ウチの姉ちゃんと幼馴染、何とは言わんがデカい   作:himahy

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ぐっもー、先生。

鼻塩塩⭐︎ あれは今から36万…いや、1万4000年前のことだったか。


えー、駄文ですがよろしくお願いいたします


おうまい…ごっど (悶絶)

 

 

 

 

 

 

『トリニティ総合学園』

 

そうデカデカと書かれている看板を見つけ、俺は目の前に聳え立つ壮大な門に立ち止まった。今日はこのお嬢様学校と呼ばれているトリニティ総合学園で、小学校や中学校の様な『入学式』が行われる日。

 

緊張した足取りで、ゆっくりと俺は門の中に歩みを進める……ふと周囲を見渡せば、『新入生歓迎』と言う看板を持ったいかにもお嬢様な雰囲気を醸し出している少女が複数並んでいた。

 

早朝特有の涼しい風は、心臓がドクンドクンと鼓動を打っているのを無視するほど肌寒かった。

 

色々な人が持っている看板に釣られて。俺は中学の頃とは比になら無い大きさの体育館へと足を踏み入れ、自分が座るべき席へと座ると。早起きしたからか睡魔に襲われていた。

 

「……ん…んん……」

 

スマホの反射から、頭がうとうとしている自分の顔が見え。眠気を抑えるために自分の手で頭をコツンと叩いた……うん、痛い。

 

暫く椅子の上でそんな行動を繰り返していると、一つの笛の音共に土台にとある人物が現れ、俺を含めた新入生の目が釘付けになった。

 

 

「……あ」

 

……スポットライトが照らされている土俵に立った1人の少女を見て、思わず声が漏れた。

 

サラサラとした髪をしていて、服装と後ろにある羽根から感じる威圧感。そして丁寧な言葉で、俺たち新入生に語りかける1人の少女…見慣れた顔だ。

 

 

「新入生の皆様、初めまして…今回、皆様への挨拶を任されました、桐藤ナギサと申します。」

 

 

「………。」

 

 

その威風堂々たる姿は、この場にいる観客さえも魅了した。

 

 

(…ナギサさん。)

 

 

俺は彼女の事を知っている…何故なら、昔から『姉』の幼馴染でもあり俺の実質的な2人目の姉でもある…まぁ、今では住む世界がまるで違うんだけどね…。

 

 

 

(…俺の事なんかもう、これっぽっちも覚えてないんだろうな…。)

 

 

今の彼女は、俺とはまるで違う存在…だからきっと、俺の事などもう印象に残ってすらいない……いや、それならそれで良い、次会う時は知らない人として接すれば良いだけ。

 

ナギサさんの挨拶は、瞬く間に終わりを迎え……ぺこりと頭を下げると、落ち着いた足踏みでその壇上を去っていった。

 

 

……何の緊張もせずあんな風にできるから、ナギサさんは俺の昔からの憧れだ。

 

 

 

 

その後、淡々としていた入学式が終わり……外に出ると、何か人だかりができて騒がしかったのでいってみれば、何やらトリニティ総合学園で毎度行われる、一年生の勇気あるものだけが行くとされている『ティーパーティへの挨拶』が行われる事となった。

 

「なんでこんな奴が行われるんだ」と内心思っていたものの、俺は新入生で対して気に掛かる事がいくつかあったので、その『ティーパーティへの挨拶』と言うのに参加することにした。

 

その意味のわからない行事に参加するのは、俺を含めて数名の人物だけであった。

 

 

他の人達は、ティーパーティのいる建物へ並んでいく俺たちに対し、「すげぇ…」などと、感嘆の声をあげている人物が多くいた。

 

もしかしてティーパーティというメンバーは、ヤバい奴らの集まりなのか?…いいや、この学園はナギサさんをお偉いさんにするほど目が良い人たちだ……そんな面々ではあるまい……。

 

 

手に持っていた飲み物を一口入れると、俺はティーパーティに挨拶をしにいった生徒達の様子を見る事にした。

 

