前世ファンだったヤツのイナイレ転生   作:Lcrcl (エルマル)

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三雲の脳内では『夏未』と呼んでるが、実際呼ぶ時は『雷門さん』呼びである。

アンケート結果:ジョーカーレインズを採用。また、個人的に好きなのでバハムートクラッシュも採用しました。パートナーは黄名子にします。


イナズマ落とし

side三雲拓也

 

「理事長室の金庫にこんな物があったわ。恐らく貴方達の言ってる秘伝書よ」

 

そう言って夏未がボロボロのノートを渡す…まず、確認したい事がある。

 

「このノート、千切れてるページは何枚だ?」

 

「1、2…3枚あるな。でもどうしてソレを?」

 

「さっきザ・ギャラクシーと名前不明の究極奥義のページ2枚が見つかってる。3枚千切れてるって事は恐らくもう1枚あるな…」

 

「確かに。でもまずは秘伝書だ、この中で今の俺達に出来そうな技を探そう。マジン・ザ・ハンド、炎の風見鶏、イナズマ1号、コロドラシュート、クロスドライブ……」

 

全部聞いたことあるな。てかコロドラシュートもあるのかよ。

 

「イナズマ落とし…コレなら行けそうじゃないか?」

 

「どういう技なんだ?」

 

「こういうヤツだ」

 

ページを見ると、1人が踏み台になりつつもう1人がそこから跳んでボールを蹴っている。相変わらず汚いが…ギリギリ分かるな。

 

「『1人がビョーンと飛び、もう1人がその上でバーンとなって、クルッとなってズバーン!』」

 

「やっぱり謎言語か」

 

「でも絵があるし、比較的分かりやすいね。ビョーンは踏み台役の人、バーンはその人からもう1人が跳び上がって…クルッとなってズバーンはオーバーヘッドキックじゃないかな?」

 

「」( ゚Д゚)

 

まさか一発で回答を出すとは。

 

「なるほど、そういう事か!じゃあオーバーヘッド役はジャンプ力があるヤツで、踏み台役は大きいヤツがいいな」

 

「ジャンプ力は豪炎寺で…大きいヤツは……」

 

『………』

 

全員の視線が壁山に集中する。

 

「お、俺っすか!?」

 

「だって大きいと言ったら壁山君ぐらいしかいないし…」

 

「でも俺、高いのが怖いっす~!」

 

「いや、踏み台は別にそんな高い所行かないだろ」

 

ソレはホントにそう。

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

次の日から、豪炎寺と壁山のイナズマ落とし特訓が始まった。FFまでは三週間程、しかし原作じゃ期間は一週間だったし流石に全期間使う事はないだろう。ないよな?

 

「壁山くん、下を見て怖いなら上を見て!」

 

「上、っすか?…やってみるっす」

 

…こりゃすぐ終わりそうか?

 

「じゃあやってみよう。よーい、ドン!」

 

豪炎寺と壁山が跳び上がり、豪炎寺が壁山を踏み台にしてボールをオーバーヘッドキック…しようとした所でボールを透かしてしまった。

 

「惜しい!」

 

「壁山のジャンプ力が足りなかったようだな」

 

「もう一回だ」

 

ーーー

 

何度かイナズマ落としをするが、やはり壁山のジャンプ力が足りなくて失敗している。

 

「うぅ…俺では無理じゃないっすか?他の必殺技を──」

 

「諦めるな、壁山」

 

真剣な目つきで、豪炎寺は壁山を見据えた。

 

「今朝、お前が弟と話してるのを見たぞ。その子はカッコいい兄を楽しみにしてるんじゃないか?」

 

「…サクは、俺をカッコいいと思ってるっす。でも実際の俺は「本当にそうか?」…え?」

 

「日々の練習を真剣に取り組んで、必殺技の開発にも集中するお前は充分カッコよく見えるぞ。弟にそのカッコよさ、見せたくないか?」

 

妹がいる豪炎寺だからこそ言える事だな。

 

「カッコいい、俺を…サクに?」

 

「あぁ」

 

「……俺、もうちょっと頑張ってみるっす」

 

「フッ、その意気だ」

 

壁山は気を奮い立たせ、もう少し挑戦する事にした。こういうのが見たかったんだよ俺。

 

「行くよ?よーい、ドン!」

 

「「…っ!」」

 

ビョーンと壁山と豪炎寺が跳び上がり、バーンと豪炎寺が壁山を踏み台にし、クルッと回って…ズバーンとオーバーヘッドキックを決めた。

 

「「…イナズマ落とし!!!」」

 

ボールは稲妻のような電撃を纏い、ゴールに突き刺さる。

 

「…!や、やったっす!」

 

「あぁ、カッコいいぞ壁山!」

 

「えへへっ」

 

コレなら野生中も比較的楽に行けそうだな。残りの期間は基礎強化に振るか。




現状で考えてるストーリー難易度(原作をAとする)
1期:B
2期:B+
3期:B
??:A+
??:SS

野生中前に伏線とか張りたい。

次回もよろしくおねがいします。
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