前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
追記:UA15000!!!!!
side三雲拓也
『乾杯~!』
FFの本選進出を記念して、雷雷軒で祝勝会を開くことになった。乾杯してるのはもちろん酒…ではなくジュースである。
「俺達、優勝したんだよな!?ホントなんだよな!?」
「何回言えばいいんだ円堂…安心しろ、現実だ」
「だよな、よっしゃぁ!俺達は、優勝したぞ~!」
「「「したぞ~!」」」
円堂の掛け声で数人がノリ良く返す。いいなぁこの雰囲気。
「土門くん、餃子よ」
「おっ、ありがとう夏未ちゃん」
「…ちゃん?」
「あっゴメン…嫌だった?」
「……別にいいわ」
んー、俺は何食おうか。雷雷軒のメニューはほぼ制覇してるし…
「拓也くん」
「?」
「コレ、食べてみて」
ヴァーゴが差し出してきたのは、普通の餃子。何の変哲もない餃子だな…?
「おう。ちょっと皿を──「取らなくてもいいよ」…?」
餃子を持ってた箸で挟み、俺の方に向ける。…え、コレまさか。
「はい、あーん」
「!?」
『…!!!』
全員の目がこちらを向く。こんな時だけ謎の地獄耳を発揮すんなっ!
「こっち見んな!」
「おいおい三雲、食べないのか?」
「せっかくヴァーゴが勇気出してあーんしてるのに」
こいつら、ニヤニヤしながら好き勝手に言いやがる…!
「……お前ら、覚えとけよ。んっ」
味も普通の餃子だった。…でも顔が熱くて味がよく分からん。
「どう?」
「美味い。ありがとな」
出来るだけ赤面しないようにしながら礼を言った…が、まだ見てるヤツらがいる。
「「……ぶふっ」」
「よし、お前ら今から練習するぞ。俺と命がけの追いかけっこだ」
ずっと笑いを堪えてる2人…半田とマックスの頭を引っ掴む。
「ちょっ、ゴメンて!」
「…もっと見せてくれれば良かったのにな~」
「マックス!?…ヴァーゴも何か言ってくれ!」
「うーん…死刑☆」
ヴァーゴは聖母のような笑みで言い放った。
「え、なっ、あーーーー!」
その夜、商店街付近で『ギャァァァ!』という感じの奇声が聞こえたとの情報が入り、そこから一週間程不審者対策のパトロールが行われたらしい。俺には関係ないな、うん。
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祝勝会も終わり数日後、FF本戦一回戦の相手が戦国伊賀島に決まった…その夕方。
丁度ヴァーゴの家に行く約束を取り付けていたので来てみたが…
「やっぱりデッケェよな、この…」
…豪邸。例えるとGOの神童家ぐらいの広さだ。そりゃそうだ、なんせヴァーゴの家系、乙女乃家は──吉良財閥に並ぶ組織、『
原作には面影もないな。
「あっ、来た来た。拓也くん、ようこそ我が家へ!」
「…その件、毎回やるのか?」
来る度にそのセリフと一緒にすし〇んまいポーズを披露するんだよ、この子。
「なんかやった方がいいかなって…まぁいいや、入って」
「失礼します」
外が豪華ならもちろん中も豪華で…うん十万しそうなテーブルや椅子、綺麗な内装…立派なシャンデリアまである。メイドや執事は雇ってないらしいが、護衛ならいる。お金の力って怖ぇ。
「あら、いらっしゃい拓也くん」
「こんにちは、乙女乃さん」
「〇〇でいいのよ?」
「ソレはちょっと…まだ」
ヴァーゴの母、〇〇さん。ゲームで登場してたら絶対人気になってたであろう美人さんだ。専業主婦だが、町内会のサッカークラブに入会してるらしい。
「まだ、ねぇ…ふふっ」
「お母さん、そこまでにして欲しいな?」
「…嫉妬?」
「断じて違うよ、うん」
絶対嫉妬してるだろその口調。
乃星財閥
乙女乃家の財閥。吉良財閥に並ぶ組織で、影山や吉良財閥と違ってクリーンな組織である。完全オリジナル設定。
ヴァーゴの両親
どちらも乙女乃さん呼び。名前はまだ未定なので〇〇や□□と書く。
次回もよろしくおねがいします。