前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
報連相って大事だよね
side三雲拓也
スピカ伝いで俺は、エイリア対策会議という名の会議に参加した。どうも俺は瞳子さんに並ぶ重要参考人だと。
「吉良財閥が率いるエイリア学園と呼ばれる組織の襲撃は、財閥の総力を挙げて調べた限りだと恐らく一週間後だ。彼らは富士樹海の奥地に拠点を構えている…しかしその細かい場所や、襲撃の目的までは不明だ」
そう言ったのは乃星財閥のトップ…乙女乃さん。スピカの父である。
「この情報を財前総理に伝えたいが、その際に瞳子君は証人になってほしい。出来るかい?」
「はい」
「うむ、ならばその方針でいこう。そして…もう一つの問題は各学校、特に雷門にどう伝えるかだね…三雲拓也君、娘と一緒にこの件を伝えてくれないか?信じて貰えなくとも、監督や理事長には僕から話を通しておくからさ」
「…やれるだけやってみます」
「それでいいよ。では会議は以上だ、解散」
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「なんで俺が重要参考人だったんだ…?」
「瞳子さんが何か言ったんじゃない?あの人の事だし、何か考えてるとは思うよ」
「なら問題ないか…」
原作の吉良瞳子ならまだしも、あの瞳子さんなら間違いなく信用できるしな。
「ソレよりもどうやって説明するんだ?宇宙人のような恰好をした集団が来週襲撃に来るって言えばいいのか?」
「うーん…私が初めて聞いた時は拓也と瞳子さんからでしょ?あの時みたいに説明すればいいんじゃない?」
スピカに対しては、瞳子さんがそもそも何故匿われたのかをある程度知ってるから出来たんだがな…
「前提知識ありきだから無理だ、それに説明そのものも瞳子さんが主導だったし」
「お父さんが言ったみたいに、信じて貰えなくともやってみるしかないね」
「だな…」
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優勝して三日、練習が再開するので丁度説明するのにいいタイミングだ。部室に入ると、出待ちしていた響木監督に呼ばれた。
「エイリア学園、だったか?その話はヴァーゴの父親から聞いている」
「あれ、もう聞いてたんですか?」
「正直信じがたい話だがな。宇宙人のような恰好をした集団が学校を襲う?何を言っているんだ?…とでも言ってやりたかったな、証拠まで見せられては信じるしかないが」
「信じてくれるんですね、ありがとうございます」
「ソレよりも、だ。少し伝えたい事がある」
「「?」」
伝えたい事?何だ、原作にこんな事はなかった──
「豪炎寺が修行の旅に出た」
「──へ?」
「ど、どういう事ですか?」
「詳しくはこの手紙を読んでくれ」
「「………」」
『雷門サッカー部へ
世宇子中との戦いを通して、俺は自分の力に何か足りない物があると気付いた…だから旅に出る。
一ヶ月程の長さになると思う、その間のエースストライカーは染岡や三雲、ヴァーゴに託す。
お土産は人数分買うと約束する。
手紙を読んで、一言。
「お土産、何になるんだろうな…」
「そこ!?」
その後、サッカー部みんなに手紙を見せると…壁山は俺と同じ感想だった。やったぜ。
悲報:豪炎寺、一時脱退。
次回もよろしくおねがいします。