どうもみなさんこんにちは「みんなの茶番劇」です。
それでは第十三話 どうぞ
ん?ん??ん〜〜???
ちとまてちとまて!!え?ここは幻想郷で、永琳がいる病院?だから永遠亭だよな……。まぁ冬なのに紫が起きていることは置いといて(おい!)まぁ藍にでも叩き起こされたんだろう(正解!)つまり俺は……
雄二「げ……”幻想入り”したのか?」
紫「そうよ?貴方一週間寝込んでいたのよ。永琳がいなければ後遺症どころじゃ済まなかったわよ?」
雄二「そうだったのか……永琳さん、ありがとうございます」
俺は深々と頭を下げた。頭の中はまだ混乱していた。ここは本当に現実なのか?それとも夢の中か? 一週間も寝ていたなんて……体の感覚がまだ追いつかない。
永琳「別に礼には及ばないわ。顔を上げなさい」
そう言われたので俺は顔を上げる。すると永琳さんは微笑んだ。彼女の微笑みが少しだけ心を落ち着かせてくれる。
永琳「あっちじゃ妹紅の面倒を見てくれているみたいだし。こちらこそ妹紅を見てくれてありがとうね」
紫「さて、話は住んだみたいね。それじゃあ本題だけど、貴方一週間こっちで寝てたのよ?あっちに返すのはできるけど、どう誤魔化すつもりなの?」
雄二「やっべ、忘れてた!う〜ん、どうしよう……」
頭が真っ白になる。どう誤魔化せばいいんだ? 父さん母さん、妹紅さん、こた、クラスの奴ら……全員に説明できるわけがない。
そう考えると、心臓がキュッと締め付けられるように痛くなる。あの皿事件のこと、妹紅さんを一人にさせたこと、すべてが重くのしかかる。
雄二「そういえば、妹紅さんはどうなったんだ?」
紫「あぁ、そういえば言ってなかったわね。妹紅は薬の効果でまだ外の世界にいるわよ。あの時妹紅は貴方を此処まで送るために人目がないところまで担いで貴方だけをスキマに入れたわ。今はそこらじゅうを逃げ回っているみたいよ。貴方をどこかに隠したのではないかと疑われているみたい」
……俺は罪悪感で押しつぶされそうになった。妹紅さんを巻き込んだのは俺のせいだ。俺がもっと冷静でいれば、こんなことにはならなかったかもしれない。
雄二「……そうか」
心の中で必死に答えを探す。まず妹紅さんを守らなければ。俺のことは後回しだ。どうすれば……どうすれば安全に助けられる?
雄二「まず妹紅さんをどうにかしないと……」
と、腕を組んで考えている。焦る気持ちと冷静に考えようとする気持ちが入り混じり、頭の中は混沌としている。
その時、永琳さんの声が響いた。
永琳「一つ、妹紅を助ける方法を思いついたのだけど……」
雄二「ん?どんなんですか?」
永琳「姫、輝夜様の力をお借りするのよ」
蓬莱山輝夜のことだな。紫も納得した様子だ。
紫「……確かにそれならできるわね」
俺はしばらく理解が追いつかなかった。蓬莱山輝夜の能力は”永遠と須臾を操る程度の能力”、つまりめちゃくちゃ長い時間にも、めちゃくちゃ短い時間にもできる。……それが、妹紅さんを助けることとどう関係するんだ?
永琳「姫の力で妹紅の薬の効果数年分を一瞬で消して、幻想郷に戻すのよ」
……あ、確かにそれなら妹紅さんは安全だ。俺は頭をひねってもこれ以上の案は出ない。月の頭脳と言われる人が言うんだ。これ以上の答えはないだろう。父さん母さん、あとこたには妹紅さんの正体を話してもいいか。クラスの奴らには……転校と伝えるか。
紫「私はそれがいいと思うわ。それで、貴方はどうするの?貴方、外の人間からするとあんな重症でどうやって治したのか、どこに行ってたのか、妹紅は何者なのかが一切わからないのよ?」
……そうだったな。俺は答えを探している間も心臓がギュッとなる。どうしてこんなに複雑なことになったんだ……。
答えは……一つしかない。
雄二「紫さん……ここに残ることは、できないかな?」