前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
side三雲拓也
「マネージャー志望の音無です!よろしくお願いします!」
「音無じゃなくてやかましじゃ──「何か言いましたか!?」…なんでもないです」
原作では帝国の後に加入した音無だが、初めての試合の後と考えるとタイミングは同じだな。
「試合に勝って燃えてんだ、新入部員も来た事だし練習しようぜ!」
「やる気だな、染岡」
「次は俺が一番点を取ってやるから見とけ!」
尾刈斗に勝ったのもあって、チームの雰囲気は好調だ。この勢いでFFに殴り込めるならいいんだが…ん?
「サッカー部室はココで会っているかしら?」
扉が開き、お嬢様が入ってくる。あ、将来の円堂の嫁…雷門夏未だ。ココではまだサッカー部を潰そうとしてたっけ。
「誰だ?」
「知らないのか円堂、理事長さんの娘だぞ」
「えっ、そうなのか!?」
「…まさか知らないとはね、まぁいいわ。先週末の練習試合の様子から、随分とサッカーに自信がついてるようね」
「そりゃ、あんなに点差を付けたらな?」
「そんな貴方達に朗報よ、次の練習試合が決まったわ」
『おおっ!』
…練習試合って事は、やっぱり順番が入れ替わっただけか。
「相手は…帝国学園よ」
『…ええっ!?』
「…っ!(お兄ちゃん…)」
叫んでないのは俺と豪炎寺ぐらいで、皆驚愕していた。
「て、帝国学園!?あのフットボールフロンティア40連覇の!?」
「えぇ、あの帝国学園よ。精々恥をかかないような試合にしなさい…負けたら廃部よ」
そう言って夏未が部室から出たが…雰囲気は先程とは打って変わり落ち込んでいる。…だがソレは主に1年達からだった。
「負けたら廃部、しかも相手は帝国って…む、無理じゃないでやんすか!?」
「僕達、入ったばっかなのに…」
悲観的な事を言うヤツがちらほら…だが俺達は諦めるつもりなどない。
「帝国だろうが構わねぇ!俺は点を取る!」
染岡。
「点は私も取っちゃうよ!」
ヴァーゴ。
「チェインやブロックは俺の出番だ!」
俺。
「中盤は俺がつなげる!」
半田。
「ディフェンスは俺と──」
「──俺がやる!」
風丸、影野。
「その意気だ!ゴールは俺に任せろ!」
そして円堂。
1年からやってた俺達はむしろやる気に満ち溢れていた。ソレを見た1年は困惑している。
「なんで、諦めないんすか…?」
「…サッカーが好きだからだ。サッカーが好きというその気持ちがあれば、俺達はどんな苦難も乗り越えられる。ソレが、廃部の危機だったとしてもな」
「サッカーが、好きだから…」
「………(この人たちなら、お兄ちゃんも…!)」
それから練習は激しいものとなった。技の開発・鍛錬、連携の強化…帝国学園の試合映像をいくつかチェックしつつ対策もした。
…そして、運命の日がやって来た。
めっちゃいい勝負を書きたい。
次回もよろしくおねがいします。