前世ファンだったヤツのイナイレ転生 作:Lcrcl (エルマル)
追記:イナヴィクでヴァーゴを入手したので、本作風の技構成にします。
side三雲拓也
「あ、いたよお兄ちゃん!あの人!」
「…!」
年が明け、2月の週末。日課であるランニングをしていると、数カ月前に助けた豪炎寺夕香が兄である豪炎寺修也を連れていた。
俺に会いに来たようだ。
「君が…ありがとう。君が助けなかったら夕香は事故に遭っていた。どう恩を返せばいいか…名前は?」
二人称が君って、何か違和感があるな。
「俺は三雲拓也、同い年だし気安くしていいぞ。帝国の試合…残念だったな」
「…あぁ。俺がもっと点を決めていれば」
「そこまで自分を責めるなよ。それにまだ1年だろ?後2年あるさ」
「……っ」
…ん?表情が少し曇ったな。
「実は…責任を取れと言われてサッカー部を辞めたんだ」
「!?」
「エースストライカーとして点を決める責任があるからな…」
マジかよ。修正力ってヤツか?結局木戸川のサッカー部には残れないようだ。
「…お前は、サッカーを続けたいか?」
「あぁ…帝国学園にリベンジしたい」
そう言った豪炎寺の目には、確かな情熱があった。
「なら、一つ提案がある。お前がしたい恩返しにもなるが、聞くか?」
「?」
「豪炎寺…雷門に来い。面白いものを見せてやる」
面白いものとはもちろん、円堂の事だ。
「雷門?三雲はそこのサッカー部なのか?」
「まぁな。どうだ、ウチに来ないか?」
「…少し、考えさせてくれ」
「お兄ちゃん…」
豪炎寺は目を瞑り、しばらくすると目を開けた。
「行くよ、雷門に…よろしく頼む」
「あぁ…よろしくな、豪炎寺!」
こうして炎のエースストライカーが入部(転校)した。
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週明け、豪炎寺が雷門に電撃転校した。
「今日からサッカー部に入る、豪炎寺だ」
『えええええーっ!?』
「豪炎寺が、雷門に…!?」
「拓也くん一体何したの!?」
テレビで見たアイツが今目の前にいるような気分だもんな、そりゃ驚く。
「色々あったんだよ」
「色々って…えぇ…?」
「お前らが驚くのも分かる、外様がいきなり来て何の用だと思うヤツもいるだろ?」
「………」
おい、そこで黙るな。お前の事言ってんだぞ染岡。
「でも、コイツのサッカーに対する気持ちは本物だ。だからこれからプレーでソレを見せてもらおうぜ?」
「それなら…分かった」
「華のあるエース…でも俺はまだ影に…」
安心しろ影野、お前はディフェンスで輝けてるぜ。
「…おい、豪炎寺」
「?」
「雷門のエースストライカーは、この俺だからな。後で勝負しろ!」
「…望む所だ」
互いに闘志を燃す染岡と豪炎寺。2人はこうでなくちゃな。
「よし、そうと来たら早速練習しようぜ!」
『おお!』
武方ァ!何やってんだお前ェ!…ご安心を、ちゃんと名誉挽回はさせます。
余談:マックスを入れるタイミングを完全に逃したので、2年で1年勢と一緒に入れます。
次回もよろしくおねがいします。