家庭教師ヒットマンREBORN! × プリパラ……のメモ書きみたいな何か 作:星海
らぁらちゃんはプリパラチェンジモードです。
「ハルの〜…ハルハルインタビュー!!ですっ!今回はクロームさんもご一緒にお届けします!」
「…よろしく」
「ということで今回お呼びしたのは……こちらの方です!自己紹介お願いしますっ!」
「かしこまっ!あたし、真中らぁら!小学6年生!!」
6年生6年生6年生……
「はひっ!?ま、マイクにエコー機能かけてないのにエコーがかかってます…!」
「相変わらずの大声……」
「えへへ……でも、心にまで強く響きはしないでしょ?これでも頑張ったんだよ?」
「……言われてみれば」
「そうですね……?というか、ここにいるのは過去のらぁらちゃんのはずですが……」
「未来から情報は全部受け取ったの。だから未来の匣兵器の話とかもできるよ!」
「そうなんですね……それではよろしくお願いします!」
「かしこまっ!」
「まずですね…これ聞いてもいいんでしょうか…?“プリズムボイス”とは何なのでしょう?」
「あたしも正直理解してるとは言いにくいんだけど……クマさん曰く“伝説の歌声”。ファルル……あ、元の世界の友達が言うには“心に届く歌声”なんだって。」
「はぇ……そういえばらぁらちゃんの匣兵器にであるマイクには“プリズムボイス”の項目がありますよね?もしやこれを使えば誰でもそのプリズムボイスを…?」
「うーんと、確かにプリズムボイスがみんなのものなのは間違いないんだけど……その匣兵器のプリズムボイスはちょっと違うんだよね。」
「というと?」
「一覧にするけど……未来から届いた情報によるとこんな感じなんだって。」
ハイパーボイス:純粋な音の衝撃波を発する
シャウトボイス:内部構造から物質を破壊する
プリズムボイス:精神への直接攻撃
ヒーリングボイス:生物の傷を治癒する
「精神への直接攻撃…ですか?」
「幻覚みたいな?」
「幻覚みたいに感覚に対して干渉するんじゃなくて、精神……心に直接干渉して相手の闘争心とかを一時的に打ち消しちゃうの。実際、未来のあたしはそうやって相手の闘争心を大空の調和で打ち消して逃げるを繰り返してたみたい。」
「……あの、だいぶ怖いことやってませんか?」
「そうだね、もしあたしが嵐属性とか持ってたら心の完全破壊とかできたと思うよ?」
「ひぇっ……!?」
「大空なだけまだマシだった……」
「ちなみに、炎の刃をかき消したのはシャウトボイス。太猿さんを吹き飛ばしたのはハイパーボイスだね。あと、みれぃと話してる間とかはずっとヒーリングボイスにしてたんだ。だから綱吉さんがあのタイミングで戦闘に復帰したっていう話。」
「あの時にツナさんの治療までしてたんですか!?」
「うん!天空コウモリは元々そのために出したからね!」
「……あれ、てっきり戦うためだと」
「えっとね、確かに天空コウモリでも戦えるんだけど。あたし本気で戦うなら雲コウモリなんだよ?といっても、本気出すつもりなかったからマイクとマイクスタンドだけで戦ったんだけど……」
「マイクスタンド……」
「ブラックスペルの人を傷つけたくないからね。」
「その割にはそふぃ様とか思いっきり攻撃してたそうですが?」
「未来のそふぃの場合は相手が相手だから……生半可な戦い方だとこっちが倒されちゃうし。未来のあたしでも本気出すしかないからね、γさんは…」
「はひ……そんなに強い方なんですね……」
「γさんは特にビリヤードの球が難しいんだよね……あれはマイクスタンドじゃ弾けないし、剣でも対処が難しいんだ……だから全方向に音を放出して音波の盾みたいなのを作りつつ戦わないとなんだよ。未来のそふぃは動き回ることで対応したみたいだけど……」
「剣……そういえばなぜ剣を使わないのですか?」
「あの剣はあたしのじゃなくて……別世界のあたしが使ってたものを並盛めが兄ぃさんがどこかから見つけて匣兵器にしてくれたんだ。」
「別世界……」
「実際並盛めが兄ぃさんが別世界を観測できる理由はわからないんだけどね。でもそのおかげもあってちょっとは剣を使えるようになったんだよ?」
「はひ、別世界だとらぁらちゃんは剣使いさんなんですか!」
「剣使い、というか……勇者様なんだよね……」
「勇者様!?」
「うん。何度か言ってるけどあたしは戦うのが好きじゃなくて……もちろんライブバトルとかだったらいいんだけど、怪我する戦いはやっぱりね。で、そういうときに戦いを代わってもらうことがあるの。ある程度戦えるようになった未来のあたしだけど、やっぱり技術や戦いへの慣れだと勇者様のあたしに負けるみたいだから。別世界のあたしの力を借りる機能っていうのは一時的にあたしの身体の操作を勇者様である別世界のあたしに任せる、っていうことなんだよ。」
「匣兵器になっていたクマさんってどういう方なのでしょう?」
「どういう……うーん?優しい人、かなぁ……あと、あたし匣兵器のクマさんのこと“クマさん”って呼んでたけどあれ別にクマさん本人じゃないからね…?」
