英雄症候群に治す治崎君っ!   作:シュガーマン

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今回は短いです。
前の話で書きたい事を書いちゃったからモチベがなー……
こんな時に誰かがコメントをくれたらなーチラチラ


期末試験、顛末

俺と飯田の期末試験が終わり、俺達はモニター室に移動していた。

 

「お疲れ、治崎、飯田。」

「お疲れ様です。」

 

轟と八百万はすでに試験を終えていたようで、笑顔で出迎えてくれた。

八百万は特に顔色がいい。どこか吹っ切れた様子だ。

 

「お、治崎達も帰ってきたのか。」

 

モニター室の奥にはパワーローダー先生と戦った尾白切島ペア、13号先生と戦った麗日青山ペア、根津校長と戦った芦戸上鳴ペアがいた。

俺達は後半組だったようだ。

 

「治崎〜俺達林間行けねーかも〜……」

「そうか。学校で座学を頑張れよ。」

「お、鬼!鬼だー!」

 

根津校長と戦った2人は……どうやらかなり苦戦したようだ。

 

「僕らもギリギリだったね!」

「そうだね青山君……」

 

「俺もまずいぜ……尾白が戦ってるのを見てるぐらいしか出来なかった……」

「最後の一撃を防いでくれたろ?あんまり気落ちするなよ。」

 

轟ペアと尾白以外はテンションが低い。こんな時に場の空気をよくするムードメーカーの2人も床に倒れている。

踏むぞお前ら。

 

「今どこのペアを見ていたんだい?」

「緑谷達のペアだ。あいつら、かなり苦戦してる。」

 

飯田の問いに轟が答える。ふむ……緑谷と爆豪が苦戦しているのか。

 

「相手は誰なんだ?」

「オールマイトだ。」

 

……そりゃ仕方ないな。

 

モニターを見ると、そこには路地裏で喧嘩をしている緑谷達がいた。あいつら……実際の現場でもあんな事をするんだろうか。

プロヒーローのチームアップでも相性の良し悪しはあるだろうが、敵や要救助者の前で喧嘩をするヒーローはいないだろう。

 

「爆豪が自分の手甲を緑谷に渡したぞ。」

 

……訂正だ。やるじゃないか、2人とも。まぁ初めの喧嘩は減点だな。

「誰目線なんだ治崎君?!」

「……なぜ俺の考えを読めるんだ?」

「眼鏡の力だ!」

「今度貸してくれ。」

 

 

実質個性二つ持ちだろこいつ。

 

 

「仲直り出来たのか。よかったな。」

「「……………」」

 

轟の言葉で場に妙な空気が流れる。……今までの気まずさと気恥ずかしさがブレンドされた空気感だ。

 

「動きがありましたわ!」

 

再びモニターを見ると、モニターには手甲を使ってオールマイトに攻撃する緑谷が映っていた。

憧れの向こうを目指すその姿は、俺には煌めいて見えた。

 

「煌めいているね。彼。」

「……あぁ。」

 

青山は薄暗いモニター室の中でも眩しかった。物理的にだが。

眩しかった、なんて言えば青山に怒られるか。はいはいまばゆいまばゆい。

 

「治崎君はいるかい?」

 

「?はい。ここに。」

 

少し焦った様子でモニター室に入ってきたのはリカバリーガール。

このタイミングで俺を呼ぶって事は……

 

「オールマイトがやりすぎてる。このままじゃ緑谷君と爆豪君が大怪我になってしまうよ。だからあんたについてきてもらいたい。」

 

だよなぁ。またか。

 

「プロヒーローリカバリーガールの名の下、治崎廻の個性の使用を許可する。ほら、ついておいで。」

 

他のペアの試験も見たかったんだがなぁ……

 

落ち着いてクラスメイトの試合を見れる日は来るのだろうか。

 

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