 

「……ガクブルガクブル…」

 

 

「……ぇ」

 

 

心の中で押し殺そうとした声が、思わず漏れてしまった……何故ならば、先程まで愉快そうにしていた生徒の1人が、どこぞの青い鬼から逃げるゲームのキャラクターの様に震えていたからだ。

 

顔は青白く染まり、目も何か見てはいけないものを見てしまった様な感じになってしまい……まぁとにかく、やばかったんだろうと思った。

 

(…そ、そんなにヤバいのか…ティーパーティって。)

 

 

その後の生徒も、扉に入る前と入った後では様子が一変していて、どの生徒も『論破された……』や、『やばいよあの雰囲気…』などと、こっちまで不安にさせられる様な言葉を連発していた。

 

俺の目の前に居た生徒も同様に症状が起きてしまい、俺は緊張感のあまりドクンドクンと鼓動を打つ胸を抑えれ、一瞬だけ涙が出そうになった…。

 

そんな気持ちを押し潰し、俺は恐る恐る目の前にある大きい扉に両方の手を掛け、古びた音を立てる扉を力強く開いた。

 

 

刹那。目の前に広がった光景は……やけに大きな庭と、まるで貴族が使用する専用のような長いテーブル…そして、テーブルを囲む数名の少女だった。

 

 

(……顔までは、もう少し近づかないと見えないか…なら、接近しよう。)

 

おぼつかない足取りで、ティーパーティーの人達と対面をした。

 

 

「は、初めまして!…俺の名前は、聖園カナタって言いま───」

 

 

そう言いかけた瞬間、ピタッと俺の足が粘り気のある床に張り付いたかのように止まった。

 

「あ!来た来た!やっほ〜カナタ⭐︎」

 

「お久しぶりです。ご入学おめでとうございます、カナタさん」

 

思わず二度見をしてしまった。

 

こちらに向けて元気よく手を振る人が一名、上品に友好的な笑みを浮かべる人が一名。

 

その奥にももう一人いるのは分かっていたが、俺は挨拶も忘れて呆然と立ち尽くした。

 

 

「…は?」

 

 

初めての学校生活。初めての出会い……それはそれは、不思議なもの。

 

 

——なぜなら、3名の『ティーパーティ』のうち、2名はよく見知った顔…姉と、幼馴染であったからだ。

 

 

妙な例えを出せば、ホラー映画で目の前に居る幽霊を見たかのように、俺はどうにもこの状況が信じられなかった。

 

「ぇ、ぇ……姉ちゃん?それにナギサさんも…ぇ?」

 

「あれ、言ってなかったっけ?私とナギちゃんがティーパーティに所属してるって。」

 

「いやごめん、めっちゃ初耳…。」

 

 

 

ナギサさんはまだしも、姉ちゃんがティーパーティに入っているなんて想定の範囲外だ…あれ?…と言うか、その向こうにいる人は…。

 

 

「…あの、貴方は…?」

 

「おや、久々しい再会を楽しませようと思っていたのだが…こちらに意識が向いたのか。」

 

「?…あ、僕の名前は聖園カナタです…よろしくお願いします。」

 

 

「見ての通り、私はティーパーティ所属の百合園セイアだ。こちらこそよろしく頼むよ。」

 

 

「…ふむ。今年の新入生挨拶は面白いものになると予感していたが…ミカ。まさか君の弟が入ってくるとはね」

 

「…へっ?」

 

 

まるで俺の事を知っているかの様な口ぶりで話すセイアさんに彼女とは初対面のはずと、幾つもの疑問が生まれた…いや、まさか。

 

「…って、僕の事…ご存じなんですか?」

 

 

「ああ…何せ君の姉が、やかましいほどに君の話題を口にするからね。自然と覚えたよ」

 

 

「…そ、そうですか…はぁ…僕の事、あんまり話して欲しくなかったのに。」

 

「ふふーん。だって楽しみだったんだもーん」

 

