前世ファンだったヤツのイナイレ転生   作:Lcrcl (エルマル)

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負けイベには、抗えない。

関係ない話なんですが、某配信者と対戦しました。城壁ビルドってなんだよ。やっぱオバヘよ。


敗北の二文字

side三雲拓也

 

「格の違いという物を見せてやろう」

 

FW 三雲 染岡

 

MF ヴァーゴ マックス 鬼道 一之瀬

 

DF 影野 壁山 風丸 土門

 

GK 円堂

 

世宇子戦以上の最強編成で、ジェミニストームに挑む。

 

「宇宙人のような者達が突如として現れ、勝負を挑むのは我らが雷門イレブン!一体どのような力を隠しているのかァ!?」

 

「………」

 

今日も元気そうだなお前。正直安心した。

 

ピーッ!

 

「早速仕掛けるぞ、イナズマブレイクだ!」

 

「…あぁ」

 

止められる気しかしないが、やるしかない。鬼道がボールを蹴り上げ、ソレが雷を纏って落ちてくる。

 

「「「イナズマブレイク!!」」」

 

さぁどうだ…?

 

「…フンッ!この程度、技を使うまでもない」

 

「なっ…!?」

 

「ッ…!」

 

両手で押さえつける形で止められた。欠伸しながらじゃないだけマシ、と言った所か…クソっ。

 

「今度は我々の番だ…くらえ」

 

レーゼがボールを貰うと、スピンをかけてエネルギーを溜め始めた。

 

「ッ、何だ…必殺技か…?」

 

「…来るぞ、シュートブロック用意だ!」

 

「お、おう!」

 

「壁を何枚重ねようと、意味はない…我々の力にはな!アストロブレイク!」

 

真ゴッドノウズを数段上回る威力のシュートが放たれる。

 

「絶突風蹴り!」

「スピニングカットA!」

「コイルネットV3!」

「真ザ・ウォール!」

「ボルケイノカットV2!」

 

最強のシュートブロック五枚重ね──

 

『ぐぁぁぁっ!?』

 

──は、意味を成さず粉々に粉砕された。

 

「マジン・ザ・ハンド───がぁッ!」

 

最後の砦である魔神もあっけなく砕け散り、ゴールは貫かれた。

 

「なんて、力なの…!?」

 

「所詮はこの程度「まだだ…!」…?」

 

「まだ、戦える…一点取られるぐらいで折れる俺達じゃねぇぞ…!」

 

「そうだ、取られたなら…返すまで!」

 

「…勇気と無謀を履き違えているようだな、まぁいい…その希望を折るまでだ」

 

試合は再開、今度はフルパワーで点を取りにかかる事にした…が、本気なのは相手もだった。

 

「グラビテイション」

 

「ッ、重…!?」

 

「ワープドライブ」

 

「な、何処へ行った!」

 

「エンゼル──」

 

「フォトンフラッシュ」

 

「きゃっ…パクられた!?」

 

前世で何度も見た技の応酬で俺達はボールを奪う機会すら与えられず…

 

「アストロブレイク」

 

「マジン・ザ・ハンぐぁぁぁ!」

 

シュートブロックを挟む時間もなく、魔神は破られた。

 

「ぐぁ、っ…!」

 

「影野、大丈夫か!?」

 

「ゴメン、俺…ぐっ」

 

「ッ、交代だ!」

 

影野やマックスを筆頭に、交代してきた宍戸や少林、半田も怪我をした。原作と比べれば軽い怪我だが…ソレでも怪我したという事実は重い。

 

「畜生ッ…!」

 

怪我はしなかった俺達も、立っているのが限界だった…まだだ、まだ、戦ってやる…

 

「先程の得点で、5-0。トドメを刺してやる──」

 

「させるかァ!」

 

「三雲!?」

 

「うおおおおッ、絶突風蹴りィ!」

 

「っ、ボールを奪うだと!?」

 

今まで一度も奪えなかったボールを奪い、風を纏って走る。火事場の馬鹿力なのは分かってる、それでも…一点を取ってやる!

 

「喰らえ変態タイツ共───ウィンドブラストォォッ!」

 

「フン…っ!?ぐぉ!」

 

風の波動が、相手のネットを揺らす。ははっ、一矢報いてやったぜ…

 

「どうだ、クソが……───」

 

「拓也!?───!」

 

こちらに駆け寄ってくるスピカを見て、俺は意識を失った。

 

ーーーーー

 

ーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

ー

 

「っ?」

 

知らない天井で、目を覚ました。ココは…病院か?

 

「…!三雲が目を覚ましたぞ!」

 

「大丈夫、拓也!?」

 

「あー…大丈夫だ。俺が倒れてからどうなった?」

 

「5-1で、負けて…校舎が壊されたよ…」

 

「影野くん達も全治二週間の怪我で、入院する事になった」

 

「…そうか」

 

ホントに、原作よりマシってだけになったな…クソッ。

 

「クソが、ッ!」

 

こうなるのが分かっていて、何故より良い方法が思いつかなかったんだよ俺!

 

「拓也、落ち着いて──」

 

「落ち着けるかよ、俺がもっと動いていれば…ッ!」

 

「………」

 

こちらをみつめるスピカ。その目には俺と同じく悔しさが滲んでいた。

 

「…もう、起きてしまった事だよ。起きてしまった事はどうしようもない…だったら次の事を考えるべきじゃない?」

 

「……そうかも、しれないな。スマン」

 

記憶を持っていても出来る事には限界があると、俺はココで痛感するのであった。




三雲の成果
・点差を抑え、点も取った。
・入院組の怪我の酷さが大幅に減った。(骨折がヒビ程度に)

次回もよろしくおねがいします。
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