せっかくのTS転生だし可愛い幼馴染を化け物にしてみた(責任取るつもりは一切ございません) 作:すっごい性癖
私の方針として基本、聞かれたことは答えますので作中で登場していない設定なども感想欄の返信には書いていたりします 興味がありましたら暇なときにでも覗いてみてください
「は~、買えた買えた……」
がさり、と右手に持つ紙袋を少し振る。そうすれば中からは確かに音が鳴り、今さっき買った商品の存在を示していました。
しかし高額商品なのでこんなことをして万が一があったら嫌なので早々に手を止めます。
買っちゃいましたよあの高額バッグ。おかげでお財布が軽い軽い。お札の序列の中で一番偉いお方が十人以上消えましたもん。そりゃあ軽くなっちゃいますって。
いや、よくよく考えたら元に戻っただけですかね。普段からそんな金額お財布に入れてませんし。今日このバッグを買う、って決めてたからその分用意したんですしね。一瞬だけ太ってすぐ痩せただけです。
それにしてもお店の人、私がこれ下さいっていってお財布からすぐさま現金を抜き出したのを見てさほど驚いていませんでしたね。私、女子高生なんですけど。女子高生が出すには結構、背伸びした金額ではあると思いますが。
やっぱり世の中、お金を持っている人は持っているものなんですかね、羨ましい。資本主義ってやーですね。他もやーですが。
それにしてもこれで後はクリスマス会を待つまでですか。冬休みに入ってすぐあるクリスマスのイブの日に我が家でパーティーをする予定ですけど年甲斐もなくワクワクしちゃいます。年甲斐って言っても私、ピチピチのJKですけどね。ピチピチもJKも死語な気はしますが。
メンバーは私と、当然カレンちゃん。それに加えてキッカちゃんの仲良し幼馴染三人組ですよ。やっぱり十年以上の絆がクリスマスという神聖な日に引き寄せるのでしょうかね。
なんて、私はともかく、カレンちゃんとキッカちゃんとが一緒の場でクリスマス会って違和感凄いですよね。私もそう思います。二人とも、はっきり言って仲良くないですし。
性格に言えばカレンちゃんはキッカちゃんを舐めていて、キッカちゃんはカレンちゃんを見下してますから。
でも意外や意外に、三人でのクリスマスパーティーは毎年恒例行事なんですよ。
というのも昔から私とカレンちゃんは一番付き合いが長いので普通に一緒にパーティーをしていたんですけどね。キッカちゃんは小学生の頃からすっごい真面目ちゃんだったんで、クリスマスにも勉強!ってタイプだったんです。
それを危惧したキッカちゃんのお母さんが流石にクリスマスくらいは勉強よりも友達と仲良く、と想い我が家とカレンちゃんの両親に相談したんです。私たちのパーティーに参加させてくれないか、と。
当然、両家共に断る理由なんてありませんでした。むしろ幼馴染なのに一人だけのけものみたいな構図になっていたことを両家気にしていましたし。キッカちゃんがいくら自分から拒否していた、とはいってもですね。
それに現在のカレンちゃんならキッカちゃんと一緒にパーティー、なんて提案、誰からされても拒絶するでしょうけど当時のカレンちゃんは小学生で私の調教もまだまだでしたから。親の話を割と聞く傾向があったのでその提案に普通に頷きました。
結果三人でのクリスマスパーティーが恒例となったわけです。
いやぁ、まじめに私にとっての年に一度しかない最高イベントなんですよね、これ。
別にクリスマスだっ、メリクリ~っ、なんて浮かれた理由じゃなくて目の前で濃厚なカレンちゃんとキッカちゃんの絡みが見れるので。
二人とも仲良くないんでこうした理由がないといつ絡んでくれるか分からないんですよ。しかも絡んだとしても一瞬ですし。
そんな二人が一晩中、そりゃあもうイチャイチャと喧嘩してくれるんです。最高じゃあないですか。
自分勝手な行動を息するようにするカレンちゃんと、それに腹を立てて怒りがやまないキッカちゃん。場には三人、両者多数決に勝つために私を板挟みにしてどちらに付くか、と争いだすその様はまさに圧巻。
ほんとクリスマスさまさまですよ。性なる夜に乾杯です。
しかもそんな最高なイベントに、ですよ?今年はなんと……
(コレがあるんですよね~)
ちらり、と再度右手に持つ紙袋に眼を向ける。
これ、すっごく高かったからね~。
きっとカレンちゃんはすごく喜んでくれるよね。欲しそうにしていたし、クリスマスまでワクワクさせてたんだから。
逆にキッカちゃん。いったいどんな顔するかなぁ?
