二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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うーん…なんか変
大丈夫かな…

前回

二番隊挨拶完了


ヒーロー、挨拶するin三番隊

「………不幸だ…」

「………」

 

さて、何故上条がそう呟いたのか、説明しよう

二番隊から出た上条と一方通行

問題はその後だ。順を追って説明しよう

まず、三番隊に向かいます

そしてその途中で上条が石に躓きます

それを一方通行は面倒くさそうな顔で上条を見ます

そして上条は立ち上がって歩き出します

そして何故かまた石に躓きます

もう一方通行はウザくなってます。早すぎます

上条は立ち上がって歩き出します

ですが先頭にいた上条は角で誰かにぶつかります

それは厳つい顔をした男達でした

上条はダラダラと汗を流します

一方通行はハァ…と溜息を吐きます

そしてこの後はお分かり

 

「待てやごるぁああああああああああ‼︎」

「すんませんでしたァァああああああ‼︎」

「うるせェ…」

上条と男達は一方通行を素通りします

一方通行は上条達が行った方を見ましたが三番隊に向かいます

 

そして数時間した後に

上条は戻ってきました

そして何故かボロボロでした

 

そして冒頭に至ります

 

「………………」

「何か言ってッ‼︎」

ゼェ…ハァ…と息切れしてもちゃんとつっこむ上条

よっ、さすが不幸体質のツッコミ名人‼︎

「うるせぇよ‼︎」

「お前誰に言ってンだァ…?」

「…………三番隊行こうぜ」

「?あァ…」

もはやジメジメとなった上条

一方通行は訳がわからないという顔でついて行った

 

 

 

「何か道のりが遠かったような気がする…」

「お前何回躓いたり追いかけられたりすンだァ?」

「上条さんの不幸がここで舞い戻ってくるとは…‼︎」

君に幸せなどないのだよ(笑)

「うるせぇよ‼︎言われなくても分かってるよ‼︎」

「だから誰に言ってンだァ?」

「………もう何も言わんぞ…」

上条はもう諦めた

一方通行は?を浮かべ、三番隊敷地に入っていった

 

 

「初めまして、僕は吉良イズルです」

「上条当麻だ」

「一方通行」

イズルと上条と一方通行は自己紹介を済ましていた

敷地に入った時、イズルがいたので上条は声をかけた

そこで彼が副隊長という事で自己紹介をしたのだ

「そういえば、ここの隊長は?」

「ッ…」

上条と言葉にイズルが奥歯を噛みしめる

(……あれ、地雷踏んだ?)

上条はダラダラと汗を流した

一方通行は呆れたように溜息を吐いた

「…ここの隊長…いえ、元隊長は、裏切ったものの一人……市丸ギン…さんです…」

上条は驚愕した

あの男が隊長

どうりで…

(……くっ)

上条はあの時を思い出してしまった

「……そ、そうか。ごめんな思い出させて」

それを振り払うようにイズルに謝る

「い、いえ…大丈夫です…」

イズルはそう言ったが、表情は大丈夫じゃなさそうだ

「……………なぁ」

そんなイズルに一方通行が声をかける

「いつまでも引きずってンじゃねェよ」

「ッ‼︎⁉︎」

「いつまでもその市丸ギンってやつを信じてるンじゃねェよ。あいつはもォ敵だ。それはお前も分かっているはずだ」

「………」

「それともなンだァ?お前は市丸ギンってやつがいねェと何も出来ない甘ちゃんなのかァ?」

「ッそんな訳ないです‼︎」

「そうかァ?俺はそォ見えるがなァ」

イズルは顔を伏せてしまった

「テメェがそいつにどんな執着を持っているのかは知らねェ。だがそれが仇となって仲間を傷つける事もある」

「ッぁ…」

イズルは思い出した

市丸ギンを信用していたからこそ、それは敵の思い通りに利用された

その時のショックは大きかった

それが今でも残っている

「もしまだ根に持ってンなら…」

 

 

「変われ。乗り越えろ」

「…変わる?」

「あァ」

「……変わって何が変わるんですか。乗り越えたその先はどうなるんですか」

「テメェ自身の目で見ろ」

「ッそうやって勝手に御託をつけて‼︎僕の心を‼︎あの時のショックも知らないくせに‼︎」

「知らねェ。そんなのは知りたくもねェ」

一方通行はキッパリと言い放った

「………良いですよね…知らなくてそうやってペラペラ言って」

「……………」

「…………無理ですよ。この傷は一生治らない。あの時の心の傷はもう治らない」

「……それがどォした。それだけでへこたれるのかァ?」

「…………あなたの言う通りですね。僕は甘ちゃんですね。弱虫で何も出来なくて………」

「……………」

「あなたに八つ当たりしても何も変わりませんよね…」

「……………答えは」

「………変わりたいですよ。乗り越えたいですよ」

「…………じゃあ、まずはその気持ちを乗り越える事だな」

そしてここに、二人の絆が生まれた

 

 

 

 

 

 

(あれ、俺空気?)

上条は空気化していた




第12話エンド

「護廷十三隊ずかーん‼︎」

「今日はこいつだ」

吉良イズル

「生真面目な性格、ある女の子に好意を寄せているらしい。鬼道にも優れてて、元四番隊だ‼︎」

「斬魄刀は『侘助(わびすけ)』能力解放と共に刀身がケペシュ状に変化し、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を重くする能力を持つ」

「解号は『面を上げろ 侘助』だ‼︎」

「情報少ねェな…」

「今回俺空気だったんだけど…」

「……次回はどォだろうなァ」

「止めて‼︎フラグが立つ‼︎」

「次回は四番隊だァ」

「無視しないで‼︎」

次回「ヒーロー、挨拶するin四番隊」

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