ウチの姉ちゃんと幼馴染、何とは言わんがデカい   作:himahy

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初詣回だけど、初詣回ではない……


駄文デスヨォ!


初詣回?……後半が本番じゃんね☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ナギサのハグ攻撃で気絶したカナタが目を覚まし、腹ごしらえに神社近くにあるお団子屋に3人で椅子に座り、美味しいみたらし団子を味わっていた。

 

なお、ナギサからのバグ攻撃を受けたカナタは起きて時間が経過しようが、顔が真っ赤っかで、今にも噴火しそうな勢いだった。

 

「…すいません……その、随分とお見苦しい姿をお見せして…」

 

「ホントだよ、ナギちゃんに「責任取って」ってダメ元で言ってみたら、本当にカナタに抱きついてやっちゃうんだから。」

 

「……本当に、申し訳ございませんでした……カナタさん。」

 

「いや、こちらこそ……って、これ以上は長くなりそうですので……お互い様ということで」

 

「……えぇ…そうですね。」

 

そして、カナタにハグをしたナギサ本人も流石に高校生の弟に抱き付くのは恥ずかしさが湧いてくる様で、モジモジとした様子で話を続けている。

 

「あははっ!☆カナタってば、ナギちゃんにハグされて照れてるの?昔はハグされても本当どう無反応だったのに〜」

 

「バッ!……う、うるさいなぁ!そういう時期だよ!」

 

「そういう時期?どういう時期かな?」

 

ミカ姉ちゃんは笑みを浮かべ、揶揄う様にこちらに視線を送ってくる

 

コイツめ、さては分かってて言ってやがるな?すぐ隣にはナギサさんだって居るのに、これで俺がムッツリスケベだってバレて距離置かれたらどうするつもりなのか。

 

憂鬱な気分を抱えて、俺は棒だけになったみたらし団子を捨てた。

 

 

 

 

「まぁ、どうでもいいけど、ナギちゃんにカナタは渡さないけどね。」

 

 

 

 

「ん…何か言った?」

 

「いいや〜?何でも?」

 

何かを小声で言ったのだろうが、ミカ姉ちゃん特有のスマイルで誤魔化され。俺自身も気にしない様にした。

 

 

 

 

 

すっかり人が多くなってきた神社、これ以上時間を消費しても仕方がないので、3人で賽銭箱前に並んでふと隣にいるミカ姉ちゃんとナギサさんを見つめた。

 

2人は俺を挟みながら「晴れてよかったですね」「うん、そうだね」なんて、まるでカップルなりたての様な会話をしていて、真ん中にいるのがすっごく気まずくなった。

 

 

……しっかし、こう見るとマジで綺麗だよな、2人の服装。

 

道ゆく人々が一度はミカ姉ちゃんとナギサさんを見るために振り返るくらい、2人は外でも綺麗な存在なのだろう、それを相待って俺が一緒にいていいのか不安になる。

 

だって見てみろよ、俺達の後ろにいる女の人とか、"お前そこ変われよ"みたいな目で俺の事ずって見てくんだぞ?……それほどミカナギCPの影響力は凄いってことだよな、こんな人が僕の姉で許されるのでしょうか*1

 

「そういえば、私がモモトークで年越しカウントダウン一緒にしようって連絡したのに何で断ったの?何か用事でもあった?」

 

「補習授業部補佐として、来年の資料作りって言えば納得してくれる?」

 

「あぁ……そっか、あの子達も、もうすぐ試験だね。」

 

「ホントだよホント…せっかく卒業したのに戻ってきやがってさ…はぁ……」

 

「苦労が偲ばれます、カナタさん……」

 

「ん…ありがとう」

 

と言うか、ナギサさんってこう言う時褒めてくれるから、マジで上司としての適正もあるし、姉としての適性もあるよな?この顔と声で言われると元気もらえるし、流石は俺が桐藤家に居た時のお姉ちゃん頼りになるね

 

 

そうして俺達3人の番が来て、それぞれがお金を入れ始めた、俺はとりあえずはと5円、ナギサさんは5万円、ミカ姉ちゃんは5万円……。

 

 

君たちお金の使い方誰から学んだのかな?

 

 

「2人とも5万円って!?……僕の5円玉が掠れて見える」

 

 

「えぇ?そんなに驚くこのなの?…でも、私がカナタに渡したお年玉にはこれ以上入ってるよ?」

 

「え、マジで?」

 

「うん、ナギちゃんもそうでしょ?」

 

「えぇ、カナタは真面目に補習授業部の補佐としての義務を勤めていると聞いていますし…給与所得だと言えば、納得してくれますか?」

 

「それ、高校生が気軽に払っていい金額なのかな…はぁ」

 

2人とも5万円以上を俺に渡して、"楽できているのだろうか?"と思ったけど、賽銭箱にその5万円を気軽にぶちこめれる2人だ、5万円などあの2人から見たら100円程度くらいの認識なのではと、少し心配になってしまう。

