二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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前回

三番隊挨拶(説教)完了




ヒーロー、挨拶するin四番隊

「四番隊に着いた…」

「オマエ何で落ち込ンでンだよ」

「…ハハ…何でだろ…」

ヨロヨロと魂が抜けたように四番隊に向かう上条

理由は前回を見て欲しい

「…四番隊って確か、俺たちが治療されてたとこだよな?」

「ああ、どうやら治療が専門らしい」

コツコツと四番隊敷地を歩く二人

と、そんな二人に

「待っていましたよ」

声がかけられた

「…テメェは」

「卯ノ花烈です。ここの隊長をしています」

笑顔を絶やさずニコニコと二人を見ていた

「テメェ、知ってたのか?」

「何をですか?」

「俺たちが来るって事を」

「ふふっ、それは女の勘というものです」

チッと一方通行は舌打ちした

と、卯ノ花が気になっていた事を言う

「そう言えば、お怪我はどうですか?」

「怪我?…………ああ、まだ治ってない所が_____」

「それはいけません今すぐ中へ」

「え、ちょ」

何故か卯ノ花に強制連行された上条と一方通行

(面倒クセェ)

と一方通行は思い、上条は

(あれ、何で強制連行されてんの?)

未だ理解出来ないでいた

 

 

 

「………前よりは良くなっていますし、良いでしょう」

「あ、ありがとうございます」

診察を受けた上条は礼を言い、寝ていた一方通行に声をかける

「おーい、一方通行ー」

「………ンァ?」

一方通行は眠たい目を開いて欠伸した

「お二人ともこのまま安静にしていれば完全に治ります」

「ありがとうございます。卯ノ花さん」

「ええ、ですが…あ、ん、ぜ、ん、に」

ニコォと顔は笑顔だが雰囲気が和やかではない

上条はダラダラと汗をかいた(一方通行は平気)

だって上条はこんな怪我をしても困難に立ち向かったのだ

だがこれだけは

(ヤバい…守らなかったらヤバいかも…)

上条は絶対安静にしてようと決意した

一方通行はそんなの破りそうだが

そんな一方通行を見つめる卯ノ花

「…………前から気になってたんですが」

「あァ?」

 

「一方通行さんって女性みたいな身体をしていますね」

ピキッと一方通行は固まった

上条はあ〜確かにと同意した

「……ハァ⁉︎何処をどォみたら女みたいな_____」

「だって、雪みたいな白い肌に女も羨む細っそりした体型、アルビノみたいじゃないですか」

「卯ノ花さんアルビノ知ってんの⁉︎」

「ふざけんなァァああああああああああああああああ‼︎」

どうやら禁句だったらしい

だが卯ノ花は続ける

「ちゃんとご飯食べているのですか?肉とか食べていたらもう羨ましすぎますよ」

「あァ肉だァ⁉︎食べてるよ肉クソ食べてるよ‼︎」

その言葉にピキッと今度は卯ノ花が固まった

「…………太らない秘訣を教えて下さい」

「知るかァァああああああああああああああああああ‼︎」

「一方通行落ち着けェェええええええええええええええ‼︎」

今にも能力を発動しかねない一方通行を幻想殺しで止める上条

 

ちなみに卯ノ花は本気だそうだ

 

 

 

 

そんな三人がいる部屋の外で

(………タ、タイミングを逃してしまった)

虎徹勇音が後悔していた




第13話エンド

「護廷十三隊図鑑‼︎今日はこの人‼︎」

卯ノ花烈

「見た目通り落ち着いた雰囲気で言動共に静かで穏やかな女性だ‼︎基本温厚だけど言うことを聞かない患者や自分の意見に素直に従わないものは笑顔で威圧するらしい」

「斬魄刀は『肉雫咊(みなつき)』能力解放と共に巨大なエイに似た生物に変化し、飲み込んだ対象に治癒能力が発揮される。他は謎だ」

「解号も謎なんだよな〜」

「あと、みなつきの漢字の最後が分からねェそうだから最後の漢字は間違っているかもしれない」

「それ今言うか?」

「言う。後あいつ、元十一番隊らしい」

「え⁉︎じゃあ元は……」

「……………今回は終いだァ」

「…………」

「………おい、三下」

「………そ、想像…」

「オーケー正気に_____」

「待て待て‼︎今‼︎今戻った‼︎」

「チッ」

「何であからかさまに不機嫌なの⁉︎」

「次回は五番隊の副隊長だァ」

「無視しないで‼︎ってあれ、この展開なんか前にも見たような気がする⁉︎」

次回「ヒーロー、挨拶するin五番隊」

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