NARUTO 〜渦巻く団扇の物語〜   作:セイヴァー

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どうもおはこんばんにちわ、投稿主のセイヴァーです。

今回は2話に分けての連続投稿になりますのでまだ前話を読んでない方はそちらから読んでくださいませ。

それでは本編へどうぞ(^O^)/

イメージOP:アニメ ジャングリラ・フロンティアより
       【Danger Danger】


激闘サバイバル!試験の結果は⋯⋯!?      という名の第3話

 

  

 

下忍選抜試験が開始してしばらく 

 

 

ウツシ「うんうん、皆基本は出来てるようだね。」

 

忍びたるもの気配を消し隠れるべし

 

ウツシは試験開始後、スタート地点から少し離れた川に近い場所で動かずに腕を組んで3人の動きを待っていた。

 

 

レヴィ(さて⋯⋯。)

 

アヤ(⋯⋯どのタイミングで。)

 

ヒスイ(仕掛けるか。)

 

3人もウツシを観察できる茂みの中や木の上でウツシの様子を伺う。

 

ヒスイ(それにしても原作でナルト達が受ける内容と似たものだが巻物が1つな分協力関係がより取りづらくなるな。どうするか⋯⋯。)

 

ヒスイは班員全員で合格するために思案する。

 

ヒスイ(⋯⋯⋯仕方ない。動きますか!)

 

ヒスイは小さく笑うと印を結びだす。

 

 

 場所は戻り

 

 

ウツシは3人の出方を伺う為にこちらから動こうかと思案していた。

 

ウツシ(⋯ふむ、動きがないな。仕方ないこちらから⋯⋯!!)

 

すると、茂みの中から複数の手裏剣がウツシに向かって飛んできた。

 

ウツシ「やっと動いたか。一体誰から⋯⋯!!」

 

手裏剣を避けるウツシ、しかし避けた先にある川の中や近くの大きめの岩の裏からも手裏剣やクナイが飛んできた。

 

ウツシ「おっとっと?これはマズイかな?」

 

ウツシは、言葉とは裏腹に余裕な表情で多方向からの攻撃を避けていく。すると、ウツシの顔に影がかかる。

 

ウツシ「上か!!」

 

上を見上げるウツシ。そこにはチャクラ刀を抜き構えながら落ちてくるヒスイの姿があった。

 

ヒスイ「ハッ!!」

 

ヒスイは勢いのままチャクラ刀を斬りつけるが、ウツシを捉える事は出来なかった。

攻撃を避けられたヒスイは止まることなく追撃を加えていく。

ウツシも無手で防ぎながら応戦する。

 

ウツシ「なかなかやるね。流石は今期の卒業生のトップだ。」

 

ヒスイ「それはどうも!!」

 

ウツシの賛辞を受けながら、反撃の蹴りの力を利用して後に距離をとるヒスイ。ヒスイは間髪入れずに攻撃を続ける為に印を結ぶ。

 

ヒスイ「火遁・豪火球の術!!」

 

ヒスイの口から火球が放たれウツシに迫る。

 

ウツシ「火遁!?⋯⋯(まだ下忍なのに!?これはマズイ!)」

 

ウツシ「土遁・土流壁!!」

 

ウツシも素早く印を結んで術を発動、目前の土が隆起して土の壁が出来あがりヒスイの火遁を防ぐ。

 

ウツシ「やるね⋯。(使うつもりは無かったんだけどね〜。使わされたね。)」

 

ヒスイ(よし、次だ!)

 

ウツシは今のヒスイの強さに驚愕し、ヒスイはウツシのこちらに対する視界が塞がれたのを確認し次ぎの手を打つ。

 

それはウツシだけでなく隠れて2人の戦いを見ていたレヴィとアヤも同様だった。

 

アヤ(あいつ⋯⋯!) 

 

レヴィ(なかなかやるッスね〜。⋯⋯ん?)

 

そんなレヴィとアヤの元に近づく気配。

木の上で様子を伺っていたレヴィの元には赤いスカーフを巻いたカラスが1羽、茂みの中で隠れていたアヤの元には同じく赤いスカーフを巻いた黒猫が1匹そばに近づいた。

 

カラス「クワー」 黒猫「ニャーン」

 

1羽と1匹の足にはそれぞれ紙が巻いてあった。

 

レヴィ「⋯⋯⋯!!」

 

レヴィはカラスの足から紙を外し中身を読んで目を細める。

 

同じ頃、アヤも猫から紙を外⋯⋯さずにじっと黒猫を見つめていた。

 

アヤ「⋯⋯⋯。」|ω・`)ジー

 

黒猫「ニ、ニャ?」

 

黒猫は本能的な直感か少し後ずさった。

しかしその瞬間⋯⋯!

