすいません。


第1章 狐とギルドと異世界転移
原作400年前(1) 狐、異世界に立つ


 

 

 『ユグドラシル』において、この『日記帳』というアイテムは、通常プレイでは手に入らないアイテムではあるものの、何か特別な、レアなアイテムというわけでは全然ない。

 一部のガチャを回すと、ハズレ枠のアイテムとしてそこそこ頻繁にドロップする、いわゆるクズアイテムである。

 

 クズとか言っちゃうと言い方が悪いかもしれないんだが、実際、任意のテキストを入力して記録できるという、メモ帳みたいな効果しかないアイテムなので、マジでそう評するしかない。

 似たような効果を持つアイテムならいくつもあるし、特別感なんて何もない。

 

 せいぜい、見た目が本(しかもそこそこ分厚い)であることを生かして、飾りないしフレーバー的なアイテムとしてギルド拠点なんかに置いておくくらいの使い方しかできない。

 

 大昔のゲームからの出典でありながら、今の時代にまでそのネタが語り継がれている、かの『かゆうま日記』的なこともできるので、そういう使い方が一時期流行ったりしたけど……ホントに一発ネタの領域を出なかったから、あっという間にブーム去ったっけな。

 

 あるいは、その名前通りに、ユグドラシルをプレイした日々の記録をつける『日記帳』として使ったプレイヤーもいたみたいだが。

 

 そんなアイテムでも、今のこの状況では頼もしいというか、使えるというか。

 

 捨てるのもめんどくさい、という理由で、ギルド拠点の保管庫に大量に突っ込まれて放置されていたこれらの『日記帳』を、このたび、私は有効活用させてもらうことにした。

 その名の通りの日記として、今のこの、異常すぎる状況について記録し、後から見返すことができるように、まとめておくために。

 

 あと、文章にまとめることで、今の私がきちんとこの状況を客観的に見て、落ち着いて対処にあたるためっていう理由もある。

 たかがテキスト、されどテキスト。こんななんでもないアイテムの存在が、『異世界転移』という異常事態にはなんともありがたい。

 

 

 

 というわけで、今、私が置かれている状況を一からまとめていこうと思う。

 

 DMMORPG『ユグドラシル』。いわゆる『剣と魔法の世界』をイメージして作られた、広大なVRの世界を舞台に、プレイヤーは様々な種族のアバターを使ってその世界を冒険する。

 壮大な世界観ととてつもなく高い自由度で人気を博したゲームで……強敵と戦ったり、仲間とギルドを結成したり、最強の武器を作ったり、ただひたすら世界を冒険したり……プレイヤーの数だけ楽しみ方がある、とすらいいっていい、本当に何をしてもいい、楽しいゲームだった。

 ブラック企業勤めで、毎日セクハラとパワハラに耐えながら身を粉にして働いていた私にとっては……生きがいそのものといっていいくらいの存在だった。

 

 しかし、私にとってはもう1つの世界、もう1つの人生と言っていいくらいの存在だったそれも、所詮はゲーム……企業によって提供される商業サービスの1つでしかない。

 年々ゲーム内の過疎化が進んでいき……サービス開始から12年の月日が経った今日、とうとうサービス終了の時を迎えた。

 

 いくら悲しい、悔しい、受け入れがたいと思ったところで……いちプレイヤーに過ぎない私が、その運命を覆せるわけもない。

 私にできるのは、ただただ、最後の瞬間にまでこの世界を楽しんで終えるということくらいだった。

 

 

 

 ……その、はずだった。

 

 

 

 午前0時。ユグドラシルのサービスが終了するとともに、全プレイヤーは強制的にログアウトさせられ、どこで何をしていようが、仮想空間からはじき出されるはず。

 そして私の目に映るのは、ギルドホームの豪華な自室ではなく……殺風景なリアルの自分の部屋に変わる……はずだったのに。

 

