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全てが嬉しくてはしゃいでおります。こんなまだまだはじまったばかりの拙作を……ありがとうございます!
……そんな中でこんな話投稿するわけですが……やっぱり作者の趣味嗜好は抗えないんだ……っ!
【異世界転移 4日目】
昨日1日で、この『ニューコロロ空中庭園』において知っておきたかった、把握しておきたかったことは大体確かめられたので、今日はやや手持無沙汰だった。
もちろん、色々とやることはまだまだあるが、今すぐってわけでもなかったり、そもそもすぐには着手ないし確認ができないことだったりするため、ひとまずはゆっくりできる時間、ということになったのだ。
しいて言えば、まだまだ分からないことが多いこの世界そのものについての調査だけど……それについては、既に昨日の時点で調査隊を結成し、出発させてある。
ハヤテとトールの報告を受けて、周囲半径数キロ以内には、脅威になるような存在はいないようだとわかっている。それ以上の広範囲について調べるには、人員も時間もそれなりに費やさなきゃいけないので、さっさと取り掛かったのだ。……とりかかってもらった、って言った方がいいか。
私、指示出しただけだし。
人員の選抜は、ビーストテイマーであるサンゴと、
しばらくは、そいつらが周囲を調べて情報を持ち帰ってくれるのを待つことになる。
それはさておき……ちょっと今、私は困っていることがある。
あんまり大きな声で言いたくはないんだけど、できれば大至急解決したい問題に直面している。
……率直に言おう。ムラムラする。
いや、ふざけてるわけじゃなくて……本当になんか、今日ずっと……いや、昨日の午後くらいからずっとそうなんだよ。ひたすら性欲が頭の中に居座って、渦巻いてる感じ。
性に目覚めたてのエロガキかってくらいに、寝ても覚めても『そういうこと』を考えちゃってる。食事とか、魔法の試し打ちとかで気晴らししようとしてもうまくいかない。いつになっても消えてくれないどころか、だんだん強くなってるように感じる。
それこそ、部屋でこっそり一人遊びして解消しようとしても無理だった。収まらなかった。
どういうことコレ? 私……こんな風に頭の中がエロ一色になっちゃったことなんて……それこそ、小学校卒業してしばらくした頃、そういうのに目覚めたて、色々と覚えたてだった頃でさえ、経験ないんだけど。
これじゃまるで、発情期の動物みたいじゃないか……って思ったところで、『本当にそうなんじゃないか?』と気づいた。
私(の、アバター)の種族……『白面金毛九尾』は、『妖怪』ではあるけど、名前の通り狐としての一面も持ってるし……それ以前に、分類上『
であれば、動物らしく発情期的なものが存在したり、淫魔らしくエロいことが大好きだったり……という面、ないし性質があるんじゃないだろうか? あってもおかしくない。
そうなると、コレどうしたら解消できるのか……。
安直なものの考え方をすれば、普通に『ヤれば治る』んじゃないかとは思う。
動物だって、『そういうこと』をして子孫を残すためにそういう本能があるんだろうし、それに従って行為に及べば解消される、とは思う。
『淫魔』なんかそもそも、そういうことするのが大好きというか、生命維持のため、食事代わりにそういう行為をするっていう設定すらあったはずだ。
むしろ、考えれば考えるほど、そうするのが最適だと思えてくるんだけど……そうなると必然、大きな問題が1つある。
相手、誰にすればいいの? ってことだ。
必然的に、NPCの誰か、ってことになるんだと思うけど……わ、私、発情期(推定)解消のためとはいえ……自分やギルメン達が作った、子供同然のしもべ達とヤるの?
