ドガ─────────────ン!!!
黒に赤い差し色が入った髪の少年から膨大なチャクラが放出され、周囲に強烈な風が発生する
少年から放出されたチャクラが、勢いをそのままに安定していく
?「ぐあぁっ!?」
?「???様っ!?」
?「くっ、この禍々しいチャクラは一体!?」
安定したチャクラが収束し、骨のような形を作る
?「ヒスイ!?」
?「⋯ヒスイ?」
?「あれは⋯⋯。」
─後悔することはたくさんあるけど─
次々と骨の形のチャクラが形成され、
ヒスイ(⋯⋯今は、)
ヒスイ「殺ス!!!!」
──────────時は遡り──────────
[明るくも暗くもない世界の何処か]
?「申し訳ありません、こちらのミスで貴方は死んでしまいました。」
突然、目の前の神々しそうな見た目の見知らぬ綺麗な女性がそう言った。
は?
僕「は?」
?→女性「心の声が出ていますよ?」
僕「いやいや、いきなり見知らぬ美人さんに 「貴方は死にました」 と言われたらこうもなりますよ?」
と僕は答える
僕「というか、やはり僕は死んだんですね?」
僕は冷静になりながら美人さんに質問する
女性「ええ、そうです。改めて言いますが、貴方は死にました。」
女性「しかし、意外と冷静ですね?もっとこう、慌てふためいたり喚いたりするものかと思っていましたが⋯。」
僕「そりゃ、あんなハッキリとトラックにはねられた感触と死ぬ感覚を味わったら、嫌でも死んだって分かりますよ」
そう、僕は交通事故で死んだ。
はっきりと覚えているのは、自分に突っ込んでくるトラックの光、回転する視界と続く衝撃、そして自分から何か抜けていく感覚と視界に広がっていく血の海。
これだけの要素があれば自分が死んだ事は誰でも理解できる。
というか
僕「そもそも貴方は誰ですか?それにこちらのミス、とは?」
女性「すみません、自己紹介がまだでしたね。」
目の前の美人さんは改めて自己紹介をする。
女性「私は貴方達人間で言う所の神です。見て分かるように女神です。」
なんと女神様だったようだ。女性改め女神様は説明を続ける。
女性→女神「ミスというのは、今神界で
なるほど、そういうことだったのか。
女神「それでお詫びと言ってはなんだか、貴方を転生させることになったのです。」
僕「なるほど、二次創作でよくある神様転生と言うやつですか。」
女神「平たく言うとそうです。」
僕「それで、僕はどんな世界に転生するんですか?」
女神「そちら(転生先)も含めてこれで決めます。」ゴソゴソ
そう言って女神様は懐から何かを取り出して見せる。あれは⋯⋯。
僕「サイコロ?」
女神「そうです。サイコロを何回か振り、それぞれの出目に割り振られた転生先や特典等になるというわけです。」
僕「自由には選べないのですか?」
女神「昔は自由に選べたのですが、無理難題な特典や明らかに世界を壊し得ない逸脱した力を求める者が多くなってしまいまして。その特典は無理と断っても何とかしろと暴れてわがまま言う輩まで続出してしまいまして。それで他の神同士との話し合いの結果、トランプやガラガラ、私のようにサイコロ等でこちらが用意した複数の候補の中から決めるようになったのです。」
僕「なるほど。」
神様も色々と大変なんだな。
女神様は少し神妙な顔で説明を始める。
女神「サイコロを渡す前に注意事項といたしまして、転生する世界はあくまでも原作の並行世界だということ。貴方以外に転生者は居ないとは言え、原作に無い出来事や原作に居ない人物がいるなど、原作とは違う事が多々起きるでしょう。そこは留意しておいてください。」
僕「分かりました。大丈夫です。」
神「では、最初に転生先から決めていきます。ちなみに転生先の候補は此方です。」ヒョイッ
転生先の事前説明をしてくれた女神様は、僕にサイコロと転生先のラインナップが書かれた画面が表示された電子PADを渡してきた。
