二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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ヒーロー、雷神と会う

「ルキアと恋次はなんか一護のとこ行ってるし…何かあったんかな?」

上条はソファで寝転がっている一方通行に聞いてみた

「知らねェ」

だが一言で返されてしまった

「一言…」

「仮に何かあったとしても、俺はぶっ潰すだけだァ」

もしも精霊邸に侵入したらの話だがなァ、と一方通行は付け加えた

「そうか……」

「それに、それは昨日の事だろ?もォ帰って来てンじゃねェのか?」

「いや、さっき浮竹さんとこに行ったけどまだ帰って来てないって」

「それか、ただの休暇で行ったとかじゃねェか?」

「……うーん、だけど浮竹さんは命令で行ったって言ってたけどな…」

言っていく内にどんどん分からなくなっていく

上条は頭を悩ませ、一方通行は寝る準備に入った

 

 

 

 

その時

 

『精霊邸に侵入者‼︎侵入者発見‼︎』

 

「⁉︎」

上条はハッと顔を上げ、一方通行は素早く立ち上がった

「侵入者…⁉︎」

「……そォらしいな。兎に角外に出るぞ」

上条と一方通行は現状を把握する為、外に出る事にした

 

 

「俺は上から見てくる」

一方通行は数十メートルジャンプし、周りを見た

(門が突破されている。ガラの悪い雑魚等が各地に配置されて、それを陣取ってる奴らがいる…)

一方通行は一目みただけで大体の事は分かっている

「一方通行‼︎」

上条は降りてきた一方通行に駆け寄った

「どォやら、敵は随分と準備していたよォだな。雑魚共を沢山引き連れていやがる。それを陣取っている奴ら…二人はいるな」

「‼︎門は破られたのか⁉︎」

「ああ、あのデブが伸びていたけらなァ。恐らくもう攻撃を開始して________」

『敵が瀞霊邸に攻撃をしかけたァァああああああ‼︎』

一方通行の言葉を遮った情報

どうやら間に合わなかったようだ

わぁァァああああああ‼︎と遠くから聞こえる

恐らく雑魚共と死神達が交戦しているのだろう

「一方通行‼︎俺たちも行かないと…ッ‼︎」

「……ここからじゃ面倒だァ。屋根を走る」

え?という上条の問いかけを無視して、上条の襟首を掴んで飛んだ

そしてスタッと綺麗に屋根に着地した

「こォ行った方が速いッ‼︎」

「ちょちょちょ待てェェえええええええ‼︎」

一方通行と上条は交戦している場所に向かった

 

 

 

 

 

 

その時

 

 

「悪りぃが行かせねぇよ」

轟ッ‼︎と、頭上から声と何かが聞こえ、振り落とされた

「⁉︎」

一方通行はギリの所で避け、隣の屋根に移った。上条は何が起こった?といつ顔で立った

二人は前の屋根に注目する

もうもうと煙が晴れ、そこから一人の男が姿を現した

 

「ハロー上条ちゃんに一方通行。現世から遥々お前らを”殺しに来たぜ”」

 

一方通行と上条はその言葉を聞き、上条は右手を構え、一方通行は重身を前に倒した

「誰だお前は」

一方通行はギンッと男を睨んだ

だが男は怯えず

「俺か?俺は雷神トール。まぁ……グレムリンって名乗っとく」

「グレムリン…?」

上条はそんなの科学では聞いた事ない。そして真っ先にこれは魔術と判断した

恐らく一方通行も同じであろう

「まぁ、そんな事考えずにさぁ………やろうぜ?」

 

上条と一方通行が反応した時には

 

五本の”何か”が、二人を襲っていた




第22話エンド

ごめんなさい
私そんなにバウンド編詳しくないんです(;_;)
ので、上条&一方通行vs.雷神トールの戦いが中心となります
……トールの口調と性格ってこれでいいのかなぁ?

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