キッカちゃん用のプレゼントはこれほど高くないからね、その差は金額を知らなくても一目で分かっちゃうよ、きっと。
カレンちゃんのプレゼントが羨ましい、って思うのかな?それとも単純にあんな高そうなものを?って驚くのかな?それともそれとも、カレンちゃんとの差に怒っちゃうかな?
どうかな~♪
でもきっとキッカちゃんはね、すっごく真面目でいい子だから『他人から貰ったものに差をつけるなんて……』と思って踏みとどまろうとするだろうね。はっきり言ってこんなに差を付けられたらプレゼントだからと言って怒って良いと思うけど、それを自分自身が許せないんだよね。キッカちゃんは、キッカちゃんだから。
でもでも、キッカちゃんは去年までのキッカちゃんとは違うよね?
今年になってキッカちゃんは、悪いことした人に何をしてもいいって覚えたっけ?私になら、何を使えば勝てるって覚えたっけ?
ふふっ、ふふふふっ!
あ~、楽しみで仕方ない!去年までとは全然違うことが起こりそう!
これまでは二人の不仲を眺めて愉しむだけだったけど、今年は私も参加できるかもしれない。やっぱりイベントは自分から参加してこそ、だよね。
あぁ、早くクリスマスにならないかな~。
「……あれ?」
上機嫌に帰り道を進んでいると途中、なんだか見慣れた人影を視界にとらえたような気がして足を止める。
なんだかちんまい、そんな人影が……、え?
なんであの人警察と一緒に居るの?
「守連先生じゃないですか、奇遇ですね?」
「たっ、立花さんっ!」
無視して帰ろうかとも思いましたが私も鬼ではありませんので。
ひしぃっ、と声をかけるや否や私の腰元に抱き着くスミレちゃんはその両目に若干の涙が浮かべていて、こちらに縋るような目をしている。
しかしそんな先生に今構っているわけにもいかない。私はそのまま警察官に顔を向けた。
「お嬢ちゃん、この子の知り合いかな?」
「知り合いって言うか……、ウチのクラスの担任ですが」
おぉう、『マジ?』って顔に直接描いたかのような驚いた顔ですね。そんなにこのちんまい子が社会人に見えませんか?
見えませんか。若干麻痺してましたけどこの人、背が小さいだけじゃなくて顔も童顔ですし。しかも先ほど見た感じ、今日はスーツでも無いようですしね。休日だから私服なのでしょうが、彼女のことを知らなかったらただの子供だと思ってしまうかもしれません。
「ほらほらっ、言ったじゃないですかぁ!私ぃ、学校の先生ですってぇ!」
「あ~、いや。えっと……、申し訳ないです……」
そう言って所在なさげに頭を下げる警察官。それに対して見たことないくらいにテンション高いスミレちゃん。この感じ、結構な時間捕まってたのかな?
……あれ?
「先生、先生?」
「はいはいっ、なんでしょうっ!」
「つかぬことをお聞きしますけど、身分証は?出せば一発じゃないですか」
ピシリと、何かが固まったかのような音が耳へと届いた気がする。
先程まで跳ねて感激を表現していたスミレちゃんはその一切の動きを止めて、どこか遠くの方を向いていた。
「あっ、え~っと……、そのぅ……。身分証ですかぁ、そ~ですよねぇ……。身分証、身分証……」
視線を忙しなく動かして一点を見つめない彼女は不審そのもの。
できればこの不審さは『思いつかなかった』の方であってほしい。できればそうであってほしい。いや、思いついてほしいけども。一学校の教員ならできれば思い付いてほしいけども。
え?あんまり考えたくはないんですけど、まさかこの不審さは……。
「あればぁ、……よかったんですぅ、けど……。ね?」
「ね?じゃないですよ」
普通の先生だと思っていましたがもしかしてこの人、身分証持ち忘れて外出るとか思ったよりもアレな人ですか?