そりゃあその……かわいい、あるいはかっこいい男性NPCも何体か、何体も、いるけども……だからって彼らをそういう対象として見れるかどうかは……いやごめんなさい、普通に見れるわ。
むしろ、そういう妄想しちゃったことも何度もあるわ。それこそ、ユグドラシル時代から。
とある友好関係にあったギルドにいた、某社畜スライムとか某エロゲーバードマンとは、むしろそういう話題で盛り上がったことが何度もあった。
ヘロヘロさんも、ペロロンチーノさんも、これでもかってくらい自分の趣味と性癖を叩き込んだNPCを作って、意気揚々と説明してくれたっけ。どっちもすごくかわいかったけど、闇というか業が深いな、と思わされてしまった。
特にペロロンチーノさんのシャルティアなんか、入力されてた設定テキストの内容がもう……これがもし彼女の実際の行動に反映されてたら、エロ関係に非常に厳しいユグドラシルでは一発で垢BANだろうな、って内容が書かれてたし……。
まあアレのおかげで『フレーバーテキストなら何書いてもセーフなのか』とわかって……私も、デミアをはじめとしたNPCの設定欄に色々書いちゃったんだけど……。
そんな風に盛り上がりすぎて、『加減と自重を覚えろ』ってぶくぶく茶釜さんに3人そろって怒られるまでがワンセットだったなあ……懐かしい。
……で、話戻すんだけど……そういうわけで私、あの頃はあくまで遊び半分とはいえ、そういう対象として見れるな、と思っていたNPCが、ここには何人もいるので……本当に必要あるなら、彼らにお願いして『お相手』をしてもらうこともできる……わけか……。
私からのお願いなら、断らないだろうし……。
……あるいは同じNPCでも……男じゃなく、女の子に頼む、っていうのも手、か?
デミアやカリンを筆頭に、『女の子相手でもイける』設定のNPCも多かったはずだし……。
肝心の私が、そっち方面には全然疎いので、『女×女ってどうやればいいんだよ』って知識ゼロな感じだけど……それすらきちんと手ほどきして、リードしてくれそうな気はする。そんな謎の頼もしさというか信頼感が、彼女達にはある。
……というか……多分、私が発情してるの、デミアあたりに気づかれてるっぽいんだよね……。
昨日の夕方頃、宝物庫で一緒にアイテム関係の確認とかやってた時から、露出が多い上に体つきが超エロいデミアの体をちらちら見ちゃってて……。
そして、それに当然のように気づいたデミアに、『触りたいならどうぞ?』ってニヤニヤ笑いながらからかわれて……
さすがは私が作ったNPCだ。創造主に対する理解が―――
(日記はここで途切れている)
☆☆☆
―――コンコン
突如として響いたノックの音に、日記を記入していたラストは、驚いて『びくっ』と体を大きく跳ねさせながらも、どうにか心を落ち着けて、声を出した。
「えっと、誰?」
『おはようございます、ラストにゃんにゃん様。クリムヴェールです』
「く、クリム!?」
声の主は、今のラストにとって、最も会いたいと同時に、最も『会ったらまずい』NPCだったため、重ねて驚いて声が裏返りそうになっていた。
クリムヴェールは、デミアと同じくラストが創造したNPCである。
種族は『天使』で、レベルは100。ハヤテ同様、最高幹部ではないものの、この『空中庭園』を守る最大戦力の一角と言っていい強者だ。
そしてその性別は……一応、『男性』。
ラストが今の発情状態を解消するために、『お相手』を頼もうかと、候補として考えている、何人かの男性NPC達……その筆頭が、何を隠そうクリムヴェールだった。
しかし、まだ決断していないし呼んでもいない彼がなぜ、自分の部屋を訪れているのか。ラストは不思議に思って訪ねてみると……
『ええと……僕も理由は聞いていないんです。ただ、デミアさんに言われて……『行けばわかる』『今のラストには君が必要だから』とだけ……あの、何のことかわかりますか?』
(あ、あのエロ魔女……やっぱ気づいてたか……!)
昨日の夕方頃、すでに自分が発情していたことも……今日になってまだそれが解消できていないことも把握していたのであろうデミアが、気を回してクリムを派遣してきたようだ。
タイミング的には……悔しいが、完璧と言わざるを得ない。
(ちくしょう……こんなことされたら我慢とか無理……ありがとよデミア! 後でちゃんとお礼言うから!)
その後、ラストから『ちょっと待ってね』と指示された後……しばらく経ってから『入っていいよ』と許可が下りて、クリムは部屋に入ってきた。
その容姿は、小柄で線の細い体にかわいらしい顔、長く伸びた金髪と、パッと見ただけでは女の子にも見える。着ている服が薄手のワンピースのような女物であるのもそれに拍車をかけている。
そのクリムは、招かれたはいいものの、どこにもラストの姿がないことに『あれ?』と首をひねっていると、奥の方から『こっちこっち』と呼ぶ声が聞こえたので、背中の翼で浮遊し、そっちに飛んでいった。
(あれ? でもたしか、こっちにあるのは……ってぇ!?)