 どういうわけか、いつまで経ってもログアウトが起こらず……私は、自室のベッドの上に仰向けに寝転んで、シャンデリアがきらめく天井を眺めていた。

 

 『あれ、終わらないな?』と思いつつ、起き上がってあたりを見回してみると……他にもいくつか不思議な、不自然なことがあるのに気づいた。

 

 部屋のインテリアの燭台。そこに灯っている……データビジュアルにすぎないはずのろうそくの炎が、本物の炎のように、不規則にゆらゆらと揺れている。

 

 着ている服(というか装備)が肌にあたって擦れる感触が、やたらきめ細かいというか、リアルに感じられる。

 

 そして、鏡に映っている私の顔が……動いていた。

 プレイヤーのアバターには、イベント仕様なんかの特別な例外を除いて、表情が変化する機能なんて実装されていないはずなのに。

 

 どれもこれも、とてもVRとは思えない……まるで、この世界が現実であるかのような……そう、ゲームが現実になったかのようだ、と私は思った。

 

 ……結論から言えば、まさにその通りだったわけなんだけれど。

 

 私の部屋の中にある、全ての物……どれだけ豪勢に見えても、所詮はデータの塊でしかなかったはずの、家具も、調度品も、食べ物すらも、全部本物になっていた。

 

 これもやっぱり飾りとして、テーブルの上に置いてあった果物籠のフルーツを1つ手に取って、かじって食べてみた。めちゃくちゃ美味しくて、二重の意味でびっくりした。

 

 一緒に置かれていた『無限の水差し』……これも名前通りに、いくらでも水が出てくるアイテムになってたので、コップに注いで3杯くらい飲んだ。ただの水なのに、これもすごく美味しく感じた。

 ……いや、実際美味しかったんだろう。リアルのカルキ臭い水道水に比べて、すごく高級な天然水かミネラルウォーターみたいにすっきりした味わいだった……気がする。飲んだことないけど。

 

 そして、現実になっていたのは……もちろん、私自身もだ。

 

 あらためて、鏡を見てみる。

 そこに映っている私の姿は、『ユグドラシル』で使っていた私のアバターそのものだった。

 

 名前は……『ラストにゃんにゃん』

 10年以上にわたってユグドラシルで一緒に戦い続けてきた、もう1人の私。

 

 リアルの私は、せいぜい、『そこそこ見れる程度の見た目と体』という程度の評価だった。

 結構な頻度で会社の上司にセクハラされていたので、それなりに女として魅力はあった……んだと思う。あまり嬉しくないというか、素直に喜べないけど。

 

 けど、『ラストにゃんにゃん』の姿かたちは……一言で言い表せば、絶世の美女である。

 幼さゆえの『かわいさ』と、大人の女の『綺麗さ』をどちらも兼ね備え、すらりと長い手足にボンキュッボンの肉感的な体を持つ。黄金に輝く髪の毛には、夕日のような明るく鮮やかな橙色が混じっている。

 課金アイテムもガンガン使って、ゲーム内の知り合いにも手伝ってもらって微調整を繰り返した。

 出来上がったのがこの、『傾国の美女』という私の理想を最高レベルで表現した姿だ。

 

 そして大きな特徴として、このアバターは人間種や亜人種ではなく……『異形種』である。

 

 見た目はほとんど人間っぽく見えるものの、頭の上にぴょこんと飛び出している狐の耳と、お尻のあたりから生えている9本の尻尾が、それはもう特徴的だ。

 この2つの特徴だけで、一体何の種族であるか予想がつく人も多いだろう。そのくらいには有名な『怪物』だろうから。

 

 妖怪『白面金毛九尾』。またの名を『九尾の狐』。それが私……ラストにゃんにゃんの種族名。

 

