前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
アンケート結果
総票数:37票
最も多かったのは基本毎週(14票)だったので決定です。ただストックに余裕がありすぎるので頻繁に毎日投稿します。
具体的には…三連休とか、長期休みとかGWとかですかね。
side三雲拓也
また時間が飛んで、今は12月。気温が一桁になってみんな寒い寒い言う時期だが…
「サッカーやってあったまろうぜ!」
「おっし、今度こそお前から点を取ってやる!」
「俺だって!」
「私も!」
「…俺はパスで」
円堂は相変わらずである。俺と染岡、ヴァーゴは乗り気だが…半田や影野はそうでもないらしい。目金?アイツは木野と準備してるぞ。風丸は走り込みだ。
「円堂、後5分だけ炬燵に入らせてくれ」
「そう言いながら30分ぐらい入ってるじゃねーか!」
「(黙ってれば俺、バレないかな…)」
「ガッツリバレてるぞ、影野」
「!」ギクッ
こりゃ動かなそうだな…やるしかないか。
「お前ら。今すぐ炬燵から出ないとブレーカー切って窓を全開にするぞ」
実はココ、俺の家なんだよ。今親いないしブレーカー切っても問題ないよなぁ?
「「今すぐ出ます」」
「よろしい」
「(三雲くん、ソレは酷だよ…)」
ーーー
その日の練習を終え、俺はヴァーゴと河川敷に来ていた。
「今日も楽しかったね、練習。三雲くんはあと少しでブロック技を習得できそうだよね?」
「まぁな、名付けて突風蹴りだ。シュートブロックも出来るように練習してる」
「シュートブロック…確かキーパー以外がシュートを止める技だっけ?ディフェンスがより強固になるね」
「円堂のゴッドハンドはあくまで最終手段だからな」
そんな雑談をしながら、空を見上げる。都会故に星はあまり見えないが、澄んだ綺麗な夜空だ。
「そういえば私達、友達になってもう…4年かな?」
「あっという間だったな」
会った当時はまだ『推し』という認識が拭い切れなかったが、今ではれっきとした『親友』だ。
「うん…空、綺麗だね」
「そうだな…」
「………よし」
「…ヴァーゴ?」
今『よし』って言ったのが聞こえたが…
「月が、綺麗だね?」
「!?」
突然目の前に爆弾を放り込まれたような衝撃が走った。
えっ、今月が綺麗つったか?
言ったな、俺は難聴じゃない。
え、え、まさか意味知ってて言ってる???
そんなワケないよな?
いやヴァーゴは馬鹿じゃないし、さっき『よし』って言ってたし───
「ふふっ、冗談だよ♪(今は、ね)」
「お、おう。そっか…」
くすくすと笑うヴァーゴ。可愛い…しかし危なかった、種明かしが数秒遅かったら『お前の方が綺麗だよ』とか痛い事言う所だったぞ。
「でも、折角だしこれから拓也くんって呼んでいい?」
「───!?」
脈、あり、なのか…?
いや待て流石に飛躍しすぎだ。餅つけ。
下を向いて、顔が赤いのがバレないようにしながら親指を立てる。
「そんな反応して…やっぱり慣れない?」
「…はい」
「じゃあこれから慣れて行こっか、拓也くん」
っ!!!
…コレ、慣れる事できるのか?
「(顔、赤くなってるなぁ…ふふっ、可愛い)」
名前呼び…ほう。そして割と強いぞヴァーゴさん。
※三雲は鈍感系主人公ではない。円堂じゃあるまいし。
次回もよろしくおねがいします。