前世ファンだったヤツのイナイレ転生   作:Lcrcl (エルマル)

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TS要素、スタート。前後編に分けて土日に出します。

お気に入り100件ありがとうございます!

注意:重い。そして濃いです。苦手でしたらブラウザバックし、この小説をブロックして下さい。


追放されし女神

side三雲拓也

 

「エンゼルレイ!」

 

「突風──っ、無理だこりゃ」

 

壁山と豪炎寺の連携シュート技、イナズマ落としが完成して数日。俺は河川敷でヴァーゴと攻守の練習をしていた。…にしても眩しすぎだろ、エンゼルレイ。

 

「見たら驚くよ~?とうっ!」

 

ヴァーゴはそう言っていつも通りあびせげりの動きをする…いや、動きが速くなってる?

 

「あびせげり!」

 

「改…技を進化させたのか!」

 

従来より威力の上がったシュートがゴールに刺さる。見た限りだと1人でドラゴントルネードを撃つぐらいの威力になってるな。

 

「どう、驚いた?」

 

「そりゃな…いつの間に?」

 

「拓也くんが1年生たちに技の生み出し方を伝授してた時からだね」

 

「結構早いな…もしかして豪炎寺や染岡もか?」

 

「うん」

 

マジか、コレじゃ予選はヌルゲーになってしまわないか?

 

「俺もブルーインパクトを進化させないとな」

 

「その前にあびせげりをまた進化させちゃうかもね?」

 

真あびせげりか、どれぐらい強くなるんだろうな…ん?

 

「…っ!」サッ

 

何処からともなくボールが飛んできたので咄嗟に避ける。

 

「えっ、ボール!?何処から…」

 

 

「楽しそうな事をやってるね」

 

 

「「!」」

 

声のした方を見ると、そこには金髪の"美少女"が…美少女?…待て、ありえない。

 

 

「ごめんね、乱入するような事をしちゃって…"私"は亜風炉照美、照美と呼んでくれ。できれば私も混ぜてくれないかい?」

 

 

一人称が私、だと…

 

「(TSアフロディじゃねーか!)」

 

めっちゃ美少女だな。ヴァーゴで耐性つけてなかったら鼻の下を「拓也くん」伸ばして…

 

「どうしたの、拓也くん。ねぇ」

 

隣からそんな声がしたので見ると…ハイライトオフのヴァーゴがいた。

 

「ゑ。あーいや、なんでも「もしかしてだけど」…うッ!?」

 

「見惚れてた?あの子に」

 

「ソ、ソンナ事ハ「ふーん?」…スミマセン」

 

「よろしい」

 

この一連の会話を見て、金髪美少女は苦笑い。

 

「面白い事するね、君達」

 

「はぁ…私達とサッカーしたいのは分かるけど、理由は?」

 

「…嫌なら無理強いはしないよ?」

 

「機嫌が悪いのはコイツのせいだから。気にしないで」

 

コイツって…いや、会ったばかりの子に鼻の下伸ばしそうになったのは俺が悪いな。反省しないと。

 

「あはは…少し気になってね。ユニフォームから察するに、帝国学園といい勝負したとの噂の雷門中だよね?そんな君達を見てみたくて。何より……っ」

 

『弱者のお前から神の称号を剥奪する』

 

「何より?」

 

「…何でもないよ。君達と少し勝負してみたいんだ」

 

「勝負…いいよ、やってあげる。内容は?」

 

「そうだね、技の威力勝負とかどうかな?」

 

「…ほう」

 

わざわざ威力勝負を持ち出すとはな。アフロディ…照美が使ってくる技は恐らくゴッドノウズだろう…ヴァーゴが負ける可能性は高いな。

 

「まずは私からだ。…ハッ!」

 

照美は背中に白い六枚羽を生やし、跳び上がる。そしてボールに神々しいエネルギーを纏わせ、蹴った。

 

 

「ゴッドノウズ!」

 

 

「ッ…!」

 

「………」

 

ゴールネットを突き破ってないのを考えると、原作よりは弱いようだ。ただ…ソレでもクソ強い。皇帝ペンギン2号を上回る威力だ。

 

「次は、君の番だよ」

 

「…へぇ、面白いじゃん」

 

「ヴァーゴ…」

 

ゴッドノウズを見たヴァーゴはむしろやる気に満ちているが…何だろう、嫌な予感がする。

 

「行くよ…ッ!」

 

ドッ!

 

「っ!」

 

改を撃った時とは段違いのスピードで宙に跳び上がり、全力で蹴り込んだ。

 

 

あびせげり!」

 

 

「…マジか」

 

先程のゴッドノウズを越える勢いで、そのシュートはゴールネットを揺らした。改からいきなり超かよ。究極進化以外で最大だ…ッ、だとしたらまさか。

 

「ヴァーゴ、お前無理したな!?」

 

「何の、事かな?…ッ」

 

「っと」

 

顔を顰めながら体勢を崩したので、咄嗟にヴァーゴの体を支える。やっぱりか…着地してから足元がふらついている。皇帝ペンギン1号を撃った後のように全身が悲鳴を上げてる証拠だ。

 

「彼女に勝ちたいからって、無理やり進化させるな!体を壊したらどうする!」

 

「…ごめん。ちょっと嫉妬で頭おかしくなっちゃってた」

 

「───」

 

『神のアクアが馴染んでいない…世宇子の面汚しだな』

 

『顔だけは綺麗なのが妬ましい。弱者の癖に』

 

 

「ッ…私のせいだ、ゴメンなさい…ゴメンなさい…」

 

突然、照美が顔をくしゃくしゃにして謝りはじめた。明らかに様子がおかしい、まるでトラウマを刺激されたかのような…

 

「大丈夫か…?」

 

「私が悪いんだ、下手に自分の技を見せてしまったから」

 

「…謝らなくていいよ、照美さん」

 

「でも、私が強いシュートを撃ったから君は無理して…」

 

「ワケありなんでしょ?私達に会ったのも、さっきの技を見せたのも…何か理由があるハズ」

 

痛みが引いてきたのか立てるようになったヴァーゴが、照美にそっと歩み寄る。

 

「………」

 

『逃げたいのなら逃げるがいい、貴様がココに居座るのはこちらも恥ずかしいだけだからな』

 

「言ってみて。貴女の事を、助けられるかもしれないから」

 

「(この人たちなら…)実は───っ!?ドクン

 

「なっ、おい!大丈夫か!?」

 

何かを言いかけ、顔を顰めたかと思えば照美は胸を押さえてうずくまった。

 

が、ミっ…の!ア、クアの副作用が……ッ!

 

神のアクアの副作用だと!?原作になかったぞそんな物!

 

「救急車を呼ぶ!ヴァーゴは照美の様子を見ててくれ!」サッ

 

「うん…照美さん、しっかりしてっ!」

 

サッカー勝負からこんな大事になると思わなんだ…ッ!




重い、重すぎる。初めてですよこのレベルは。展開の速さはちょっとスミマセン。

亜風炉照美(TS)
神のアクアが適合せず、そのせいで世宇子中を追放されてしまった少女。薬物の副作用で入院する事になった。もちろん、適合者は副作用なんてない。

全体的なプロットはTSありなし関係なく成り立つようにはしてます。

次回もよろしくおねがいします。
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