 

アヤ「!!」( ゚д゚ )クワッ!!  黒猫「ニャ!?」

 

 

場所は再び戻り

 

 

ヒスイの火遁を防いだウツシ、するとウツシの背後の川から音がして振り向くと、なんとヒスイが出てきたのだ。

 

ウツシ「何!?(どう言う事だ!?彼は今、正面で火遁を⋯⋯!?)」

 

ウツシは驚愕しながら回し蹴りで反撃する。

 

ヒスイ?「ぐっ!」ボフン

 

反撃を食らったヒスイ?は煙と共に消えた。

 

ウツシ「!分身⋯(いや、実体があった。)影分身か!!」

 

すると更に2人のヒスイが別方向から迫ってきていた。

迎撃するために構えるウツシ。

武器を構えながら迫って来る2人のヒスイ。ウツシは2人の分身ヒスイに対して迎撃を始める。

2対1の攻防、更に本体からの攻撃もあるだろう乱戦状態。

その時、ウツシは自分と攻防を繰り返す2人の分身ヒスイの身体に何か貼り付けてあるのが見えた。その正体に気づいたウツシは目を見開きながら迎撃行動をやめる。

 

2人の分身ヒスイに張り付けてあるものが輝きだした瞬間、ウツシは分身ヒスイ達を蹴り飛ばし自身も後に下がった。

次の瞬間2人の分身ヒスイが爆発した。

 

ウツシ「影分身を起爆札で自爆までしてくるとは⋯⋯!」

 

ウツシは着地しながら爆風による土埃で視界が悪いなか次の攻撃を警戒する。

しかし追撃はなく土遁の壁の向こうにもヒスイの姿はなかった。

 

ウツシ「⋯退いた⋯のかな?(威力偵察⋯かな?彼、少なくとも下忍レベルはゆうに超えてるぞ。)」

 

 

視点は変わって、ヒスイは木の上を跳びながら移動していた。

移動した先に同じく木を踏み跳んで移動していたレヴィの後ろ姿を捉え彼女に合流する。

 

ヒスイ「レヴィさん!」

 

レヴィ「ヒスイさん!」

 

ヒスイ「来てくれたんだな?」

 

レヴィ「そりゃ、こんな熱烈なラブレターを貰いましたからね~?」

 

レヴィはポーチから紙を取り出し見せてくる。それはカラスの足に巻いてあったものだ。

 

レヴィ「ラブレターじゃなくて、ただの提案だ。その為に2人に俺と先生の戦闘を観察してもらうようにお願いしたんだから。」

 

そう、レヴィとアヤの元に訪れた黒猫とカラスはヒスイが口寄せした動物だったのだ。

ヒスイは2人に手紙で

 

・2人に提案があるので俺と先生の戦闘を観察してほしい

 

・俺が戦闘を止め、撤退したら手紙に書いてある場所で集まって話を聞いてほしい

 

この様な2つの内容を書いてそれぞれに送っていたのだ。

 

そして、2人はヒスイが指定した場所付近に到着した。

 

 

レヴィ「⋯⋯⋯。」( ゚д゚)ポカーン

 

ヒスイ「? レヴィさん、どうかしたのか?」

 

レヴィ「いや⋯⋯あれ。」

 

ヒスイ「あれ?⋯⋯ん?」( ゚д゚)ポカーン

 

ヒスイはレヴィが指を差した場所を見る。

するとそこには⋯⋯

 

アヤ「ニャーン♡」 黒猫「フニャッ、ニャ~」

 

ヒスイが手紙で指定した場所で、ヒスイが口寄せした黒猫に猫の鳴き声を真似しながら頬擦りしたり肉球を揉んだりするアヤの姿があった。黒猫側も満更じゃないのか気持ちよさそうにしていた。

彼女の顔はマスクをしていても分かるほどに笑顔で幸せに満ちているようだった。

 

アヤ「ニャ~⋯⋯⋯ハッ!?」 黒猫「ニャッ、ニャーン」ボフン

 

