ウチの姉ちゃんと幼馴染、何とは言わんがデカい   作:himahy

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どうもみなさま、新米先生です

さて、またまた駄文です

以上。



水族館で美女2人とデートって…憧れるよね。

 

 

 

「お姉ちゃんを見習いなさい、カナタ。」

 

 

「………。」

 

 

……俺の産まれた聖園家は、代々人々を魅了する美しい羽や、何らかの恵まれた力を持って産まれる人が殆どで、それは、何年も何十年も変わらないことだった。

 

だけど、そんな代々才能を持った人物が生まれてくる聖園家にも『面汚し』と称せる程の者が産まれてくることが稀に存在する…そう、それこそが『聖園カナタ』だ。

 

俺は生まれた際、病院の医師から『男』と認識されて、聖園家は俺以外がほとんど女性で構成された社会的集団だったから、俺は悪魔の様に扱われた。

 

思春期の男なのにも関わらず、女性を少しでも見たらビンタされて、少しでも問題を間違えれば1日中外に出されたりと…今思い返してみれば、人の心とかないんか?

 

 

 

 

 

 

いやマジで、冗談抜きで人の心とかないんか?

 

 

 

えー、こほん……一先ず、聖園家と言う名の呪◯◯戦にいる擬似◯院家に産まれて、最悪な日々が予想されました…しかしとっ!そんな僕にも、ある希望の光が差し込みました。

 

 

「あ!いたいた…カーナタ!」

 

そうです、我らが胸デカゴリラ姉こと『聖園ミカ』です……彼女が聖園家に生まれた時、可愛いし地頭も良いしで、まぁ僕なんかよりかは優遇されてきました。

 

俺も最初、「姉なんか生まれてもどうせ同じ様に対応される」と呪いの様に言い聞かせていたのですが…それは、僕の誤算でした

 

他のドブカス共と違ったのは……俺の事を本気で好きって思ってくれてるって事と、俺のお願い普通に聞いてくれるところとか…後、甘やかしてくれるところとか。

 

こんなふうに、頭から出てくるのは小学生っぽい感想しか出てきませんが、要は超超ちょースキスキダイスキ〜ってことです。

 

聖園ミカはね、服もメッチャ可愛いしメッチャ可愛い声で喋るし…あぁでも、悪い点もあって…やる事全部がメチャクチャヘラってんのよ。

 

姉ちゃんの事は大好きだけど、姉ちゃんの悪い点と言われたら死ぬほど出てくる…まずお風呂、鼻歌歌うな、早く出てこい。

 

次に化粧、「貴方にとってスキンケアとは?」とか聞いてみれば、「え、私?…うーん、保湿くらいかな?」とか言ってくんのよふざけてんの?あのお姫様みたいな顔で保湿だけって何?

 

最後に、個人的に俺が気にしてんのはメンタル、ミカ姉ちゃん何か学校とかで悲しいことあったらすぐ弱々しく「っ…かなたぁ…」って泣きながら抱きついてくるのやめて、俺の骨と癖が歪む。

 

 

いや、マジであの顔でこんな事やられたら「どけ!俺はお兄ちゃんだぞっ!」て叫びたくなる、まぁ実際はお姉ちゃんなんですがね。

 

てかよー、こんなに姉ちゃん可愛いのに、何で俺はそんなカッコよくねえんだよ、俺もクソ目隠しみたいにメチャクチャカッコいい顔にしてくれよ、こう見えても俺中学校の頃に「顔面偏差値65」って言われたからな、いや充分高いんだろうけど。

 

でもそれに対して、ミカ姉ちゃんとかナギサさんは「顔面偏差値100」って何?俺の65を35足したらやっと追いつける数値だぞコラ。

 

……あークソ、考えただけでも嫌になってくる……早く話題変えよう。

 

 

「カナタ、大丈夫?」

 

 

「…ん?」

 

 

顔面偏差値の事で頭を悩ませていると、その頭 (物理)を姉ちゃんが心配そうな眼差しで見つめてきた…念の為にもう一度言うぞ、物理だぞ?ここテストに出るからな。

 

 

「大丈夫、もう頭は痛くない。」

 

 

 

「頭はってことは、他に痛い箇所でもあるの?」

 

 

「…ふっ。」

 

 

 

 

 

 

「心、かな。」

 

 

 

『これは決まった』と、姉ちゃんの方へすぐさま視線を向ける

 

 

 

 

「…………………」

 

 

「…………………」

 

 

……姉ちゃんの顔は、石化でもされたかの様に固まっていた。

 

 

「……ね…姉ちゃん?…」

 

 

姉ちゃんに問いかけても、何も応答がない

 

 

ヒュ〜っと、俺たち2人の間に氷河期が再来したかの様な寒い風が通った………おかしいな、この部屋完全に締め切ってるはずなんだけど……。

 

 

 

………ちょっ、何も反応しないって…流石に冗談だろ…。

 

 

 

 

………

 

 

 

姉ちゃんの方にチラッと視線を向ければ…いつもの姉ちゃんでは感じられ無い‥言わば『絶対零度』そう表さなければいけない程の冷ややかな視線を感じた。

 

