二人のヒーローが死神の世界に現れました   作:落雷氷華

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前回

ヒーロー、監視下に置かれる

これは私がやりたかった事、後悔はしていないぜ☆


DEATH A HERO LIVES
ヒーロー、挨拶する


「……………何でこォなったンだ」

「まぁ良いじゃん」

上条と一方通行の前には

高級住宅地にありそうな一軒家があった

 

時は数時間前に遡る

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「で、提案した儂等が何じゃが、お主ら住む所はどうする?」

「は?」

一方通行からは?という言葉が出た

「他の隊長の所へ移行…かの?」

「なら俺の所に来いよぉ‼︎得に白髪‼︎」

総隊長の言葉にまず反応したのはあの更木剣八だった

「いえ、二人はまだ治療の身なのでここは四番隊が…」

そして次に反応したのは卯ノ花烈だった

「いや、ここは私だネ。こいつらは研究のしがいがありそうダ」

そしてその次に反応したのは涅マユリだった

「ここは僕ちんじゃないのかい〜?」

「僕の所なら、歓迎するよ」

京楽春水、浮竹十四郎が次に手を挙げる

「私の所に来てもいいぞ」

狛村左陣も乱入する

「……どっちでもいい」

日番谷冬獅郎は別に来てもいいという顔で収めた。早く終わらせたいのか

「……………」

朽木白哉は無言

「私は……私は……」

砕蜂は何故か口ごもった

「………めんどくせェ」

「…ハハ……ハ……」

もはや上条は笑うしかなかった

 

 

と、今まで無言だった白哉が

「だったら、こいつら専用の家を建てればいいのではないか?」

という意見に、二人の意見も聞かず皆は渋々納得し

そして白夜の権力で

 

 

 

冒頭に戻る

「……いやぁ…まさかこうなるとは…」

これから二人が住む所は、何故か本当に何故か十番隊に近い

何故十番隊が近いのだろうと本気で思った一方通行だった

そして家建つの早くね?と上条は純粋にそう思った

それもこれも白夜と総隊長の権力である(多分)

因みに何故このデザインかと言うと、二人に合わせて作られたらしい(多分)

「ま、入ろうぜ」

上条は楽しみに扉を開け、その中に入る

「……チッ」

それに一方通行も続く

 

「……………」

「おい、どうした」

上条は口を開いたままポカーンとしていた

例えるならこうであろう→( ゚д゚)

一方通行は得に何のリアクションもせずズカズカと入る

「ア、一方通行はこの家を見て何も感じないと…?」

「ア?別に普通だろォが」

「第一位の感覚狂ってるぞ‼︎」

「オーケー」

「待って何で戦闘態勢⁉︎」

玄関でアワアワする上条

一方通行は戸惑いもなくリビングに入る

「ほォ…死神っつうのは現世のデザインでも知ってたのか?」

「じゃね?」

兎に角探検する二人

因みに一階建てである

その分何故か横幅が広い(家が)

例えるならこうだ↓

 

____|‾‾‾‾‾‾‾‾‾|____

 

「……食材まで揃ってやがる」

「こんだけありゃ、随分持つな」

「何故コーヒーがねェ」

「知るか」

そして次は部屋に行く

だがそれに次の問題が(一方通行にとっては多分)

 

 

「………こんなに広いのに何故普通の部屋が一つしかねェンだ」

「………本当だ」

そう、あんなに家は広いのに何故か普通の部屋が一つしかない

リビング、風呂、キッチン、書斎、ゲストルーム(何故かある)、トレーニングルームはあるのに何故か普通の部屋が一つしかない。因みにトイレもある

それならトレーニングルームやゲストルームなんていらないんじゃないか?と一方通行はまた本気で思った

だが上条はそんなの気にしてないようで

「しゃあねぇ、一緒の部屋で寝るか」

「はァ⁉︎」

それに一方通行が反論する

「テメェ馬鹿何ですかァ⁉︎」

「え?別に問題ないだろ?」

「お前分かってんのか?俺が過去何したって事を」

「…………」

「そんな悪人と一緒の部屋とか、しかも殴りあった。それでもか?」

「もう良いじゃねえか、そんな昔の話」

上条は一方通行の言い分には乗らなかった

「確かにお前のした事は許されねぇよ。でもな、お前は変わったじゃねぇか。ロシアの時だってお前はあの子を助ける為に俺に怒りをぶつけた。だから今更そんな事で愚痴愚痴言ってちゃ何も変われねぇよ」

「…………」

「ん?もしかして俺と同じ部屋嫌?」

「嫌」

「即答ひでぇ⁉︎」

さっきのシリアスは何処に行ったのか

「ま、まぁ、これは決まった事だから‼︎」

「…………チッ」

上条は無理やり終わらせた

一方通行は舌打ちした

 

 

そして二人はリビングに戻ってった

 

 

 

「さて、一方通行。俺たちにはやる事があります」

「………あ?」

一方通行はとりあえず耳を傾ける

「お世話になる護廷十三隊さんに挨拶を」

「行ってこい」

「お前も行くんだよ‼︎」

上条は即座に突っ込む

一方通行はめんどくせェという顔で寝ようとする

「さぁ行くぞ‼︎」

だがそれは上条に妨害され、不機嫌のまま上条に掴まれたまま家を出るのだった

 

「さて…何処から行こうか…」

「…………」

明らかにめんどくせェという顔で歩く一方通行

「十番隊が近い……でも一から行ったほうがいいな……よし、まずは総隊長さんからだ‼︎」

「……あのジジィはいいだろォ…」

「ちゃんとした名前も聞いてないからいいだろ?」

「…………もォ勝手にしやがれ」

一方通行は観念したので上条の後を付いていくことにした

 

 

 

「さぁ行くぞ‼︎」




第9話エンド

次回「ヒーロー、挨拶するin一番隊」
※変わる可能性があります

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