昼休みになり、皆少しでも日差しを避けられる場所へ移動していく。
俺も購買にでも行くか。
「なぁ治崎。」
「なんだ?心操。」
心操が話しかけてきた。なんだ?声はさっき元に戻したし…
「一緒に飯食わないか?普通科で最終種目出るの俺だけだから気まずいんだよ。」
「なるほどな。分かった。お前も購買か?」
「あぁ。」
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それから俺達はパンとおにぎりを買って自由スペースで食事をする事にした。
ちょうど木が日差しを遮ってくれていてありがたい。
A組の観戦席で食べればもっと楽だったんだが…心操が気まずいだろうしここでいいだろう。
「治崎。次の種目はなんだと思う?」
「おそらく一対一だろう。人数をわざわざ16人にしていたし、1番映えるからな。
順位を出す以上またチームで…とはならないと思う。」
「そうだよな…なぁ。どうすれば俺の個性で勝てると思う?」
「はぁ?俺達は次の種目では敵同士になるかもしれない。そんな相手に教えるわけないだろう。」
「ちっ、そりゃそうか。」
俺が教えるわけないだろそんなの。
「ただ。お前の個性はバレると簡単に対策される。なら。個性をバラさない戦い方をすべきだと思う。」
「どういう事だ?」
「はぁ…どんな条件で洗脳しているのか分からなくすればいいって事だ。
まぁこんな事考えてもお前の対戦相手が俺か尾白ならどうやっても無理だがな。
お前が個性を使った葉隠と障子のチームには俺から言って個性について黙ってもらえば基本大丈夫だろう。」
「お前…めっちゃ助けてくれるな…」
「…俺がさっきの種目で個性を使わせたからな。だが、これ以上はしない。」
「さんきゅな、治崎。」
せいぜい俺と相性の悪い個性のやつを落としてくれよ心操……テレテレ
「お前らまだ食ってるのか!もう始まってるぞ!」
「「え!」」
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『やァァっと来たかリスナー達!チアの応援なんかもあったのにYO!』
チアってなんだよ。
『対戦相手は張り出してるから各自見とけ!もう一回戦始めちまうぜー!』
もう始まるのかよ!というかやっぱり一対一なのか。
えーっと…対戦相手は…?
ふむふむ。一試合目は緑谷と尾白か。尾白…ブッパくらって死ぬなよ……
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歓声がひしめく中、緑谷と尾白は2人、舞台の上で対面していた。
『一回戦!
ここまで一切個性を使わずに勝ち上がりやがった!一体どんな個性なんだ?!A組緑谷ァ!
対するもう1人は!…普通!あまりにも普通!普通のA組!尾白!」
「言う事ないなら何も言わないでくれよ!」
「あはは…まぁよろしくね、尾白君。」
「用意!…はじめ!」
ミッドナイトの掛け声と同時に尻尾を使った移動で緑谷に接近する尾白!
「わっ!」
「鍛えてるな緑谷!」
緑谷はなんとか尻尾の一撃をかわして距離を取るが、
すぐに尾白がまた接近し、息をつく暇すらない激しい攻防がそこでは行われていた!
「逃げてるだけじゃ勝てないぞ!」
「わかっ…てる!」
緑谷は尻尾を掴んで投げようとするがすぐに払われてしまう。
{おいはやく個性使えよー!}
{なんか面白くねぇな…}
はじめは勢いのある歓声だったが、どんどんトーンダウンしていく。
「緑谷ァ!」
尾白はさらに勢いをつけ緑谷を攻撃しようとした!がッ!
「これを…待ってた!」
いつのまにか舞台のギリギリに立っていた緑谷に尾白は尻尾を持たれ、その勢いのまま投げられ場外に出てしまった!
「尾白君場外!緑谷君の勝利!」
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歓声は聞いていて気持ち悪くなるほど最悪の民度だが試合は楽しめた。
緑谷はまだ個性を温存するか。まぁこの試合であの超パワーを使ってもあまり意味はなかっただろうが。
「いや尾白焦らなきゃもっと行けただろ〜…!」
「緑谷君が一枚上手だったな!」
「…デク…!」
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次の轟対瀬呂は轟のブッパですぐに終わった。なんだあいつ…
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「氷を溶かしきれたから次の試合を始めるわ!
2人とも位置について!」
『繰り上げで来たB組物間!どんな活躍を見せてくれるんだァー!
対するA組上鳴!ウェイになるなよ!ウェイ!』
「ウェイ君でいいのかな?よろしくね。」
「ウェイじゃねー!」
「用意!はじめ!」
「はい!お疲れ様ァ!」
試合が始まった瞬間!上鳴は個性をフル活用し舞台全体に放電してみせた!だが!
「借りるよ塩崎!」
『なんだあれ!あれはB組塩崎の個性ツルだ!あんなのありかよ!』
物間は塩崎の個性、ツルで電気から完全に身を守っていた。
『あれが駄目なら溜め込む系の個性全般が駄目だろう。ファットガムなんかも駄目になっちまうぞ。』
「うぇ、ウェイ」
「よっと。」
アホになってる上鳴りさをそのまま場外に投げて物間はあっさりと勝利した。
「物間君!勝利!」
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「あんのバカ…!」
「まぁまぁ耳郎さん…」
…ちゃんと見てから個性使おうな。
塩崎の個性をコピーできるのかは知らん!
感想よろしくお願いします!
※活動報告に対戦相手について書いてます