 

と言うか、お年玉の小さい袋の中に5万円って何なの?俺確か言ったよね?「お年玉?えぇ?そんなに要らないよ?」って、いや本当はちょっぴりは欲しかったけどこんなにあっても買う物ないんだけど……強いて言うなら、補習授業部とかにプレゼントとか。

 

混沌としていた初詣は終わり、3人で帰路に着いた。

 

 

「15XX年代、古代の文明…」

 

「エレメール、ですね」

 

「あ、ナギちゃん正解だよ!流石だね!……ちょっとちょっとカナタ〜?今の所ナギちゃんが大幅リードしちゃってるよ〜?」

 

「ぐ、ぐぬぬぬ……こ、高校一年生の問題出せよ!」

 

それはそうとしてナギサさんに「今なら歴史勝てるかも」ってミカ姉ちゃんに出してもらってるけど、洒落にならないくらいナギサさんが強すぎてビックリしてる、もうこの人が補習授業部の補佐やればいいだろ。

 

つーか問題出してるミカ姉ちゃんも何の紙なしに言ってるからな……2年差あるとは言え、つくずく3人の中で一番頭悪いの俺なんだと痛感させられる。

 

後優しく微笑んでくる2人、カワイイ

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして冬特有の冷たい風が通るバス停。ミカ姉ちゃんとナギサさんは時間があるからと別の場所に、俺は朝早く来たからか気を抜いたら今にも爆睡をかましそうです、ここで寝たら2人に見られて恥かしすぎるよ誰か助けて。

 

 

………あれ

 

 

 

 

 

「……ふぁ〜……」

 

 

 

何かぁ………瞼の奥から奥まですっげぇ重くなって来た……それに、何だか頭もボーッとして……やっべぇ、マジで寝そうだぁ………新年だってのに徹夜して資料作りしてたのが裏目に出たなぁ、てか最近2時間しか寝てなーいなぁ……

 

あ、何か足にも力入らなくなってキタァ、これやばぁいアハハハハハハ

 

 

「えへへ〜……お姉ちゃ〜〜ん……」

 

 

あぁ……何かお姉ちゃんなんて言っちゃってるし…疲れてるんだなぁ、俺ぇ…疲れてるんだなぁ、俺…疲れてるんだな、な、な…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…君が新年を迎える以前からあれ程危惧していた事態は、これの事だったんだね。」

 

 

 

「うん……カナタって、甘酒とか飲んだらすーぐあんな風になっちゃうの……あ、幻覚も見え始める様になっちゃうんだよ?」

 

 

 

「幻覚?…それは、何かまずい症状が発生していると考えられるが……それとナギサ。そろそろ彼を離してあげたらどうだい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……嫌です」

 

 

恐らく金輪際現れないであろうせっかくの機会を、カナタさんを独り占めできる時間だと言うのに……お願いですミカさん、今だけは私にカナタさんを堪能させてください、あぁ、こんなにも昔の様に私だけに甘えてくれて、可愛いですよカナタ…………

 

 

あぁ、この匂いは確かカナタとお風呂に入った時の……私達と出会う前にお風呂に入っていたのですね、あぁカナタ、起きたら久しぶりにお姉ちゃんと入りましょうね……。

 

 

高校に入ってからは、全くと言って良いほど甘えてくれなくなって……ミカさんも同じ事だと仰っていましたが、カナタは一時期私の部屋で一緒に寝ていたんですよ?……ありえません、私に甘えないと故に何か疲れていたのでしょう、えぇそうです、きっとそうでしょう。

 

 

 

 

 

「…………ふふっ……カナタ…」

 

 

 

「……な、ナギちゃん…目が怖いよ…?」

 

 

「……こうなっては……ミカ、今はナギサの自由にさせてあげよう。」

 

 

「え?…な、なんで、なんでよ?」

 

「恐らくだが、あの状態のナギサを止めるには、彼がナギサの相手をし続ける他ない…要するに私達は、外野で見続ける事しかできないと言うことさ」

 

 

 

「………一応言っておくけど…カナタのお姉ちゃんって、私だからね?」

 

 

 

 

「ナギサの番が終わった後で、ミカが彼を堪能すれば良い話では?」

 

 

 

 

 

 

「うーん…あの様子だと、ナギちゃん甘酒の効果切れるまで独占してると思うし……どうせ切れちゃったら、私の番来ないしなぁ……よし、決めた!」

 

 

 

 

席を立ち上がった直後、ミカが意を決した表情と共に声を上げた。

 

 

 

「?…ミカ?何をするつもりだい?」

 

 

「私もカナタの事甘やかそ〜☆」

 

 

 

 

 

ルンルンと口笛を吹き、ミカはカナタの方へステップを踏んで行った。

 

 

 

 

 

「……………はぁ……」

 

 

"一体どうしたものか"そんな思いを秘めた瞳が、セイアのジト目から感じることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
一般客(この男の子可愛いな〜)




1月14日に初詣……
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