妖怪・乱童に幻海の奥義を盗まれないがための潜入調査だったが…
決勝戦の相手少林は乱童としての本性を現して盗んだ奥義を駆使して幽助を追い詰める。
ついには幽助の霊丸までも一瞬で真似して見せた。
そしてお互いに死力を出しつくし決着の時が近づいていた。
第1話:幽助敗北!?後継者は乱童!?
乱童「よくもここまで追い詰めてくれたな…」
地に伏せられた幽助の腕を踏みつける乱童。
幽助「う…うう…」
乱童「とどめは縮身の術でいたぶってやろうか?」
乱童(いやまてよ…ここは…)
乱童「幻海師範!このままボクがとどめを刺さずに浦飯幽助も起き上がらない場合、勝敗はどうなる!?」
幻海「浦飯幽助を戦闘不能とみなし乱童を勝者とする!」
乱童「だ、そうですよ幽助くん…運が良かったですね…」
乱童「あの蔵馬と飛影を倒し、僕をここまで追い詰めたあなた…なかなか使えそうですよ」
乱童「ですから僕は…とどめを刺さずにあなたを生かしておくことに決めましたよ」
乱童「もちろんだからと言って幻海師範の奥義までは譲る気はありませんが…」
キュイイイイイ!(乱童の霊丸が幽助を目指し光る)
乱童「さぁ幻海師範…僕が霊丸を打つ前に判定を」
幻海「うむ…!そこまで!勝者乱童!」
幻海「わしの奥義は乱童が継承するものとする!」
ぼたん「そんな…」
幽助(負けた…オレ…負けちまったのか…)
幽助(しかも…相手に生かされた形で…ちきしょう…ちきしょう…!!)
乱童「リベンジマッチならいつでも受け付けますよ幽助くん」
乱童「ただし…僕はこれから幻海師範の指導を受けるわけですから…その時には今よりもっと強くなってますがね」
乱童「幻海師範から教えられた技の実験台にしてあげます。その過程で僕から技を盗めるのなら盗んでみるんですね」
乱童「つまり間接的にあなたの努力次第で幻海師範の技を習得できるということですよ」
乱童「弟弟子…というヤツですかね?まぁ幻海師範直々に教えてくれるわけではないのであなたの修行の精度は落ちそうですがね…」
幽助(ちきしょう…ちきしょう…)
幽助と桑原、会場から退場。
時折道場に訪れてはリベンジをしかける2人。
その過程で幽助、桑原の霊力も上昇していくのであった。
(ただし幽助は本編より成長が遅い)
〜朱雀編〜
謎の3人組「2人じゃ大変だろう?」
乱童・飛影・蔵馬「「手伝ってやろうか?」」
乱童「もっとも僕だけは霊界からの指令じゃなく、幻海師範からの命令として来てますがね」
乱童「力を貸しますよ。幽助くん」
幽助「てめぇ…」
〜朱雀側〜
青龍「朱雀さま…」
朱雀「ああ、わかっている…」
朱雀「まさか蔵馬・飛影だけでなくあの乱童までもが人間側に付くとはな…」
青龍「このままでは4対5…それでもわれらの勝利はゆるぎないですが…」
朱雀「ああ。麒麟(きりん)のやつも呼び寄せて5対5のゲームを楽しむとするか…」
オリキャラ説明:麒麟(きりん)※魔界編の奇淋とは別人
火の妖気の使い手(他の四神と属性被りを避けたら消去法で火属性に)
四聖獣秘蔵の5人目の妖怪。
敵も5人以上の場合のみに徴収される。実力的には青龍以上朱雀以下。
朱雀は今回の計画が成功した際には、暗黒武術会への進出も視野に入れて5人目の同志として麒麟を保有していた(というオリジナル設定)
1戦目
幽助VS玄武
乱童「いきなり君からですか…さて…どれほど強くなったか…」
乱童「僕からちゃんと技を盗めているか…試してみるんですね」
幽助「言われなくてもやってやらぁ!」
幽助「お前から盗んだ技を見たいっつーならこれを試してやる。ショットガン!」
ドゴゴゴゴゴゴゴ!
