そんな中黄泉とその側近にまで上り詰めた乱童は軀側の幽助、飛影、蔵馬との会合の約束を取り付ける。
黄泉「蔵馬…久しぶりだな」
蔵馬「互いにな」
黄泉「なぜおまえはまたオレを裏切り軀の国についた!?」
黄泉「お前の母親の乗っている飛行機が落ちなければいいがな…」
蔵馬「やってみろ。ただしそれはオレにとっての禁句だと言っておく」
黄泉「そ、そんなことのためにお前は母親を見殺しにするというのか!?」
蔵馬「どうでもよくなることだってたまにはあるんだぜ」
蔵馬「義理の弟にもなにかしかけたみたいだが…こちらも同じだ」
蔵馬「なにかが起これば決戦の日を待たずしてこちらも総力を用いてお前を国ごと亡ぼす。これは軀も承諾済みだ」
黄泉「な…」
幽助「乱童…!よくもノコノコと面出せたな」
乱童「おお、怖い怖い」
乱童「だけどその怒りは…決戦の日まで取っておくのが正解だと思いますがね」
乱童「雷禅が死んでからまだ半年も経っていない…その間必死になってボクに追いついて見せる事です」
飛影「ち…相変わらずなにもかも気に食わないやろうだ」
乱童「ですが君たちも順調に妖気を伸ばしていっているのは事実…」
乱童「3人がかりなら僕を倒せるレベルまで昇華しているみたいですね…」
乱童「まぁ、僕もすぐに鍛えなおしをしますが…」
軀「俺たちは脅迫に屈しない。わかったらとっとと失せろ」
黄泉「軀…!」
軀「こいつら3人はいまや3人ともがオレの国を担うナンバー2たちだ」
軀「誰1人として引き抜くことは許さない。お前らはお前らで勝手にやるんだな」
軀「決戦前に戦争するのも…オレは悪くないとは思っているがな…」
軀「だが今すぐにそうなるには不都合な点がお前にはあるんだろう?」
黄泉「貴様…!」
〜一旦自国へと帰る黄泉と乱童〜
黄泉「乱童…我が国と軀の国力差をどう見る?」
乱童「あなたと軀を互角と見積もった場合ですが…こちらが少し不利ですね」
乱童「組織のカギはNO2が握る…とは蔵馬君の言葉でしたか…」
乱童「ですがボクもそれには同意しています」
乱童「こちらはナンバー2に相当する戦士がボクだけ…それに対してあちらには3人いる」
乱童「こちらが勝つ可能性があるとすれば…数の暴力…その他有象無象の軍隊との人数差でしょうね」
黄泉「ふむ…」
乱童「だがこれにも不確定要素があります」
黄泉「元雷禅の国の者たちのことか?」
乱童「そうです。この者たちが決戦の日に我々を裏切り、雷禅の息子を擁する軀軍に寝返った場合…」
乱童「われわれは数の暴力…兵隊の数の差でも負けてしまうでしょう」
乱童「今のうちに…元雷禅の部下たちを粛清してしまうのも一種の手かと…」
黄泉「それにはおよばない。オレにはまだ切り札がある」
そう言って黄泉はカプセルに入った自分のクローン体(まだ赤ん坊)を見せる
乱童「これは…」
乱童「なるほど…黄泉様の息子…というわけですか」
黄泉「ああ、修羅と名付けた。こいつを決戦の日までにお前と同格くらいには育ててみせる」
乱童「これでナンバー2同士の力関係は再逆転…約束の期日に決戦が行われればこちらが有利というわけですか」
乱童「ですが…さきほど申したように元雷禅の部下たちが裏切ればまた勝敗はわからなくなりますよ」
乱童「そうだ。いっそのこと雷禅の部下たちは修羅様の「食料」とするのも手かもしれませんよ」
乱童「そうすることにより不確定要素を排除しつつ、修羅様の成長もより早く促せるかと…」
黄泉「残念だが俺たちは人を食う種族だが…妖怪を食う事で力を増す種族ではない」
黄泉「修羅に雷禅の部下たちを食わせたところで…大したパワーアップは期待できないだろう」
乱童「そうでしたか…それは残念です」
乱童「では雷禅の部下たちの粛清も兼ねて、僕が妖怪を食う種族を探しておきましょう」
乱童(その妖怪について心当たりがとっくにあるような…妙な違和感はありますが…)
