前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
また本作とはあまり関係ありませんが、6月初めぐらいに質問コーナーをやろうと思ってます。時期になったら活動報告を出します。
side三雲拓也
週明け、次の対戦相手が判明した。
「尾刈斗だってさ!」
「おっ、因縁の対決ってヤツか?楽しみだな!」
秋葉名戸と戦えないのは少し残念だが、何処かで目金が何かしらヤツらと絡むだろう。多分。
「こちらが試合映像です」
「どれどれ…」
秋葉名戸との試合映像を見せられる。結果は3-0か…一方的だな。
「ゴーストロックは使ってないようだな」
「催眠術に頼るのはやめたんだろ」
完全に実力で点を決めてる、シュートは進化したっぽいファントムシュートとか…ゲーム限定だった神隠しか。ドリブルやブロック、キャッチ技も増えてる…手の内はまだまだありそうだな。
「御影専農以上の強敵になりそうだな、練習はどうするんだ三雲?」
半田に訊かれるが、別に俺はそこ担当じゃないぞ?
「そうだな…イナビカリ修練所で基礎能力を上げつつ、他の皆も技の進化目指して特訓するって感じになりそうだ」
新技はあるに越したことはないが、今ある技を鍛えるのも大事である。
「あっ、技の威力上げたいならいい方法があるよ!」
『?』
ーーー
修練所で特訓を始める前にヴァーゴが言ってる『技の威力を上げる代物』を待っている。
…アレか。フォワード陣以外に使いどころあるのかアレ?
「三雲は何か知ってんのか?」
「まぁな…でもアレはあくまでシュート向けのヤツなんだよ」
「ソレってどういう──」
「持ってきたよ~!」
そう言いながらヴァーゴが来たので、そっちを見ると…彼女はサッカーボールを持っていた。ソレを地面に置く。
…ゴンッ!
「…凡そボールから聞かないような音がしたのだけれど」
「な、何でやんすかソレ?」
「え?ボールだよ?」
違う、そうじゃない。
「…このボールは特別製でな。めちゃくちゃ重いんだよ」
「重い、っすか?どれぐらい…っぐぅ!?」
ボールに近付き壁山が持とうとするが、ビクッとしか動かない。
「あー…コレ、重さは可変だよ。今50キロに設定してるけど」
「…早く言って下さいっす」
ドンマイ壁山。
「とりあえず私や豪炎寺くん、染岡くんはこのボールでシュートの威力を上げよっか」
そう言ってヴァーゴはボールは普通に蹴り飛ばした。設定は変えてない。
『………』( ゚Д゚)
驚くよな、エイリア学園の手先かと最初は思ったもん俺。違うらしいしむしろ敵対してそうだけど。
「三雲…あびせげりって本来どれぐらいの威力なんだ?」
「俺のブルーインパクトより弱いぞ。ヴァーゴがあんなに強く撃てるのはあのボールが原因だ」
「…そうか」
「へっ、コイツならドラゴンクラッシュをすぐ進化できそうだな」
珍しく引き気味な豪炎寺。染岡はやる気が出てるようだが…どうなる事やら。
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練習は一通り終えた。始めは手こずっていた豪炎寺や染岡もボールでシュートを撃てるようになった…数日やれば技も撃てるようになるだろう。
「ヴァーゴ、そのボールで技を撃ってくれ!」
「いいけど怪我するよ?」
「すぐに治すさ!」
「うーん…分かった。行くよ?」
技を撃てる程度にボールを軽くし、ヴァーゴは技を発動した。
「真あびせげり!」
「だぁぁぁっ!」
ソレに対し円堂は御影専農との試合終盤でやった連続パンチをする。爆裂パンチを生み出そうとしてるな…しかし。
「おわぁぁ!?」
「…あちゃぁ」
ボールは勢いをほとんど失わず、円堂ごとゴールに突き刺さった。しかしすぐに立ち上がる。
「もう一回頼む!」
「えっ、お腹は大丈夫なの?」
「大した事ないぜ!」
「そ、そっか…」
ヴァーゴは再び技を放ち、円堂はまたゴールにめり込む。
「ぐっ…もう一回だ!もう少しで何かがつかめそうなんだ!」
「えぇ!?」
そのまま円堂は何度かヴァーゴにシュートをブチ込まれ…やがて技を完成させた。
「名付けて、爆裂パンチ!」
「いつからいたんだお前」
「ずっといましたよ!?」
と、記録係してた目金が突っ込んだ。ゴメン気付かなかったわ。
正解は、エイリアボール擬きでした~。
次、シリアス。
次回もよろしくおねがいします。