二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

14 / 23
何か久し振りに書いた気がする…
こんにちは、落雷氷華です
待ってくれた読者様ありがとうございます
では、どうぞ


ヒーロー、挨拶するin五番隊

「次は五番隊…」

「ハァ…」

前回、太らない秘訣を散々聞かれた一方通行

そして後から乱入してきた勇音にも聞かれ、マジで一方通行がブチ切れそうだったので上条が無理やり四番隊から出た

そして一方通行はある意味で疲れており上条はある意味で疲れている

もはや一方通行は帰りたいという一心だ

だが上条はちゃんとしていて全部の隊にこのまま回るらしい

もはや溜息しか出ない一方通行

「あ、ここか」

そして着いた五番隊

「すいませーん」

上条が声をかけると、中から男の死神が出てきた

「あなた達は?」

「あ、俺は上条当麻って言って、あいつは一方通行。挨拶に来たんだけど…」

そう上条が言うと男はバツが悪そうな顔をした

「挨拶ですか…。日を改めた方が良いと思いますよ」

「え、何で?」

「それが________」

 

男がいうにはこうだ

無事に退院してきた五番隊副隊長雛森桃

だが雛森は帰って早々部屋に閉じこもってしまったのだ

食事もあまり摂らず、部下が尋ねれば「一人にして下さい」という言葉しか帰ってこなかった

さらにしつこく言うと「うるさいです‼︎一人にして下さいってば‼︎」と、怒られる

余程藍染が裏切ったのを、藍染の手で斬られた事を、藍染の手の中で踊らさせていた事をショックに思ったのだろう

部下は心配で堪らず、他の隊から、特に十番隊の松本乱菊に来てもらおうかと思っていた

その矢先に上条と一方通行が来たという事だ

「…………チッ」

それを聞いた一方通行は舌打ちし

「おい、その部屋は何処だ」

男に、雛森がいる部屋を聞いた

「え、えーと…案内しますけど…」

「一方通行?どうしたんだ?」

上条の問いに一方通行はニヤリと笑うだけだった

 

 

 

「……藍染隊長」

雛森は寝転がり、敬愛している人物の名前を口にした

「……ふっ…うあ…」

そして涙が溢れた

何故、裏切った

何故、騙していた

何故________

そればかり考えるとどんどん涙が溢れてくる

「…た、いちょぉ…」

 

 

そんな時だった

「雛森副隊長、お客さんが…」

部下が外から言った

「……追い返して下さい」

「いえ、ですが」

「追い返して下さい‼︎今は誰とも会いたくないんです‼︎」

そう言った途端

ギィン‼︎と、障子が飛ばされた

「⁉︎」

雛森は飛び起き、戦闘態勢をとった

そこから現れたのは

「よォ、お前が雛森ってやつか?」

白髪の男だった

 

 

「ここです」

男に案内されたのは一室の座敷

まずは男が声をかける

「雛森副隊長、お客さんが…」

だが雛森の返答は

「……追い返して下さい」

「いえ、ですが」

男も負けじというが

「追い返して下さい‼︎今は誰とも会いたくないんです‼︎」

気迫で押された

そして一方通行は舌打ちした

と、上条が足を上げている一方通行に気づき、顔を青ざめた

「ア、一方通行?まさか…」

「心配するな、当てねェよ」

そして一方通行は障子を

蹴った

それだけで障子は吹き飛んだ

そしてつっかえていた棒も倒れた

そして暗い部屋を目を凝らしてみると、臨時体制をとっている少女がいた

それに一方通行は確認をとる

「よォ、お前が雛森ってやつか?」

 

 

