二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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今回久しぶりのバトルです(少しだけですが)


ヒーロー、挨拶するin十一番隊

「十一番隊に着いた…けど…」

上条と一方通行は十一番隊に着いた

だが何か騒がしかった

「……あっちからかァ」

上条と一方通行は騒がしい方へ向かった

 

 

 

「ふざけんなよこのツルピカ頭‼︎」

「んだとこのアホ面野郎‼︎」

「「やんのかおらァァああああああッ‼︎」」

「………………」

着いたはいいが上条と一方通行は唖然するしかなかった

なにやら喧嘩のように見えるが、喧嘩のようなものを超えている

何故なら、竹刀で叩き合っているからだ

上条は前にいた十一番隊の一人に現状を説明してもらう

「なぁ、あいつら何であんなに怒ってるんだ?」

「ん?誰だあんたら」

「あいや、俺は上条当麻で、こいつは一方通行。挨拶に来たんだけど……それより説明を下さいませんか?」

「ああ、実はな〜、一角さんが剣道してる時に黒崎が一角さんに申し込んでな、それで何か言い合ってそんでどっか行って、ふんでまた帰ってきて試合をやり直したんだ。だけどまた言い合ったみたいでな〜。かれこれ十分位言い合ってはああやって剣道してるよ」

「剣道なのか⁉︎あれ剣道なのか⁉︎レベル違い過ぎない⁉︎もうあれ剣道じゃねぇよ何で道場亀裂入ってるの⁉︎え、剣道ってそういう危険なやつだったの⁉︎」

「………あれの何処が危険なンだァ?」

「黙れLevel5‼︎」

「ンだとゴラ」

「すみませんだからその右手を降ろして‼︎」

何故かこっちはこっちで問題になっている

今にも上条に殴りかかり(血流操作)そうな勢いで右手を準備し、上条はその右手首を必死になって止めている

「三下右手をどけろ退けた瞬間殺す」

「死刑宣告されて退く馬鹿がいるか‼︎」

「なら無理やりでも殺す」

「何で殺したがるの⁉︎」

「ムカついたから」

「何処で⁉︎」

「やべっ、あんたら逃げろッ‼︎」

「え?」「ア?」

二人が道場の方に目を向けると

ガラガラと崩れていく道場

「のわァァああああああああああ‼︎」

「チッ」

上条と一方通行は道場から離れて行った

そして道場は完全に崩れ落ちた

 

 

「馬鹿なのかい君達」

斑目一角と黒崎一護を説教しているのは綾瀬川弓親

弓親は腕を組んで一角と一護を見下している

「君達は一体いくつ壊せば気がすむんだい?それに喧嘩の内容がそんな初歩的な事だなんて……美しくない」

「だってこいつが」

「黙ってくれないか?」

 

 

そんな様子を上条と一方通行は遠くで見ていた

「………思ったンだが」

一方通行が珍しく何かを聞いてきた

「ん?」

「何であンな攻撃で道場は崩れるンだァ?」

「人間で考えちゃかん。学園都市で考えちゃかん」

「ア?別にあんな攻撃大した事ねェだろ」

「人間で考えなさい」

「その発言だと俺は人間じゃねェって事で受け取るが」

「いやちょっと待ってまずその右手を降ろそう?ねぇ降ろして下さいお願いします‼︎」

「認めるが死ね」

「認められたのに殺されるの‼︎⁉︎不幸だァァああああああああああああああああああああああ‼︎」

こっちはこっちでまた問題になっていた

 

 

「な、何かあっち喧嘩してないか?」

「喧嘩っていうレベルじゃないと思うけど?」

「………ってあ‼︎あいつ確か上条当麻と一方通行‼︎」

一角が暴れている上条と一方通行を指差して叫んだ

「ん?上条と一方通行を知ってるのか?」

「知ってるも何も、隊長が仲間に入れたがってたんだよ」

「ああ、確かそんな事言ってたね」

弓親も思い出したようだ

「あれ、剣八は」

「離れるぞ」

「え?」

一角がいきなり離れると言ったのに困惑する一護

その時

 

