二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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ヒーロー、挨拶するin十三番隊

「何か言う事はあるか三下ァ」

「申し訳ありませんでした」

説教中

その理由は前回を振り返ろう

前回、マユリに実験(切断)させられそうになった上条は前走力で十二番隊敷地を出る前に一方通行が居たのでそれに気づいた上条は

(一方通行も実験させられる⁉︎)

と思い、一方通行を連れて十二番隊から逃げた

 

そして上条はある程度進んだ所で止まったのだが

「おい…離せ…」

「え?…のわァァああああ‼︎」

一方通行が窒息しそうでした

上条はご丁寧に右手で首根っこを掴んで一方通行の首を少しづつ締めていたのだ

 

そして説教中

 

「いや、本当にすみませんでした」

「お前、俺が病み上がりっての分かってるのかァ?これ以上四番隊に行かせるンじゃねェよ」

「すみませんでした」

「次やったら逆流な」

「それは勘弁して下さい‼︎」

見事な土下座をかました上条

一方通行はポリポリと頭を掻く

すると

 

「おや、君達は」

 

「ア?」

上条と一方通行の前から誰かがやってきた

白髪の長髪で優しそうな男だ

「あなたは…」

「浮竹十四郎。十三番隊隊長だよ」

「あ、俺は上条当麻です」

「……一方通行だ」

浮竹はニコリと笑いかけた

「どうしたんだい?」

「えーと……説教中」

「ん?何かやらかしたのかい?」

「まぁ……そんなところです」

「ハハハッ、それは不運だったね。良かったら寄っていくかい?僕もこれから帰る所なんだ」

「え、いいんですか?」

ああ、と浮竹は了承した

「じゃあ……お邪魔します」

「どォせ行くンだから良いだろ」

「いらっしゃい。こっちだよ」

 

 

 

十三番隊はほのぼのとしていた

「どうぞ」

「あ、どうも」

浮竹はお菓子を差し出した

上条は特に緊張する事もなく、リラックスしていた

「そういえば、怪我はもう平気なのかい?」

「俺は大丈夫ですけど…一方通行が」

「眼短野郎に斬られた」

一方通行は間髪入れずに答えた

「眼短…?……あぁ、更木か。それは不運だったね」

浮竹は気の毒そうに

「彼はああいう人なんだ。もしかしたら上条くんにも勝負を挑むかもね」

「え”」

「おーそれはいいこったァ」

「いや賛成するな‼︎」

和やかな雰囲気の中に

また騒がしい人達が追加される

 

「隊長ォォおおおお‼︎お茶持ってきましたァァああああ‼︎」

「俺が持ってきましたァァああああ‼︎」

バターン‼︎と障子が全開に広がれ、そこから二人の男女がやってきた

「仙太郎、清音、ありが」

「あ」

浮竹が礼を言うと同時に清音が足を踏み外した

それは真っしぐらに

 

上条の頭上へ

 

バシャァァ‼︎と熱々のお茶が上条に掛かった

「あっつうゥゥうううううううううッッッ‼︎‼︎⁉︎」

「‼︎待てこっち来ン」

そして上条と一方通行はぶつかり仙太郎の足に激突

「のわぁ⁉︎」

そして仙太郎もぐらつき、三つの茶碗は真っしぐらに

 

上条と一方通行の元へ

 

バシャァァ‼︎とまた熱々のお茶が上条と一方通行に掛かった

「あっつうゥゥうううううううううううううううッッッ‼︎‼︎⁉︎」

「…………………」

そんなに熱いのだろうか

上条はのたうちまわるが、一方通行は顔を傾けたまま動かない

実はあの時上条の右手が一方通行に当たっていたのだ

だから掛かってしまった

「だ、大丈夫かい⁉︎」

「う、うわァァああああああ‼︎い、今すぐ持ってきます‼︎」

「タオル‼︎タオル持ってこい‼︎」

「言われなくてもそうするわよ‼︎」

清音はタオルを持ってくる為部屋を出て行った

「大丈夫かい⁉︎上条君‼︎一方通行君‼︎」

「だ、大丈夫……」

「…………ハァ」

一方通行は溜息を吐き、そして

ギィン‼︎と、自分の掛かっていたお茶を取り除いた

「⁉︎え、おい兄ちゃん‼︎あんた今何やった⁉︎」

「うるせェ……」

「これは凄いな……」

一方通行は不機嫌そうに良い、浮竹は絶賛した

そして上条は

 

「不幸だ…」

 

と言うのだった

 

 

この後、清音が持ってきたタオルで上条は身体を拭いて、上条と一方通行は浮竹達と一緒に駄弁って(一方通行は寝て)上条と一方通行は帰った




第20話エンド

「今日はこの人‼︎」

浮竹十四郎

「父親のような眼差しで見守る心優しい男の人だ。生まれついて病弱で幼い頃から肺病を患っているんだ。驚異的な実力と明るい温和で義理固い性格の人なんだ」

「斬魄刀は『双魚理(そうぎょのことわり)』二刀の斬魄刀だァ。能力解放と共に刀身が逆十手状になり、柄どうしが縄で繋がれた二刀一体の刀に変化する」

「解号は『波悉く我が盾となれ 雷悉く我が刃となれ 双魚理』だ」

「今回でこのコーナーは終わりだァ」

「そして次回から新しい章だ‼︎待ってくれた皆、ありがとうな‼︎」

「無駄に挨拶パート長かったからなァ」

「そこは言うなよ…それじゃあ次の章も見て行ってくれ‼︎」

護廷十三隊図鑑&挨拶パート

エンド

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