気づいた事がある。
それはウェイターが氷の中にいた間重力の個性が解けていた。
あいつの個性は一定の条件下で相手を重くし、近づけば近づくほどさらに重くできる、
そして触れる事ができるほど近づけば相手を完全に埋めておそらく死なせる。
あのチンピラが出てこない事からしてもそうだろう。
気絶してるだけかもしれないが希望的観測はしないほうがいい。
重要なのは
「「条件だな。」」
「ちっ!」
また体が重くなった瞬間俺がウェイターの足場を砕き轟が凍らせる。
「また個性が解けたな。」
「あぁ、少なくとも凍ってる間は使えないんじゃないか。」
「寒いじゃねぇかぁッ!!」
またウェイターの周りの氷が地面に埋まる。そして
「ぐぁっ!」
また重くなった。どんどんウェイターが近づいてきているせいで重さが尋常じゃない。
もう距離は7メートルない。
「離れてろ治崎!」
「ぶっ飛べ!」
轟が氷塊を作り出してウェイターを吹き飛ばした!…ように思えたが。
「もう頭きたぜ。本気出してやるよ。」
ウェイターは氷塊を自分に近い先端部分から地面に埋めて無効化していた!
くっ、もう重くなった!
まずい!これ以上は!あいつの条件はなんなんだ!
思考を放棄するな、考えろ!
あいつは凍りついている間重力を使えなかった。……いや違う、なんて見落としをしていたんだ。
あいつは重力を使っていた、氷に!
つまりあいつの重力は氷と俺達の両方に付与出来ない!
そうすると疑問が生まれるな…あいつは俺達『2』人を重くしていた。
また、あいつは氷を今まで自分の周りをドーナツ状に地面に埋めていた。
それを『1』つとするなら…
もう一つ、すなわち俺達の片方を重くしないのはおかしい。
つまり『数』が重力の対象ではない。
なら『範囲』しかない!
あいつの個性はおそらく
・視認できる一定の範囲を重くする。
・範囲は俺達2人がちょうど埋まる形やドーナツ型など複雑な形にできる。
・近くを範囲に設定すれば重さの上限が増す。
こう!…なはずだ!
轟は俺が思考していたわずかな時間も氷結を試していたが
全て一瞬で対処される為逃げる事ができない。
俺達は重みでうつ伏せになり、少しずつ埋まっていっていた。
「おい轟君、その状態で氷結撃つと治崎君にも当たっちゃうかもなぁ?!
…ま、撃ちたくとも撃てないかぁ?!」
高笑いをしながらウェイターは近づいてくる。
横目で見れば轟の体には霜がおりていてもう氷に体が耐えられそうにない。
「俺は自分の個性を完璧に理解しているんだ。」
「なんのことだ?!」
「あと2メートルでお前ら潰れるぜ。はじめのあいつ…あー、あのチンピラのことな。
あいつの時ほど近寄らなくても相手との距離が1メートルくらいなら死ぬくらいの重力出せるんだぜ。」
「はっ。あんたは近づけば重みを増やせるのか、いい事を聞い…たよッ。」
「気づいてただろ雄英生!ほら!あと1メートル近づけばお前ら潰れるぜ!
もう顔に石がめり込んで痛いよなぁアハハハハッッ!!」
もう、やる事は決まった!轟が動けないなら俺が決めないとなぁ!
「時間稼ぎのおしゃべりに付き合ってくれてありがとうなウェイタァー!」
「?!」
治崎は先ほどから触れていた地面に個性を使い少し離れた地面からウェイターに向けて棘を生やした!
「無駄だぜ治崎!」
だがウェイターはすぐさま重力を付与し棘を埋める!
そしてすぐさま対象を変更して治崎と轟がいる場所を重くした!がッ!
「どこだ治崎!」
治崎はウェイターが目を離した隙に消えていた!
「重力が仇になったなぁ!」
その声はウェイターの上から聞こえてきていた!
