ここまで煙たい!不死の煙   作:みんなの茶番劇

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どうもみなさんこんにちは!
新しく物語を出そうか悩んでいる「みんなの茶番劇」です!
この話が20話くらい続いたら新作を投稿しようかな
それでは第八話 どうぞ!



第八話 バカ≠クズ

【妹紅 視点】

 

――クラスの騒動から数分後。

 

教室は一応落ち着きを取り戻したが、私はまだ心が少しざわついていた。

ああいうタイプの人間を一度にあれだけ見るのは、幻想郷でもあまりない。

 

そんな中、雄二さんが静かに口を開いた。

 

 

雄二「……あいつらとは関わらない方がいい。頭ん中が“真っ白”っていうか、“空白”っていうか……。言葉にも意味が乗ってない。ああいうの相手にしても妹紅さんが一方的に疲れるだけだ」

 

その言い方があまりにも真面目で、私は思わず小さく吹き出した。

 

本当にそうだ。

知能の低い妖怪の方がまだマシだ。

あいつらは燃やせば終わるしな――いや、今は外の世界だから駄目だけど。

 

ただ、さっきの雄二さんの“かばう姿”、私はちゃんと見ていた。

胸の奥がほんの少し暖かくなる。

 

妹紅「……礼を言っておく。私は大人数の人間と生活するのには慣れていない。何かあれば頼らせてもらう」

 

雄二さんは、深呼吸して――

 

雄二「任せろ!!」

 

と、付き合いたての彼氏みたいなテンションに戻っていた。

 

……いや、そういう意味じゃないが。

でもまぁ、嫌じゃない。

 

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     授業中(英語)

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英語の授業。

 

……本当に意味がわからん。

 

黒板には謎の呪文。

先生はそれをさらに複雑な呪文にして喋る。妖怪でも封印するのか?

 

妹紅(そもそも、なぜ日本人が英語を学ぶ必要ねぇだろ!?)

 

雄二「(妹紅さん、これは重症だ……いや、英語以前にアルファベット段階で崩壊してる……)」

 

先生「隣同士で本文を一文ずつ音読してくださーい」

 

雄二「じゃ、俺から……」

 

雄二さんは流暢に英文を読み上げた。

なんだその能力。外の世界の人間は全員鈴奈庵の娘のような能力を持ってるのか?

 

私の番が来る。

 

妹紅「え、えっと……アイ……ハベ……ネビ……? なんだこれは、目がチカチカする……どこで息継ぎをすれば……?」

 

自分で読んでて不安になる文章は初めてだ。

 

……英語、滅べ!!!!

 

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     授業中(古文)

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古文は逆に簡単すぎて困った。

 

妹紅「この程度、五歳で読めるぞ?」

 

雄二「……すげぇ。てか先生より発音自然じゃね?」

 

妹紅「私は千年以上生きているんだ。これくらい当然だ」

 

雄二「英語との差!!!」

 

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       昼休み

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空き教室で弁当を食べる。

学校って人が多い分、静かにできる場所の価値が高いな。

 

雄二「……あいつ、今日来てねぇのかな?」

 

妹紅「誰だ?」

 

雄二「友達だよ。毎日ここで一緒に弁当食べてるんだが……」

 

その瞬間、勢いよく扉が開く!

 

??「遅れたぁぁぁ!!!」

 

雄二「やっと来たか」

 

妹紅「この人が友達か?」

 

雄二「そう。こいつが武藤康太郎(むとう こうたろう)。幼稚園のころからの付き合いだ」

 

康太郎「おい雄二!その子は雄二の彼女か!?俺より早く彼女作るとか許さねぇ!!」

 

雄二「違ぇよ!!そしてうるせぇ!!」

 

康太郎「……で?どんな関係なんだ?」

 

妹紅「私は藤原妹紅。今日転校してきたばかりでな。雄二さんに学校のことを色々教えてもらっている」

 

康太郎「ほーん!今日転校かぁ!なぁなぁ、最初の自己紹介どんな感じだった?」

 

そこから、急に会話が弾んだ。

 

康太郎さんはグイグイ来るが、不思議と不愉快じゃない。

朝の連中と違って、自分の言葉に“責任”がある話し方だ。

 

……そして、どうやら彼は――

 

康太郎「妹紅さん、どっから来たん?」

 

妹紅「長野県長野市……だな(偽造戸籍情報)」

 

康太郎「ながの?え、なんだ?どこにあるんだ?漢字どう書くの?一文字?二文字?俺、県とか市とか苦手で……!」

 

――バカらしい。

 

雄二「こいつ、テスト毎回30点以下だからな」

 

妹紅「逆にどうやって高校に入ったんだ?」

 

雄二「知らん。なんか“勢い”で受かったって言ってた」

 

康太郎「いやぁ~俺って運がいいからさ!!マークシート形式だったらなんとかなる!!」

 

妹紅(……うん、バカだ)

 

でも、不思議だ。

 

“クズ”ではない。

“バカ”なのに、不快じゃない。

むしろ、ちょっと面白い。

 

知識量と人間性は比例しない。

今日はそれを、実感として理解した。




ありがとうございました!
また次回もお楽しみに!
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