ヒスイ達の事に気づいたアヤは石化したように固まり、その隙に黒猫はアヤの手から逃げ出し煙と共に姿を消した。

 

レヴィ「いや~、あの噂は本当だったんスね〜。」

 

ヒスイ「噂って⋯⋯ああ、可愛いもの好きで猫に頬擦りしていた姿が目撃されたとかされてないとかっていう⋯⋯。」

 

レヴィ「そうそ「それで?提案って何かしら?」うわっ!」

 

現実に戻ったアヤさんがこちらに来た。

 

レヴィ「いや~、アヤさんってかわ「それ以上言うとその口縫い合わせるわよ?」冗談!冗談ッスよ〜!」

 

アヤ「はぁ〜。それで?提案って言うのは?」

 

ヒスイ「ははは。えっとそうだな、提案って言うのは⋯⋯。」

 

ヒスイは2人にこの試験の自分の考察と根拠、そして提案を伝える。

 

アヤ「なるほど、確かに筋は通ってるわね。」

 

レヴィ「と言っても、まだ可能性の域を出ないんスよね?」

 

ヒスイ「まぁそうなんだけど、この考えが合ってるにしろ間違ってるにしろ、巻物取らないことには始まらないだろ?だからアヤさん、レヴィさん、2人とも協力してくれないか?」

 

ヒスイは2人に頭を下げてお願いする。

2人は少し考えた末に結論を出す。

 

レヴィ「まぁウチ一人だけじゃ、あの上忍に勝てるかも分からないですし⋯。」

 

アヤ「貴方の考えにも一理あるから、ここは協力するわ。」

 

ヒスイ「ありがとう、2人とも。」

 

ヒスイは2人に礼を言う。

 

レヴィ「あぁそれと、ウチの事はレヴィでいいッスよ。」

 

アヤ「⋯私も、アヤでいいわ。」

 

ヒスイ「ありがとうアヤ、レヴィ。俺の事も好きなように呼んでいいから。」

 

3人は巻物奪取の為に協力関係を結んだ。

 

ヒスイ「2人とも、今持ってる忍具と⋯⋯⋯後、術は何が使える?俺は⋯⋯。」

 

レヴィ「ウチは⋯⋯。」 アヤ「私は⋯⋯。」

 

ヒスイは改めて2人に礼を言い、ウツシから巻物を奪う為の話し合いを続ける。

 

 

ウツシは軽くストレッチをしながらヒスイと戦闘した場所で待っていた

 

ウツシ「さて、残り30分程しかないが⋯あの3人がどうやって来るのか⋯⋯!!」

 

すると茂みから手裏剣がウツシに向かって飛んでいき、同時にアヤが別の方向からウツシに向かって印を結びながら突撃していく。

 

アヤ「手裏剣・影分身の術!」

 

術の発動と同時にウツシに向かって飛んでいく手裏剣が分身して数と攻撃範囲を増やしていく。

 

ウツシ「手裏剣・影分身の術!?(三代目が教えたのか!?)」

 

ウツシは横に大きく跳んで交わすが、避けた先でアヤがすかさずクナイの二刀流で速攻で斬りかかる。

 

アヤ「ハァッ!」

 

ウツシ「何!?」

 

ウツシはアヤの手首を掴み攻撃を防ぐ。

 

ウツシ「なかなか速いね。」

 

アヤ「まだ!!」

 

叫ぶアヤ。すると彼女のアームカバーの袖の中から複数匹の蛇が顔を出しウツシに襲いかかる。

 

アヤ「潜影蛇手(せんえいじゃしゅ)!」

 

ウツシ「うおっ!」

 

ウツシは手を離してアヤから距離を取る。

 

ウツシ(あの術は⋯⋯。)

 

アヤ「チッ。」

 

更に追撃を仕掛けるようにヒスイが現れ、素早く駆けながらクナイに火遁のチャクラを流し後退先を制限する様にウツシに放つ。

 

ヒスイ「うちは流・日暈(ひがさ)の舞!」 

 

ウツシ「くっ!⋯⋯!?」  

 

レヴィ「お待ちしてました〜。」    

 

ウツシはバク転でクナイを避け川の岸辺まで後退するが、後退先の川の中で隠れていたレヴィが印を結びながら飛び出し川の上に立つ。

 

ヒスイ「アヤ!」 アヤ「ええ!」

 

ヒスイとアヤは同時に印を結びそれぞれ術を発動する。

 

