そこに住んでいる一悪魔風の小説です
1:
私の名前はテオ。 ヒョウに殺されたせいか、今の姿もほぼヒョウみたいな細っこい悪魔になっている。地獄でも金はいる様で就活サポートがないし、立ちんぼしてもスカウトも誘いもない。私は地獄では地味らしい。 最終的に工場に就職した。理由は簡単で面接に受かったから。
2:
地獄で「面接」に受かるって何だよ。雇ってくれと乗り込んだら面接が始まった。
この工場のトップであるヴィーノは緩い喋り方していたけど、片手間に業務違反者を肉に加工していた。こわい
3:
ヴィーノ、私が出会った中で不思議なくらいいい上司だった。出勤と退勤前にはシャワー浴びてオッケーだし、廃棄予定の飯は持ち帰りして食えって…なんで地獄にいんだろ?殺人かな?
4:
此処で個人的に一番クソの業務は飯を運ぶ奴。相手が大体機嫌悪くて死ぬか死にかけのどっちかになる。何度運んでも初対面みたいな扱いだし、嬉しそうに飯を運ぶ他の同僚が理解できない。ホットで最高のヴィーズに会えるとかはしゃいでまあ元気なこと。
5:
同僚が馬鹿すぎる。豚には決められた餌以外与えるなってボードに貼ってるの無視しやがった。こいつらが次の肉になるんだろうなぁ。私は上司に連絡した。カーニバルタウン用のチラシも作っとこ
6:
今日は休日。月に二回休んでもちゃんと給料が出るなんて最高。服買いにファッションストリートに行ったらヴィーズの一人がショーケースに飾っている服を貶しているのが聞こえた。あいつら貧乳スカウトしてもシリコン入りに改造するからほんと嫌い。すれ違っても私に気づかない。五回ぐらい飯運んだんだけどな…
7:
エクスターミネーションが明日あるらしい。上司が金払えば使えるシェルター教えてくれたけど、そんな金あったら家賃払うから使わないことにした。
8:
エクスターミネーション舐めてた。バチ怖い。ギター音恐怖症なるわこれ。
9:
休憩中にテレビ見てたら地獄のプリンセスが更生しようとか言ってどったんばったんしてた。プリンセスいるんだ…そんで泊まるやつもいるとか変なホテル
10:
新しいホテルのCM誰が撮ってるんだろう?腕はノイズかかってるし喧嘩してる奴らも止めるくらい変なことしてる?てか想定外の行動を取ってるってテレビ嫌いな悪魔なのかな?仕事終わって着替えてたらエクスターミネーションが早まったとニュースが流れた。まじで?
11:
上司から昇格と給料アップの打診が来た。例のホテルから食料調達の依頼が来たらしい。此処の従業員を一人雇いたいとの事。確かに此処はプライドリング一の衛生保つ工場だけど、なんで私?
12:
速報、あのホテルくそやばい。なんでも上級悪魔を殺してラジオに流すという恐ろしい悪魔がオーナーの一人らしい。もう片方のオーナーはプリンセスで私を勧誘してくるし、バチやばい。でも宿泊費タダは惹かれるんだよね…