「ら、ラストにゃんにゃん様っ!? そ、そのお姿は……あ、あの、その……」
「あははっ……ごめんねぇクリム、こんなカッコで」
呼ばれた先……ラストがいたのは、寝室。
その中心にある、数人まとめて横になれそうな、天蓋付きの大きなベッドの上に、ラストはいた。
その身に何一つ、衣服をまとっていない……生まれたままの姿で。
普段から見ている美しくもかわいらしくもある顔に加えて、大きく膨らんだ形のいい胸に、シミ1つなく柔らかそうな肌……まるで芸術品のような見事に整った体が、ベッドの上、何も隠されることなくさらけ出されていた。
それを見て思わず体の一部分が反応し、浮遊したまま前かがみになってしまうクリムだったが……その姿に加えて、赤みがさした頬に、心なしか荒い息というラストの様子を見て、彼女が発情状態にあることもなんとなく察した。
それはつまり、自分がここにこうして呼ばれた理由、ないし役目が何であるかも、また。
「ら、ラストにゃんにゃん様……つまり、その……僕……そういうこと、ですか?」
「そういうことです♪ ああ、もちろん嫌だっていうなら無理にとは言わないけど……」
「い、嫌だなんてそんな! むしろすごく嬉しい……い、いえ、光栄です! 精一杯務めさせていただきますので!」
「そっか……よかった。それじゃあ、さっそく―――」
「―――来て、クリム♡」
☆☆☆
……えー……正直に申し上げます。
大変、満足できました。すっごく……よかったです。
人間だった頃も含めて、初体験だったけど……うん、最高の初体験だったと思う。
さっきまで私の中にあった、どうしようもないムラムラ感は、きれいに消え去って……心も体もすごくすっきりしている。やっぱり、『発情期』だったんだな……。
その解消に貢献してくれたクリムは、今、私の隣ですやすやと寝息を立てている。
つい十数分前まで、このかわいい顔に似つかわしくない凶悪極まりないアレを使って私をひぃひぃ言わせていたようには、とても見えないな……そのギャップも含めて大変美味でしたけども。
ともあれ、『お相手』としては100点満点の仕事をしてくれたわけなので、起きたら改めて誉めてあげようと思う。
……問題は、こいつだ。
私を挟んで、クリムの反対側に寝ているこの女……デミアである。
クリムと私が何回戦かやって盛り上がってるところに乱入してきて、そのまま3Pに突入して……それまでにまして私もクリムもぐっちょぐちょに乱れさせてくれた。
いや、確かに性に関して奔放だとか、そういう知識や技術もあるとか、設定に書いた覚えあるけど……えぐいレベルで巧みだったな。クリムも私も、ベッドの上でまとめて手玉に取られちゃったよ……。
色々おもちゃ持ち込んで使ってきたり、変身魔法で自分に生やしてクリムと一緒になって私を……これ以上は年齢制限かかるな。
で、そのデミアにさっき聞いたんだけど、やっぱり彼女、私が発情状態にあったことに気づいていて、その解消のためにって気を回してクリムを派遣してくれたようだ。
そして、上手くいったかどうかの確認と……単に自分も混ぜてほしかったからっていう理由で、こうして乱入してきたらしい。公私混同ェ……いや、私も楽しめたけどもね? ここまでスッキリできたの、何割かはデミアのおかげもあるかもしれない。マジで。
それについてはデミアにもきちんとお礼は言った。……やり方がちょっと強引だったことについてはちょっと指摘しておいたけど。
ただ、そのデミアから聞かされたことがもう1つ。
私のこの、今はひとまず解消された『発情状態』だけど……あれ、結構頻繁に訪れるらしい。
動物の発情期みたいに、年に数回とかじゃなくて……年中発情状態にある人間とか兎みたいに、一旦解消しても気分や体調によってすぐにまたムラムラしてくるんだそうだ。
だから、そうなったら無理に我慢しないで、きちんと好きなしもべを呼び出して抱いて(あるいは抱かれて)発散しなきゃダメよ、って注意されてしまった。
マジか……アレ、そんな頻繁に来るの?