 

 

 

 

 

「……だからフラれるんだよ。」

 

 

 

 

「……ハイ」

 

 

姉からのとてつもなく辛辣な言葉を肌身全身で受けて、男とは思えないほどのか細い声を出し、冷酷な地面に膝を付いた。

 

 

あの後、約束の時間通りにナギサさんが来て……その部屋の温度差に少し困惑しながらも、俺とミカ姉ちゃんを含めて3人でデー……お出かけをすることにした。もっかい言うぞ、おでかけな。

 

「ぅぅ〜…ナギサ姉ちゃん……」

 

 

ちなみに俺はと言うと、さっき姉ちゃんにズタボロにされた心がまだ治ってない事を理由に、ナギサさんに実の弟かの様に甘えている。

 

 

「ふふっ…怖かったですね?カナタ…」

 

 

そう口にしながら、そっと頭を撫でてくれて…俺の心は、思春期男子特有の高揚感に見舞われた。

 

俺がこんな情けない対応をしても、嫌な顔一つせず、まるで本物の弟かの様に俺の事を甘やかしてくれる…これだから、ナギサさんは昔から好きだ。

 

 

 

 

 

「ねぇ、本物のお姉ちゃん隣にいるんだけど…?」

 

 

 

「………ナギサ姉ちゃん、あの人誰?」

 

 

「ぇ、カナタ…?」

 

 

なお、その丁度隣に座っている俺の心をぶちぶちに破いたミカ姉ちゃんはと言うと、俺がナギサさんに甘えたら「…本物のお姉ちゃん、隣にいるんだけどな〜…?」って、意識高い系女子みたいに話しかけてくる。

 

それに対し、俺は胸がデカくて最上級にエ○い赤の他人が話しかけてきている様な対応をしている。

 

 

「……はぁ〜……」

 

 

流れのまま、ナギサさんの肩に顔を沈める……これだよこれ、こういうのが自然にできるから、弟的存在っていうのは良いんだ…姉ちゃんでは感じられなかった温もりが、ナギサさんでは感じられる…。

 

そう言えば…ナギサさんの今日の香り、ハーブティみたいな…いや、ナギサさんって紅茶好きだったかな…後で高級な紅茶でも買ってしんぜようかな。

 

「…ナギサs」

 

そんな事を繰り返し行なっていた時、ガシッと強く肩を掴まれ、反射的にその方向を向いた。

 

 

 

「ねぇ?…無視するのも良い加減にしてくれない?」

 

 

「……なんだよ、姉ちゃん。」

 

 

「なんだよ、じゃ無くない?……実の姉が隣にいるのにさ、それ以外の人に甘えるなんておかしいでしょ?」

 

不満そうな口ぶりでそう話すミカ姉ちゃんに、俺は思わず溜息を漏らした……それはそうだ、俺がナギサさんに甘えてる理由はミカ姉ちゃんにあるだというのに。

 

こればっかりは同情してはくれないものか…。

 

 

 

「…ちぇっ‥なーにがそれ以外の人に甘えるのがおかしいだよ!俺の心を砕けさせた裏切り者め!」

 

 

「……っ……………。」

 

 

 

「……ん…?」

 

 

俺がそう強く口にした瞬間、ミカ姉ちゃんは誰がどこから見ても動揺していて……そして俺は見逃さなかった。よくよく見ると、ほんの少しだけだが唇と眉毛が震えている。

 

 

「…姉ちゃん、どうかしたの?」

 

「ぇっ!?……い、いや…なんでも、ないよ…」

 

 

「………。」

 

 

……俺が質問した内容に、明らかに動揺を隠せていない感がある…まさか、姉ちゃんは『俺相手ならばきっとこれで隠し通せるだろう』とでも思っているのか…?

 

 

 

 

 

おいおい、あんまりナメんなよ。

 

 

 

これでも俺は、長年ミカ姉ちゃんと過ごしてきた身だ…姉ちゃんの微弱な変化程度、すぐに気づいて見せようホトトギス。

 

 

顔の方向を転換して、ひとまずナギサさんの方へ話を向ける事にした。

 

「ナギサさん、今日の水族館楽しみですね!」

 

「?…えぇ、そうですね。」

 

 

「………。」

 

ごめん、ナギサさん…。

 

……とりあえず、ナギサさんの方に意識が向いたと思わせておこう‥だけど、本当の勝負は水族館内だ……姉ちゃんが何を隠しているのか、少しでも良いから吐いてもらうぞ。

 

そんな思いを胸に秘めて、俺たちは水族館行きのバスに乗った。

 

 

 

 

 

さてみなさん、ここで問題です……中学校の3年間に友達が誰1人もできなかっなコミュ障が、急にコミュ力バカ高い姉と、その美人すぎる幼馴染ときたらどうなるでしょう…はい、答えはもちろん!