そして…あっという間に雷禅の死から1年がたち…決戦の日を迎えた。
黄泉側の戦力
ナンバー1:黄泉
ナンバー2:乱童、修羅
その他兵士たち:黄泉軍と雷禅軍の混合軍
軀側の勢力
ナンバー1:軀
ナンバー2:飛影、蔵馬、幽助
その他兵士たち:純粋に軀に忠誠を誓う軍隊
なお、雷禅の旧友たちは戦争や覇権争いに興味が無い描写が作中でもあるので大戦には不参加とする。
幽助も一介の兵隊にすぎないので統一トーナメントを提案しても却下されるものとする。
わああああああ!!(合戦開始)
幽助「まってたぜ乱童!てめぇをぶちのめせるこのときをなぁ!」
乱童「面白い!かかってきなさい!」
飛影「ち…あれが黄泉のガキか…」
蔵馬「今のオレたち2人とほぼ互角…いやそれ以上か」
修羅「なんだ。2人がかりで今の僕と同じくらいって大したことないんだね」
飛影「気に食わんが2人で行くぞ。幽助は乱童の相手で手一杯みたいだからな」
蔵馬「あなたとコンビネーションを組むのは…あの時以来でしょうか」
わああああああ!(合戦継続)
だがしかしここで大群同士の力関係に変化が生じる。
黄泉の軍「裏切りだーっ!元雷禅の部下たちが裏切って軀軍につきはじめたぞーっ!」
乱童「なに!?」
乱童「いや…計算通りの動きか…」
乱童「ならば…アレを起動させるか…」
〜合戦終了〜
軀「く…」
黄泉「オレの勝ちだな軀…」
軀は追い詰められていた。
そしてその周りには幽助、飛影、蔵馬も転がっていた。
軀「み…味方に付くはずの雷禅軍はどうした…!?」
黄泉「さぁな。そこはオレも知らない。全部乱童に処理を任せていたからな」
黄泉「これで魔界大戦は決着だ。魔界はオレが支配する」
黄泉「いや、霊界も人間界も…いずれはオレの手に…」
黄泉「組織のカギはNO2が握る…オレには修羅と乱童という優秀なナンバー2がいた」
黄泉「だからこそお前を出し抜くことができた。ただそれだけのこと」
乱童「その通り…組織のカギはナンバー2が握る…」
乱童「このようにね…」
ガブン!(下半身を食われる黄泉)
黄泉「な…!?」
修羅「パパーッ!?」
くっちゃくっちゃくっちゃ(黄泉の下半身を食っている妖怪)
飛影と蔵馬「あ…あれは‥‥」
???「おで、らんどうのイウコト、なんでも聞く」
???「おで、食えば食うほど強くなる…よみをくったイマ…パワーだけなら…魔界一…」
乱童「ええ、その通り。君がナンバーワンで僕がナンバー2です」
乱童「君に足りない知識などは全て僕に任せて…君はパワーを上げる事だけに集中してください」
???「えへへへ…ありがとう乱童…これでおでが魔界の王になれる…」
修羅「よくもパパを!うわあああああああああ!!」
???「乱童、こいつもくってもいいか?」
乱童「好きになさい」
…
くっちゃくちゃくっちゃ…
蔵馬「間違いない…ヤツは…」
飛影「八つ手…!?」
乱童「ええ、その通り。飛影君との過去の雑談から思い出しましてね」
乱童「妖怪も人間も食えば食うほど強くなる妖怪…それが彼でした」
乱童「ただの血液からクローンを作り出すのは大変でしたが…そのせいでオリジナルより知能がやたら低くなってしまいましたがね」
乱童「雷禅軍が裏切った時…その兵隊たちをこいつにすべて食わせました」
乱童「君たちの軍に雷禅軍が合流できなかったのは彼のせいですよ」
乱童「組織のカギは副将が握る…そうでしたよね?蔵馬君?」
蔵馬「く‥‥」
乱童「さぁ魔界を塗り替えましょうか」
乱童「表向きの国王をパワーナンバーワンの八つ手にして」
乱童「その補佐として知能、知識をナンバー2の僕が担う」
乱童「くくくくくく‥‥これからだ…これから魔界はもっともっと…」
乱童「楽しくなる…ひゃーっはっはっはっは!」
乱童「このS級の中のS級妖怪・乱童様の手によってね…」
【完結】
想定していた話よりも短くまとまってしまいました。長編を期待していた方申し訳ありません。