轟との1対1 相手は死ぬ
バスに揺られ俺は窓の外を見て黄昏る。
バスに揺られて着いた入試を受けてからまだ一ヶ月経ってないんだもんな。
俺は、いや俺達はバスでUSJに向かっていた。
……なぜだ。
〜30分前〜
「今日は施設で救助訓練をしてもらう。」
「ヒッポッーイ!」
「「「………」」」
「え?」
あ、飯田にヒーローぽい時はひっぽいというらしい、と嘘をついていたのを思い出した。
「…あ。…治崎君ッ!」
「すまんな。飯田。」
「…もう話を進めてもいいか?」
「「はい。」」
全員吹き出しそうになりながらなんとかとどまり説明を聞いた。
今からU(ウソの)S(災害や)J(事故ルーム)に行って訓練をするらしい。
……著作権とかいいのか?
相澤先生、オールマイト先生、そして13号先生というヒーローの3人体制で行うようだ。
「じゃあ自分のコスチューム持って出席番号にバスに乗れ。飯田、あとよろしく。」
「分かりました先生!」
飯田がなんか便利屋扱いされてるがまぁいい。
俺は自分のスーツを持って自分の座席に座り、出発までの時間、窓の外を眺めていた。
「隣よろしく。」
ん?隣は瀬呂だったはずだが…
「お前俺の隣だったのか?轟?」
俺の隣には轟が座っていた。轟はいつも暗い顔をしているから正直苦手だ。話しかけづらい。
まぁ俺も結構話しかけづらい見た目してるが。
親父曰く目つきが悪いらしい。親父に言われたくない。
「瀬呂は車酔いするらしいから前の席の俺が代わったんだ。」
「そうか。」
「「……」」
……会話が続かない。
お前も緑谷と同じタイプか。仕方ない、なにか話してやるとしよう。
「なぁ轟。」
「なんだ。」
「……今日はいい天気だな。」
「曇りだぞ?」
「「……」」
「き、綺麗な髪色だな。お前の髪。赤と白で。俺は赤が好きだから羨ましい。」
「俺は赤が嫌いだ。」
「「……」」
「そ、そういえば噂で聞いたんだがお前って推薦入学なのか?」
「あぁ。俺と八百万は推薦で入った。」
「そうか。」
「「……」」
「お前の個性はなんなんだ?前は氷使ってたけど髪は赤と白だし。火とかも出せるのか?」
「俺の個性は半冷半燃で文字通り氷と火を出せる、だが火は使わねぇ。お前の個性は?」
やっと話が広がった。
「俺の個性はオーバーホール、あ、オーバーホールじゃ意味が分からないか。分解と修復を使える。
両方とも対象に手で触れる事で使えて分解は触れたものを文字通りバラバラに分解出来る。
とんでもなく大きなもの、例えば地球そのものだとかは分解出来ない、が小さなビルくらいなら、あ、前の訓練の時のビルとか。
あれくらいなら分解出来る。中々疲れるが。修復は分解した物を治す事が出来る、
だが元の形じゃなく違う形に治す事だって出来る。
例えば個性把握テストで使ってた石柱みたいにな。
あと地面からトゲトゲ生やしたらとかも出来る。
人に使えば臓器なんかを治すのはまだ出来ないが外傷は完全に治せる、
が俺自身に使うと結構疲れる。そんで〜〜」
「いやもういい。うるさい。」
「…そうか…個性のすり合わせしとけばこれから楽だと思ったんだが…すまん。」
いやすまん、マジで。
「……好きな食べ物なんだ?」
「強いて言うなら蕎麦だな。強いて言うならだが。
だがあったかい蕎麦は蕎麦じゃねえ、あんなのうどんの下位互換だ。
ざる蕎麦は至高だな。ソーメンみたいな糸くずとは違う。そんで〜〜」
いやお前もかい。
さっき俺もこんなふうに話してしまったせいで止めづらい。
結果、轟の蕎麦トークにたまに相槌を打ちながら外を眺める悲しい人になってしまった。
それでもバスはUSJへと進んでいく。
今気づいたんですけど、実は僕が少し前に書いていた作品の最終話でifルートを見たいかのアンケートとってたんですよ。けどまぁずっと0票だったんで気にしてなかったんですが。まぁ駄作だからなんですけどね…けど今アンケートを見たら見たい、って答えてくれてる人が1人いたんですよ。不覚にも泣きました(泣)書いた僕ですら駄作だー!って思ってる作品のifルートなんかを見たいって思ってくれた人が1人もいたんですよ?!書かせていただきます、相変わらずの拙い文ですが…。アンケートに答えてくれた方!こっちの作品を見てるかは分からないんですけどこの場を借りて感謝を。
英雄症候群を治す治崎君っ!を読んでくれてる方もぜひもう一作の「平行線上の彼ら彼女ら」を読んでくださいねー!(乞食)
……拙いですけどコソッ