 分類としては、実は悪魔系になる。『小悪魔(インプ)』とかから始まって、『淫魔(サキュバス)』とか『最上位悪魔(アーチデヴィル)』なんかに進化していくのが常道なんだが、私の場合、キャラを育てていた時期にちょうど期間限定のイベントが発生し、アバターを『妖怪』系統に進化させることができたのだ。

 そこで『小悪魔』から『妖狐』に進化し、そして最終進化形である『九尾の狐』にまでなった……というわけだ。

 

 そして、ゲームが現実になった今、私は本当に人間をやめて……自分の理想と情熱と性癖、その他諸々全てを注ぎ込んで作り上げた大妖怪になってしまった……ということのようだ。

 

 このことを認識した瞬間、驚きとかショックのあまり絶叫してしまったんだけど、それを聞いて廊下に控えていたらしいメイドが『どうかしましたかっ!?』って飛び込んできた。

 

 そのメイドには『なんでもない、なんでも』って適当言ってごまかして部屋から外に出したけど……今ので私、さらに二重にびっくりしていた。

 だって、そのメイドが……NPCが動いて、しゃべってたんだもの。

 

 あのメイドは、このギルド拠点に配置しているNPCの1人だ。

 しかも戦闘用ではなく、『お城なんだからメイドくらいいるよね!』というような軽いノリで、NPC作成上限のレベルが余っていたからという理由で、適当に作っただけのやつ。

 作り込みこそそれなりに凝ってあるものの、単なる飾りというか、家具とか調度品みたいな感覚で配置しておいただけの奴だ。レベル1だから、とても戦力にはならんし。

 

 それが、はっきりと自我を持って動き出しているというのは……なかなかに衝撃だった。

 

 彼女が動いているということは、他のNPC達もそうなんだろうか。

 

 この拠点……『ニューコロロ空中庭園』には、何十体ものNPCが創造され、配置されている。

 それらの中には、さっきのメイドのように、単なる飾りとして置かれているだけの者もいる。数だけならむしろそっちの方が多いかもしれないな。

 

 ただし、ギルド拠点において創造されるNPCとは、その本来の用途は『拠点防衛用の戦力』である。

 当然、ここにもそういう役目を持つNPC達……100レベルの高い戦闘能力を持つ奴らが何人も作られ、配置されている。私が手掛けた者もいれば、他のギルメンが作った者もいる。

 

 そして、そういうNPCは皆……大なり小なり自分のこだわりとか趣味嗜好、後は……(へき)なんかを注ぎ込んで作り上げるものだ。

 せっかくの強力なオリジナルキャラクター、適当に作って満足するような奴は、ゲーマーには、特にこの『ユグドラシル』をプレイするような奴には、まずいない。

 

 私もその例にもれず、己の趣味と性癖を……人に言えるようなものも言えないようなものも、これでもかと注ぎ込んで作り上げたことをよく覚えている。

 

 そして、その彼ら彼女らが動き出しているとなると……楽しみなような、怖いような……。

 

 ……色々考えて、しかしやっぱ放置しておくわけにもいかないってことで……それに、その他にもいくつか気になってる、確かめたいことはあるので……きちんと会って、見てみることにした。

 

 善は急げってことで、もう1回メイドを呼んだ。

 テーブルの上に置いてあるハンドベルを鳴らすと、すぐに外に控えてくれていたメイドが入ってきた。さっきは『何でもない』って追い出しちゃったけど、今度は用事あるからね。

 

 彼女に、『明日の朝一で最高幹部クラス(という設定のNPC)は全員会議室に集合』と周知かけてもらうよう頼んだ。

 これでトップのNPC達の様子を一気に確認できる。

 

 ちなみに、そのメイドには『今から直ちにでなくてもよろしいんですか?』って聞かれたけど、今普通に夜中なのでやめておいた。だって寝てるかもしれないじゃん。

 さっきまで『もうすぐユグドラシル終わるなー』って思ってたわけで……今1時とかだよ。

 

