幻海は最後の試練と称して乱童を呼び出し2人きりになるのだが…?
〜とある洞窟〜
幻海「この試練を突破しないと究極奥義は授けられないよ」
乱童「どんな試練でも耐えて見せますよ」
幻海「乱童、あんたあたしを殺せるかい?」
乱童「なんだって?」
幻海「あたしを殺さない限りこの試練はクリアできないよ」
乱童「そんなことですか…簡単ですよ。やってみせます」
キュイイイイイ!(幻海に向って霊丸を構える乱童)
幻海「…」
乱童「さぁ、これで第一関門クリアですよね?」
乱童「このまま引き金を引いて師範を殺せばいいのですか?」
幻海「乱童…お前は失格じゃ」
乱童「は?」
幻海「と、いうより破門と言った方がいいかの」
幻海「自分が強くなるために迷いもせずに師匠を殺しますっていうヤツにあたしが奥義をわたすと思うかい?」
幻海「かといってできませんって即答するやつも同じくらい嫌いだがね」
乱童「そんな…それでは最終奥義は…」
幻海「ああ…お前には渡さんよ」
幻海「また弟子選考会からやり直しじゃ」
幻海「武道会終了前後にもう一度やり直すつもりじゃからお前にもう一度チャンスが無いわけじゃないよ」
幻海「ただし今度は一般公募はせずに、お前と幽助と大穴として桑原だけでもう一度継承者を選び直すだけだがね」
幻海「本当に究極奥義を継承したいなら今回の件、なにがいけなかったかしっかり反省することだ」
乱童「くそっ…本当に…本当にこれで終わりなのか…!?」
〜VS裏御伽チーム〜
乱童チームフルメンバーVS裏御伽チームフルメンバー
コンディションもほぼマックス(飛影だけ6分の妖気)
幽助「おい乱童、ばーさんから究極奥義とやらはちゃんと授かったのかよ」
乱童「ダメでした。それどころか破門されましたよ」
幽助「なに!?」
乱童「幻海師範…いえ幻海はもう一度選考会からやり直すそうです」
乱童「今度こそキミが正当後継者になれるかもしれませんよ」
乱童「ただし選考会には僕も参加可能みたいですから譲る気はありませんけどね…」
幽助「おいおいおいおいおいおい。だったら戸愚呂との戦いどーすんだよ。グラサンくらいは割ってみせるってやつか?」
乱童「別に幻海の究極奥義が無くても僕には今まで盗んできた技が100近くありますから大丈夫でしょう」
乱童(だとしても…おそらく僕が引き出せるのは戸愚呂の80%ほどでしょうけどね…)
乱童(決勝前になんとか師範から奥義を引き出さないと…)
桑原「なんだよ浦飯、らしくねーな。乱童がダメならおめーが戸愚呂とリベンジマッチすりゃあいいだろうが」
幽助「ばっきゃろ!してーのはやまやまだがオレは客観的に実力を見てるの!」
幽助「今の乱童にすら届かないオレが戸愚呂に勝てるとは到底思えねー」
幽助「オレが戸愚呂とやるにしても何か対策は必須になってくるぜ」
乱童(幽助くんらしくない思慮深い言動…おそらく僕の影響か…)
乱童(これは…少し不穏な雰囲気がチームに広がり始めているかもしれませんね…)
死々若丸「組み合わせはコイツで決めよう」
試合方式:サイコロで決定(死んでなければ何度負けても再戦できる)
第一試合飛影VS魔金太郎
原作と同じ
第二試合自由VS黒桃太郎
蔵馬「ここはオレが行こう。前回前々回と試合をしていないから少しでも勘を取り戻したいんだ」
蔵馬VS黒桃太郎に決定
蔵馬「ローズウィップ!」
黒桃太郎「いってぇ~!」
黒桃太郎「だが今の痛み…覚えたぜ!」
黒桃太郎「奇美団子…魔猿の装!」
黒桃太郎「もうオレにそのムチは効かねぇ!試してみるか?」
蔵馬「試してやろう」
蔵馬「華厳裂斬肢(かごんれつざんし)!」
しかし傷一つつかない黒桃太郎
蔵馬「本当に強化されている!?」
バキッ(黒桃太郎の一撃)
蔵馬「ぐぁあああああっ!」
黒桃太郎「どうした?もう終わりか?オレはあと2回奇美団子での変身を残しているんだぜ?」
蔵馬(相性最悪の相手かもしれんな…)
蔵馬(今のオレが使える物理的攻撃はローズウィップでの斬撃のみ…)
蔵馬(それが効かないとなると…あとは内部破壊…シマネキ草くらいだが…)