意外と現代的だな。
ええっと?転生先候補は⋯⋯⋯
⚀:ONEPIECE ⚁:NARUTO ⚂:HUNTERXHUNTER
⚃:BLEACH ⚄:ドラゴンボール ⚅:僕のヒーローアカデミア
⋯⋯うん、なんというか⋯⋯。
僕「なんで全部JUMP作品な上にバトル物ばかりなんですか!?しかも、何処も命の危機が迫りやすくてパワーインフレが激しい世界ばかりだし⋯。」
女神「実は最近、神界で過去作品も含めたJUMP作品がまた流行りだしまして。それで転生先のラインナップもこうなってしまったのです。ちなみに内容の変更は不可なのであしからず。(^_-)-☆バチコーン」
女神様は誤魔化すかのようにウィンクを飛ばしてくる
何だそりゃ?転生先のラインナップはその都度変わるのか?この中じゃ、仮に一般人として生きるとしてもマシなのはBLEACHくらいじゃないか?幽霊関係に関わらなければ現代社会とそう変わりはしないし。
女神「とりあえず、サイコロを振ってまずは転生先を決めてください。振りなおしも無理な一発勝負ですからね?」
僕「ハァッ、わかりました。」ヒョイッ コロコロ
僕は諦めてサイコロを転がす。出た目は⋯⋯
女神「⚁、NARUTOの世界ですね。」
僕「NARUTOかぁ。何処もヤバい世界だけどまだマシな方⋯⋯か?」
女神「次に転生する世代を決めてもらいます。」
僕「世代?」
女神「カカシ世代とかイタチ世代とかそういうのです。次の出目の内容は画面操作すれば見れますので。」
なるほど。 僕は画面を操作して内容を確認する。
⚀:柱間・マダラ世代 ⚁:カカシ・オビト世代 ⚂:イタチ世代 ⚃:ネジ・リー世代 ⚄:ナルト・サスケ世代 ⚅:ボルト世代
まぁ、概ね予想通りの世代だな。カグヤ世代やハゴロモ世代が無いのが救いか?
僕「では!」ヒョイッ コロコロ
女神「⚃、ネジ・リー世代です。」
僕「と言うと、ナルト達の1つ上ですか。」
原作開始までは1年の猶予があるか⋯。
まぁ、並行世界が故に何が起こるか分からないし注意しておくか。
女神「次は産まれ、出身国及び確定チャクラ性質変化です。」
木ノ葉の里確定じゃないのか⋯⋯。
僕「出身国は分かりますけど、確定チャクラ性質変化?」
女神「確定チャクラ性質変化を説明するに辺り出身国から説明します。」
女神「まず出身国は、原作の火の国(木ノ葉隠れ)、風の国(砂隠れ)、水の国(霧隠れ)、土の国(岩隠れ)、雷の国(雲隠れ)にその他小国が候補になります。」
「次に確定チャクラ性質変化は、先の出身国決めで五大国生まれに決まればその国の名の性質変化が確定で得られるというわけです。」
僕「なるほど。つまり、火の国なら火遁、水の国なら水遁の性質変化が確定で得られると。ならその他小国の生まれになった場合は?」
神「その場合は完全ランダムになりますので、申し訳ありませんが運が悪かったと諦めてもらうことになります。」
つまり、運任せのほぼハズレ枠と。それで振り分けは⋯⋯、
⚀:火の国(木ノ葉隠れ)⚁:風の国(砂隠れ)
⚂:水の国(霧隠れ)⚃:土の国(岩隠れ)
⚄:雷の国(雲隠れ)⚅:その他小国(湯、滝、草等)
個人的には火か雷の国がいいかな。火の国ならダンゾウや大蛇丸等のヤバい人物を除けば一番平和で栄えてた印象があるし、原作組と同じ国だし、雷なら雷遁が確定するから雷遁チャクラモードとか使えたら使ってみたいし。
僕「では。」ヒョイッ コロコロ
女神「⚀、火の国(木ノ葉隠れ)及び火遁ですね。」
女神「さて、本来ならここで特典決めは終了なのですが、今回はお詫びと言うこともありまして、後2つ3つ程決めてもらいます。」
僕「それはありがたいのですが何を決めるのですか?」
女神「まずはチャクラの性質変化。次に出身一族です。」
出身一族は分かるがチャクラ性質?
