「何故ですアダム。この果実を食す事を禁じていたでしょう?!」
食べた。たべた。喰べてしまった!
イヴを見て、未来を変えたくて、私が先に罪を食べた!そのせいか私は未来が見えなくなっていた。これで、決められた事に悩まなくてすむ。そう思ってしまうほどの幸福を誰も知ってくれないだろう。
私が愚かで、不完全で最悪故に死が招かれた。
「わたしは…私はただ証明したかったのです」
「証明ですって…?」
「私、怖いのです。見えた未来がやってくる事が…私が素晴らしく想う人々が悪だと全てに言われる事が」
「なっ」
「私が一番、愚かで不完全で、要らない物なのに…人々が罪を持っても何故か私だけ、天国へ辿り着く」
「やめなさいアダム、「地獄に行くのは私だけでいいじゃないですか。どうしてリリスとモーニングスターの天使を傷つけようとするのか、私にはもうわかりませんが」
「…」
「では、さようなら。地獄はこの先ですか?」
罰を受ける為に地獄へ向かう。なんだか足取りは今まで以上に軽くて、清々しい気分。自身に付けられた不相応な称号も全て消える。完全に一人になってしまうけど、私が選んだ道だ。さぁ早く、早く地獄へ!私に相応しい地獄へ!
「ちょっといいかな」
え
「彼の言い分では、私達が原罪を犯す様に唆す運命だったんだろう?なら私が彼の罪を共に背負わせてくれ」「私、じゃなくて私達ね。ルールー?」
なんで
「君もそう言うと思ったよリリス」
「だってアダムがようやく自身の考えを晒したのよ?そして悩みも言った。なら友人として手伝いたいと願う事は普通よ」
そんな、どうして
「…ではルシフェルとリリスに地獄へ行ってもらいます」
「何故ですか!!?!私が一人で、行った悪を、」
「それが貴方の罰の一つです。次にアダムとイヴを楽園からの追放処分に処します」
「ぅ、あ」
どうして、どうして…私の罰なのに、私だけが悪いはずなのに!
なんでリリスは、
私を嫌いになったのに、どうして
そんなにも優しい
二人が地獄に行き、楽園の外へ私とイヴが追い出された。イヴは魂が宿ったのに、何故私と共に追い出されてしまったのか
「泣かないでアダム、ワタシが貴方について行くと決めたの。何処だって貴方と一緒にいたいのよ」
そう声をかけてくれるイヴに、なんだか心がむず痒くて落ち着かない。私の所為なのに、いつも通りが消えるのに、一緒にいると言ってくれた。何故か体が暖かくなってくる。
この先にはまだ最悪が溢れているのにイヴがいてくれるから大丈夫な気がしてくる。いや、大丈夫にする。少しでも変えることができた。だからきっと、この先も
変えれる