ここまで煙たい!不死の煙   作:みんなの茶番劇

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どうもみなさんこんにちは!
初めての執筆で緊張しまくっている「みんなの茶番劇」です!
それでは第一話 どうぞ!




第一話 不死鳥の現代入り

 

 

[藤原妹紅 視点]

私は今、永遠亭でとんでもなく怪しい実験に付き合わされている。

 

永琳「さぁ、あなたに飲んでほしいのはこれよ」

 

机の上に置かれたのは、青白く光る液体。

……うん、ジュージュー言ってる。私の幻聴だと信じたい。

 

妹紅「……これ、本当に飲んでも大丈夫なんだよな?」

 

永琳「えぇ、理論的には大丈夫なはずよ。てか貴女、不老不死でしょ? 死にはしないわ」

 

妹紅「“理論的には”って何だよそれ! “はず”って言葉ほど信用できねぇ!」

 

文句を言いながらも、まぁ暇だったし、飲むことにした。

どうせ死なない。死なないけど、後悔はする気がする。

 

妹紅「……いただきますっ!」

 

──ごくり。

……にがっ!? くっさ!! なんだこの味!!

 

妹紅「二度と飲まねぇぞこんな劇物!」

 

そんな文句を垂れていた次の瞬間、

私の体が青白く光り出した。

 

妹紅「うわっ!? な、なんだこれは!!」

 

紫「ちょちょちょ! 今、結界の歪みを感じたんだけど!? ってこれからね!」

 

妹紅「結界の歪み…まさか……!」

 

紫「えぇ、貴女…外の世界へ放り出されるわ」

 

妹紅「えぇぇぇ!? おいえーーりーーーん!!」

 

永琳「失敗もあるものよ。死なないから安心しなさい」

 

妹紅「次会ったら焼き殺すからなぁぁぁ!!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

雄二「……なぁ兄貴、もう一回やろうぜ」

 

俺の名前は百瀬雄二。

ごく普通の高校一年生。

今は兄と弟と一緒にゲーム中。

兄貴は頭がキレるのに、ゲームになると性格が悪いタイプだ。

弟はマイペースで、実はこの中で一番ゲームが強かったりする。

俺? 一番弱い。威張れるのは反射神経の悪さくらい。

 

そんな平和で、なんの変哲もない生活だった。

──あの“光”が降ってくるまでは。

 

兄「……っ!? 危ない!!」

 

部屋の天井から、突然青白い光が溢れた。

光が天井を突き抜け、真上から“何か”が落ちてくる。

 

雄二(え、ちょっ、待って!? 親方!空から女の子が!?)

雄二(いや今そんなこと言ってる場合じゃねぇ!!)

 

ドンッ!!!

 

雄二「ぐえっ!」

 

妹紅「いってぇ……あれ、痛くねぇ? なんでだ?」

 

弟「……!? 兄ちゃん!! なんか女の人落ちてきた!!」

 

兄「……はひ?」

 

雄二「おい兄貴!? 俺の上になんか乗っかってる!!何?何?なにぃ!?」

 

妹紅「ちょ、あんたら誰!? ここどこ!?」

 

雄二「えっ!? それこっちのセリフだからぁぁ!!」

 

部屋の中では埃が舞い上がって、天井には穴が空いていた。

そして、信じられないほど堂々と立っている白髪の少女。

 

俺たちは見た。

落ちてきたのはどう見ても、人間じゃなかった。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

[百瀬雄二 視点]

 

兄「んで、あんた誰や?」

 

……その質問、俺も聞きたかった。

だっていきなり天井ぶち破って女の子が落ちてきたんだよ!? 常識ってなんだっけ!?

 

あれから数十分。今は兄が少女に質問攻め中。

しかもその子、見た目が完全に“藤原妹紅”。

いや、コスプレにしては完成度高すぎだろ。髪、目、服、全部一致してるんだが。

 

妹紅「私は藤原妹紅だ。矢意永琳っていうマッドサイエンティストに変な薬を飲まされて、ここに来た」

 

……情報量が多い!!

てかマッドサイエンティストて。聞いてるだけでツッコミ疲れるやつだ!