僕「出身一族はわかりますが、チャクラの性質変化は今決めたはずでは?」
サイコロで火の国に決まって火遁の性質が確定したはずだが⋯⋯。
女神「正確には追加のチャクラの性質変化ですね。原作キャラの中には複数の性質変化を持つ者もいますので。」
確かに。サスケも火と雷の2つの性質変化を持っていたし、氷遁や灼遁のように複数の性質変化を使って全く別の性質変化を扱う一族や忍もいるしな。
女神「先に出身一族から決めてしまいましょうか。少し失礼しますね。」ヒョイッ パパパッ
女神様は僕から電子PADを預かり、画面を操作した後に僕に再び渡してきた。画面には⋯⋯、
1:出身国由来の一族
2:他国由来の一族
3:自他国問わない一族のハーフ
と3つの項目が表示されていた。
僕「この、出身国由来と他国由来と言うのは?」
女神「出身国由来と他国由来に関しましては⋯、そうですね。例えば今回は火の国に決定したので自国由来には、うずまきやうちは、千手に日向に猿飛等の原作に登場した多数の名門一族が選択可能です。」
「続いて他国由来になりますが、例えば水の国の氷遁を使う雪一族や、屍骨脈を使うかぐや一族等が該当しますね。」
なるほど。つまり、原作で多く描写されてる火の国に当たった時点で大当たりだったというわけか。
僕「う──ん、どうしようか⋯⋯。正直どの一族でも一長一短だからな〜。」
僕は悩んだ末に応える。
僕「3のハーフで、内容はうずまき一族とうちは一族のハーフでお願いします。」
この2つなら、⋯いや、うちは一族は闇堕ちとか一族抹殺とかが怖いけど血統から見ても悪くはないだろうし、ナルトやサスケとも同じ一族の血を引く者として接触できるだろう。
女神「最後に追加のチャクラの性質変化を決めてもらいます。サイコロを振って偶数なら2つ、奇数なら1つを確定している火遁以外から選んでください。」
最低1つは選べるのか。ありがたいな。
僕「わかりました。」ヒョイッ コロコロ
僕は最後のサイコロを転がす。
女神「⚅、偶数なので2つ選んで下さい。」
僕「それならもう決まっています。水と雷でお願いします。」
僕は即決した。
女神「それでは、転生の儀を始めます。」
すると、僕の足元に魔法陣が浮かび光りながら回転しだした。
女神「改めまして、今回は此方の不手際で貴方を死なせてしまい申し訳ありませんでした。転生先の新たな人生に幸あることを祈ります。」
僕「はい、ありがとうございます。女神様もお元気で。」
そうして魔法陣が更に強く光り、視界が真っ白に染まり僕の意識が消えた。
【木ノ葉病院】
?「オギャー!!オギャー!!」
火の国・木ノ葉隠れの里、そこの病院の分娩室で新たな生命が産声をあげた。
少し時間がたち場所は変わって病院の一室、看護師の補助を受けている一人の母親となった女性が、すやすやと腕の中で眠る赤子に視線を向ける。
?→赤子「あうぅ~(´・ω・`)」
赤子(女神様、確かに転生しましたよ?)
?「ふふ、かわいい。」
?「エリカ!!」バタンッ
そこに一人の男性が扉を勢い良く開けて入って来た。
看護師「病院内は静かに!!」
男「すっ、すいません!!」
室内にいた看護師に怒られていた。
?→エリカ「トウヤ⋯。」
?→トウヤ「エリカ!大丈夫か?」
エリカ「私は大丈夫よ。それよりもほら。」
エリカは、自分の腕の中に眠る赤子の顔をトウヤに見せる。
トウヤ「その子が⋯?」
エリカ「ええ、私達の子よ。抱いてあげて。」スッ
エリカは寄り添ってきたトウヤに抱いている赤子を抱かせるように渡した。
トウヤ「こっ、こうか!?」
エリカ「違うわよ。ほら、しっかり支えて!」
トウヤは悪戦苦闘しながら、エリカの助けを受けつつ慎重に赤子を抱く。
トウヤ「あたたかいな⋯。」
エリカ「そうね。」
新たな人生に幸あれとか言ってたし。
エリカ「男の子だけど、名前は決まってるの?」
トウヤ「ん?ああ。」
赤子(転生したのは良いんですがね?)
エリカに赤子の名前を聞かれたトウヤは、エリカに赤子を渡した後に意を決して子供の名前を伝える。
トウヤ「ヒスイ、うちはヒスイだ。」
赤子→ヒスイ「(*´ω`*)ウー?」
ヒスイ(赤ん坊からとは聞いてないです。)
続く
読了ありがとうございました。
今後もなるべく設定上の矛盾点やおかしな所など無いように気をつけて執筆していきますのでよろしくお願いします。
では、次話が投稿されるまでお待ちくださいませ。
追記
・女神様のイメージは転スラのトレイニーをイメージしてます
・サイコロの出目は、小学校時代に作った人は作った覚えがある選択形式の問題の最後の砦、自作のサイコロえんぴつで転生先以外は執筆しながら転がして決定してました。