「そ、そうですが…あなた達は誰ですか⁉︎」

「挨拶に来たって事だよ。そして来てみたらテメェが閉じこもっていたって話だ」

「…ッ」

一方通行は雛森の正面に行く

「本当にここは三下が多いなァ。上司がいねェと立ち直れない性格なのかねェ」

「さ、んした…⁉︎」

どうやら三下という言葉が気に入らないそうだ

「三下って、私は自分でも_____‼︎」

「出来るってかァ?」

先を言われたせいで不機嫌になる雛森

そして一方通行はキッパリという

「それが三下なんだよ」

「ッ⁉︎」

「そォやってぐちぐちぐちぐち自分でも出来るって言っておきながら、上司にも騙され、上司に踊らされ、挙句の果てにそれにショックを受けて部下に迷惑をかける」

「‼︎そ、れは…整理がついていなくて…」

「そして部下に当たり、まだその真実を引きづりながら暗い部屋に閉じこもって現実逃避する。明らかに三下じゃねェか」

もはや雛森は何も言えない

だってこれは事実だから

紛れもない事実だから

「…何も知らないあなたが、そうやって気軽に喋らないで下さいよ。私の気持ちがわかりますか?今まで信じていた隊長に騙されて、斬られて、そして真実を告げられて、この気持ちがわかりますか?心の柱が崩れ去っていく気持ちを、絶望を、信頼していた人に裏切られた気持ちを‼︎確かにあなたの言い分は合っています。でも、それ以上にショックだったんです。裏切られた気持ちが、白ちゃんを傷つけてしまった自分の愚かさが‼︎これが、この気持ちがあなたにわかりますか⁉︎」

一方通行はそれを黙って聞いていたが

「わからねェな」

またキッパリと言った

「ッ‼︎だったら____‼︎」

「だがそれがどォした」

雛森を言葉を遮る一方通行

一方通行は続ける

「裏切られた。それが何だ?だったらそれを受け止めて裏切られた相手に復讐すればいい。それか、もっと強くなればいい。柱が崩れ去ったらそれをまた立て直せればいい。愚かさ?ならその愚かさを塗り替えればいい。世界は残酷なんだ。騙すか騙されるの世界なんだ。テメェのよォな三下は闇の世界では駒なんだよ」

「こ、ま…」

「その絶望を乗り越えてこそ強さを手に入れる。そして強くなる。だが今のテメェはまだ三下、いや、それ以下か。兎に角テメェは弱いという事だ」

「……………………」

「………俺が言いたかったのはそれだけだ。後はテメェ次第だ」

そして一方通行は部屋から出た

すると、上条が入れ替わりでやってきた

「ま、あいつ口下手だけどお前を心配してるんだよ」

「…………………あなたは?」

「あ、俺は上条当麻、そんでさっき出て行ったのが一方通行だ」

「……上条さんと、一方通行…さん」

雛森は一方通行が出て行った方を見つめた

「………上条さん」

「ん?」

「…………私は、超えられるんでしょうか?」

雛森は不安になったのか、上条に聞いてしまった

上条はこう言った

「超えられるんじゃない。超えるんだ‼︎」

その言葉を聞いた雛森は

「………………ッはい‼︎」

笑顔で返事した

 

 

その後、雛森はいつも通りに戻ったという




第14話エンド

「護廷十三隊図鑑‼︎今日はこの人だ‼︎」

雛森 桃

「鬼道の達人で独自の鬼道を編み出す子だ‼︎それで、藍染に敬愛していたけど____……うん」

「斬魄刀は『飛梅(とびうめ)』炎熱系斬魄刀だ。能力解放と共に七支刀のよォな形状に変化する火の玉を放つ能力を持つ」

「解号は『弾け 飛梅』だ‼︎」

「後、作者から言いたい事があるらしい」

「皆、聞いてやってくれ‼︎」


はい、作者の落雷氷華です
実は八番隊なんですが…どうやら私はミスを犯してしまいました
八番隊隊長が京楽だったんです(;_;)
調べてる時に「え、京楽って”元”八番隊?え、じゃあ今の時間軸京楽八番隊じゃん‼︎」という私の中でパニックになりまして
はい、情報不足です。はい、すみません
なので八番隊飛ばしてしまおうか…という思いが出てしまい、今非常に迷っているのです
なので、突然ですが八番隊は書いた方がいいのでしょうか?
全隊行くんだから書けよという案が出る、絶対
1、書いて‼︎ 2、別にいいよ 3、どっちでも〜
みなさんから案を聞きたいのです
私の身勝手で八番隊を…というのはダメなので
では、よろしくお願いします
以上、落雷氷華からでした

「馬鹿だなァ」

「おいおい、という訳で皆からの意見、待ってるぞ‼︎」

「次回は六番隊だァ」

次回「ヒーロー、挨拶するin六番隊」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。