「ほらほら、立花さんっ!お好きなモノいっぱい食べてねぇ!それでもって今日見たこと全部すっかり忘れちゃってねぇ!!」
「あっ、はい……」
所変わって近くのファミレスの中。警官とは先ほど分かれました。
話を聞いたところ明らかに子供が飲み屋の中に一人で入って行こうとしたので声をかけたとのこと。警官の人は完璧に先生のことを子供だって思っていたから身分証を見せろ、的なことを言わなかったらしい。
それでもって先生は自分は社会人で、それでもって学校の先生だって一点張り。そこら辺の奇妙な組み合わせが先ほどの不思議な事態を生んでいたとのこと。
なんと言いますか、お互いにコミュニケーションをミスりにミスっていたと言いますか。ヒューマンエラーな気がしますね。
そしてその口止め、ということで近くのファミレスで先生が奢ってくれることになり今に至ります。
「いやぁホント助かったよぉ~、あのままじゃ埒が明かなかったからねぇ~」
「それは良かったですけど割と先生のせいですから気を付けてくださいね?身分証持ち忘れるとか」
「それ突かれると何も言えないよぅ……」
痛いところを突かれ尻すぼみするように呟く彼女の姿はその容姿と相まって、親に叱られた子供の様。
なんだか悪いことをしてしまったような気がして目線をずらしてメニューを見つめました。
「まぁさ、この件以外でも立花さんにはお世話になりっぱなしだったからねぇ~。気にせずドンドン食べてよ~」
「ありがとうございます」
この件以外、と言うとまぁ学校でのあれこれですか。学内での行動は私の今後のことを考えてのモノなので、お礼と言われると若干後ろめたくもありますけど。くれると言っているモノは素直に受け取っておくのも礼儀ですかね。
最近のファミレスはすっかり注文がタブレット式。たまにスマホで注文を行うタイプのお店もありますけど比率で言えばタブレットが多い印象です。あのピンポン鳴るボタンを置いているお店は少なくてなんだかもの悲しさを感じますね。これも技術の進歩なんでしょうけど。
私は季節のパスタをチェックし、タブレットを先生に手渡す。冬なのでクリーム系でした。
別にクリームにシーズンってない気もしますが、まあ冬っぽいですかね。
「立花さんは何を頼んだのかなぁ~、……あらら、遠慮してない?」
「いえ、後で家の夕飯もありますしこれでも十分食べさせていただいていますよ?」
「あ~そっかぁ、ごめんねぇ~?もっとお昼の時間とかだったらこう、ステーキ、ドン!って先生のお財布ボコボコに出来たのに~」
「私お肉、あんまり得意じゃないんですよ」
「え~っ、そうなの~。意外って程じゃないけど結構ビックリ~」
「そうですか?」
うん、とそう頷きながらタブレットのタッチパネルをポチポチ押す先生。メニューに眼を通していたように見えなかったけどこのお店には良く来るんですかね。それともタブレットでメニューを確認しているのか。
「立花さんって自分からぐいぐい行く子じゃないけどさぁ~、私とか、他の先生の手伝いとかよくやってくれるし~。だからこう、元気って言うかぁ、強い子だなぁって思ってて」
「なるほど、そんな風に思ってらしたんですね」
「うん~、そ~そ~」
更に画面をタップにタップを繰り返す先生。
……なんだかさっきから押しすぎじゃないでしょうか?