 ……あ、でも100レベルNPCの中に1人吸血鬼いたな……夜行性かな? だったら朝とかに起こすのかえって悪いかな……? その時は謝ろう。

 

 さて、じゃあ……私も寝よう。朝に備えて。

 あ、寝坊すると悪いからメイドに『朝になったら起こして』って頼んでおかないとね。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 そして、翌朝。

 本来であれば、ギルドメンバー同士の会議や、外部からのゲスト等を招いて行われる会議に使われる『大会議室』に、ラストにゃんにゃんの指令通りに、続々とNPC達が……それも、100レベルの実力を持つ最強の守護者達が集いつつあった。

 

 その内で一番早くここに来ていた、桃色の髪の毛にツインテール、口元から除く八重歯が特徴的な少女が、大きな口であくびをしながらブツブツとこぼす。

 

「ふあぁ~……こんな朝早くから会議ってなんなんだよー……サンゴ眠ィんだけど。早く終わらせて欲しーし……」

 

「遅刻常習犯のお前が一番最初に来てたのはそういう理由か……全く。しゃきっとしろサンゴ、もうすぐラスト様が来るんだから、たるんだ態度で不快にさせるなよ?」

 

「相変わらずあんたは真面目だねーヤマト。そんな心配しなくたって、ラスト姉ぇはそのくらいで怒ったりしないって。だからって失礼こくのは確かにアウトだけどさ」

 

 呆れた様子で注意するのは、3mを超える高身長の体をノースリーブの和装に包んだ美女。白いセミロングの髪の毛と、頭の横から伸びている2本の角が特徴的である。

 その横で『まあまあ』と、こちらもこちらで軽い感じでそれをなだめる少女。やや小柄で、淡いピンク色の髪に、学生服の上に袖の長いジャージのような服を着た、『現代風』とでもいうようなルックスの美少女だった。

 

 そこから少し離れたところには、また別な美女が2人。

 1人は、褐色の肌と鍛え上げられて引き締まった肉体、頭の上からぴょこんと生えるウサギの耳が特徴的で、やや荒々しい雰囲気を纏っているワイルドな美女。

 もう1人は、全身にぎょろっとした目玉の模様が入ったドレスと三角帽子を纏った、豊満で肉感的な色気たっぷりの体を持つ美女。ロングの金髪を太い三編みにまとめて肩に垂らしている。

 

「……? おい、何か変な感じしねえか? さっきから、誰かに見られてるみてえな……」

 

「んふふふっ、それはするかもねえ……♪」

 

 怪訝そうな表情で、ぴょこぴょことウサギの耳を揺らしながらあたりを見回す褐色の美女。それを横目で見つつ、魔女風の美女はにやにやと笑って……会議室の一点をちらちらと見ていた。

 

 すると、会議室の扉がさらに開き……出席を命じられていた『最高幹部』のうち、最後に残った1人がその姿を見せた。

 

 金髪を頭の両側でくるくるに丸くして束ねた、いわゆる『ツインドリル』の髪型にしており、小柄ながら威圧感や覇気を滲ませながら歩いてくる美少女。黒と藍色を基調とした軽鎧とバトルドレスに身を包んでおり、それも凛とした雰囲気をより強いものにしていた。

 

「あら、あなたが最後なんて珍しいわね、カリン」

 

「ちょっとやることがあってね。それよりも……なるほど、もう全員そろっていたのね。待たせてしまって悪かったわね」

 

「何言ってんだよ、肝心のボスがまだ来てねーだろうが」

 

 呆れたような苛立ったような口調でそう言う、褐色肌にウサギ耳の美女。

 しかし、そんな彼女を見て、金髪ツインドリルの少女と、魔女風の美女は、なぜか呆れたような表情になって彼女を見返していた。

 

「? 何だよ?」

 

「何言ってるの、はこっちのセリフよ。全く……あなた達……いえ、デミア以外か。誰も気づいていないようね」

 

「? 気づいてないって……何にだい?」

 