 

理一(兄)「ちょ、ちょっと待てよぉ〜! 集合! 雄二! 三輝! 集合〜!」

 

三輝(弟)「なにぃ〜理一兄ちゃ〜ん?」

 

理一「流石に怪しくねぇか、これ?」

 

雄二「まぁ怪しいけどさ……でも敵意は感じねぇし、いいんじゃね?」

 

三輝「考えすぎだよ〜。ほら、妹紅さんの服ボロボロだよ〜? ここで追い出すのはかわいそうだよ〜」

 

……弟、心やさしすぎ問題。

でも確かに服ボロボロだし、見た目ガチで困ってる人なんだよな。

 

理一「……わかった。でも質問だけはさせてくれ」

 

妹紅「話はまとまったんじゃないのか?」

 

理一「あぁ。で、妹紅さん。貴女はどこから来たんだ?」

 

妹紅「幻想郷だよ」

 

\集合ッ!!/

 

雄二「ちょ、ちょっと待て!? 幻想郷って、あれだよな!? 父さんが大好きな“東方”の舞台だよな!?」

 

理一「だが嘘にしてはぶっ飛びすぎてる。それにさっきの光、あの身なり、あれ本物だろ」

 

雄二「んじゃあ、あいつがマジで本物ってことか……?」

 

理一「いや、信じられん……どうすればいい……」

 

三輝「ねぇねぇ 原作のもこたんの能力って火を出すんでしょ? なら火出してもらおうよ!」

 

雄二(あぁ、もしこれちがったら後戻りできねぇやつだ)

 

理一「……まあ、聞いてみるしかないな」

 

妹紅「おい、さっきから話、丸聞こえだぞ」

 

三輝「あちゃぁ〜」

 

妹紅「んで、火を出せばいいんだな? ほらよ」

 

 ボッ!!

 

うわあああ!? 本当に燃えた!?!?

赤い炎が妹紅の手からバチバチと溢れてる! おいおい、現代の家の中でやるなよ!? 火災報知器鳴るぞ!?

 

雄二「ちょ、ちょっと聞きたいんだけどさ……妹紅さん、今いくつ?」

 

妹紅「ん? 何歳だろうな? 千はいってるぞ」

 

雄二「……千……」

 

三輝「もう確定でいいんじゃない?」

 

雄二「確定どころか、俺の常識が燃え尽きたんだが……」

 

理一「よし決まりだ。妹紅さんは本物。で、次の問題  どうやって親を説得するか、だ」

 

雄二「やっべ、母さんの“スーパー過保護モード”発動したら終わるぞ……!」

 

我らが母は、とにかく過保護の権化。

怪我でもしようものなら即・病院コース。

妹紅のことがバレたら、たぶん“怪しい科学者に狙われる!”って言い出して、家中にバリケードを作りかねない。

……説得、できるのか俺たちに?

 

三輝「バレたら全員説教タイム〜!」

 

雄二「……この家、地味に地獄始まりそうだな」

 

あ、そうそう。うちの父さんは東方ガチ勢だ。

普段は温厚で優しい人なんだが、ひとたび“東方”の話題が出ると人格が変わる。

この前なんて、「永夜抄のテーマ構成は神がかってる!」って5時間くらい語ってた。

……もし妹紅の存在がバレたら、永遠に語り始めるだろう。

マジで、地獄の始まりだ。

 

理一「とりあえず、今日だけはここにいな。外に出たら目立つしな」

 

妹紅「……まぁ、助かるよ。恩に着る」

 

雄二「じゃあ、妹紅さんの寝る場所は……って、ちょ、三輝! 行動早ぇな!」

 

三輝「だってかわいそうだもん〜」

 

雄二「……お前、将来絶対いい人に好かれるタイプだな」

 

妹紅「ふふ、ありがとうな。……でも私は座って寝るぞ」

 

三輝「えっ!? 座って!?」

 

理一「え、あの……修行僧か何か?」

 

妹紅「慣れてる。長く生きてると、横になるのが面倒になるんだ」

 

雄二「いやそれ一生分の疲労感だよ!? どういう人生歩んだらそうなるんだ!?」

 

妹紅「まぁ気にするな。こう見えても、寝相はいいぞ」

 

(その瞬間、妹紅さんの髪が炎のように“ぼっ”と光る)

 

三輝「ねぇ兄ちゃん……家、燃えないよね……?」

 

雄二「……今日から火の用心が日課だな」

 

──こうして、俺たち百瀬家と“燃える不死鳥少女”の奇妙な同居生活が始まった。

だがこのときの俺たちは、まだ知らなかった。

母の“スーパー過保護モード”が炸裂することを……!

 

 




ありがとうございました!
また次回もお楽しみに!
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