「あ、そうなんだ……」
「本物のクマさんは未来の世界では未来のみれぃと並盛めが兄ぃさんのサポートをしてるんだって。あとあたし達のマネージャーもね。」
「多忙な方ですね…」
「結構自由な人だし、失礼なこともあったりするけど…でもちゃんとアイドル想いの人だよ。あたし達SoLaMi♡SMILEの友達でライバルでもあるDressingPaféのマネージャーさん、ウサギさんも同じくね。」
「ドレッシング……」
「パフェ……?」
「あー……この世界にはみんないないもんね。ドロシー、レオナ、シオンの3人で組まれたチームだよ。このDressingPaféとSoLaMi♡SMILEを合わせてSoLaMi Dressingっていう合同チームでライブすることもあるね。」
「はひ……」
「レオナ……私、どこかで」
「……そういえばみれぃが一度名前出してたっけ……?」
「…あ、そうだ。ボスのプリチケの話で出たって…」
「レオナは男の人なんだよね……あたしも結構忘れるけど。」
「男の人がプリパラにいるんですか!?」
「レオナは本当に例外だよ……それで言うなら綱吉さんも例外だけど。」
「綱吉さんって途轍もなく希少な存在ですか…?」
「そうだと思う……」
「……そういえば、ボスに聞いたけど、ぬいぐるみがどうのこうのって話……らぁらが20年くらい前に同じ会話をしたって…」
「あれは……あたしがみれぃにプリチケバッグを届けるためにプリパラに初めて入った時、クマさんをみれぃのプリチケバッグで吹き飛ばしちゃって……怒ったクマさんに実際に言われた言葉なんだよね。それがだいたい20年くらい前。」
「そうなんだ……」
「あたしがアイドルとしてデビューしたのもその時だし、その時はあたしにアイドルなんて無理だーって思ってたんだけどね。いつの間にかアイドルの頂点、なんて呼ばれるようになっちゃってるね……」
「アイドルの頂点……」
「アイドルの頂点を目指すには神アイドルのらぁらちゃんを超えろと……!?た、高い壁…!」
「あたしより下……なんて言いたくないけど、みれぃとそふぃもいるからね?ていうか、あたしはみれぃとそふぃがあたしの下だなんて認めてないんだから……」
「最後の質問としましょう!らぁらちゃん、何か目標とかありますか?」
「目標……2つ、あるにはあるんだけど……」
「ぜひ聞かせてください!」
「私も……聞いてみたい。」
「うぇぇ!?えっと、じゃあ……1つは分かんないと思うけど。あたし達のいた元の世界で出会ったとある人と友達になること、かな。」
「友達に……ですか?」
「うん。…あたしは友達だと思ってるんだけど、その人は認めてくれないから……だから認めてもらえるように頑張るの。……その結果がプリズムボイスの制御不可だったりするわけなんだけどね。もちろん他の友達を大切にしない、なんてことはしないよ?」
「その心は?」
「だって───み~んなトモダチ、み~んなアイドル!それがプリパラの信念で、それをできる場所を奪わせないのがあたしの信念だから!みんなで笑いあって、支え合って……どこまでも高みを目指していきたいからね!」
「……大空」
「…ですね。もう1つ目標をお聞きしても?」
「……えっと。その……ね?」
「「……?」」
「……帰りたいな、って。」
「「……えっ」」
「“Make it!”───2人も知ってると思うんだけど。SAINTSの曲、なんだよね。……
「はい……」
「ということは、あたし達
「……」
「これがもし本当なら、この世界にはあたし達の世界に帰る方法があるはずなの。ひびきさんだったらどうかは知らないけど……あたしは帰れるのなら帰りたい。」
「……」
「あたしのリボン……10年も経つと色褪せちゃってるし。このまま帰ったらママとかのんとか……それこそ作ってくれたなおにはほんとに色々心配されそうではあるけど。それでもあたしは帰りたい。あたしの生まれ育った場所はあの世界だし……あたし達が伸び伸びといられるのって、やっぱりあの世界なんだよ。」
「らぁらちゃん……」
「……もしかしたら、この世界の皆とは永遠の別れになっちゃうかもだけど……それでも。」
「……そう」
「……って、なんか落ち込ませたみたいでごめんね?とりあえず見つけるところからだから、まだまだ一緒にいられる、と思う!だから、それまでたくさん思い出を残そう?」
「……そう、ですね!はい!それではこれにてハルのハルハルインタビューを終了します!らぁらちゃん、ありがとうございました!!」
「はーいのかしこまっ!それじゃあまたねー!」
「はい!また!」
「また……」
「……ボス。そろそろ覚悟決めないと……手遅れになっても知らないよ。」
ということで特別回。
らぁらちゃんが誕生日だと知って急遽制作したようなものなので所々おかしいかもしれません。
改めてお誕生日おめでとうございます、らぁらちゃん。
…何気に明かされた“Make it!”が存在する理由。