「もうとっくに来てるわよ……ラスト様なら、そこに」

 

「「「え!?」」」

 

 驚く一同の視線を浴びながら、少女は会議室の上座の座席……この場において最も上の立場の者が座るべき席を指さして言った。

 驚いていないのは……さきほどから同じように、にやにやとおかしそうな表情のままでいる魔女1人だけである。

 それも含めて呆れたようにため息を吐きつつ、少女は半目にした目をその座席に向けて、

 

「呼び出しておいて隠れてこそこそ見ているなんて趣味が悪いですよ、ラスト様」

 

 そう言った次の瞬間、何も、誰もいなかったはずのそこに……突然、何もない空間から滲み出すように、金髪と狐耳、9本の尻尾が特徴的な美女が姿を現した。

 ぎょっとする面々の前で、『完全不可知化(パーフェクトアンノウアブル)』を解除したその美女……ラストは、ややバツが悪そうに苦笑して、

 

「あはははは、ごめんごめん。ちょっと驚かせようと思ったんだけど……やっぱカリンとデミアにはバレちゃうか」

 

「全くもう、いい年して大人げないことしないの。はい、じゃあ皆席について。全員そろってるから、さっさと会議始めるわよ」

 

 その言葉に従って、次々に席についていく。

 全員が座ったのを見計らって、ラストが『じゃ、出欠確認!』と声をかけた。

 

 

「はいはーい。『魔究郭』領域守護者、デミア・デュオデクテット。出席してまーす♪」

 

 金髪に目玉模様の服に身を包んだ美女がそう名乗る。

 名前は、デミア・デュオデクテット。種族は『魔女』。

 100レベルNPCの一人にして、最高幹部『六道輪廻』の一角、『地獄道』の番人。

 

 

「はぁーい、『萌緑郭』領域守護者、サンゴ、いまーす」

 

 桃色の髪をツインテールにした、八重歯がかわいらしい少女がそう名乗る。

 名前は、サンゴ。種族は、吸血鬼の最高位『真祖(トゥルーバンパイア)』。

 100レベルNPCの一人にして、最高幹部『六道輪廻』の一角、『餓鬼道』の番人。

 

 

「おう! 『暴獣郭』領域守護者、ミルコな! いるぞ!」

 

 褐色肌のワイルドなバニーがそう名乗る。

 名前は、ミルコ。種族は、『古種人獣(エルダーライカンスロープ)(ラビット)』。

 100レベルNPCの一人にして、最高幹部『六道輪廻』の一角、『畜生道』の番人。

 

 

「『錬武郭』領域守護者、ヤマト、ここに!」

 

 大柄な体躯と2本の角が特徴的な美女がそう名乗る。

 名前は、ヤマト。種族は、『鬼人』。

 100レベルNPCの一人にして、最高幹部『六道輪廻』の一角、『修羅道』の番人。

 

 

「はいよー、『遊享郭』領域守護者、アカネでーす。いるよー」

 

 淡い桃色の髪に、今風の服装が特徴的な少女がそう名乗る。

 名前は、アカネ。種族は、『エイリアン』(期間限定イベント種族)。

 100レベルNPCの一人にして、最高幹部『六道輪廻』の一角、『人間道』の番人。

 

 

「守護者統括、兼『煌皇郭』領域守護者、カリン……ここに」

 

 金髪ツインドリルの髪型が特徴的で、並々ならぬ覇気を迸らせる少女が、最後にそう名乗る。

 名前は、カリン。種族は、『半神半人(デミゴッド)』(期間限定イベント種族)。

 100レベルNPCの一人にしてまとめ役。最高幹部『六道輪廻』の一角、『天道』の番人。

 

 

「我ら守護者一同……招集に応じ、今ここに揃いましてございます。何なりとご用命、お申し付けくださいませ……我らが支配者、ラストにゃんにゃん様」

 

 

 

 

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