ウェイターを治した次の日、俺はいつものように登校しようとした…が。
「すごい人だかりだな…」
「そだねー。」
校門に記者が押し寄せてきていて入れそうにない。あの事件について聞きにきたんだろうが
あの事件の被害者の気持ちを考えて欲しい。
昨日知った事だがオールマイト先生が脇腹を抉られたそうで包帯を巻いていた。
そんな重傷だったのに俺のことを担いでも痛くなかったのか、
なんて疑問はオールマイトだからで解決してしまう。
だが見ていて痛々しかったので脇腹を治しておいた。
オールマイトは治してもらったあと何か言いたそうにもじもじしていたのはなんだったのだろうか。
「ねぇー!」
「っな、なんだ?!」
びっくりしたー。なんだよ一体。
「さっきからずっと話しかけてたのに返事してよ!」
「すまん、えっと…葉隠。」
「今一瞬名前忘れてたでしょ。」
「うっ。」
「まぁいい、許してあげよう。」
「ありがとう。」
「校門から入れそうにないし裏門から入ろっかー。」
「あ、あぁ。」
裏門なんてあったのか。初めて聞いたよ…
裏門の方へ向かいながら葉隠は問いかけてきた。
「治崎君と轟君はたしか土砂ゾーンにとばされてたんだよね?敵たくさんいた?」
「ウェイターという中々強い敵がいたよ。葉隠はどこに飛ばされたんだ?」
「私は水難ゾーンに緑谷君とぶどう野郎と梅雨ちゃんの4人でとばされたよー。」
「…そのぶどう野郎、というのは聞いてもいいやつか?」
「別にいいよ。あのぶどうはね」
あ、呼び名がぶどうになった。
「とばされた時にね、ドサクサに紛れて…おっぱい揉んできたんだよねコソッ」
「いやぶどうじゃなくただの敵じゃないか。」
「透明だったから分からなかった!お前もメロンの持ち主か…?みたいな事言ってたから
水の中に沈めてみたらぶどうが勝手にモギモギばら撒いて一網打尽!完璧だったよ!」
「そ、そうか…」
女子とこういう話するの初めてだからどう話せばいいのか分からん……
「そ、そういえば緑谷はまた怪我していなかったのか?」
「いや、またなんか腕壊しちゃってたよ…あの脳みそ出してた敵に殴りかかってね…」
「そうか…また治してやらないとな…」
なんて話していると教室に着いた。
「じゃねー治崎君。」
「あぁ。葉隠。」
2人で教室に入ると峰田がなんか邪推してきたから分解しておいた。
ふっ。汚ねぇ
峰田を分解したあと緑谷の腕を治しておいた。
でもまたあいつ腕壊しそうなんだよなぁ…怪我しない戦い方を覚えて欲しい。
「おいお前らいつまで話してる?とっくに授業時間だぞ……もう静かだったな。」
ナイス委員長。相澤先生の足音を聞いてすぐにみんなを静かにさせていた。
…いやこれナイスか?
相澤先生が教室に入ってきたのを見て全員がまた騒ぎ始めた。
「せんせー包帯無くなってる?!」
「治崎に治してもらったんですかっー!」
「そうだ。…ふっ。お前らいつまで話してるんだ?」
あ、今度はちゃんと言えて相澤先生嬉しそう。
「今回、敵に襲われるという事件があった。それは事実だ。だが…
もう少しで雄英体育祭があります。」
「が!」
「がっぽーーい!!」
いや襲われたのに体育祭あるのかよ。
今のとこ治崎君と誰かをカップリングさせるつもりはありません。
するとしたら…エリちゃんですかねー(白目)