英雄症候群に治す治崎君っ!   作:シュガーマン

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判断ミス

相澤先生が広場に向かっていく。

 

緑谷のいうとおり、相澤先生は個性を消す個性、という非常に強力な個性を持っている。

異形型の個性には効果がないようだが。

幸い異形型はおそらく脳みそ丸出しな奴と霧の奴だが…

霧の奴、手がたくさん付いた奴の事が黒霧って呼んでたか、黒霧はおそらくワープの個性。

この個性は抹消できるだろう。

つまり消せない個性は脳みそ丸出しの奴だけ。

有利に思えるが…あの脳みそ丸出しの奴は別格だ。

本当に大丈夫なのだろうか。あと脳みそ丸出し奴っていうの長いから名前教えてほしい。

 

「…せっかく脳無を連れてきたのに…オールマイトいないのかよ…」

 

ん、なにか聞こえた。ノウム…濃霧?いや脳みそ出てるし『脳無』だな。

 

「ヒーロー1人だ!お前ら!かかれ!」

 

いかにもチンピラっぽい奴がそう叫ぶ。

はじめにやられそうだな、あいつ。…あ、やられた。

相澤先生は多対一が苦手らしいが全然そう見えない。

ゴーグルで目線を隠し、瞬間的に一対一を生み出して戦っている。

見られている敵は見られている間ただの無個性になるわけで…

そんな時に相澤先生の『捕縛布』で縛られれば何も出来ないのは当たり前だ。

あれ一度縛られた事があるが、ほぼ特殊合金なんだよなぁ。

たとえ身体能力を条件付きで一定時間強く出来るようなヒーロー…砂藤とするか。

砂藤でもあれから抜け出す事は不可能だろう。

 

「ぐぁあ!」

 

1人、また1人と相澤先生によって倒されていく。あの人…隙がなさすぎる。

縛る→蹴る→飛び上がる→縛るをし続けていて止まっている時間がほぼない。

あれは何人いようがチンピラごときじゃ勝てる訳がない。

 

 

「申し遅れました。初めまして我々はヴィラン連合……

僭越ながらこの度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは

平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして…」

 

何ッ!

 

黒霧と呼ばれていた敵はいつのまにか避難しようとしていた俺達のいる場所まで来ていた。

黒霧は頭の霧を広げて俺達を覆いつくそうとしてくる。

 

俺は咄嗟に黒霧に向かって掴みかかった。同じタイミングで切島と爆豪も攻める。

こんな時は爆豪も頼りになるッ!

 

「いけません!」

 

13号の声が響いた。

なぜだ?このまま俺の個性で分解して……なに?!…でき、ないだと?!

 

切島と爆豪の攻撃も当たらない。霧の部分は実体じゃないのか!

13号が黒霧をブラックホールで吸い込もうとするが…一手遅れた。俺達のせいで。

黒霧は体の一部を後ろに回していてブラックホールの引力をワープによって13号の後ろに移動させた。

結果、13号は自分の個性で後ろから崩れていく。

 

「ぐぁぁ!」

 

13号が怯んだ隙に俺は。俺達は…USJ各地に散らされた。

 

クソッ…失敗した。

 

 

<飯田目線>

 

皆が黒霧と戦おうとしているッ!

ぼ、俺だってヒーローに!

そう駆け出そうとしたが緑谷君に掴まれた。

 

「離してくれ緑谷君!」

「駄目だよ!!飯田君にしか出来ない事があるだろう?!」

「だ、だが!」

「飯田君は自分が逃げているように思うかもしれない!けど!

助けを呼ぶ!これだってヒーロー活動じゃないか!!」

 

…そうだ、そうだな。俺はなんて勘違いを…

俺がすべき事は戦う事じゃなく!

 

「助けを呼ぶ事!」

 

 

「ありがとう、飯田君!」

 

俺はドアを開け全速力で飛び出した。

 

 

 

 

 

 





名前がUAになってたのでなおしておきました。
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