 

「なら俺とやりあおうぜェェえええええええ‼︎」

 

 

「なっ⁉︎」

一方通行の後ろから刃が迫った

一方通行は反射し、刃を向けた相手と対峙する

「よぉ、白髪」

「……テメェ」

「自己紹介なんつうのはしねぇ、だからやりあおうぜ?俺はお前の力に非常にワクワクしてんだよ‼︎」

更木剣八はとてつもない速さで一方通行に迫った

「ッ⁉︎」

一方通行は手で受け止め、弾く

「やっぱりこんなもんじゃ効かねぇかァァああああああああああああああああ‼︎」

剣八はさらに力を込め、一方通行に向かって振り落とす

(大丈夫だ、こいつのベクトルは掴んでいる。また弾き返して____________)

だが

剣八の刃は一度止まったが

ズバァッ‼︎と、一方通行を斜めに斬り裂いた

「がッ……ごッ…⁉︎」

一方通行は数歩後ろに下がる

そして傷口に手を当て、血流を逆流させる

そして一方通行は焦りを見せた

(こいつ、俺の反射膜を”無理矢理斬った”⁉︎オイオイ、なンてやつだこいつァ)

「ハッハァ‼︎まだ終わらせねぇぞ‼︎」

どうやら休む暇はなさそうだ

一方通行は覚悟を決め、剣八に迎え撃つ

 

 

 

「おい‼︎早くあいつら止めないと…ッ‼︎」

「そうだ‼︎早く行かせろ‼︎」

「まぁ落ち着け」

上条と一護を止める一角と弓親

「何で止めるんだよ‼︎」

「邪魔させたくないからだ」

「そんな理由で…ッ‼︎」

「いいから見てッ…‼︎」

突然の強風に会話を途切らせる四人

強風が現れた所を見ると

 

 

「く、くかきこけここここかきけここきが____________________________‼︎」

一方通行がプラズマを結集させていた

 

 

「あァ?なんだそりゃ」

剣八は一方通行か行っている行動が理解出来なかった

だが、何か大きなものが出来るというのは馬鹿でも分かる

「さァて、覚悟は出来てるかァ?」

一方通行はニヤリと、剣八を見る

「ハハハッ‼︎いいぜこいよぉ‼︎白髪ぃ‼︎」

プラズマと刃がぶつかる

 

 

その時

 

「ストォーーーーーップ‼︎」

第三者の阻止でプラズマは消され、刃は止められた

「⁉︎」

第三者は

 

上条と一護だ

上条と一護は危ないと感じ、一角と弓親の制止を振りほどいて止めた

「もう止めろ‼︎」

「剣八、その刀を降ろせ‼︎」

 

上条と一護の必死の制止により

「チッ…」

剣八は戦う気が失せたのか、刀を納めて去っていった

「ぁ…」

一方通行はガクリと膝から崩れ落ちた

「⁉︎一方通行‼︎」

 

 

 

この後、一方通行は四番隊に搬送された

十一番隊は一角と弓親とその他に挨拶したので大丈夫と上条は決めた

 

 




第18話エンド

「今回は俺一人で紹介するぞ‼︎」

更木剣八

「風貌言動共に荒々しく、圧倒的ない圧感を持っているんだ。見た目通り凶暴で強いやつは決闘したくなる人物なんだ。なんでも、卍解?だっけな、それなしで隊長になったらしくて、実力も凄いんだ‼︎」

「斬魄刀は本人も分からないらしい」

「一方通行もあんな状態だし、まぁそんな深くなくてよかったけどな。明日には退院出来るんだ。だけど昼かららしくて、十二番隊は一人で行く事になりそう…」

「それじゃあ、次回も見てくれよな‼︎」

次回「ヒーロー、挨拶するin十二番隊」

「……………次も嫌な予感がする」

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