蔵馬(これさえも痛みを覚えられる可能性がある…そうなったら本当におしまいだ)
蔵馬(それ以前に硬くなったヤツの皮膚にシマネキのタネを植え付けられるかどうかが問題だ…)
蔵馬(今のオレに使える…ローズウィップ以上の斬撃は…)
蔵馬(いや…薔薇以上にオレに適した武器などない…ならば武器そのものの形状を変えれば…)
蔵馬「樹霊妖斬剣(じゅりょうようざんけん)!」
小兎「おーっと蔵馬選手!初めて見せるムチ以外の変形武器!薔薇のムチが剣に変化したーっ!!」
黒桃太郎「くくく…だがお前、剣の腕はムチほどではないだろう?その場しのぎの発想でオレを傷つけられるとでも?」
蔵馬(たった一太刀でいい…傷口さえ作れれば…そこからシマネキ草のタネを…)
キィン!(蔵馬の剣をはじく黒桃太郎)
黒桃太郎「やはり威力はさきほどのムチとさほど変わらないみたいだな…団子を使うまでもねぇ」
蔵馬「ならば…一点集中型の武器を…」
蔵馬「ローズ・ランス!」
小兎「おーっと蔵馬選手!今度は薔薇の槍だーっ!」
蔵馬「ローズ・〇〇!」
小兎「今度は薔薇の〇〇だ!」
以下同文
桑原「おい、蔵馬の奴らしくねーんじゃねーのか?」
桑原「さっきから手あたり次第使い慣れてない武器を召喚しては…無駄に妖力を消耗しているようにしか見えないんだが…」
飛影「フン、貴様にしては鋭いな。その通りだ」
飛影「しかし裏を返せば蔵馬はそれしかできる事が無いところまで追い詰められているという事だ」
蔵馬「くそっ…やはり効果なしか…」
蔵馬「どの武器を使っても傷一つつかないのであれば…オレ自身が強くなるしか…」
蔵馬「オレ自身が…?そうか!その手があった!」
蔵馬「たぁーっ!」
再び蔵馬はローズウィップに武器を切り替えて黒桃太郎とすれ違う。
黒桃太郎「どうやら本当にそれしか手がないみたいだな。がっかりだぜ」
黒桃太郎「もうめんどくせぇ。2個目の奇美団子で一気に決着を着けてやる」
黒桃太郎「なに!?2個目がねぇ!3個目だけしか残ってない…だと!?」
蔵馬「探し物はこれですか?」
黒桃太郎「なに!?それはオレの奇美団子!」
蔵馬「オレもこれを使わせてもらう。相手からのダメージを覚えてさらに肉体を強くするアイテム…そうですよね?」
蔵馬「これを食べれば少しでも君にダメージが通るはずだ」
黒桃太郎「馬鹿め!それは怨爺がオレの性質に合わせて調合したもの!」
黒桃太郎「多少力は上がるだろうが…オレほどの効果が得られるわけではないぞ」
蔵馬「その多少の差が…勝敗を分けるとしたら…?」
シュウウウウ…
蔵馬が奇美団子を握りつぶしその妖気を口から吸収する
蔵馬「はぁああああああああ!」
蔵馬「武獣装甲其ノ二魔雉(まち)の装!」
蔵馬は雉(キジ)の姿をモチーフにした装甲を身にまとう
蔵馬「さっそくこの装甲の力を試してやる!ローズウィップ!」
スパン!
ローズウィップは黒桃太郎の魔猿の装の皮一枚を引き裂き、流血させることに成功する。
蔵馬「よし!」
ピッ!(シマネキ草のタネ)
黒桃太郎「だからお前には使いこなせないといっただろ?こんな傷一つ付けるだけなんてよぉ!」
黒桃太郎「だがしかし、傷が一つでもついたのは事実…オレも最後の奇美団子を使わせてもらうぞ」
しゅうううう…
黒桃太郎「武獣装甲其ノ三魔犬(まけん)の装!」
蔵馬「死ね」
黒桃太郎「なに?」
蔵馬「死ね…と言ったんだ…というより…君の死は今決まった。」
蔵馬「お前がシマネキ草が体を食い破る痛みに対して奇美団子を使っていたなら…もしかするとそれも耐えられたかもしれんが…」
蔵馬「そんなかすり傷一つを癒すためだけに最後の奇美団子を食った時点でお前の負けは決まった」
黒桃太郎「なにを馬鹿な…ぐっ!?」
黒桃太郎「ぐほぉ!(吐血&死亡)」
蔵馬「死んだか…だがなぜシマネキ草が露出しないんだ?」
蔵馬「そうか…皮膚が硬すぎて体内で絡まっているんだ」
蔵馬「想定よりも残酷な殺し方をしてしまったな…許せ」
蔵馬(しかし…闇アイテム奇美団子か…)
蔵馬(もしも狐をモチーフにした俺専用の団子があれば…疑似的に妖狐の力を再現できるかもしれんな…)