ヒスイ「火遁・豪火球の術!!」

 

アヤ「風遁・烈風掌!!」パンッ

 

ヒスイが火遁を放ち、アヤがそれに合わせるように両手を合わせ拍手をする音と共にチャクラが変質したことによって出来た突風が火遁と合わさり、より強い炎となってウツシに襲いかかる。

 

ウツシ「なっ!?(馬鹿な!?俺の後ろにはレヴィ君がいるんだぞ!?)」

 

そう、炎の直線上にはウツシだけでなくレヴィもいるのだ。仲間をも巻き込む攻撃にウツシは驚愕し動きを止めどうするか思考するが⋯⋯

 

レヴィ「水遁・水乱波!」

 

後ろからレヴィも水遁の術を発動し、ウツシに向かって多量の水を放つ。

ウツシは堪らず避け、水の波と業炎がぶつかり発生した多量の水蒸気がウツシを包み4人の視界を遮る。

 

ウツシ「くっ、何も見えないな⋯⋯だが、それは向こうも同じ⋯⋯!?」

 

視界を水蒸気で遮られたウツシに向かって多数の手裏剣とクナイが四方八方から正確に飛んでくる。

 

ウツシ(向こうもこちらの姿が見えない筈、何故こうも正確に⋯⋯!!写輪眼か!!)

 

そうヒスイは写輪眼で水蒸気の中のウツシを感知して攻撃を行っていたのだ。

また、ヒスイの正確な手裏剣だけでなく、他二人のヒスイを援護する形で放たれる手裏剣が退路を断つ形となり、結果としてウツシは一瞬その場から身動きが取れなくなった。

するとその隙を突くように四枚刃の大きめな手裏剣、風魔手裏剣が飛んできた。

 

ウツシ「おっと危なっ!?」

 

風魔手裏剣をかがんで避けるウツシ、だが視界の先にはもう1枚の風魔手裏剣が最初に避けた風魔手裏剣の影に隠れて飛んできていたのだ。

 

ウツシ(影手裏剣!?)

 

ウツシはかがんだ体勢のままに跳躍し2枚目の風魔手裏剣をかわす。すると⋯

 

風魔手裏剣→ヒスイ「!」ボフン

 

ウツシ「なっ!?」

 

2枚目の風魔手裏剣が煙に包まれヒスイが現れた。2枚目の風魔手裏剣はヒスイが変化の術で化けたものだったのだ。

 

ヒスイは変化を解くと直ぐ様ウツシの元に跳びかかり空中でロクに動けないウツシのポーチを奪い水蒸気の中から脱出する。

 

直ぐ様ヒスイを追うウツシ。晴れてきた水蒸気から出るとそこには、ポーチから取り出した巻物をレヴィに渡し、息を整えながらこちらにチャクラ刀を構えるヒスイと巻物を受け取りながら短刀を構えるレヴィ、そして2人の前に庇うように立ちクナイを構えるアヤの姿があった。

 

ウツシ「うむ、俺から巻物を奪って目的を達しても油断せずに構える。残心も実に見事だ。」

 

ウツシは3人を褒め称える。

 

ウツシ「さて、合否を発表する前に皆にいくつか質問がある。」

 

ウツシの言葉に3人は構えを解く。

 

ウツシ「俺との最初の戦闘、何故ヒスイ君1人で僕に戦いを仕掛けたのかな?」

 

ヒスイ「威力偵察の為です。他の二人には俺達の戦闘を観察してもらうようお願いしました。」

 

レヴィ「そうッス。最初はお二人の戦闘を観察してたんスげど、観戦中にヒスイさんから熱烈なラブレターをいただきましてね〜。」

 

アヤ「ラブレターじゃなくて提案の手紙よ。ヒスイから 二人の戦闘の観察、戦闘終了後に手紙で指定された場所で話し合いをしたい と手紙でありまして⋯。」

 

ウツシ「なるほど。では次に、2回目の戦闘の時何故レヴィ君事攻撃するような術を放ったんだい?あの時の彼女のセリフから作戦であの場にいたのだはと思うのだが⋯。」

 

ヒスイ「あれは「ウチの方から頼んだんスよ。」」

 

ウツシ「レヴィ君が?」

 

レヴィ「そうッス。」

 

アヤ「最初は違う作戦を話し合っていたのですが、彼女から先の作戦を提案されまして。」

 

ヒスイ「最初は危険だと断ったんですが⋯」

 