乱童「ほう…粗削りですが霊光弾を使えるようになっているとは…」
しかし、バラバラにされても再生する玄武
幽助「ならば元に戻ったところに…霊丸!」
再生した玄武を1発で消滅させる幽助。
乱童「やるじゃないですか…さすが僕の弟弟子…霊丸の威力もケタ違いに上がっていますね」
幽助「ああ、だてにお前に何度もボコられてねぇからな」
幽助「だがどうせ…おめーはばーさんの指導の下…これよりすごい霊丸を放って見せるんだろ?」
乱童「ふふふふ…否定はしません」
乱童「ちなみに今の妖怪はコアとなる部位を砕かないと無限に再生を続けるタイプですが…」
乱童「それを見破ったうえで霊丸ですべてを吹き飛ばしたのですか?」
幽助「いいや。全部ふっとばしちまえばおしまいだと思って思いっきりやった。ただそれだけだ」
乱童「実に君らしい発想ですね…好きですよそういう所」
幽助「好かれても困るんだよ。オレはお前を許した覚えは一度もないからな…」
2戦目:蔵馬VS白虎
蔵馬「妖気そのものでも霊気そのものでもない…オレの操る植物からはエネルギーは吸えないみたいだな…」
白虎「ぐ…」
蔵馬の余裕の勝利
3選目:桑原VS青龍
桑原「どりゃあああああ!霊剣8回斬り!」
青龍「ぎゃあああああ!!」
乱童との修行を経て剣技もそこそこパワーアップした桑原。
飛影の16回斬りには負けるがなんとか辛勝。
幽助「あとは朱雀1人だけだな…飛影、乱童、どっちがいくんだ?」
飛影「もちろん俺だ。勝つ確率が高いほうが行く。ただそれだけだ」
飛影「そもそもオレは最初からこいつを信用していないからな…いつ朱雀側に付くかわからん」
乱童「おやおや…僕と同じく裏切りが得意な飛影君にそういわれるとは心外ですよ」
乱童「それに…勝つ確率というのなら…僕の方があなたよりずっと妖力値は上ですが…それでも朱雀の相手をするというのですか?」
飛影「なんだと!?」
幽助「飛影、ハッタリじゃねーぞ…こいつ俺たちよりずっとつええ」
幽助「オレは何回もこいつにリベンジマッチをしかけたからわかる。追いつくどころかどんどんばーさんの技を吸収してもっと遠くに行っちまう感じがした」
乱童「と、いうわけで朱雀は僕が相手しますよ。異論はないですよね?飛影くん?」
乱童「だってこの5人の中で一番強いのは僕…つまり一番勝つ確率が高いってことですからね?」
飛影「ち…」
乱童「でもどうやら…飛影君にも出番があるみたいですよ」
蔵馬「な…なんだあの部屋は!?」
桑原「朱雀ってやつの部屋じゃねーのか?」
蔵馬「まさか…麒麟…!?」
幽助「麒麟…?誰だそれ?」
蔵馬「四聖獣の5人目の秘蔵の戦士さ…」
蔵馬「敵が5人以上の時に呼び出される…つまりはこういう状況の時のピンチヒッターってやつだ」
ギィィィィ(部屋を開ける音)
桑原「な…なんだこの熱気は!?」
桑原「さっきの青龍の部屋との温度差でどうにかなっちまいそうだぜ」
飛影「なるほど…オレの相手としては…ある意味朱雀よりふさわしいかもな」
飛影「火の妖気の使い手…お前が麒麟だな」
麒麟「いかにも」
飛影「相手が炎の妖気の使い手なら…オレも未完成のこの技を使わざるを得んな」
麒麟「なに?」
飛影「邪王炎殺黒龍波!」
麒麟「ぐわあああああああ!!」
飛影「影だけ残して消してやったぞ」
飛影「うっ…!!」がくん
桑原「お、おいどうした飛影?腹痛か?半裸だから腹が冷えるんだよまったく」
蔵馬「右腕を…犠牲にしたんだ」
飛影「蔵馬!余計な事をいうな!」
蔵馬「麒麟ほどの炎の使い手を燃やし尽くすほどの魔界の炎…」
蔵馬「それを呼び出した飛影もまた…ただでは済まない」
最終戦
朱雀VS乱童
※他の4人は養殖人間の相手をしているものとする
朱雀「お前が乱童か…噂は聞いてるぞ」
乱童「光栄ですね。こちらも朱雀くんの名はかねがね伺っていますよ」