樹里「蔵馬選手の勝利です!」
死々若丸「よし、やつの傷は深いぞ」
3戦目飛影VS裏浦島
裏浦島、原作の蔵馬戦と同じく心理戦をしかけるが、当然聞く耳を持たない飛影。
結界も張る前に飛影に切り裂かれる。
裏浦島「くそっこうなったら…」
裏浦島「効力は落ちるし他の人間も巻き込むがこのまま逆玉手箱を使ってやる!」
裏浦島「くらえー!」
飛影「うおっ?」
裏浦島「よしいいぞ…飛影の妖力がどんどん落ちて…」
ぞくっ
裏浦島「な…なんだこの恐ろしい妖気は…!?」
飛影「ふぅ…まさか…またこの姿に戻れる日が来るとはな…」
飛影「邪眼移植前…本来のオレの妖気にな…」
裏浦島「なに!?」
飛影「完全に炎殺黒龍波を極めていた時のオレの肉体だ。覚悟は良いか?」
飛影「死にたくなければこの煙の秘密を話せ」
ザクッ(死々若丸の刀)
飛影「ち…」
しゅうう‥‥
飛影の額に第3の目、邪眼が復活し妖気も元に戻る。
4回戦桑原VS死々若丸
原作と同じ
一方その頃〜
戸愚呂弟「霊光波動の奥義はもう渡してきたのか?」
幻海「いいやまだだ」
戸愚呂弟「よろしい、もうお前に用はな…」
戸愚呂弟「ってえ…?え…?」
幻海「正統伝承者の乱童はその資格が無かった」
幻海「かといって幽助や桑原では未熟すぎる。また弟子の選考会からやりなおしだよ」
戸愚呂弟「そうか…霊光玉はまだお前の中にあるということだな…」
戸愚呂弟「ならば用件を変えよう。幻海…お前に頼みがある…昔の仲間としてな…」
幻海「む…?」
5回戦目幽助VS死々若丸
乱童「幽助くん」
幽助「ん?」
乱童「今の君と僕はほぼ互角…わずかに僕の方が強いくらいですが…」
乱童「それでも戸愚呂の本気の80%までしか引き出せないでしょう」
幽助「なんだって!?」
乱童「そして死々若丸はそんな80%戸愚呂よりも劣る相手です」
乱童「もしも戸愚呂の本気を引き出したいのであれば死々若丸くらい簡単に倒して見せるんですね」
乱童「そしてそれがもしも無理ならば戸愚呂戦においてもその差は現れます」
乱童「死々若丸にてこずることがある場合、戸愚呂に対しては力でぶつかり合うよりも「搦め手」を使った勝ち方も念頭に入れるんですね」
幽助「「搦め手」ね…気が進まねーが…仕方ねーか…」
そして乱童のいう通り死々若丸に対しても攻めきれずにいる幽助。
パワーで死々若丸に上回る幽助も、死出の羽衣による霊撃吸収や爆吐障縛壁(ばくとしょうばくへき)による逃げ場の封印などから徐々に追いやられていく。
そして戸愚呂に対して「搦め手」を使う事も考え始めたのだ。
幽助(そうか…なにも戸愚呂に勝つためにパワーで対抗する必要はねーんだ)
幽助(こいつみたいに「搦め手」をうまく駆使して「柔よく剛を制す」やり方もアリっちゃアリだな)
幽助(ばーさんならむしろそうやって戸愚呂に勝ちに行きそうだもんな)
幽助、死々若丸の搦め手に翻弄されるもなんとか勝利。
そしてそれは大きな「気づき」を得た価値のある勝利でもあったのだった。
6回戦目怨爺VS乱童
観客「最後は大将同士か?」
観客「あんなジジィ1人になにができるって言うんだよ」
乱童「その目障りな変装をやめなさい。僕は今年寄りに対して誰でもいい気分なんですよ」
乱童「別にお前でもね…幻海に破門されて気が立っている状態なんでね…」
乱童「もしもあなたがその老人の姿のまま戦うというのならこれ以上ないくらいむごたらしく殺しますよ」
怨爺「いいだろうお初にお目にかかる」
ビリビリ(変装を解いて鈴木になる動作)
鈴木「ちなみに乱童君…きみはおおよそ100の技を使いこなせるようだね」
乱童「いえ、まだ99です」
乱童「忘れたり新たに習得したりしながら…100までには抑えています」
乱童「そしてその100個目の奥義には今日…幻海からの究極奥義が入る予定だったのに…」
鈴木「私の使うワザの数は1000だ!」
乱童「なるほど…それでは僕の10倍強いことを期待していますよ」
乱童(ま、そこまでいくと容量(メモリ)の無駄使いなのは確実ですけどね…)
【続く】