レヴィ『大丈夫ッスよ。ウチを信用してほしいッス。』

 

ヒスイ「と言われたので彼女を信用して作戦を実行しました。」

 

ウツシ「分かった。では最後にヒスイ君。何故レヴィ君に奪った巻物を渡したのかな?」

 

ヒスイ「?何故⋯とは?」

 

ウツシ「合格条件は俺から巻物を奪う事、巻物を奪ったのは君だ。なのに何故、試験の合格条件の巻物をわざわざ手放したのかと思ってね?」

 

ヒスイ「何言ってるんですか?そもそも先生は奪った1人が合格とは言ってないじゃないですか?」

 

ウツシ「!」

 

ヒスイ「合格条件の続きの ()()()()()()()()()()()()()() って発言。この皆の力って言うのはチームワークのことじゃないかと考えたんです。」

 

そう、ウツシは巻物を奪った1人のみが合格とは一言も言っていない。ウツシは巻物1本だけを見せ(実際に1本しかない)合格者は1人のみと思わせ、自分以外の2人と協力すると言う考えを浮かばせない様にしていたのだ。 

 

ヒスイ(そもそもが ()()()()()()()()()()()()()() であって奪ったら合格って訳でも無いとも取れるからな。母さんが言った通り本当に意地が悪い人だな⋯⋯。)

 

レヴィ「それに先生、手加減してたッスよね?」

 

アヤ「⋯ヒスイの火遁を防いだ土遁以外忍術を使わなかったし忍具も使って来なかった。」

 

ウツシ「そこまで気づいていたのか。ならば俺から言うことはもうないかな。」スッ

 

ヒ・ア・レ「「「?」」」

 

ヒスイ達の説明を聞いた後ウツシは意味深なセリフを言い印を結ぶ。すると⋯⋯。

 

ボフンッ!!

ヒ・ア・レ「「「!?」」」

 

ヒスイがレヴィに預けた巻物が煙となって消えた。

そしてウツシが声高々に3人に言う。

 

ウツシ「下忍選抜試験 第2班 全員合格とする!!明日から本格的に忍務を開始する!」

 

ウツシはヒスイ達第2班に試験合格を宣言する。 

 

ヒスイ「っし!」

 

レヴィ「やった!」

 

アヤ「⋯ふん。」

 

ヒスイ達は試験合格の言葉にそれぞれ喜びを露わにする。

 

ウツシ「それでは今日は皆の合格祝ということで何か昼飯をご馳走しようではないか!」

 

レヴィ「ほんとッスか!?」

 

ヒスイ「ゴチになります!」

 

アヤ「⋯ありがとうございます。」

 

ウツシの言葉に喜び礼を言う3人。

 

ウツシ「!⋯⋯俺はこの後報告があるから皆、1時間後に忍者学校前に集合する様に。」

 

ヒ・ア・レ「「「はい!」」」

 

こうして第2班の3名はウツシを残して演習場を後にして一時解散する。

 

演習場に一人残るウツシ。すると⋯。

 

ウツシ「どうしたんだい?のぞき見なんて珍しい。」

 

ウツシが誰かに向かって話しかける。その時。

 

?「いや~、お前が受け持つかもしれない卒業生達がどういう子達なのか気になってね。」

 

ウツシの前に1人の忍が姿を現す。その忍は逆立てた銀髪をした長身痩躯の男性で左目を額当てで覆っており、顔の下半分もマスクで覆っていた。

 

ウツシ「それで?君のほうはどうだったんだいカカシ?」

 

現れたのは はたけカカシ。ウツシと同じで本日下忍選抜試験を行っていた班の担当上忍になる予定だった上忍だ。

 

?→カカシ「いつも通り。」

 

ウツシ「つまり不合格と。いつになったら君の合格報告が聞けるのやら。」

 

カカシ「俺が担当した卒業生達がチームワークも出来ず、年相応の子供らしく素直に言うことを聞くだけのボンクラばかりだからだ。そういう意味ではお前の班の子達は合格だよ。」

 

ウツシ「それはどうも。」

 

カカシ「じゃ俺は此処で時間を潰してから火影様に報告するから。」

 

そう言ってカカシは歩いて演習場近くにある慰霊碑に向かう。

 

ウツシ「⋯⋯あぁ。」

 

ウツシもカカシの背を見送るとその場をあとにして火影室に向かう。

 

