お願いしますっ!
「で、どうしてこうなったんだ?」
「俺が知りたい。」
そこには四つん這いになった尾白の上に座る心操と、その心操の首に手を置きながら抱きつく治崎がいた。
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〜10分前〜
「で、この尾白とちっさい奴はどうする?」
「ちっさい奴って呼ぶなよ。えっと…確か庄田だ。個性は知らん。」
「おい操った相手の個性くらい把握しておけよ。」
「無茶言うな。」
俺は普通科の心操と組む事にした。他に組む奴もいなかったしな。
心操の個性は『洗脳』で、自分の声に応答した相手を洗脳する事が出来るらしい。
つまり個性がバレなければ最強と言える。だがヒーロー科には一発でバレちゃうんだろうな…
他の奴の声を真似できればもっと便利なんだろうがな。
「多分尾白は急に洗脳した事を謝ればチーム組んでくれるぞ。俺が口添えもしてやる。
だが庄田は知らん。そもそもこいつ誰?」
「なら尾白の洗脳は解いてみるか…てい。」
心操は可愛い掛け声をしながら尾白の頭を軽く叩いた。どうやら軽い衝撃で洗脳は解けるようだ。
「……あれ?俺…」
「俺が説明してやる。」
俺はそのまま尾白に全て包み隠さず話した。尾白はやはり怒ったが心操の謝罪で矛を収めてくれた。
次は庄田?とかいう奴だな。
「てい。」
「…っは!僕は…」
「かくかくしかじかだ。」
「なるほど…ならすまない。僕はB組と組ませてもらうよ。個性の事は話さないでおくよ。
洗脳を解いてくれたんだからね。」
ちっ、組んでくれなかったか。まぁ個性の内容を言わないだけまだマシか。
「もう他のチームはほとんど決まってきているからもう俺達3人で組むしかないな。
治崎、心操、お互いの個性をもう一度確認しておこう。」
「「あぁ。」」
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できれば4人で組みたかったが仕方ないな。
3人だとはじめのポイント少ないんだよなぁ。
「3人でどうやって騎馬を組むんだ?」
「……あ」
3人じゃよくある騎馬の組み方が出来ない。
ミッドナイトは別に騎馬の組み方の指定はしていなかったから最悪肩車とかでも…
「誰かが四つん這いになってその上に2人座ればいいんじゃないか?」
「確かに。」
「そうだな。」
それならまだ見映えはいいか?…いや悪いな。特に四つん這いになってる奴がダサすぎる。
いや待てよ…よし。
「じゃあ尾白、四つん這いになってくれ。」
「なんで俺だよ。治崎が四つん這いになれば地面に手を触れて個性使えるから1番便利なんじゃないのか?」
「(俺は大丈夫そうだな…)」
「いや、俺が四つん這いになっても多分動けないぞ。そんなにパワーないし。
尾白は1番筋肉あるし、尻尾にも乗れるし適してるんじゃないのか?」
「そうだそうだー!」
「し、心操まで…あぁ分かったよ。やればいいんだろやれば!」
よし。…計画通りだ。
「じゃあ俺と治崎が上に乗るってことでいいんだよな?」
「いいよ…」
「じゃあ心操がハチマキつけてくれ。最悪洗脳で抵抗出来るだろう。」
「いや俺より治崎の方がは分解とかで抵抗出来るんじゃないのか?」
「お前体育祭で腕分解とかグロすぎて無理だろ。」
「いや分解のあと治せばいいだろ…!…まぁ俺がハチマキつけてる方が相手と会話しやすいし、俺がハチマキつけてやるよ…
でもいいのか?多分一度洗脳見られたら警戒されるぞ?俺の声聞くだけで誰も話さなくなるだろうし。」
……あ。
「なぁ心操。」
「なんだよ改まって。」
「どんな事があっても…勝ちたいと思ってるか?」
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『おいおい心操チーム!どんな騎馬だYO!』
『なかなか珍しい奴らが組んだな。」
「なぁ2人とも。やっぱ四つん這いで2人乗せてるのは恥ずかしいって…」
「堪えてくれ。…絶対に勝てるから。」
「俺も恥ずかしいんだけど治崎。抱きつかなきゃいけない理由は分かるけどさぁ…
ずっとしなくてもいいんじゃないのか?」
「これの方がタイミングバレにくいからいいんだよ。」
俺だって恥ずかしいんだよ我慢してくれ。
「治崎君…なんであんな事を…」
「ぜってぇ殺す…!」
「飯田、八百万、上鳴…獲りに行くぞ。」
「今日こそ白黒つけようかA組ィ!」
「心操、行くぞ。」
「あぁ。」 「え、俺は?!」
『第二種目、騎馬戦!スタートォ!』
第一種目で青山君落ちた事になってましたが落ちてません。計算間違えてました…
治崎が入るから順位が全部繰り下げだー、とか思ってたんですが砂藤が消えるので関係なかったです…
修正してきます…すみません。