ここまで煙たい!不死の煙   作:みんなの茶番劇

9 / 14

どうもみなさんこんにちは!
東方原作未経験の「みんなの茶番劇」です!
マイパソコン欲しいなぁ……
それでは第九話 どうぞ!



第九話 渡る世間はプロばかり

【雄二 視点】

 

学校が終わり、今は妹紅さんと一緒に下校中だ。

 

夕方の風は少し冷たく、昼間の学校の空気がまだ体に残っている感じがする。

……正直、早く帰りたい。

家でゴロゴロしたい。

ベッドと合体したい。

 

え?康太郎はどこ行ったって?

あいつは部活だ。

 

意味がわからない。

なんで放課後という“自由の象徴”を自ら手放してまで学校に残るんだよ。

俺なんてチャイムが鳴った瞬間、魂が校門の外にワープするってのに。

 

いつもなら自転車で爆走して一瞬で帰るところだが、今日はそうはいかない。

妹紅さんがいるからな。

自転車をかっ飛ばして置き去りにするわけにもいかない。

 

……まぁ、歩きも悪くはない。

その代わり、俺には切り札がある。

 

俺は耳にイヤホンをつけた。

 

妹紅「おい、その耳につけているものはなんだ?耳栓か?」

 

雄二「ちげぇよ。これはイヤホンって言ってだな……まぁ説明するより体験したほうが早い。ほら、片方つけてみ」

 

妹紅「う、うん……?こんな小さいもので音が聞こえるのか?」

 

半信半疑でイヤホンを受け取る妹紅さん。

耳に装着する動作一つ一つが、やけに慎重だ。

 

……よし。

 

俺は再生ボタンを押した。

 

 

 

《月まで届け、不死の煙》

 

 

 

次の瞬間――

 

妹紅「……!!」

 

妹紅さんの体が、ほんの一瞬ビクッと揺れた。

 

妹紅「おぉぉぉぉ!!なんだこれは!!本当に曲が流れている!!」

 

雄二「はははっ!驚くだろ?で、どうよ、この曲」

 

妹紅「あぁ!すごくいい!!力強くて、懐かしい感じもする……胸の奥がざわざわするな。この曲はどこで演奏されているんだ?」

 

お、完全にハマったな。

この反応、原曲勢としては最高だ。

 

……が、正直に「パソコンゲームのBGMです」って言っても、

理解される未来が見えない。

 

雄二「まぁその辺は帰ってから教える。ちなみにこの曲、妹紅さんと“関係がある”かもしれないぞ」

 

妹紅「……どういう意味だ。気になるじゃないか」

 

雄二「今は我慢。説明すると長くなる。ほら、まだまだ曲はある」

 

妹紅「むぅ……まぁいい。この曲が良すぎるからな!他の曲も気になる!」

 

その後、俺たちは歩きながら何曲も流した。

どれを流しても、妹紅さんは楽しそうに耳を傾けてくれる。

 

正直、こんなふうに原曲を共有できる相手ができるとは思ってなかった。

今まで父さん以外は原曲ほぼ知らなかったからな。

 

それだけで今日はちょっと得した気分だった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

家に帰ると、俺はすぐにパソコンを起動した。

 

妹紅「うおっ!?霊夢の絵が映っているぞ!!」

 

雄二「これは東方Projectっていう創作物だ。外の世界じゃ、幻想郷も、そこの住民たちも“物語の中の存在”として扱われてる」

 

妹紅「……そうか」

 

……あれ?

拍子抜けするくらい落ち着いている。

 

雄二「もっと驚くと思ったんだけどな」

 

妹紅「大結界がある時点で、何が起きても不思議じゃないだろ。幻想郷では常識が通じないのは今さらだ」

 

雄二「……ここ、幻想郷じゃないけどな」

 

妹紅「じゃあ、私もこの東方に出てくるのか?」

 

雄二「出てくるぞ。ちょっと待ってろ!」

 

そう言うと俺は東方永夜抄を起動した

 

 

 

100ピチュ突破!

 

 

 

……無理。

 

何度やっても被弾する。

鈴仙が越えられない。

 

雄二(そういえば俺、この家で一番ゲーム下手だったな……)

 

そこへ救世主。

 

三輝「ただいま〜。何してるの〜?」

 

雄二「帰ってきたか!帰ってきてた早々で笑いが頼む!妹紅さんにEX見せたいんだ!」

 

三輝「妹紅さんに東方教えたんだね〜、よーしやるぞ〜!」

 

三輝は、当たり前のように被弾ゼロでクリアした。

……もう何も言うまい。

 

妹紅「下校中に聴いていた曲、私のテーマだったのか。それに技も会話もほぼそのままだな……」

 

三輝「妹紅さんもやってみる?」

 

妹紅「お、いいのか?」

 

雄二「此処にあるものならなんでもいいぞ」

 

妹紅「う〜〜ん、じゃあこれで!」

 

――選択されたのは、紺珠伝。

 

雄二(なんで???)

 

紺珠伝ってトップクラスでむずいって言われているよな??

 

 

 

数十分後

 

 

 

妹紅「障壁波動(イビルアンジュレーション)!!!」

 

……勝った。

 

ラストスペカを突破した。

 

三輝「すごーい!!」

 

妹紅「フフフ!本物の弾幕をくぐってきたからな!これくらい余裕だ!」

 

雄二「……俺、存在意義なくね?」

 

結論!俺は何が悪いんだ???




ありがとうございました!
また次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。