朱雀「お前は本当にあの人間たちに肩入れするつもりか?」
乱童「何が言いたいのですか?」
朱雀「麒麟や青龍たちに代わるオレの右腕になる気は無いか?」
朱雀「オレとお前が組めば浦飯幽助たちはもちろん…人間界も霊界も手中におさめることが可能かもしれんのだぞ」
乱童「お断りさせていただきます。別に浦飯幽助たちは今の僕にとって敵じゃないんでね…」
乱童「君の力を借りなくてもこっぱみじんにいつでもできますよ」
乱童「それに…人間界はともかく…霊界がそんなに甘い世界では無いことをなぜか僕はなんとなく知っているんですよね」
乱童「君と組んだくらいで霊界を手中にできるのなら苦労はしませんよ」
朱雀「ナンバー2というのが嫌なのか?だったらオレとお前は対等の立場でも構わんぞ」
乱童「ふふふふ…冗談キツイですよ…むしろナンバー2は僕のもっとも理想とするポジション…」
乱童「ボクがキミと組むとしても僕はナンバー2のまま君が幽助くんたちと同じナンバー3以下になる…ただそれだけですよ」
乱童「今の僕は奥義を得るために幻海師範を自分にとってのナンバー1と定めている」
乱童「そのナンバー1のボスが浦飯幽助くんを助けてやれ、というのですからその命令に従っているだけですよ」
乱童「従順なナンバー2としてね…」
朱雀「このオレが…ナンバー3以下だと…!?」
朱雀「どこまでも愚弄しおって!貴様!命はいらないらしいな!」
朱雀「最初から全力で排除させてもらう!七獄暗黒雷光波!」
乱童「朱雀が…7人に増えた…だと!?」
乱童「だが1VS多数ならこの技が有効…!!」
乱童「霊光弾!!」
ドゴォ!(2つの技のぶつかりあい)
乱童「ふふふふ…6人仕留めましたよ…残りはあなた1人だけですね」
朱雀「残念だが1人でも仕留めそこなった時点でこの技は破り切れてはおらんぞ」
乱童「なに!?」
乱童「6人の朱雀から…妖気を吸い取って1人の朱雀の妖力が回復していく!?」
朱雀「そして妖力が全開になったことで…!」
ザムザムザムザム
乱童「また7人に増えた!?」
朱雀「さぁどうする?この技を破るには7人同時に戦闘不能にするしかないぞ」
乱童「くくくくく…」
乱童「あーはっはっは!!」
乱童「いやあ朱雀君…面白い物を見せてもらいましたよ」
乱童「それと同時に…君たち7人をいっぺんに処理する方法も思いつきました」
朱雀「なんだと」
乱童「こっちも7人に増えれば良いだけなんですから…」
ザムザムザムザム(増える乱童)
朱雀「なに!?バカな!?」
朱雀「オレの暗黒妖籠陣をこうもたやすくコピーしたというのか!?」
乱童「さて…こうなってしまっては個々の能力が勝敗を分けるだけ…」
乱童「そしてその場合の能力差はぶっちぎりで僕の方が優勢…勝たせてもらいますよ朱雀くん…」
乱童「くらえ!七獄暗黒霊光弾!!」
7人に増えた乱童はそれぞれ霊光弾を7人の朱雀に寸分もたがわず全力で打ち込む。
朱雀「ぐあああああああっ!」
朱雀「こ…こんなやつがいたなんて…」
乱童「暗黒妖籠陣…たしかにいい技だ…しっかりと受け取りましたよ」
乱童「この技なら分身に幽助くんや桑原くんの修行相手をさせつつ僕は自分の修行に専念できる…」
乱童「幻海師範…あなたの奥義を受け取るまで…僕のナンバー1でいてくださいね…」
乱童「ただし…ボクの主君となるナンバー1の人物は不変とは限らない」
乱童「幻海師範から奥義を受け取った後は…誰の下に就こうか…今から迷ってしまいますねぇ」
乱童「くっくくっくくくく…」
乱童「あーはっはっは!!」
【続く】
原作の乱童はナンバー2に甘んじる性格ではありませんでしたが、こちらではそういうアレンジを加えさせていただきます。
原作自体乱童のキャラを描き切る前にフェードアウトしてますし。