 

 

「見てみてカナタ!イソギンチャクだよイソギンチャク!」

 

「いや、なんでイソギンチャクをそんな執拗に…。」

 

「え?カナタってイソギンチャクが好きなんじゃなかったの?」

 

「俺好きなのチンアナゴじゃ。」

 

 

若年カップルかと思われる様な会話を繰り広げて、俺はガラス越しに見えるイソギンチャクに目を向けた……その時は、ふと視線を横に向ければ、バスの中では静かに小説を読んでいたナギサさんも興味を啜られた様で、水槽の中で泳ぐ魚たちを見ていた……。

 

ナギサさんとミカ姉ちゃんが魚を楽しく見られてる様で、俺はぶっちゃけそれが何よりなのだけれど……つい、本来の目的を忘れてしまいそうなんです。

 

それに、改めて感じることもあって…姉ちゃんとナギサさん、すっげぇ美人だからか道行く人が2人に振り向いたら凝視したりするんよ…その百合の間に挟まれてる俺どうすれば良いの?

 

…ちょっと前にミカナギのカップリングを邪魔する奴は許さんとか言ってたけど……一番邪魔してるのは、もしかしたら俺説が浮上してきましたわ…。

 

 

「カナタ、何してるの?…早く早く!」

 

 

「あぁ、はいはい…すぐ行きますよっと。」

 

 

ミカ姉ちゃんに急かされて足を動かすと、ふと何かを思い立ってその場に立ち止まった。

 

……アレ、そういや……俺何か忘れてる様な気がして…うーん、上手く思い出せないし…いっか!

 

 

「カナタさん、見てください。こちらのお魚さんも魅力的ですよ?」

 

「ん?どれどれ?……ってうわ、魅力的というか…ネバネバしてる…」

 

「……ねぇカナタ、中学生でその発言は……色々と誤解を生むんじゃ?」

 

「え、何のこと?」

 

「ぁ…ううん!やっぱり何でもない!」

 

「?…そっか。」

 

姉ちゃんの発言に少しモヤモヤはするものの、展示されている魚を見るために足を進めた。

 

カナタって昔からそう言うところに鈍感だよね……って、ダメダメ…カナタのお姉ちゃんなのに、こんな事考えちゃダメでしょ…!

 

その背後で、ミカが顔を赤らめながら小声でブツブツと呟いていた

 

 

あの後、俺たち3人は残った時間で水族館を周りに回りまくり、時に屋台の食事を食べ歩きをしたり、時に3人でしりとりをしながら魚を見て、時には昔話もした…。

だが、その幸せな時間もいつまでも続くと言うわけではない……俺達が水族館を出た頃には、もう空は真っ赤に染まっており『終わり』を告げられる様な気がして、少し悲しい感じがした。

だけど、俺以外の2人もそれは同じな様だ。

 

 

「もう夕方かぁ…ねぇねぇ、今日のイルカショーすっごく良くなかった!?」

 

「えぇ、イルカの個人とした特徴が生かされていて、実に良いショーでした。」

 

「……姉ちゃんがイルカに水掛けられそうになった時、俺の事盾にしたのまだ忘れてないからな?」

 

「っ!……あ、あれは〜…その。」

 

「……はぁ。」

 

この期に及んで上手く言い訳を考えていたミカ姉ちゃんを、俺は溜息を吐き。少し表情を緩和させて姉ちゃんの頬を優しく唸った。

 

「ミカさん、カナタさん……雰囲気の良いところに申し訳ありませんが、私はお暇させていただきます。」

 

「ぇっ?……あぁ、そっか…ナギちゃんはここでお別れだったね。」

 

「じゃあね、ナギサさん」

 

 

「えぇ、それでは」

 

 

手際の良い会話を済ませると、ナギサさんは持って来たエコバッグを肩に背負い、ゆっくりとした足取りで俺とミカ姉ちゃんに背を向けて去って行った…。

ナギサさんがその場を颯爽と去っていく背中を、空に浮かぶ夕日と照らし合わせて、俺はずっと見ていたい気分だった…。

 

「カナタ、どうかしたの?……早く行こ?」

 

「ぁっ…うん、ごめん。」

 

姉ちゃんと隣り合わせになり、会話を弾みながらゆっくりとトリニティ総合学園へと戻って行った。

 

 

 

「………」

 

その後、ミカ姉ちゃんと別れて寮へと戻った俺は、フカフカ(無印産)ぐらいのクオリティを持つベットへと飛び込み、今日のことを振り返っていた。

 

 

…今日が入学式だと言うことを、忘れてしまう様な1日だった……いや、そもそも情報量が多すぎたな。

 

 

 

「……ただ。」

 

 

……疲れたっちゃ疲れたけど…ミカナギとかいう夫婦カップリングを見れたから…まぁ、良しとしようか。

 

 

 

そんな事を脳裏に浮かべながら、俺はゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





…お疲れ様です、どうだったでしょうか、水族館デート?相変わらず駄文なのは気にしないでほしくて…。

内容が薄いって?マジで気にするな…。


…後カナタ君、結構忘れっぽいのさ

次回は恐らく、〜〜ですまないさんとの会話がメインです。


それでは、また。
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