「…ミカ。実の弟に呆れられて恥ずかしくはないのかい?」

 

……セイアさんのこの反応…これ姉ちゃん、いっつも呆れられたり迷惑かけてたりしてるかも…いや、多分と言うかしてるなこれ。

 

「と言っても…俺はそんな、ティーパーティやどこかの部活に入れるような能力はありませんし…そんな楽しみにされても。」

 

「カナタさん。そこまでご自分を下げないでください。貴方は本当に優秀で…そして、どこぞの誰かと違って落ち着きのある生徒なのですから」

 

 

「……ナギサさん。」

 

 

…やっべぇ。

 

 

 

けっこー冷静にしてるけど…内心やべぇ。

 

 

 

 

 

 

 

ナギサさん、昔より胸デカくなってる…やべぇよやべぇよ…前まで結構貧乳だったのに。

 

 

「…同じ古い付き合いでも、ミカとナギサでは随分と態度が違うようだね。やはり尊敬度の違いかな?」

 

「ええー!?私だって頼りになるお姉ちゃんだよね?ね?」

 

「ミカさん、はしたないですよ…」

 

と、いかんいかん…何を変態じみた事をナギサさんの前で考えてるつもりだ、気持ちを切り替えなくては。

 

 

「では、僕はこれにて失礼致します。」

 

 

「え?ちょ、ちょっと待ってよ!流石に帰るの早くない?」

 

「まだティーパーティのお仕事が残ってるでしょ?…ナギサさんとセイアさんも、失礼します。」

 

淡々と姉との会話を終えると、僕は目先にある扉をしっかりと握り、落ち着いた様子で足踏みを整えてティーパーティの場所を出て行った…。

 

 

「……はぁ〜〜〜!」

 

開けた場所に出ると、そこらじゅうにある涼しい風や心地いい空気を思いっきり吸った……結構落ち着いた様子に見えてるけど、実はメチャクチャ緊張した。

 

俺より前の列の奴らがあんな状態になってたの、今なら結構理解できます…。

 

 

ティーパーティへの挨拶をしてから2時間が経過して、授業の大雑把な紹介や寮の解説などを受けると、俺は早速自分の寮を確認しようと足を踏み入れた。

 

寮の内装はいかにもThe・普通という様な感じで、快適な部分もあればちょっとここどうにかできないという部分もあると言った感じだ。

 

 

まぁ、俺的には派手な部屋でもないし、窓からの風通しも良いしで……それに何より、静かに勉強ができるという点もあって、中々に出来の良い寮だ。

 

 

……昔は勉強しようとしたら、姉ちゃんがいつも扉こじ開けて邪魔しに来たから、マジでこういう空間大事にした方がいい。

 

 

その流れで今日は寮で休む事となり、ポケットからスマホを出して机の上でポチポチと触っていた。

 

……ちなみに言うと、今ほとんどのスマホの中にある『モモトーク』は姉ちゃんとナギサさん以外登録をしていない……今ボッチって思っただろ。

 

別に俺ボッチじゃないもんだ、ただ修学旅行で誰1人として俺の事誘ってくれなくて不貞腐れてたらいつの間にか先生にも存在を忘れられてたとか、ボッチじゃないもん。

 

そのせいで中学校最後の修学旅行が、ただ家で休みの連絡入れてベランダで姉ちゃんに慰められるとか、そんな事じゃないもんだ。

 

 

「だめだこれ、思い出せば思い出すほど辛くなってる気がする…。」

 

 

ふわふわとしたベットに腰を掛け「何かないものか」と面白い話題を探す為にスマホをいじっていた。

 

 

ピコンッ

 

 

 

「……?」

 

 

そう思っていた矢先、ふとスマホから着信音が鳴り……ポケットから手に取って確認してみれば、相手はミカ姉ちゃんからだった。

 

『やっほーカナタ、今大丈夫そう?……久しぶりに会ったし、ナギちゃんも呼んで3人で集まらない?』

 