そりゃ、リアルにいた頃……人間だった頃は、不定期にそういう気分になることもあった。
自分で言うのもなんだけど、性欲は割と強い方だった気がするし。ただ、恋人とかそういうのはいなかったし、女性用風俗に行く度胸もなければ金銭的な余裕もなかったから、適当にネットでオカズ探して自力で発散してた。
その時は……まあ、自分ですればある程度発散できて、スッキリした。
けどさっきまでのアレは、我慢するのが難しいくらいに衝動が大きかったし、我慢するストレスもきつかったように思う。そして、1人プレイじゃいくらやってもスッキリできなかった。
あれが定期的に、割と頻繁に来る、のか……。
でも。デミア曰く、
『獣人や淫魔にとっての発情っていうのはそういうもので、仕方ない生理現象だって、このギルドにいる者なら皆きちんと理解してる』
『そうなった時には皆、各々の方法できちんと発散したり自己管理している』
『だから、ラストもそうすればいいし、恥ずかしがることなんて何もない。むしろ、我慢して精神的に負担がかかる方が不健康だし、あらゆる意味で非効率』
そう並べ立てて説明した上で、『次から同じようなことになったら、変に我慢しないで、きちんと発散しなさいね。なんなら私に相談してくれてもいいから』って、注意されちゃったよ。
正直、そう言ってもらえるのはありがたい。
私だけで悩んでたら、人間だった頃と違いすぎるこの『ラストにゃんにゃん』……もとい、『白面金毛九尾』の生態に戸惑って、これからどうしたらいいのかずっと答えを出せずにいたと思うから。
今こうして頭がスッキリした状態になってあらためて考えれば、さっきまでの、徐々に余裕がなくなっていく精神状態では、あらゆることのパフォーマンスがだだ下がりになってただろうことは想像に難くない。
ホントに彼女の言う通り、早い段階で解消した方がいい、先延ばしにしても何もメリットがないことだと言えるだろう。
……という感じで納得しかけたところだったんだが、最終的にデミアがそれにつけ足して、
「そもそもこのギルドには『そういうこと』が大好きな面々ばっかりだから、発情期じゃなくても全然楽しんじゃっていいと思うわよ? 私もそうしてるし」
あっ、はい……それは何よりですね。
……ええと、まあ、うん。
とりあえず、ホントにそういうの我慢も恥ずかしがりもしなくてよさそうだな、っていうことはわかった。それを今日の収穫としよう。
っていうか、もう夕方じゃん。何時間ヤってたんだ私……。
確かにこれは、たまりにたまった後にこんな形で爆発しちゃうんじゃ、時間管理的にももったいないというか非効率というか……うん、こまめな発散大事だな。
昼食すっとばしてそろそろ夕食の時間だ。お腹すいたし……ルームサービスで何か食べよう。
【追記】
自分達が素っ裸だったってことを忘れて、そのまま、夕食を持ってきてくれたメイドを部屋の中に招き入れてしまって……悲鳴上げられた。
ごめんよメイドリー……生々しいもの見せちゃって。
っていうか、今日の夜の担当、君だったんだね。クリムやデミアと同じく、私が創造したNPC……こんな主だけど、幻滅しないでね……?
【追記2】
ヤってる途中で気づいた、というか思ったんだけど、ベッドに裸で寝るの気持ちいいな。
アニメとかで、夜寝るときパンイチもしくは全裸で、パジャマも何も着ないキャラとかよくいたけど……こんな感覚だったのかな?
シルクか何かの、すごくきめ細かくて上質な生地のシーツや布団に体が触れて、こすれて、包まれるの、すごく気持ちいい。肌触りがやばい。
……多分だけどこれ、リアルにいた頃に使ってた、安い敷布団と掛布団で同じことやっても、気持ちよくはないんだろうな……高級品だからこそのこの肌触りだろうし。
誰も何も文句言やしないだろうし、今日から裸で寝ちゃおうかな。いやでも、パジャマやナイトガウンも、そっちはそっちで着心地すごくいいんだよな……どっちも捨てがたい。
……その都度気分で決めるか。
【異世界転移 5日目】
なんか妊娠した。