「先生、先生?」
「はいはい~、守連せんせぇですよ~」
「先ほどから大分注文されているようですけど、大丈夫ですか?」
先生は見た目子供、というか小さな人ですけどその実大食いさんなのでしょうか?学内でそんな噂は聞いたことないんですけれど。
そう思い視線に、『食べれるんですか?』といった想いを乗せて尋ねてみると先生は「あっはは~、違う違う~」と私の疑問を笑い飛ばした。
じゃあ何故、となんだか嫌な予感がしましたが先生はそのまま言葉を続けて、
「食べ物じゃなくてぇ、ぜ~んぶお酒だから~」
「なにしてるんですかっ!?」
確信しました。この人、割とって言いますか、大分アレな人です。
「先生身分証持ってないんでしょう?!その状態でお酒注文したらさっきの二の舞、といいますかさらに状況がマズイですよ!」
「おぉ~、立花さんのそんな大きな声初めて聴いたなぁ~」
何を呑気に……。この人、本当に状況飲み込んでいるんですか?
生徒と教師とが一対一でご飯を食べるっていうのも割とグレーゾーンって言いますか、贔屓だなんだって言われてもおかしくないって言いますのに。
そこに更に未成年の疑いのまま飲酒、身分証未所持で警察沙汰とかいう不祥事まで乗ったら割と冗談にならないんじゃ。
(……あ)
そこで一つ、あることに気が付いた。
それは先ほどまでの先生の注文の仕方。私がタブレットを手渡すや否や、流れるように注文、先生曰くお酒をタップしていたらしいですが。
それだけの手慣れた作業って言うことは……。
「先生、もしかしなくてもココの常連ですか?」
私は一つの結論にたどり着き、それを口にする。先生がココまで軽挙な行動を行った、行えたその理由を。
先生はその言葉を聞くと上機嫌そうにニッコリ笑い、首を一度縦に大きく振りました。
「うん、そ~なんだぁ、私週に三回はココ来てお酒飲んでるの~」
「はぁ、なるほど……。そうだったんですね、驚かせないでくださいよ」
「あはは、ごめんね~」
なるほど、なるほど。確かに彼女のような容姿の人がお酒を飲んでいるのはそれだけで見咎められて先ほどのように注意が入る。
しかし一たびお酒が飲めてしまえば、彼女がお酒を飲める年齢だとその店内では周知されることとなる。あんなちんまい人が実は成人で~、とイメージが色濃く残るのでしょう。
恐らく先生の通うスーパーやコンビニなんかも年齢確認されないんでしょうね。だってこんな姿の人が一度お酒を買っていけば、そこの店員さんはその出来事が記憶に強く刻まれますし。
「さっきのお店はさぁ、ちょうどこの間ネットで見たお店だったんだよ~。お酒の種類が豊富で美味しいって~、だから誰も私が成人してるって証明してもらえなくてね~」
あっはは、と笑うスミレちゃん先生。
なんなんでしょうかこの人。私若干怖くなってきたんですけど。なんでそんな人生ぎりぎりで生きてるんです?いや、私も人のこと言えないような所業を犯していますし、割と刹那的な生き方な気もしていますけど。
「最近支払いもケータイでいいじゃん~、だからお財布とか鞄持つ習慣無くなっちゃってね~」
……なんかこわい情報追加されたんですけど。
ぱっと見で鞄を持っていないのは分かっていましたけど、まさかお財布も?ポケットとかに入れてないんですか?今日行く予定だったお店、初めて行くお店って言ってませんでしたっけ。念のために、とかないんです?あ、ないんですか、そうですか。
訂正。守連スミレ先生は大分アレな人じゃなかったです。めちゃくちゃアレな人でした。
……知りたくなかったなぁ、こんな新しい一面。
「そもそもさぁ、わたしは立派な社会人なわけですよ!税金だって納めてます!それなのにこんな、警察官なんて公務員じゃないですか、この税金どろぼー!わたしはおとなで~す!」
「教師が言うとシャレになりませんねぇ。……もうやだ、この酔っ払い」
本当に、知りたくなかった。
結局そのあと私は先生の為にタクシーを捕まえて、家に着いたのは八時前でした。ちくしょう。
特に理由は無いですけど判断力や思考能力の低下、お酒なんかへの依存はストレスが多いと起きたりするらしいですよ
怖いですね
この二人の食事シーンはそのうち番外で投稿するかもしれません しないかもしれません
どっちつかずでごめんなさい
R18版希望調査
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カレンちゃん
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キッカちゃん
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カガリちゃん
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カスミさん
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スミレ先生
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シスターキキョウ