「………。」

 

 

一瞬で既読をつけ、姉ちゃんに返信する為に文字を叩く。

 

 

『うわっ、一瞬で既読ついた、カナタ暇なんだね。』

 

『うるさい、それでどこで集まるの?』

 

『えっとねー…あ、マップ送るね』

 

『マップって何?』

 

『え?嘘でしょ?高校生になってマップ知らないとかヤバいよ。』

 

『俺スマホ持ち始めたの一年前だぞ。』

 

『一年あれば流石に知ってるでしょ?』

 

『知らん。』

 

『嘘でしょ、やっぱりカナタって機械音痴だね』

 

『は?』

 

 

……さっさと教えろて。

 

 

そう思いながらも、俺は机に置いてあったカバンに支度をした。

 

 

 

寮を出発してから数分が経ち、俺は姉ちゃんに言われた通りの待ち合わせ場所まで徒歩で歩き、途中マップの使い方がわからなくて道に迷っていた。

 

お嬢様学校と言われているだけあって、ゆくゆく向かう先にはドレスを着た少女やフリルを付けた少女が山ほど溢れており、俺はいちいち目を奪われながらも、何とか集合場所まで辿り着いた。

 

 

周囲を見渡せば、まだ姉ちゃんとナギサさんは来ていない様だった。

 

 

 

「……いや、そりゃそうか。」

 

 

何せ俺が到着した時間は、姉ちゃん達と予定していた時間の一時間前、あんまり楽しみじゃなかったがやっぱり一時間前に来るのが礼儀だと思ってる。

 

 

…もっかい言っとくぞ、別にひさしぶりに姉ちゃんとナギサさんと出掛けるのがメチャクチャ楽しみで道中鼻歌歌いながら歩いてたとか無しだからな。

 

「………。」

 

 

…え、本心はって?

 

 

 

 

 

 

──────よっしゃぁぁぁぁ!!!!!!

 

 

 

ぜってぇ姉ちゃんとナギサさんの私服とか可愛いって!!あのでけぇ胸とあのお姫様みたいに整った顔してあの透き通る様な声は反則だって!!!あれは男子誰でも惚れるわ!

 

あぁ一体どうしよう、頸動脈からアイラブユー溢れそう。

 

下心丸出しの弟でごめんねお姉ちゃん!でも俺はもう止まらないよ!

 

というかナギサさんも俺のお姉ちゃんみたいなもんだから実質2人がお姉ちゃんって事でいいよね!やったぁ2人のお姉ちゃんとかやべぇだろっ!

 

 

 

あぁぁぁ!!!

 

 

 

 

「────グハァッ!?」

 

 

 

ピョンピョンと飛び回っていたせいか、つい力を込めて飛んで天井に思いっきり頭を衝突させて、情けない声を出して地面へと飛び落ちた。

 

唸り声をあげて、頭上がとてつもない痛みに支配されてメチャクチャ痛い。

 

 

 

「…か…カナタ?」

 

 

「……ぁ。」

 

 

俺の耳に、カランカランと扉を開ける音と共に驚いた様子の姉ちゃんの声が聞こえて、頭を少し抑えながら上を向いた。

 

 

「────ハッ…!?」

 

 

 

姉ちゃんの衣装を見た瞬間、俺は思わずしゃくり上げた。

 

 

合唱曲を歌う時のソプラノの様な声を出して、大きく目を見開いた?」

 

「カ、カナタ?どうしたの…大丈夫?」

 

「………せ」

 

 

「え?」

 

 

フラフラと体の体重が後ろへと向くのと同時に、意識が薄れて行った。

 

 

だけれど……これだけは……これだけは、絶対に言わなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

「制服じゃ……ねぇ……か。」

 

 

 

「───っ!?…カナタっ?!」

 

 

かろうじて最期の言葉を発した後、俺の意識は空へと飛んでいった……。

 

 

いや、まだ揉んでねぇから死ねねぇ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





うん、マージで駄文
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