 

木ノ葉隠れの里 火影室

 

 

火影室でウツシがヒルゼンに報告を行っていた。

 

ウツシ「という事で第2班は合格。明日から忍務を遂行します。」

 

ヒルゼン「うむ、御苦労だったなウツシよ。」

 

ウツシから報告を受けるヒルゼン。すると火影室の扉からノック音が鳴る。

 

ヒルゼン「ん?入りたまえ」

 

?「失礼します。火影様、頼まれていた⋯⋯あら、ウツシじゃない。」

 

ウツシ「うん?アンコじゃないか。」

 

火影室に入室したのはみたらしアンコ。

木ノ葉隠れの特別上忍でおしるこや団子をよく食べている。

 

ヒルゼン「して、何ようか?」

 

?→アンコ「あっ、すいません。頼まれていた資料をお持ちしました。」

 

アンコはヒルゼンに頼まれて持ってきた資料を渡す。

 

ヒルゼン「うむ、確かに。」

 

アンコ「それで?ウツシ、どうなのよ?」

 

ウツシ「どう⋯とは?」

 

アンコ「下忍選抜試験よ!アンタ、今年担当上忍に選ばれていたでしょ?どうなったのよ?」

 

ウツシ「全員合格。明日から担当上忍として忍務に就くよ。」

 

アンコ「そう。なら私の弟子が世話になるからよろしく頼むわね。」

 

ウツシ「やはり、アヤ君は君の弟子だったか。」

 

アンコ「ええ。あの子が1人で修行しているのを私が口出ししたのがきっかけで、今は私が時折修行を付けているわ。」

 

ヒルゼン「孫が世話になっておる。今後もよろしく頼むぞ。」

 

アンコ「いえいえ、こちらこそ!」

 

ヒルゼン「して、ウツシよ。同じ班の中にうずまきヒスイと千手レヴィがおるな?」

 

ウツシ「ええ、そうですが⋯。」

 

ヒルゼン「忍務時で構わぬから、千手レヴィの行動を見ておいてくれないか?」

 

ウツシ「それは構いませんが、彼女が何か?先代の二代目火影様の曾孫だと言うことは聞き及んでおりますが⋯⋯。」

 

ヒルゼン「それだけでは無い。あやつはな⋯⋯⋯。」

 

 

木ノ葉隠れの里 地下通路

 

 

?「して、首尾は?」

 

レヴィ「上々です。少なくとも信用は得られたかと。」

 

レヴィは片膝を付き頭を垂れ、レヴィを見下ろす何者かに報告を行っていた。

 

レヴィ「今後は第2班として彼らと忍務を遂行しながら対象を監視していきます。」

 

?「分かっておるな?お前の忍務はうずまきヒスイの監視、そして奴が木ノ葉に仇なす者と儂が判断した場合の抹殺及び写輪眼の回収だ。」

 

レヴィ「分かっています。⋯⋯ダンゾウ様。」

 

?→ダンゾウ「⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

そのものの名はダンゾウ。木ノ葉隠れの里の暗部養成部門゛゛の創設者で今の木ノ葉の闇を背負うものだ。

 

 

 

 

 

 

 

                         続く

 

 

 

 

 

 

 





本話のご読了ありがとうございます。

という訳でヒスイ達の試験は合格。次回より正式な下忍として忍務に就いて行きます。 また、ヒスイはシスイの形見のチャクラ刀を後腰に横向きに装備して、右手で順手・逆手どちらでも抜けるようにしています。

下忍選抜試験の場所は原作及びアニメでナルト達がカカシと班決め後に戦闘した演習場です。

最後はやりたい話の伏線として途中で思いついて付け加えた設定ですのでもしかしたら死に伏線になるかもしれません。

また、当作に登場する他作品キャラに関しましては、あくまで並行世界故の似てるだけの別人設定ですので
「こんなの〇〇じゃない。」「〇〇のイメージと違う。」
等と言われましても対応致しかねますのであしからず。

それでは生暖かい目で次話をお待ちくださいませ。

・ガイラ 様・怒楳の大罪 様 ・トミーネット 様
・ラルフラザニア 様 ・ハクア 様
・どこにでもいる猫 様 ・極みwanda 様
・コイルブランド 様 ・ino2 様

お気に入り登録ありがとうございます

また ino2 様 高評価ありがとうございます



イメージED:アニメ 銀魂より
      【修羅】
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