治崎は入試のように地面から石柱を生やし空に飛び上がっていた!
そしてウェイターの個性により空から加速して落ちてきた!
ウェイターは考える。
あいつと俺とは計2メートル離れていた!
石柱でこちらに近づいていたなら重力は付与されていないはず!
つまりあいつは真上に飛び上がっている!バカめ2メートルも距離があれば攻撃は当たら…ない…
……なんッだとッ!
治崎は手に剣を握っていた!
轟がそれに気づいてすかさず治崎のいた場所を見ると石柱の生えた跡、それと穴が一つあった!
治崎は土で土くれの剣を作っていたのだ!
「これで…2メートルだ!」
「ま、まて」
その言葉を言い切る前にウェイターは一刀両断され、二つの肉塊になっていた。
「重力が解けたぞ治崎!」
「あぁ!そしてだ…ヒーローは…
救える命は
…俺が斬ったんだがな…
すぐに俺はウェイターだった肉塊に近寄って個性を使う。
昔、目の前で車に轢かれた猫がいた。そいつは遠目から見ても即死が分かるほどの傷だった。
俺は傷だけでも治してやろうとそいつに個性を使ったが、
そいつは何もなかったかのように俺に頭を擦り付けてきた。
その猫は今じゃ死穢八斎會の一員だ。
ここから分かる事それは死んですぐなら俺の個性でも治せる、という事だ。
猫しか例がいないからウェイターが治るのかは正直賭けだ。
だがこうするしかなかったのだから仕方がない。
「治れウェイター!」
俺はウェイターを元の姿を強く意識しながら個性を使う。
頼む治ってくれよ……
「まて!…あ、あれ?これは一体?」
よし治った!そしてウェイターが状況を把握する前に
「脳分解!そして修復!」
「おい治崎何やってんだお前ェ!」
轟、うるせえ。
「植物状態にしただけだ。後で戻す。」
「そんな気軽にしていいのかよ…」
「次はお前だ。」
「お、俺も植物状態に?!」
「違う、傷、治す。」
「あ、あぁすまん助かる。」
轟を治した後俺も最低限の傷を治しておいた。
治しすぎると使用限界がくるからな…てあ、鼻血出てきた。
「よし、相澤先生の援護に戻ろう!」
「…っあぁ!」
「いや、終わってますよ君達。」
「「へっ??」」
「セメントス先生終わったとは?」
「文字通りオールマイトがきて解決してくれました!全て…とはいきませんでしたが…
この敵達は君達が?」
「ええ、まぁ、はい。」
「そうか…よく頑張った。」
「轟君ト治崎君、ココニイタノカ?ケガハナイカイ?」
「エクトプラズム先生、分身を彼らに1人つけてほかのA組のもとにお願いします!」
「ワカッタ。」
「治崎。」
「なんだ轟。」
「…ありがとな。」
「俺の方こそ、ありがとう。」
こうして長い長い、のちにUSJ事件と呼ばれる事件は幕を閉じた。
オリ敵はこれから出したり出さなかったりすると思います。
今回はAFOさんが入試の時に治崎君の事を確認していたので治崎君対策、そしていい個性なので
誘拐する用でウェイター君を派遣しました。
出来るだけ原作と変わる時はそれ相応の理由が欲しいんですよね…
入学試験の0ポイントロボットの時も窃野とかが死穢八斎會に入ってなかったのと
入中の個性がちょうどよかったからという理由がありましたし…
物語に説得力が欲しいんですよね。できるだけですけど。
なんとか今日投稿できてよかったです…
ひとまずUSJ編は終わりです。
今回は急いで仕上げたのでミス、あると思います。じゃんじゃん言ってくださいすぐ直しますので。
あとすいません、今回の話に関係しないのですが低評価をつけていた方がいたのでここに書かせてもらいます。
その人に返信とかできないので。低評価をするならなぜつけたのかを教えてくれると幸いです。
改善出来るなら改善しますので…文章もっと上手く!とかは無理ですすんません。